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数字で語ると仕事がうまくいく?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

都合により1週間遅れての配信となりました。すっかり寒くなりましたが、みなさまお元気でしょうか。

いろいろあった2024年もあと1か月となりました。年末や新年に向けての準備でいろいろと慌ただしいことと思います。その前に、クリスマスセールもありますね。

能登の地震で幕を開けた2024年でしたが、およそ「安定」には程遠い1年だったと思います。世界も日本もこれからどうなるのか、不透明な時代が続きそうです。

そんな時代にも負けずに元気に生き残っていくためには、とにかく自分のスキルを高めていくしかありません。今できることに何を積み上げることができるのか、しっかりと見極めていきたいものです。

今回の「オススメ参考書」では、新たに何かを学ぶのではなく、ひとつの「コツ」を身につけるだけで仕事やコミュニケーションが劇的に変わるという本をご紹介します。

「3秒でイメージさせて相手を動かす」というキャッチフレーズが本当なら、いろいろと役に立ちそうですね。

お知らせ おちゃのこネットデザイン作成プランに作成事例を追加

皆さん、こんにちは。
大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プランに、ご利用いただいたショップさまの作成事例を追加しました。ご利用いただいたショップさまにも見やすくなった、商品を探しやすくなった、綺麗でおしゃれなデザインに感動した!など、大変満足いただいております。
おちゃのこネットのデザイナーが作成しますので、HTML、CSSで高度なデザインカスタマイズが可能です。
綺麗なだけでなくユーザー利用目線で商品を売るための導線とデザインで作成します。

デザインプランの詳細、事例は下記ページよりご覧ください。
https://www.ocnk.net/design/list.php

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

数字で示せ 3秒でイメージさせて相手を動かす技術

定居美徳・著/すばる舎・刊

1,485円(キンドル版・税込)/1,590円(紙版・税込)

版元のすばる舎は1989年創業と比較的若い出版社です。ホームページを見てみると、38名の従業員全員の名字とイラストがあって、好感が持てます。編集部13名、営業部14名という人員配置から、作るだけで売りっぱなしの出版社ではない印象です。

会社案内にある徳留慶太郎社長の「ご挨拶」には、「弊社では『できません』という言葉は禁句です」とあります。考え抜いて導き出したものをシンプルな言葉でわかりやすく表現することで、既成概念にとらわれない新しい本ができると信じているそうです。逆風の吹き荒れる出版界にあって、期待の持てそうな言葉です。

さて本書ですが、表紙には著者の肩書が「経営数字コンサルタント」とあります。なんだか耳慣れない肩書ですが、巻末の著者略歴には「Sophia Bliss株式会社最高執行責任者COO。北海道東川町CFO」と表記されています。

北海道大学を卒業後、総合商社に入社したものの、財務担当として香港に駐在中に、金利3000%というアジア通貨危機に遭遇し、あわや会社に甚大な損害を与えそうになります。

その時に、「自分には世界に通用する能力がない」と自覚し、帰国後に米国公認会計士試験に合格。それを武器にアクセンチュアに転職しますが、ここでも自分に足りないものを痛感します。

何とかそれを乗り越えて、20代で日本の財務統括に就任。その後、GEグループでアナリスト、経理部長、アジア太平洋地区事業部CFOを歴任します。

そして2015年に初めて訪れた北海道東川町に一目惚れして移住を決意し、スキル・経験・人脈ゼロながらも「シンプルな数字で話す」という磨きあげた自分の武器で地域に「稼ぐ力」を実現。町のCFOとして商店街活性化、国際化、起業支援を推進しています。

通常ですと、このあたりで目次を紹介してから本文に入っていくのですが、今回はその前に、本書の前半に載っている「チェックリスト」をご紹介します。これで自分がいつもどのくらい「数字で話しているか」がわかるというものです。

