あなたの敬語、自信がありますか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

最近は日本語の乱れを指摘する声をあまり聞かなくなりました。といってみんなが正しい日本語を使い始めたという雰囲気ではありませんから、乱れているのが日常になってしまったということでしょうか。

特に乱れを感じるのが「敬語」です。立派な社会人でもちゃんとした敬語が使える人はあまり多くはありません。立派な風体をした、しっかりしたバックグラウンドのある人が敬語の使い方で幼稚な誤りをしてしまうこともよく見聞きします。

「オススメ参考書」では過去数回にわたって敬語の本を紹介してきましたが、今回は学者や言葉の専門家でない人が書いた本を取り上げたいと思います。

タイトルの「盛りすぎ」は、過剰な敬語表現に対するものであると同時に、行き過ぎた自己防衛による敬語の選択のことも指しています。

ちゃんとした言葉を使える人は、自然と人から信用されるものです。この機会にあらためて敬語のことを考えてみませんか?

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その敬語、盛りすぎです!

前田めぐる・著/青春出版社・刊

990円(キンドル版・税込)/1100円(紙版・税込)

言語学者や日本語の専門家が書いた敬語の本は山のようにありますが、退屈な文法の話が出てきたり、用例が日常生活とかけ離れていたりして、役に立つものは少ないようです。

その点、本書が人気なのは、著者が学者でも専門家でもない、敬語マニアのコピーライターだからでしょうか。京都在住の女性コピーライターであるところも人気の原因のひとつかもしれません。

著者は「はじめに」でこう言っています。
***
言葉は人と人をつなぐ糸。ちょっとした違和感があれば、その言葉を解きほぐし、紡ぎ直します。大切なのは、正しさ以上に「ほどのよさ」。盛りすぎないほどよい敬語を生かせたら、目の前にいる相手を大事に思う気持ちを率直にさりげなく表せます。ビジネスにおいても、ごまかしのない本質を捉えた会話が成り立つでしょう。「この人とまた会いたい」「こんな人に仕事を頼みたい」と思われたり、ふとした瞬間に心地よい空気が流れたり……盛りすぎないからこその誠実さと潔さがもたらす恩恵です。
***

本書では、敬語の間違いを指摘するというよりも、「盛りすぎ」に警鐘を鳴らすスタンスで世の中にあふれる敬語の誤用を槍玉に挙げていきます。そして、なぜ敬語を盛りすぎてしまうのか、その背景についても触れていきます。

それでは、目次を紹介していきましょう。
・はじめに
・1章 その敬語、盛りすぎです
・2章 その敬語、へりくだりすぎです
・3章 その敬語、失礼すぎです
・4章 その敬語、流されすぎです

すごくシンプルな目次だと思われたかもしれませんが、各章の中見出しはすべて盛りすぎ敬語の実例になっていて、それを書き出すとちょっと引用の範囲を超えてしまいそうです。

各章の意味については、各章扉のコピーを見ると一目瞭然です。

1章 その敬語、盛りすぎです
炎上や誹謗中傷を恐れるあまり、
敬語が大盛りになっていない?
バカ丁寧で過剰な敬語が今日も増殖中

2章 その敬語、へりくだりすぎです
せっかくの低姿勢も行きすぎると不適切だったり
慇懃無礼だったりと逆効果

3章 その敬語、失礼すぎです
身内や物を高めたり、丁寧に見えて実は横柄だったり
誤った使い方や見当違いがかえって失礼になることも

4章 その敬語、流されすぎです
言葉は生き物、移りゆくもの。
そしてか弱く、頼りなきもの。
周りが使っているからと流されすぎるのは考えもの

では1章から順に見ていくことにしましょう。

著者が「盛りすぎ」と指摘する「バカ丁寧で過剰な敬語」の最初に登場するのは、「ご予約様、入られました」という飲食店での店員のひと言です。

著者は最初、次のように考えました。
「ご予約の○○様が入られました」で他の来店客に個人名がばれてしまわないように?
「予約客が入ってきたよ。ぶつからないよう気をつけて」と他のスタッフに注意を喚起するため?
他のスタッフにも予約客への「いらっしゃいませ」を促すため?

