三日坊主からどう脱却するか号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

世間はバレンタインデーですが、みなさんの周囲はいかがでしょうか。
ローマ皇帝クラウディウス2世の結婚禁止令に反対して殉教した司祭・聖バレンタインの名前が古代ローマの風習や中世ヨーロッパの恋愛文化を通じて伝えられ、現代のお菓子メーカーの販売戦略となったバレンタインデー。聖バレンタインが処刑されたのは今から1700年以上も前のことだといいます。

ローマ皇帝グラシウス1世により2月14日が「聖バレンタインの日」と定められたのは5世紀後半ですから、それも1500年以上前の話です。女性が男性にチョコレートを送るようになったのは20世紀に入ってからで、19世紀のイギリスやアメリカでは「バレンタインカード」を贈る習慣だったそうです。

今年は「義理チョコ」がずいぶん少なくなっているという話ですが、贈るほうももらうほうも、心が騒ぐこの数日ですね。

いわゆる「風習」は社会全体の習慣と見ることができますが、個人の習慣は人それぞれ、千差万別です。良い習慣を身につけて自分を向上させていく人がいる一方で、他人からみたら悪習としか見えない習慣から抜け出せない人もたくさんいます。

そして人は良い習慣を身につけようとすると、たいてい三日坊主に終わります。今回のオススメ参考書では、三日坊主に陥らずに良い習慣を身につけて人生を向上させるための本を紹介します。

お知らせ 定期購入機能「おちゃのこ定期購入」をリリース

MOUTON STORE
皆さん、こんにちは。

この度、新たに「定期購入機能」の提供を開始いたしました。
通常商品に加えて定期購入商品を販売することで、リピーターを増やし、継続的な購入による安定した売上の確保が可能となります。

【おちゃのこネット定期購入機能の特長】
・通常商品と定期購入商品の併売が可能
・初回と2回目以降で価格設定が変更可能
・月/週ごとの細かいお届けサイクル指定が可能(スキップも可能)
・管理画面から一括処理が可能で効率的な運用が可能
・初期費用・月額費用無料(※スタートアッププランは対象外)

【主な詳細情報のご案内】
定期購入機能とは:
https://www.ocnk.net/spec/index.php?screen=subscription

定期購入デモサイト:
https://demoshop-sbsc.ocnk.net/

定期購入機能 Q&A:
https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&cat=281602&id=1785

定期購入設定について:
https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&cat=281571&id=1799

おちゃのこ定期購入決済(ゼウス)お申込みの流れ:
https://www.ocnk.net/faq/?action=faq&cat=281602&id=1801

【マニュアルのご案内】
Webマニュアルの[受注管理]→[定期購入管理]をご確認ください。
https://www.ocnk.net/webmanual/


オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

200万人の「挫折」と「成功」のデータからわかった 継続する技術

戸田大介・著/ディスカヴァー・トゥエンティワン・刊

1,683円(キンドル版・税込)/1,870円(紙版・税込)

メインタイトルは一般的な自己啓発書の雰囲気ですが、サブタイトルにある「200万人の『挫折』と『成功』のデータ」は気になりますね。この200万人という数字はデタラメや概算ではなく、著者がリリースした「継続する技術」というアプリのダウンロード実数なのです。

著者はデータアナリスト。大学卒業後、現在の電通デジタルに就職し、データアナリストとして勤務しました。その後独立してbondavi株式会社を創業。データ分析技術をもとに人間心理を分析し、人の前向きな行動を引き出すアプリの開発を始めます。

そうして生まれたのが2016年にリリースされた習慣化アプリ「継続する技術」でした。2年後には仕事・学習用集中アプリ「集中」をリリースしています。

ユニークなのはそのマネタイズで、ユーザーの前向きな行動を阻害しないために、全アプリを広告掲載なしの無償提供とし、収入のほぼすべてをユーザーからの任意の寄付に頼っています。

当初は支出超過に苦しみましたが、徐々に口コミで評判が広まった結果、「継続する技術は」国内ナンバーワンの習慣化アプリとなり、前述のように200万ダウンロードを達成しました。そして「集中」のほうは300万ダウンロードを記録し、ついに寄付のみでの黒字化を達成しています。

本書は冒頭で骨子が語られ、以下はストーリー仕立てで著者の考えが読者に伝わるように構成されています。まずは目次を見てみましょう。

・賢者のからくり
・はじめに
・プロローグ
・「原則1」すごく目標を下げる
事実1 ふつう、習慣化は失敗する
事実2 目標を下げると、すごく成功率が上がる
事実3 目標が高すぎると、何度やっても進歩しない
対策1 目標は5分以内
人間だもの1 「そんな低い目標で意味あるの?」
人間だもの2 「でも、自分はいける気がする」
人間だもの3 「だが、急成長がいい」
・「原則2」動けるときに思い出す
秘められた可能性
事実1 行動の苦しさは、タイミング次第
事実2 人は忘れる
対策1 楽に動けるタイミングを知る
対策2 忘れられない環境をつくる
人間だもの1 「いつも同じ時間には動けない」
・「原則3」例外を設けない
事実1 間を空けると、挫折率が跳ねあがる
対策1 代わりに何かする
対策2 「日数リセット」ルール
人間だもの1 「でもやっぱりできない日もある」
・応用と実践
・「おまけ」また、あるところで
・最終講義
・あとがき
・「習慣三原則」まとめ

目次を眺めると「原則」「事実」「対策」「人間だもの」という項目が繰り返されていることがわかります。著者は「良い習慣を身につけるには3つの原則がある」という考えの元に、データアナリストとして得られた事実から対策を提案し、「でも人間だからいろいろあるよね」という反論や質問にていねいに対応して本書をまとめています。