***
「数字で話す」チェックリスト
【いつ】
1.1週間の予定を話すとき
a)「これは急ぎ、あれは時間があったら、それから、えーと」
b)「月曜の3時にAさん訪問、木曜日の5時までに資料提出します」

2.ランチがおいしかったとき
a)「おいしかった。また今度来ます」
b)「おいしかった。来週の土曜に家族と一緒に来ます」

3.「今日何時に仕事が終わる?」と聞かれたら
a)「なるべく早めに終わるつもりです」
b)「今日は6時までに終わります」

4.仕事を頼むとき
a)「時間があるときにやっておいて」
b)「明日の午前11時までにお願いします」

5.仕事を頼まれたとき
a)「了解です。がんばります」
b)「今日の17時に提出でよろしいでしょうか」

6.約束通り仕事が終わらなかったとき
a)「すみません、大至急終わらせます」
b)「申し訳ありません。遅くてもあと30分で提出します」

7.上司や同僚に相談したいとき
a)「ちょっと、相談があるのですが」
b)「5分だけ、時間をいただけますか?」

8.社長にエレベーターでばったり。「最近、どう?」と聞かれたら
a)「いや~忙しいですね。まあなんとかがんばっています」
b)「おかげさまで好調です。今週15分ほど報告の時間をいただけますか?」
***

***
【いくら】
9.今何円持っているか聞かれたとき
a)「いや、あんまり持ってないですけど」
b)「2万5千円ほど持っています」

10.買い物や仕事を見積もりするとき
a)「いい感じでおさまりそうです」
b)「合計は30万円、高く見積もっても35万円です」

11.相手に予算を伝えるとき
a)「おまかせします。いい感じで見積もってください」
b)「予算は50万円プラスマイナス3万円でお願いします」

12.自分の仕事の目標を話すとき
a)「今年は精一杯ベストを尽くして、会社に貢献します」
b)「今年の目標は、昨年より20%成約件数を上げることです」

13.話の大事なポイントは?
a)「これは、すごく大事です……。そうそう、これも大事なんですが」
b)「大事なポイントは3つあります。まず1つ目は……」

14.いくつ必要ですか? と聞かれたら
a)「適当に、ちょうどいい感じで」
b)「3つ必要です」

15.会議資料を頼まれたら
a)「了解です。いい感じでやっておきます」
b)「12ページくらいのページ数でいいですか?」

16.クラウドファンディングを始めるとき
a)「お金が足りない、クラファンだ! とにかく多くのお金を集めよう」
b)「クラウドファンディングで、50万円集めましょう」
***

***
【何%】
17.「明日の天気は?」と聞かれたら
a)「雨が降りそうですね。帰りに雨が降ったらイヤだな」
b)「午後3時から降水確率60%なので傘が必要です」

18.「昨日の仕事はどうだった?」と聞かれたら
a)「バッチリです!」
b)「90点でした。夕方のアポ取りができたら100点でした」

19.仕事の計画や、将来の話をするとき
a)「いけそうです。みんな必死にがんばっています」
b)「実現する可能性は75%です。あなたが手伝ってくれたら95%成功します」

20.「この新製品どうなの?」と聞かれて
a)「大人気です。絶対オススメです」
b)「前の製品と比べ、30%スピードアップしています」

21.「お客さんの反応は?」と聞かれて
a)「バッチリです。めちゃめちゃ感動してくれました」
b)「350人にアンケートをして、90%の満足度でした」

22.人事評価を伝えるとき
a)「あともうちょっとがんばれば、評価Aもいける気がする」
b)「同期の中で上位10%の成績を残せば、評価Aだ」

23.来年の目標を話し合うとき
a)「来年も一生懸命がんばります」
b)「来年は今年より20%増を達成します」

24.安さを強調したいとき
a)「すごくお安くなっています」
b)「定価の30%引きです」
***

すべての質問に答えた後で、【いつ】【いくら】【何%】それぞれのaとbの数をまとめ、合計の数字も出しておきます。bの合計に対して著者が判定しています。
0~4:「数字で話す」伸びしろ100%
5~9:ときどき「数字で話す」初心者
10~14:実はけっこう「数字で話す」中級者
15~19:かなり「数字で話す」上級者
20~24:常に「数字で話す」達人

【いつ】でbが多かった人は時間管理やスケジュール管理に強く、瞬発力または持久力、生産性に強みがあります。逆に少なかった人は遅刻・残業が多かったり、締切に間に合わない傾向があります。

【いくら】でbが多かった人は、予算管理や値段交渉力に強く、具体性に強みがあります。逆に少なかった人は安売りしすぎたり、値付けが髙過ぎて売れなかったり、必要なものが余ったり足りなかったりする傾向があります。

【何%】でbが多かった人は、リスク管理や危機対応力に強く、柔軟性に強みがあります。逆に少なかった人は不測の事態に対応できなかったり、当たり外れが多かったりする傾向があります。

それではここで、本書の目次を紹介しましょう。
・はじめに
・第1章 できる人は数字で話す
・第2章 数字で話すシンプルなコツ
・「数字で話す」チェックリスト
・第3章 数字で話し、社内で信頼を得る
・第4章 数字で話し、ビジネスチャンスをモノにする
・第5章 ワンランク上の「数字で話す」で、さらに一歩先へ
・おわりに

先ほど紹介したチェックリストが巻頭ではなく第2章にあるところが特徴的です。通常では「はじめに」のすぐ後にあるものですが、おそらく第1章がイントロダクション的な内容なので、そのような構成にしたのでしょう。

「はじめに」で著者は「数字こそが世界の共通言語である」と言っています。「え? 世界の共通言語は英語じゃないの?」と思うかもしれませんが、スペインやフランス、ロシア、チェコ、タイ、ラオス、台湾では英語が通じませんし、日本だってどこでも英語が通じるわけじゃありませんよね。

しかし数字はどこでも通じます。「1+1=2」でない国は地球上どこにもないのですから。だから数字を使ってうまく話すことが大事だと著者は言うのです。

著者は「はじめに」の最後に、こう語りかけています。
***
ゴールとアクションをはっきりさせ、最高の仲間を巻き込む。自分自身も責任を持ってやり抜く。それに見合う評価を得て、最高の成果を出す。そんな理想的なビジネスライフを送ることができるのが、「数字でうまく話す」人なのです。
***

ではなぜ世の中に数字で話さない人が多いのでしょうか。それについて著者は、「昔は数字で話さなくてもなんとかなった」と言います。これまでの日本社会は時間をかけて人間関係を作ってきたので、相手の気持ちを察したり、空気が読める「共通言語」が自然にできていたからです。曖昧な言葉であっても、空気を読むことで行間を埋めることができました。

しかし次第に世の中が変わり、特にコロナ以降は激変しました。会ったことのない人とリモートやメールで仕事をしなければならなくなり、曖昧な言葉は成果に繋がらなくなりました。そのため短時間で相手に伝わり、相手を動かし、成果を出すスキルが必要になったのです。そのスキルの中で最も簡単なのが、「数字で話す」ということです。

世の中全体が「数字で話す」コミュニケーションを標準としてくると、曖昧な「気合い」や「根性」では成果が出せなくなります。それどころか、「古いビジネススキルで生きている人」と白眼視されかねません。だからこそ、本書を読んで「数字で話す」スキルを身につける必要があるわけです。

著者は「数字で話さない人は年収の半分を失っている」と言います。数字で話さないために「伝わらない」「イメージを共有できない」「聞いてもらえない」「予想ができない」「行動を起こせない」「ムダが減らない」「成果が測れない」「比較ができない」「上司から上に伝わらない」という9つの「ない」が努力を台無しにするからです。