そして本書の大半が、「習慣博士」という変な専門家と「髙橋くん」という社会人3年目の主人公の対話で進んでいきます。「習慣博士」が人間くさい人物であるため、くすっと笑いながら読めるので、あっという間に読了します。

本書の特徴は、あれこれ覚えなくていいことです。とにかく何かを継続するためには3つの原則さえ覚えておけばいいという著者の考えが繰り返し出てきます。その3つをここでまとめておきましょう。

[原則1]すごく目標を下げる
[原則2]動けるときに思い出す
[原則3]例外を設けない

本文に入る前に、この3つの原則について簡単に紹介しておきましょう。

原則1の「すごく目標を下げる」というのは、やたらに高い目標を設けないということです。例えば「毎日筋トレを1時間やる」という目標は、それまでの実績がゼロの人であればまず継続できないでしょう。

でも「毎日5分だけ筋トレをする」だったらどうでしょう。「5分なら」と思い、簡単に始めて数日間は続くのではないでしょうか。「5分では効果が少ない」と思う人もいるでしょうが、別に5分経ったからとやめなくてもいいのです。無理しない範囲で、やりたいだけやる。だけど自分に課した義務は5分。そこがコツです。

それでも、三日坊主になる人は多いでしょう。そこで原則2の「動けるときに思い出す」です。本書で詳しく説明してありますが、人間は習慣的な何かをやる時間帯が本人の思うほど多くはありません。そこで、いつやるかを工夫する必要があるわけです。

この工夫で三日坊主を脱却できても、それが何か月も、何年も続くようにするには、さらにコツがあります。それは「例外を設けない」ということです。「今日は忙しいからいいや」とやらない日を作ってしまうと、そこから継続するのが難しくなります。挫折する可能性がグンと跳ねあがるのだそうです。

それで著者は「例外を設けない」と戒めているわけです。ただし、これは「何が何でもやれ」という意味ではありません。5分の筋トレが難しかったら、スクワットを10回やって代用にするのでもいいのです。

それでは、本書の内容に入っていきましょう。

通常の本は目次の前に「はじめに」や「まえがき」があります。著者がこの本を書くに至った動機や目的が語られ、読者にこの本を買うべき理由を語りかけるパートです。

ところが本書は「はじめに」の前にさらに文章があります。「賢者のからくり」と題したパートで、著者が習慣に興味を持つに至った学生時代のエピソードが書いてあります。

それまで著者は世の中で言われている「偉大なことを成し遂げるには地道な努力の積み重ねが大事だ」という言葉に反発を感じていました。「いや、もっと近道とか裏技みたいなのがほしい」と。

「そんな都合の良いものはあるはずがない」と思っていた著者でしたが、友人との何気ない会話で「苦しい努力をしないで確実に望みを叶えられる方法」が見つかりました。

その友人はギターが上手でした。著者は彼に「毎日練習して嫌にならないのか」と尋ねました。すると彼はこう答えました。
「いや、なんか毎日弾いてたら、弾かないと落ち着かなくなってきて」

その瞬間、著者は自分が大いなる誤解をしていたのに気づきました。彼にとってギターを練習することは「苦しい努力」ではなかったのです。著者と彼の努力に対するとらえ方の違いの正体は「習慣」でした。

当時、著者自身にも習慣はありました。それは大学近くのコンビニにある39円の粗悪なアイスクリームを食べることでした。著者の習慣は「粗悪なアイスクリームを食べる」で、友人の習慣は「ギターを練習する」だったのです。

著者が毎日粗悪なアイスクリームを食べて小さな満足と生活習慣病リスクを積み重ねている一方で、友人は毎日ギターを練習して演奏技術を向上させている。しかも友人は努力を積み重ねているのに、まったく苦しんでいません。

著者はそこに「賢者のからくり」を感じました。人間は誰でも習慣によって動かされていますが、愚者はどうでもいい習慣を持ち、賢者は望ましい習慣を持って自分を望ましい方向へ動かし続けているのです。

こうして著者と習慣との縁が形作られました。

続く「はじめに」では、著者が習慣化アプリを作り始めたころの話が語られます。「筋金入りの三日坊主の自分ですら、ちゃんと動くアプリ」が目標でした。開発は失敗続きでしたが、著者はその過程を面白がっていました。たくさんの人の挫折談を聞いて行動データを分析することで、三日坊主の性質が理解できるようになったからです。

本書はそのアプリ開発の過程で得られた人間心理に関する学びがベースになっています。ただし、著者は本書を書くにあたって、自分にあるルールを課しました。それは「自分の得たたくさんの学びを詰め込まないこと」です。

著者は「人が吸収できる知識の量には限界がある」「すべての知識が重要なわけではない」という事実を知っていました。そこで本書で書きたいと思っていた自分の知識を徹底的に整理し、最終的に3つの原則にまで集約することができました。それが先に挙げた3つの原則です。

そして著者は、実際に3つの原則を守った人の成功率を測定しました。5万件あまりのサンプル数で調べた結果、3つの原則を守った人の30日間継続成功率は、そうでない人に比べて8.23倍高いことがわかったのです。

成功率が8倍高いということは、1年間にひとつの目標しか達成できない人に対して、8つの目標が達成できることを意味します。これが2年、3年と続いたら、どんな差になるでしょうか。

著者はさらに、3つの原則それぞれについての成功率も調べています。
・5分でできる目標にすると、成功率は3.13倍
・適切なリマインダーを使うと、成功率は4.47倍
・1日でもサボると、それを境に二度と行動しなくなる人は69.1%