著者はGEグループに勤務していた時、世界中の人たちが参加するプロジェクトを仕切ったことがあります。その時に気をつけていたのは、「期日・予算・リスク」を数字で示しながらメンバーを巻き込んでいくことでした。その結果、何回も不可能と思われたミッションを成功に導くことができました。

本書には「数字で話す」いくつかのサンプルがあります。そのひとつは、「焼きピロシキで世界の1億人を笑顔に」という函館市の小さなお店のキャッチコピーです。
シンプルな数字はイメージしやすく、心に残るそうです。特に「1」や「100」がイメージしやすく、パワフルで人を動かすといいます。

そして初心者ほどいろいろな数字を使って話そうとしますが、著者は始めのうちは「いつ・いくら・何%」だけを押さえればいいと指導しています。この3つがあれば、相手は「動く」か「動かない」かを選べるからです。

数字を使わないコミュニケーションでは、「ちょっと」や「なるべく早く」が多用されます。しかしこれらは仕事の邪魔でしかありません。また、「いくら」を示さずに話を進めるのは危険です。

「数字が間違っていたらどうしよう」と心配な人は、%を使えばいいと著者は言います。正確でなくても%を使って話せば、相手との間に共通認識が生まれ、成功の可能性が上がります。そして、予想と違う結果が出た時に理由を考えることができ、次に話す精度が上がります。

まだまだ内容は尽きないのですが、こちらの紙幅が尽きました。興味があったら、ぜひ一読してみてください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

赤ちゃんが欲しい!

いきなりオジサンがこんなことを言うと、「頭おかしいんじゃないの?」と思われるかもしれませんが…(^^;)

個人的にということではなくて、我が国日本に、この国に赤ちゃんがもっとたくさん欲しいですね~~~~ってことです。

日本の出生数(生まれた赤ちゃんの数)をちょっと調べてみると…
第1次ベビーブーム期(1947年~49年)の1949年が最多で269万6,638人。
第2次ベビーブーム期(1971年~74年)の1973年では209万1,983人が1年間に生まれました。

しかしその後はだんだんと減る一方で、2016年にはついに年間100万人を下回り、97万7,242人。昨年2023年の出生数はなんと75万8,631人です。
最盛期1949年の3分の1以下で、なんと72%減!

「少子化がヤバイ!」→「(この国に)赤ちゃんが欲しい~~~!」
という冒頭の私の心の叫びの理由です。

ざっくり言えば、1949年生まれの人は全国に同級生(同年齢)がざっと270万人くらいいるけど、2023年生まれの子の同級生はたった76万人しかいないってことで、受験戦争などの競争はライバルが少なくなっていますが、税負担や年金負担などは増える一方でしょうし、世の中や産業を支える担い手としての人手不足、労力不足は3分の2以上も減れば深刻ですよね。

また、この少ない世代をターゲットにしている商売のお店や企業も、市場規模がこれだけ小さくなっているわけですから当然苦しくなっていくでしょう。

さて今回のお店は、2009年オープンの「布おむつ本舗」さんという赤ちゃん用布おむつの専門店さん。実は2回目の登場で前回は2018年でした。

赤ちゃん(を持つお母さん)がメインターゲットのお店ですが、創業当時の2009年の出生数は約107万人。前回の「ダメ出し!道場」登場時の2018年が約92万人。昨年の出生数が76万人ですから、ざっと市場規模が対2009年比71%。対2018年比でも83%まで縮小しているという、かなりの「逆風市場」です。

政府が何代も変わっても減るばかりで、この50年間で前年より増えたのはたった2~3回で、それもごくわずか。3分の1にまで減っても、根本的な解決策はなく、ホントに「ヤバイ」状況です。

戦後の高度成長時みたいに「生めよ増やせよ」「人口増こそ国力だ」などとは思いませんが、これほどまでの急激な少子化と人口減少は、一つの国としてはあまりにも下り坂なのではないでしょうか。

将来の国を支える赤ちゃん、増えて欲しいですね。そして、生まれてきてくれた赤ちゃんたちには、ぜひとも健やかに育ってほしいものですね!