ではいよいよ本書のストーリーに入っていきます。
主人公の髙橋くんは日本のどこにでもいる社会人3年目の若者です。彼には漠然とした悩みがありました。

「自分はこのままでいいのだろうか」
「何かを変えなければ」
そう思ってオンラインの英会話やSNS発信を始めますが、いつも三日坊主で終わっていました。

そんなある日、髙橋くんは「賢者のからくり」と題のついた数ページの文書をみつけ、暇つぶしに読んでみました。そこには「良い習慣さえ身につければ未来は明るい」と書かれていました。

しかし、習慣化の効果的な方法が思いつきません。そこでスマホで調べてみると、ひとつのSNSアカウントに行き当たりました。「習慣博士」という人が弟子を募集しているものでした。しかも、今なら無料とあります。髙橋くんは習慣博士に連絡を取り、大学の研究室を訪ねることにしました。

行ってみると、50代後半くらいの小太りのおじさんがいます。なかなか話は噛み合いませんでしたが、髙橋くんは習慣博士に次のように尋ねました。
「できるだけ楽で、それでいて高確率でナイスな習慣が身につく方法論はありませんか?」

博士の答えは「あるある、ちょうどそういう理論があるよ」という驚くべきものでした。博士の提唱している「習慣三原則」という理論がそれで、その理論を元に作られたアプリもあるとのことです。しかも多くのデータで効果が証明済みだというではありませんか。

髙橋くんはさっそく博士の理論を学ぶことになりました。「まずどんな習慣を身につけたいか?」という博士の問いに、髙橋くんは「ランニング!」と答えます。すると博士は「ランニングを始めた人のうち、30日以内に挫折する人の割合は約94%」と教えてくれました。

30日以内に挫折する人の割合をテーマごとに並べてみると、次のようになります。このデータは13万件のサンプルの統計です。
・ストレッチ……85.0%
・家でできる筋トレ……83.9%
・勉強……87.7%
・ジムに行く……94.9%

博士は髙橋くんに「何の対策もなければ、人の習慣化成功率はすごく低い」と言いました。部活や受験勉強が続けられるのは、そこに何らかの強制力が働いているからで、自ら始める筋トレや勉強はサボっても怒られないので挫折しやすいのだと。

「ではどうすれば?」と尋ねる髙橋くんに、博士はこう答えました。「目標を下げることだ。すぐ達成できる目標は続きやすい」

その裏付けとして博士が示したデータでは、1時間の筋トレと5分以内の筋トレをそれぞれ目標にして比較した場合、5分間の成功率は1時間の3.13倍でした。

「たった5分ではやっても効果がない」と思う人に対しては、博士の示した次のデータが重要です。それは30日継続成功率と成功体験数の関係で、成功体験がゼロの人は成功率が13.86%なのに対して、成功体験1回の人は33.3%に跳ね上がり、成功体験が2回だと54.41%と過半数になるというものです。

小さな習慣でも一度続けばその後の習慣づけが成功する確率が高くなる。だからこのコツを知っている人は人生がどんどん好転していくということでした。

ここまでで本書の4分の1を紹介しました。興味があったら、ぜひご一読をオススメします。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

「道具って大事だなぁ~」というお話。

最近、田舎のかなり古い家に引っ越したので、あちこちボロボロです。
とにかく修繕や修復(リフォームと言えるほどの出来栄えにはならないのですが)で、いわゆるDIY(日曜大工)をする機会が増えました。しかしながら、なんせ素人なのでYoutubeでいろいろな先駆者(プロの大工さんや、DIYのベテランさん)の動画で学びながら、限られた安物の道具や工具を使って、見よう見まねで工作や修繕をしています。

ただ、ベテランさんやプロの方はなんせ立派で高級な電動工具をあれこれと使って、あっと言う間に木材や金属をカットしたり、穴あけ、切削したりされていらっしゃいます!

彼らが使うプロ仕様の電動工具類ともなると、安くても7~8万円から。ちょっと上位機種だと20万~30万円も珍しくありません。
動画を見れば見るほど「いいなぁ~、欲しいなぁ~」と思いつつ、素人のDIYなので「その道具、買ったところで1年間で何回使うん?」と自問自答すると、なかなか購入にまでは至りません(^^;)

でも、DIYの基本中の基本である「木材を切る」電動の丸ノコ(丸い回転する刃が付いた電動ノコギリ)の切れが悪いので、思うようにキレイな切り口で精度の高いカットができないことに疲れ果て、(私の持っている本体は10年以上前に近所のホームセンターの特売で買った有線でコンセントにつなぐ1万円以下の安物です)さりとて何万円も出して最新の充電式丸ノコに買い替えるのは懐がちょっとしんどいので、丸ノコの「刃」だけでも切れ味の良さそうな有名ブランドの高い刃に買い替えてみることにしました。

まぁ高いと言っても「刃」だけなら数千円で済みます。(安物の刃が1枚1,000円~1,500円程度のところ3倍の4,000~5,000円くらいするものです)。

「この刃、高っかいなぁ~、ホンマに切れるんかいな~!?」と思いつつ、勇気を持ってポチっとな。(^^;)購入しました。

で、届いて実際に我が家の安物丸ノコに装着して使ってみると、もうビックリ! 今までの丸ノコを木材に押し付ける力を10とすれば、2~3程度の軽い力で、まるでバターに熱いナイフを押し当てるが如く、滑らかにスイ~~っと切れていく! 当然、振動や刃のブレもほとんどなくなって、曲がりにくく真っすぐに、かつ切断面もキレイで滑らか、木のササクレ(バリ)もほとんど出ない!

角材を10本、20本、50本…、合板を10枚、20枚、数十枚…と次々に切り進めて行っても、その程度では切れ味は全く変わらず、「素人DIYの切る量程度なら相当長持ちするだろうなぁ~」と思いました。3倍の値段でも、切れ味良く、ストレスなく、精度・質も高く、しかも何倍も切れ味が落ちないのなら絶対この高級刃を買って正解!「ほぉ~~っ、高いだけあるわぁ~」と感心を超えて感動しています。

それ以降、高い本体は買えないけど、電動ドリルのビット(先端ドリル部分)や電動インパクトドライバーの先端ビット、ノミやノコなどの刃物やパーツ部分だけは(安い中国製品の誘惑に負けずに)日本製の高級ブランドのパーツを2倍~3倍の値段を出しても選ぶようになりました。

概ねいずれも値段以上の品質の差を感じ満足しています。もちろん探せば中国製でも安くて良いパーツがあるかもしれませんが、なんせハズレが多くて当たりを引くまでいくつも買い試す時間と手間暇と根気がもうありません!

金銭的にも仮に高級品が3倍の価格だとしてもハズレ品を3回買ったら同じ出費。しかもその間の時間の無駄、労力の無駄、切れない不満とストレスを感じ続けて、出来上がり品質も悪い事を考えると、多少の出費増ならケチらず良い道具を買う方が良い! と悟りました(^^;)

それに何より工具の目的=正確に美しく安全に切る(加工する)が早く達成できればDIY全体のスキルアップ、レベルアップにつながるのですから!

まぁ、最近は「日本製で高価」を謳いつつ、大半を海外で作り、最終組み立てだけ日本でやって日本製を名乗るような産地偽装!? や、本当に日本製であってもコスト優先のために品質の低い材料や人件費の安い未熟な職人とも呼べないような従業員に作らせて、ろくに検品もしないで出荷するような国内メーカーも増えてきているので、気を付けなければいけませんが。

一応、その辺(製造技術や職人、検品・品質管理)のレベルの高いブランドさえ見極められれば、ハズレ確率は下がり、満足度は高いと思います。

きっと、電動工具本体も国産の有名ブランドのものを買えば、もっと精度や加工品質や耐久性なども上がって満足度は高いのかもしれませんが、私のレベルではさすがに工具に何十万円もはかけられませんので、「パーツだけは国産高級品でいい道具!」戦略で頑張ります!(^^;)

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話はDIYからゴルフに変わりますが、思い出すこと35年くらい前、社会人になって数年たった頃、先輩の勧めでゴルフを始めようと思ったのですが、当時は幼い子もおり、自由になるお小遣いも少なく、ゴルフウェアやシューズ、バッグなども必要となると、合わせれば新品のゴルフクラブのセットに何万円~10万円はなかなかかけられませんでした。

たまたま伯母の家に遊びに行った際に、義理の伯父さんがゴルフをする人だったので、古い使わないゴルフクラブはないか聞いてみると(貰う気満々で!)「かなり古いけど、オーダーメイドで作った良いのがある! もう使わんから持って行ってええよ! と快くくれました。(ラッキー! とその時は喜んだのですが)

でも、本当に古いもので、金属シャフト部分には錆が出ていたり、グリップ(握り)部分はクッション性の良いゴム製ではなく薄くて堅い革巻きなので、高級感こそあれ、初心者が使うにはなかなか球を芯でとらえられないで、ミスショットするたびに衝撃が伝わり手が痛いし、古い革なので汗をかいたり雨でも降ると滑ってすっぽ抜けてめっちゃ危ないし!(練習場で何度かクラブを飛ばして館内放送で全員に打つのを止めてもらってグラウンドに取りに走ったこと数回。めっちゃ恥ずかしかったし危なかった~!(汗))

また教えられた通りに打ってもどうも真っすぐ飛ばない(^^;)
球が最初から右に出ていく。自分がヘタクソだから仕方ないのか~? と思っていたのですが…

あとからレッスンプロに見てもらってわかったのですが、身長が低い人に合ったクラブを身長の高い人が無理に使うと、ヘッドの前後の角度(ライ角)が変わってボールが最初から右に出ていくのだとか。

伯父さんは身長155cm位のかなり小柄な方で、私は身長177cm。伯父さんの身長に合わせたオーダーメイドクラブだったので、身長差22cmで初心者の私には合うはずも使いこなせるはずもなく、無理に手先で合わせているとスイングにも悪い癖がついて飛距離も出ないし正確なショットができず上達できません。

とにかく難しくて難しくて、痛くて痛くて、なかなか上達せず、そのうちだんだんとゴルフが楽しくなくなっていきました。

2~3年経った頃、同程度の身長の先輩と一緒に練習場に行った際に、先輩のクラブを借りて打たせてもらったら、ビックリ!

まるで魔法がかかったかのように気持ちよく真っすぐ飛ぶ!
しかもグリップも太くてクッション性も良いので滑らないし、手も痛くない! 今まではとにかく滑るし痛いしでかなり強く握っていたのが、柔らかく握って打てるので力まず気持ちよく打てる!

なおかつ新しいクラブはスイートスポット(ボールがよく跳ねる芯の部分)が広くて低く、ミスショットが各段に減って球も高く上がりやすいので、同じ番手のクラブでも飛距離も伸びるし落ちた時に止まりやすい! とにかくまるで違ったのです!

ホント目からうろこ、晴天の霹靂、今までの自分の苦痛に満ちたゴルフは何だったのだろうか!? という感じでした。

速攻でゴルフショップに行き(仕事も数年を経て多少のお小遣いもできたので)、思い切って新しく自分の身長に合ったアイアンセットを購入しました!(モチロン奥さんには内緒で!(^^;))

でもそこから一気にスコアが20くらい縮まり(良くなり)、先輩や同級生達と同じレベルになれました! それまではヘタクソ! とか頭が悪いから上達しないんだ! とかさんざんに言われていたんですが。道具(クラブ)のせいだったんですねぇ!