では赤ちゃんを健やかに育てるための大切なアイテムの一つ、おむつのお店の「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
布おむつ本舗

ショップ名 :
布おむつ本舗さん

サイトURL:
https://www.nunoomutsu-honpo.jp/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

10年ほど前に一度お世話になりました。その節はどうもありがとうございます。ど素人からのオンラインショップスタートでもう15年以上になります。いろいろヒントをいただけてとても感謝しております。
コロナ禍を経て世の中もオンライン上でも一気にいろいろな常識が覆っている感覚もあり、本当に必要な人に必要なものが届きにくいもどかしさを感じております。(潜在的には需要があるのに見つけてもらえていない)
もちろんアルゴリズムやマーケティングなどの勉強不足などもありますが……SEOにお金を払って検索順位を上げたりすることに価値を感じられなくなってきているのと同時に、SNSに頼りすぎるのもちょっと違うと、根本的にHPを作り直す必要があると痛感しています。
「布おむつ・布ナプキン」という少数派の方がターゲットであると同時に、自分の考えている当たり前は初めて来たお客様には伝わりづらいのでは? など。今だけよければいいというものでもなく、長く継続していくためのお店作りを真剣に考えてみたいので、またご縁がありましたらよろしくお願いいたしますm(_ _)m
(ちょこちょこHP変更したりしておりますので問題なければ)

第一印象:赤ちゃんの布おむつの専門店らしいお店だが…

ベテラン店舗さんだけあって、ページ制作のスキル、撮影や画像加工ブログ、SNSへの取り組みなどネットリテラシーも高く、良いお店だと思います。

赤ちゃんのイラストや写真、お母さんモデルさんの写真、おむつの商品写真などから、まさに「赤ちゃんの布おむつの専門店」らしい印象です。

一方で「布ナプキン」という商品群に関しては、育児ママだけでなく別の客層があるだろうカテゴリーだと思いますが、残念ながらほとんど目立たず、育児ママ以外の「布ナプキン」ニーズの女性客にとっては、「自分は対象外? 自分は場違いな客?」という印象を持たれる可能性が高いように感じます。

現状は、あくまで「赤ちゃんとそのママのためのお店」に見えます。
(布ナプキン目当てのお客様を除けばそれで良いと思います)
→布ナプキン客層については別案を後ほど総評部分でご提案

6年前に比べれば「初心者、布おむつ検討が初めての方」にとって参考になるコンテンツは増えて分かりやすくなっていると思いますが、ブログリンクなどコンテンツが増えすぎて情報が散在し、ごちゃごちゃ感が否めません。また動画説明などが見られず、やや古いタイプのネットショップという感じも受けます。

お店や店長のキャリアに応じて客の年齢層も上がって行くお店ならそれでも良いのですが、赤ちゃんのママ層という視点で見ると、新規顧客開拓は年々若いママさんたちを取り込んでいく必要がありますので、動画世代(ショート動画中心)に合わせたコンテンツの増強が必要だと思います。

<静止画と文字ばかりでは分かりにくい>
現代の時勢を考えると、静止画と文字ばかりの説明は、今どきのスマホ&動画SNS&時短慣れした気短かな若いママさんたちには、ややまどろっこしくて分かりにくいと感じる方も少なくないように思います。短い動画で端的で分かりやすい工夫を入れていきましょう!