やっぱ、道具はホンマに大事やなぁ~~~~~と痛感したものです。
(でもそれ以上はやはり才能の問題か、頭打ち(^^;))

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ちょっと前置きが長くなりましたが…

さて、本日のお店は「野球の道具であるグラブ(グローブ)」に、しかも「グローブの型付け」をメインに特化した専門店さんです。

(注:片付けではなく型付け=グローブを選手に合わせて形状や質感を修正しフィットさせていく技術・サービス)

GoogleMapの評価が4.6、おちゃのこショップのお客様レビューも122件と十分な数があって、最低でも☆☆☆☆4つ、ほとんどのお客様が☆☆☆☆☆5つ! という満足度の高さ! クレームらしいクレームがない!

結論から言えば、ズバリ「かなり良さそうなお店」!です。

私は大人になってからは野球はやっていませんが、もしグローブを買う機会があるならば絶対にこのお店「セカンドベース」さんで買って、自分にフィットさせる型付け加工をお願いしたい! と思います!

さてどんなお店でしょうか? では「ダメ出し!道場」始まります!

ダメ出し!依頼ショップ
セカンドベース

ショップ名 :
セカンドベースさん

サイトURL:
https://secondbase.ocnk.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

実店舗へ来店されるお客さんが主な顧客となっており、ネットでの販売は全体の2割程度です。
ネット集客を伸ばしたいというより野球グローブを修理してくれるお店がココにあるという広告のつもりでサイトを作っています。
予想以上に全国から問い合わせがありグローブの販売もネットで始めて今に至ります。
プロの目から見た評価を聞いてみたいと思い応募させていただきました。よろしくお願い致します。

第一印象:グローブ修理・型付け職人の腕光るグローブ専門店

黒背景に白や黄色の明るい文字でグローブの革色と作業中の職人さんの姿の写真が映える「ザ・専門店」という印象のお店。

文字・長文が多く実際の商品・サービスの様子はややわかりにくいのですが、「グローブのプロがいるお店」「現在100個以上をお預かり中」「メンテナンスは購入してくれた選手との約束と考えています」などなど、グローブのプロとして自信あふれる言葉の数々。「信頼感」がずっしりとあるお店という印象を受けます。

私は60歳で昭和生まれ。文字や長文の文章を読むのは苦痛ではありませんし、むしろ丁寧にしっかり説明されている「専門店」は大好きです! 質問や相談、問い合わせしながら買える「プロショップ」は安心・信頼させてもらえるので大好きなのです。

でも、野球を始めたばかりの子供さんや、これから練習・試合を重ねて上達していきながら何回も買い替えて行くだろう小中高~の学生の野球選手さん達は、ネットや SNS、Youtube を使いこなすバリバリのスマホ世代、動画世代です。

しかも、メールよりLINEやDM、ショートメッセージが当たり前で、長文が苦手なので1~2行の短文や、スタンプや絵文字、音声やショート動画も使って口コミする世代です。

セカンドベースさんのように動画やイラストもない、文字や長文の多いサイトは、相手が専門知識も見識もある監督さんやお爺ちゃんなら良いと思うのですが、残念ながら若い子目線では数秒でめんどくさくなって離脱されてしまうかもしれません。良くても「見出し」だけ斜め読みされるので、細かな部分はなかなか読んでくれず伝わりません。

また黒背景に店長と職人の弟さんのモノクロ写真。真剣な眼差しの仕事に打ち込む写真はプロショップらしくて良いですが、一方で若い子達目線では「職人気質で気難しそう? 怖そう? 話しにくそう? 初心者・素人には敷居が高そう!?」と、ちょっとマイナスな先入観を持たれる可能性もあります。

プロの真剣な表情の写真もありながら、兄弟お二人での写真や、お客様(少年達、親御さん達)と笑顔で談笑する写真なども散りばめておかれると、お客様からの心理的ハードルがグッと低くなって、親しみやすく聞きやすい、相談しやすいお店の印象になると思います。

「相談してもらう」ことが必須のお店だけに、まずは親しみやすい第一印象が重要です!

初対面のオジサンの真面目で真剣な顔は遠目に見るだけなら良いのですが、いざ話しかけようとなると怖く感じるものです。

「満面の笑み」くらいでちょうど良いと思います。まして初心者の若い子供さん、学生さんからすればなおさらです。実際に購入される若いご父母の方々についても同様です。ぜひ笑顔写真も載せて親近感を出しましょう!(^-^)

インタビューで浮き彫りになったこと

店長の桑野利徳さん(お兄さま)にお電話でインタビューさせていただきました。

そもそも、「グローブの型付け」とは?