<アイテム名や分類名も初見にはハテナ?>
あれこれ数十行読んだり、静止画を何枚も見て、おむつのアイテムの種類や構造、使い方や各アイテムの名前、おむつカバー、ワンサイズおむつ、ハンドメイドカバー、インサーツ、うんちライナー、魔法の布おむつ。…どれが何やら? 初心者さんには一度ではなかなか把握できません。

<短い動画での解説を期待>
でも、テレビ通販のように動画でこれが何、これが何と音声での説明付きで実際に赤ちゃん(もしくは人形でも)におむつを着けていく解説を見せれば、恐らく30秒~1分で基本の構成や各アイテムの種類、名前も認知&理解できると思います。

長文を読んで、写真から構造やおむつの可動部の動きを想像してね、ではなく、動きと音声とテロップの入った動画を使い、短時間で商品の概要や機能、質感、デザイン、使い方を把握させることで、店からの離脱率を下げて、基本セット、入門セットの購入率を高めることができると思います。

インタビューで浮き彫りになったこと

まずは前回登場時のインタビューを引用してお店の経緯を。

田島店長さん(女性)は、ご自身のお2人のお子さんたちの布おむつでの育児経験から、「もっと安くて便利で良い布おむつを!」と思い、当時は高かった海外製の布おむつをハンドメイドでアレンジして、ヤフオクで販売したというのがこの商売を始められたきっかけとのこと。

手ごたえを感じ、旦那さまのお仕事のコネと後押しで、輸入してくれる業者(商社)をみつけ、本格的に専門店としてやっていくことを決断し、15年前にお店をオープン。コツコツと商品数を増やし、商品改良、開発をしながら現在に至る。

特に洋裁などが得意だったということでもなかったそうですが、「布おむつには十分なニーズ、市場性がある!」と判断し、立ち上げられ取り組んでこられました。
実際にユーザーとして布おむつを使った子育てをして感じた良さや不便さを取り入れたことで、顧客満足度の高いお店になっているのだと思いました。

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ここからは今回のインタビューです。

コロナ禍を経ての、世の中の衛生感覚の過度の変化もあって、布おむつ推進派の保育園などが使い捨ての紙おむつへのシフトをせざるを得ないといった影響や、少子化による市場縮小もじわじわと効いてきているかも。

一方で、地球温暖化対策(CO2削減→焼却ゴミ削減)、環境マインドUP、マイクロプラスチック問題、健康意識UP(化学物質、経皮毒、アレルギーなど)、円安・原油高・物価高による家計費(紙おむつ代)削減のマインドなど追い風もあるので、そのあたりを意識した新規ユーザー開拓もしていきたい。

ただ、現状、すべてを1人でオペレーションしているので、やりたいことは山ほどあっても、なかなか手が回らない。動画説明や動画情報発信などの必要性は感じているが、スキル的に不安もあり、学ぶ時間も手段もなかなかなく…

などなど、何度も「1人でやっているので」「1人なので」との言葉が出て、ワンオペによる限界をかなり感じられているご様子でした。

ただ、改善・向上の意欲は旺盛で、明るく前向きでいらっしゃるので、具体的に何からどう手掛けていけば良いかを模索中という状況のようでした。

具体的なダメ出し&改善策

6年前にも申し上げた点なのですが…

まずは初来店、初見のお客様にとっては漠然としている「布おむつに何が必要なのか? いくらかかるのか? メリット、デメリットとデメリットの克服&解決方法」などの優先関心事を、いかに短時間でどんなものかを理解させる見やすくまとまったページが必要だと感じました。

今は、これらの情報コンテンツがむしろ豊富にサイト内のあちこちに散らばってあり過ぎて、初見のお客様にとっては概要把握することが難しく、時間がかかる状態です。

せっかくのトップページ上部の「布おむつやってみよう」からのページも
https://www.nunoomutsu-honpo.jp/page/4

長々と縦長で、しかも途中途中で他のページへのリンクが多く、行ったり来たりしながら読むのはとても面倒臭く、集中力が持ちません。

シンプルにA4用紙1枚のチラシをイメージして作り直してみましょう。このページだけ見れば「布おむつ本舗」の布おむつライフが理解できるように情報集約してまとめましょう。

そしてこのページでの最重要はスタートセットへの誘導。
布おむつ本舗さんのサイトまで訪れて、このページまで来ている人は、既に「布おむつに興味あり!」「布おむつをやってみたい!」という人たちです。

気短かな人なら、「で、何を揃えればいいの? いくらかかるの?」が早く知りたいはず。「細かいことはよく分からないけど、とりあえずスタートセットを買って始めてみたい人」には、早くスタート商品の購入ページに行ける導線を分かりやすい所に作っておきましょう。

とにかく。この「初めての方向けのページ」を見直し、ブラッシュアップして、重複情報は思い切って削除して、初見のお客様を混乱させないことが大切だと思います。

1枚のページにまとめるには「長い文章と多くの写真」ではなく、「見出しと動画」や「4コマ漫画イラスト」のような、それだけ見れば布おむつライフの始め方がわかるコンテンツに仕上げることが重要です。

初心者ママさん、布おむつ未経験者さんの目線に戻って用語解説やアイテム解説をしていきましょう。

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例)布おむつの構成は A)カバー + B)おむつ吸収部からなります。A)には~~~の種類、Bには~~~の種類があります。(イラストか写真付きで)それぞれの選び方・基準は~~~です。

自分で選びたい方はコチラ→カテゴリーへ誘導
まだよく分からないけどとりあえず始めたいという方はコチラ→スタートキット(【松】【竹】【梅】)へ誘導
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のようにナビゲーションが欲しい所です。

他の商品で例えると、ゴルフを始めるならクラブ類+バッグ+ボール+ティーやホルダーなど小物類+ウェア・シューズ類。
自分で選びたい方はコチラ→カテゴリーへ誘導
まだよく分からないけどとりあえず始めたいという方はコチラ→スタートセット(【松】【竹】【梅】)へ誘導

というのと同様です。

その他、お習字を始めるなら、絵画を始めるなら、スノボを始めるなら…などなど初心者にとっては何であれ、最初は何を揃えていけば良いか、何が必要か、各グッズの名前も、スタートするための一式セットがどんな構成にすれば良いのかも分らないと何も買えないし始められないということです。

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また、布おむつライフを始める上で大きな訴求ポイントである紙おむつ→布おむつでの「節約・コストダウン」は、まだ情報が中途半端な気がします。

もっと具体的に、使い捨て紙おむつの価格はAmazonの安値セール品で1枚あたり20円程度で近所のドラッグストアよりかなり安い価格をベースに試算しています(といった表現が欲しい)。

計算例(3歳でおむつ卒業として)
0歳~半年 20円×10枚/日×30日×6か月=3万6,000円
半年~1歳 20円×8枚/日×30日×6か月=2万8,800円
1歳~2歳…?????円
2歳~3歳…?????円
合計 3年間で 約 XXXXXX円も紙おむつ代がかかる!

一方、布おむつの場合
布おむつ代はフルセット+オプション揃えても ZZZZZ円
洗濯で増える洗剤+電気代+水道代は…
1回???円×30日×36か月=YYYYY円
XXXXXX円-(YYYYY+ZZZZZ)=NNNNNN円もお得!

これだけあったら、お子さんの三輪車や自転車、おもちゃ、ママへのご褒美としてバッグやお財布だって買えちゃいますね!

など、より具体的に「紙おむつの最安値価格と比較してもこんなにもメリットがある!」をイメージさせるようにしっかり計算根拠を示しましょう!

洗濯の電気代、水道代は複数の洗濯機メーカーのサイトから拾って平均値を出して示しましょう。

例)Panasonic
https://panasonic.jp/wash/select/eco.html
ハイアール
https://haier.co.jp/story/electricity-and-water-bills-for-laundry/
東芝
https://faq-toshiba-lifestyle.dga.jp/answer.html?category=114&page=1&id=318

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その他気付いた修正点
メニュー → 商品カテゴリー →【送料無料】福袋・おためしセット
https://www.nunoomutsu-honpo.jp/product-list/33
の上の方の、
布おむつ生活をお得にすぐ始めたい方は、スターターキット(30点セット)をお勧めします。
↑↑↑↑↑
のリンク先が 404 Error File Not Found でありません。
早急に修正してください。