昔は新品のグローブは固くても、選手自身が長い時間をかけて練習や手入れをする中で、徐々に柔らかく自身になじんでフィットしていくといったものでしたが、グラブフィッターや型付けといった技術や考え方が徐々に普及していき、今は買ったばかりの新品のグラブでも、型付けフィッティングのプロに依頼して湯に付けて揉んだり押したり叩いたりグリスやオイルを塗ったりしながら、各選手の手・身体や野球の技量、好みに合わせて即、試合で使えるレベルに修正加工してもらうことで、選手の野球スキル向上も早まり、苦痛やストレスも減って、野球の楽しさが増し、モチベーションアップにもつながっていくそうです。

セカンドベースさんは神奈川県川崎市の田園都市線、南武線、東横線、横浜市営地下鉄グリーンラインに囲まれ、道路で言えば国道246号線と第三京浜の間の川崎市の真ん中辺りの住宅街にお店があります。

有限会社ベースボールパークという会社の直営で、「グラブ型付け修理専門店セカンドベース」として野球のグローブ(グラブ)の修理をメインに特化したお店です。

2017年から現在のお店でリスタートされたそうですが、創業は2005年で、当初は東京の大田区で、ユニフォーム製作なども含めて野球用品全般を幅広く扱うお店を今よりかなり大きな規模(スタッフ10名ほど)でやっておられたそうですが、弟の友之さんが2012年に野球用品のトップブランドであるミズノ株式会社のグラブマイスター講習で合格・認定のグラブフィッター(個々のお客様にグローブを修正して合わせる技術者)になられたこともあって、2017年に一度リセットしようと、思い切って事業を縮小し、組織や人員もリストラ(再構築)して、兄弟二人だけでグローブの修理をメインに専門店として現在の川崎市宮前区に移転・開店されました。

同時期におちゃのこネットに出店し、当初はネットショップというよりお店のホームページとしてページを構えたとのことです。
大田区時代のお客様への新店舗の案内として移転を伝えたい! 見つけていただけるように! といった目的・手段だったそうです。

思惑通り、旧店舗時代からのお客様(多くは少年野球チームや地元の草野球チームの方々)は移転してからも見つけて来て下さっていたようですが、グローブに特化してユニフォーム受注や他の用品の取り扱いもなく、売り上げも減って行った中で、徐々に新たなグローブのお客様も増えてきて、最近では、ややキャパオーバー気味で受注残を100件程度も抱え、納期が60~80日かかるくらいに繁盛されているようです。

それもあって、なかなかネットで新規客を増やすようなマーケティングをする時間的余裕もなく、また焦って宣伝や情報発信する必要もないため、2025年の現代においても「SNS一切なし」という良い意味で!? 珍しいお店になっているようです。(^^;)
悪い意味ではやや時代に遅れてしまっている…

せっかくおちゃのこネットに店を構えたのだから、と修理や型付けだけでなく、新品グローブの販売も開始されたところ、新入選手や買い替えのお客様に、湯もみ型付けと合わせて少しずつ売れてきたとのことです。まだまだ実店舗での売上には及びませんが、ネットでお店を知って実店舗へ来られる新規のお客様は増えているので、一応の期待した効果は得られているようです。

昔からのお客様として多くの少年野球チームの先輩選手や親御さん、監督やコーチからの紹介・口コミで年上選手やその父母からその弟、妹、後輩へと紹介されていくので、新規客獲得にはそれほどコストや苦労を掛けずにつながっているそうです。

他業種の多くのネットショップさんにとってはとても羨ましい状況ですね。

ただ経営者としては、新規客獲得のためにSNSなんかまったくやらんでいい! と思っている訳では決してなく、ホームページと実店舗の補足や最新情報の顧客への情報発信手段として、そろそろSNSや動画投稿にも取り組まなきゃなーとは考えておられるようです。

また少子化の影響もあってか、野球人口も将来的に先細りで減っているので、ネットで少しずつでも商圏を広げ、新規客を掴まえる自店ならではの勝ちパターンも作って行きたいところです。

具体的なダメ出し&改善策

専門店・プロショップとして全体的な情報量、質は十分ですが、逆に専門店・プロショップがゆえに多くの専門用語や部位名、パーツ名などを当たり前として使っているので、野球経験者であっても初見のお客様には専門的な用語は100%理解はされていないと思われます。まずは、「グローブの部位・パーツ解説」として写真やイラストに矢印や文字載せして子供でもわかるレベルで説明するコンテンツを用意しましょう。

またグラブの部位以外でも野球の技術用語として頻繁に出てくる用語などは、「グローブ専門店の用語集」のようなコンテンツを用意して解説しておきましょう。

下記に、野球は子供の頃以来やったことのないレベルの私がセカンドベースさんを初めて見た際の「?」と感じた用語や部分ををリストアップしておきます。
↓↓↓↓↓
・そもそも、メーカーさんがベストと想定して作ってあるグラブをあえてヒモを抜いたり、逆巻きにしたり、かぶせを上下入れ替えたりするのは何故なのか? どんなユーザーのどんな個性や好みに合わせるためなのか? のそれぞれの理由部分の説明が足りないのでわからない…
・「ポケット」って服のポケットとは違いますよね?
・「ポケット」ってどこ? そもそもどんな機能?
・「ポケット位置」とは? 一つじゃないの? 動かせるの? 動かす意味は?
・グリスとは? 油、オイルとは? グリスと油は別物?
・グローブのウェブとは? どこ? 何するためのモノ?
・捕球部とは? ポケットやウェブとは違うの? どんな関係?
・浅め型、深め型とは?
・「ボックス型」「スタンダード型」「フレックス型」とは? 実際の見た目、使用感の違いは? 比較写真だけでは、あいまいでよくわからない。
・「湯もみ型付け」とは? (できれば実際の湯もみ型付けの作業工程の写真や動画も)湯に漬けて柔らかくはなるが、湯もみしていないモノと比べて革の劣化はどの程度なのか? デメリットはないのか?(不安や懸念をできるだけ取り除くだけの説明が欲しい)スチーム加工との違いもできるだけ詳しく。
・熱くして水分含ませるのなら湯もみと同じじゃないの? スチームの方が固いが劣化が少ないなど長短あるのか?
・軟式用と硬式用のグラブは具体的にどこが違うの?
・軟式用を硬式野球で、硬式用を軟式野球で使うと何か不都合があるの? 良い点もあれば詳しく説明が欲しい。
・かぶせ止めとは? どんな選手に向いているのか? する、しないのメリットデメリットは?
・手口ヒモとは? そのヒモの役割や機能は?
・手口逆巻きとは? する意味、正巻きと何が変わるの? 正巻きの方が良いケースは? メリットデメリットは?
・土手ヒモとは? 抜く意味、抜くと何がどう変わる? 抜く方が良いならなぜ最初は土手ヒモが入っているの? 抜くメリットデメリットは?
・Pカバーって何? 何のため? 種類の違いは? 合った方が良いならなぜ最初から付いていないの?
・スラッガーラベルとは何? どこのこと? 固有名詞?
・当て捕りとは? どんな捕り方?
・「ソフト仕上げ」「ノーマル仕上げ」「かため仕上げ」とは? それぞれのメリット、デメリットは? ソフトがベストっぽく感じるがあえてノーマルやかためを選ぶ人はどんな意図があるの?
・グラブとミットの違いは?
↑↑↑↑↑などなど…

これらの用語解説を1ページにまとめ、テキストだけでなく、ぜひ写真+解説 や イラスト+解説など「ビジュアル」を使って「まずはこのページを見ればセカンドベースの型付け加工の基本がわかる!」というページにして初心者でも直感で数秒でわかるようにしていきましょう。できれば動画と音声での説明が欲しいところです。

写真の場合の良いお手本が貴店内にありました。
https://secondbase.ocnk.net/data/secondbase/image/20200829_f41f6c.jpg

週刊ベースボールの記事の右下写真(型付け修正前後のグローブの比較)のように、写真の上に文字や番号、矢印を直接載せて説明すると、どこの部分の説明をしているのかすぐにわかりやすい。

将来的にはできることならば、少しずつでも動画と音声も使って解説できれば、より短時間で当店のサービスや強みが伝わりやすくなると思います。

注意点としては、あまり一部分をアップし過ぎた写真(静止画)は、撮った人にはどこの部分かわかっても、初見のお客様にはグラブのどこの部分かがわからなくなってしまいがちですので、「引き」で全体像を写した上で矢印なり番号なりを振って個々の説明をしていきましょう。(動画ならズームの過程でどこだかすぐわかる)

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その他 修正点・気づいた点

おちゃのこネット ではありませんが、セカンドベースさんが実店舗の情報掲載をされているリクルート社の「お店のミカタ」
https://omisenomikata.jp/
のサービスが本年6月で終了し情報削除されるようです。(あわせて下記ホットペッパーページの情報掲載も終了)
https://hotpepper.omisenomikata.jp/shop/7433011/
https://secondbase.on.omisenomikata.jp/

ここにしか掲載していない情報がもしあれば、今のうちに保存しておきましょう。

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野球も、ゴルフも、DIYの日曜大工も、経済的に許される範囲であれば、ちょっと背伸びしてでも、ストレスなく使える自分に合った道具を手にすることで早く上達しやすくなりますし、何より気持よく使えると、楽しくなってくる!→するとより練習や実戦に身が入り→もっともっと上達していく。いわゆる良い循環が生まれます。

野球においてセカンドベースさんでグローブを買って(たとえ他店で買ったグローブでも)自分に合った型付けや修理やメンテナンスを受けることで、グッと守備が上達して野球が楽しくなると思います。

セカンドベースさんの【強み・特長】は腕のいいメーカー認定マイスターでもあるグローブのプロ職人がいる点。相談できる点。長年の実績として数多くの少年野球から大人の野球チームまで幅広い体格、年齢、スキルの野球選手たちに合ったグローブを販売、フィッティングしてきた経験値と絶対数。

また、お店への交通の便は「最高」とまでは言えないですが、2~3時間の日帰り圏内だけでも日本の半分近い最大の人口集積地である首都圏にお店・商圏があり、その気になれば実店舗に来店してもらえることは、過疎化した地方のショップさん達から見ればとても羨ましいことです。当たり前だと思われるこの点も実は大きな強みの一つです。(潜在見込み客市場規模がお店のキャパと比べて圧倒的に大きい)

東京駅、品川駅、新横浜駅、羽田空港、横浜駅、川崎駅、いずれのターミナル駅からもほぼ1時間圏内。八王子や千葉、春日部からでも2時間程度 など、主要駅からの時間目安や交通費目安を記しておくと、電車利用の学生さんや出張で首都圏を訪れる遠方のお客さまにもイメージしやすいと思います。

鉄道網、バス路線が圧倒的に充実している首都圏・関東圏の生活者さんは、地方と比べて格段にリアルでのフットワークが軽く、行動範囲が広いです。(地方で1時間半を超える通勤や2時間を超えるお店への買い物なんてなかなか考えられないが、関東では当たり前)

できるだけ丁寧、親切にアクセスガイド(鉄道だけでなく、最寄り駅からのバス停、路線図、タクシー乗り場、車の場合は近隣の駐車場情報まで案内してあげましょう。現地に着いてからのバス停探し、安い駐車場探しは結構ストレスです)

リアル来店重視のお店なのでアクセスガイドの充実は重要です。

60点
総評

動画やSNS活用がないなど、テクニック的にはやや遅れてしまっている感はありますが、商売の「本質」であるグラブ型押しの技術やサービス、専門性、知識、経験、お電話での印象や顧客対応、コンテンツの情報量や深さなど個々の部分はクオリティやレベルが充分に高いお店だと思います。ネットをきっかけとしつつ実店舗への来店・集客と実際の受注につなげる勝ちパターン、多くの野球チームと現役選手達との信頼関係も築けておられるので、選手達が成長して代替わりしていってもある程度は次世代の新規顧客も期待できる(一気に消えたり減ったりはしない)点も強いと思います。