50点
総評

「布おむつ本舗」さんとすれば、主力はあくまで赤ちゃん用の「布おむつ」とその赤ちゃんを育てているお母さんへの商品だと思いますが…

一方で若干ターゲットの違う「布ナプキン」という商品がありますね。
インタビューで 売り上げ構成で2~3割ある商品群だと聞きました。

赤ちゃん関連は冒頭コラムでも述べた少子化によってどんどんと縮小していく市場ですが、布ナプキンはお母さん以外の女性客層をターゲットにすれば今より売上の大きな成長も期待できます。

そのためには「布おむつ本舗」の中の布ナプキン販売ではなく、今のお店から分離させて女性全体市場への布ナプキン販売として別店舗を立ち上げることをご提案したいと思います。

人口も減少に転じた日本ではありますが、出生数に比べれば人口の減少はまだ緩やかですし、70~80万人×3歳分というおむつ市場規模に比べれば、数千万人の「生理のある女性市場」はおむつ市場の数十倍の市場規模ですので、当店からすれば相当に大きな潜在市場です。

生理の終わった更年期~シニア層の尿漏れやおりもの対策品としても考えれば、もっと潜在市場規模は大きくなりますし、年齢層が上がるほどゴミやCO2削減など環境への配慮や、使い捨てへの罪悪感、もったいない意識、コストダウンへの意識も高い客層がきっといることでしょう。そして今度はそうした客層からその娘さん世代の新規ママ層へ布おむつのプレゼントやオススメも期待できるかもしれません。

いずれにせよ「布ナプキン」を独立させ、新顧客層にアプローチすることは最優先課題ではないでしょうか。
(布ナプキンSNS→布ナプキン新サイトへの誘導)

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布おむつ本舗に関しては、お客様(育児中のママ&パパ)目線で考えれば、専門店ならメインのグッズだけでなく、周辺グッズ、お手入れ用品なども取り扱いしていて欲しいもの。

布おむつでいえば、専用洗濯洗剤や予洗い用の小型洗濯機とか洗濯石鹸、泡立てネット、環境やお肌に優しい洗剤や漂白剤類、洗濯板とかうんち落とし用ブラシなどの洗濯問題解決商品。

また外出時の汚れ物専用バッグ(匂いや水漏れ対策品)、最近だと洗濯機の給水ホース部分に取り付けるナノバブル発生器、洗面台や浴室でのナノバブル機能付きのシャワーヘッド(汚れ落ち力UP)なども関連周辺商品になり得ると思います。

洗濯やうんち汚れ対策に関しては、物販以外の個別相談アドバイスなどノウハウ指導やオンラインセミナーなども新たな収益モデルとしての可能性もあると思います。

単純業務(受注や出荷など)をパートさんを雇うなどして任せていき、店長はクリエイティブな仕事の時間を増やして収益アップしていく。苦手な動画編集などは外注クリエイターにスポットで依頼するなど「1人での限界」を解決することもそろそろ考えていきましょう。

業績UP、効率向上、田島店長の生活や心の質向上のための改革・改善にもこうした可能性をそろそろ検討していきましょう。

これからの方向性について具体策でお悩みの場合は、またお気軽にご相談ください。

以上、「ダメ出し!道場」でした!

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国際紛争や情勢不安による円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが、マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、おちゃのこネットが無料でご提供しているおちゃのこバナーのご紹介です。
定期的にご紹介していますが、毎月バナー画像を更新していますので、是非ご活用ください。

「デザイン管理」のドロップダウンメニュー内におちゃのこバナーへのリンクがあります。


なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

孫の七五三に行ってきました。私はiPhoneで、一眼レフは息子に持たせてそれぞれ写真を撮りましたが、粗選びで残ったのはiPhoneの写真ばかり。少なくともスナップ写真はスマホで十分という時代になったようです。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
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