ただ、少子化、野球人口減少化は全国的なものなので、ターゲットエリアを広げなければいずれは顧客も減っていくことも予想されますので、ネットでの新規顧客獲得の新たな成功パターンを今のうちに作っていくことが肝要です。

将来的には来店での対面・実際のフィッティングをまったくせずに、どんなお客様にでも100%リモートのみで間違いや感覚のズレなくお客様に合った型付け修正ができるような問診ノウハウやパターンを蓄積・確立していく過程にあるのだと思います。

ビデオ通話アプリや、リアルタイム会議アプリ、近未来にはVRゴーグルや3Dスキャナーなどの普及が起これば、リモートでの採寸や試着の仮想体験などもできる時代がくるかも知れません…が(^^;)

既存技術やアナログでも、例えば数サイズの試着品を送ってしっくりと合うものを選択してもらいつつ、手の各部のサイズや形状を採寸するツールなどを開発し、フィット感を子供でもわかりやすいようにパターン化して、採寸してもらい記入すればピッタリに限りなく近づくようなセミオーダー型の注文票(お仕立て問診票)のようなフォームやアプリを開発するなど、比較的IT技術ハードルが低い方法で実現性の高い改革もできるかもしれません。

オーダーメイドの着物やスーツ、靴、家具などの専門店ではこうしたアナログでも独自性のある採寸方法を考えて、完全リモートで上手く運用しているネットショップもあります。

セカンドベースさんでもぜひ将来に向けて検討してみてください。

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SNSの活用

客観的に見て、とにもかくにも、決定的に不足しているのが動画での説明です。どこの部分のどんな形状や違いを説明しているのか? AとBではどんな違いがあるのか? など、動きのある映像を見せながら音声で解説・説明できれば、若年層のお客様(選手)に短い時間でちゃんと伝わるようになります。

何もプロのYoutuberやTV制作会社のレベルで作ろうなんて考えなくて良いんです。お二人でQ&A形式でグローブの実物を持って指さしながら説明するなどで良いと思います。顔出ししたくないなら顎から下位や手元メインで、音声での説明だけは明瞭に聞こえるようにしましょう。

実店舗で接客時にお客様に必ず質問されること、毎回のように説明することからパターン化してみてください。営業日に毎日1本ずつ、時々サボっても1年やれば200本くらいはコンテンツが溜まります! ネットのお客様だけでなく、それらの動画を見てから来店してくれるお客様が増えれば、接客時間の効率化も図れ、加工や修正に使える時間も増えていきます。

Instagrmから始めて、いずれはYoutubeにもUPすれば、Youtubeから新規客が来店し始めると思います。

まずは、スマホでの動画編集アプリ(VLLO、Capcutなど)をダウンロードして、お試しでさわり動画を作ってみることから始めてみてください。

スマホで撮影→スマホに保存→VLLOで読み込み→不要部分切り取り→テロップ入れ(重要な所だけでも大きな文字で)→BGM入れ→保存(書き出し)書き出したものをInstagram やX、Facebook、Youtubeなど好きなSNSにアップロード投稿(ハッシュタグを忘れずに!)

慣れれば撮影後から10分~30分もあればできるようになります。

VLLOアプリの使い方は Youtube で「VLLO 初心者 使い方」などで検索すれば、たくさんの方が解説動画をアップしてくれています。

機能が少しずつバージョンアップしているので、1年以内くらいの新しい動画を見るほうが現状のVLLOと差が少なくて良いと思います。
何本か(何人か)の解説動画を見ていけば、基本的な使い方や機能はなんとなく把握できると思いますので、あとは実際に触ってみれば基本的な部分は感覚でも使えるアプリだと思います。

冒頭コラムでも申し上げましたように、DIYやゴルフ、また良くご存じの通り野球も同様に「道具」は上達のポイントとして重要です!(^^;)

eコマース、オンラインショップ、ネットビジネス において動画やSNSという「道具」はお客様の認知度や理解度を高めていただくために有効なものなので、なんとか簡単で使いやすい自分に合う道具を見つけて使いこなせるように「練習」してみてください。

AIだのVRだのARだのとITの世界はどんどん先進技術が進みますが、それゆえ一層、アナログなものは貴重になってきます。

コンピュータやスマホの中でも野球のゲームは進化していますが、やはり現実の世界で本物のグローブやボールやバットを使っての本物の野球で得られる醍醐味には決してかなうものではありません。

セカンドベースさんはたとえ少子化で野球人口は減っていっても専門店として生き残り、成長できるポテンシャルをお持ちのお店だと思います。ぜひ情報発信力を頑張って磨いて伸ばしてください!

以上。「ダメ出し!道場」でした!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、前回の商品一覧の商品画像を角丸にする方法に続いて、商品詳細画像を角丸にする方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。


.main_photo_slide.align_widths_photo_slide_300 .inner_slider_box .swiper-container,
.main_photo_slide.align_widths_photo_slide_400 .inner_slider_box .swiper-container,
.main_photo_slide.align_widths_photo_slide_600 .inner_slider_box .swiper-container,
.main_photo_slide.square_photo_slide_300 .inner_slider_box .swiper-container .item_image,
.main_photo_slide.square_photo_slide_400 .inner_slider_box .swiper-container .item_image,
.main_photo_slide.square_photo_slide_600 .inner_slider_box .swiper-container .item_image {
border-radius: 8px;
}

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

よく「実践なき知識は毒である」と言います。習慣化のコツを身につけて、知識をどんどん自分のものにしていきたいですね。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(https://www.ocnk.net/webmanual/

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