結局、著者が推理した3番目の予想が当たっていたようでした。店内のあちこちから「いらっしゃいませ!」という元気な声が返ってきたからです。

それでも、この用法は間違いです。無生物で無形の「予約」にいくら「様」を盛っても、最上のおもてなしにはなりえないからです。

なぜ、「お客様が来られました」「お客様がお見えです」「お客様、ご案内いたします」ではいけないのかと、著者は首をひねるのでした。

次の用例は「プリンターがお壊れになった」ですが、これは明らかに盛りすぎの誤用なので飛ばして3番目の用例に移ります。

「おっしゃられてください」
これは単独で書くと明らかな二重敬語ですが、話し言葉の中では時々出てくることがあります。
「お気付きのことがございましたら、何なりとおっしゃられてください」
と言われて、一瞬「?」と思いながらも流してしまうことが多いのではないでしょうか。

著者の解説によると、これは明らかに二重敬語だそうです。
***
「言う」を「おっしゃる」と尊敬語にし、さらに「れる」を加えて尊敬語にした二重敬語です。
***

ところで、「お召し上がりになる」はどうでしょうか。これは「二重敬語の例外」で誤用ではないそうです。「食べる」の尊敬語である「召し上がる」は元の語とまったく別の形になっていて、こういうものは「特定形」と呼ばれて、「お~なる」をつけて二重敬語の形になっても、「習慣として定着している」のであればOKとなるのだそうです。敬語の世界は奥が深いですね。

次は丁寧語「ます」の使い過ぎです。
「本日お見えになります方は、お知り合いでいらっしゃいますか」の用例は、書いてしまうと誤用とはっきりわかりますが、話し言葉の中で使われると流してしまいがちです。ほかにもこんな例があります。
「これに懲りませずに」
「改めまして」
「ご多忙にもかかわりませず」
「重ねましてお礼申し上げます」
「差し当たりましてご意見を伺います」
「したがいまして今後の教訓といたします」
「取り急ぎまして申し上げます」
聞いたこと、使ってしまったことがあるのではないでしょうか。

続いて2章に入ります。2章のトップは「頑張らせていただきます」です。

この用例には流れがあって、「見積もりの額、もうちょとだけ何とかなりませんか」と言われての返事が「ご希望に添えるよう頑張らせていただきます」となっています。こういう応答は、よく耳にするのではないかと思います。

「させていただく」は許可を得て行うと見立てて使う謙譲表現なので、「頑張らせていただきます」は相手から頑張ることを無理強いされていることになります。

さらに著者はこう付け加えています。
***
何よりも「頑張る」という高位は、自身の強い意志によるもの。文法云々ではなく、こうした内面に関する言葉は直接の敬語にはなりにくいのです。さらに、他人の許可を得ることでもないため、「させていただく」という言葉とはなじみません。
***

この場合は、「ご希望に添えるよう、精一杯努力いたします」「ご希望に添えるよう頑張ります」と言えばいいわけです。

次の用例は「退院させていただきました」です。
「おかげさまで順調に回復しまして、昨日退院させていただきました」だと、日常的によく耳にする言い回しです。

しかしこれは「盛りすぎ敬語」なのだそうです。
なぜなら、「させていただく」は「相手の指示を頂戴しているという卑下した形で自分の動作を謙遜した言い方」だからです。退院を許可したのは主治医で、この会話の聞き手が許可したわけではありません。だからこの場合は、
「退院いたしました」が正解となります。

著者は「させていただく」を「へりくだりすぎ表現の代表格」と指摘します。しかし、次の場合はダメとは言いきれないそうです。
・目上の人が集まる会などを途中で退席する場面
「恐縮ですが、ここで失礼させていただきます」
・結婚式の出欠に返信ハガキで答える場面
「出席させていただきます」
いずれも許可は不要ですが、許可を得てそうすると見立てているからです。

同じように著者が「盛りすぎ言葉」の代表格とするのが「いただく」「頂戴する」です。
「お名前を頂戴できますか」という誤用に対して著者は、
「ダメです、嫌です、『お名前』はさしあげられません」と心の中で対応しています。

著者は「敬語で混乱したら、元の言葉に戻すのが基本」と教えてくれています。それに従って「お名前を頂戴できますか」を変換すると、「名前をもらえるか」になります。その時点で、明らかに誤用とわかります。
「お名前を教えていただけますか」で十分なはずです。

しかし現実には「お電話番号を頂戴できますか」「ご住所をいただけますか」という言い方が幅を利かせています。名前を記入してほしい時には「こちらにお書き願えますか」「こちらにご記入いただけますか」と言えばいいのです。

ただし、「こちらにご記入いただいてもよろしいですか」は丁寧なようで誤りです。相手に許可を求める言い方になってしまっているので、違和感を与えます。

3章では「失礼な敬語」が登場します。丁寧な言葉づかいをするつもりが、失礼な印象を与えるのでは逆効果ですね。

最初の例は「ちょっと入らせていただきます」です。
「させていただく」は「許可は不要なのに許可を得てそうすると見立てている言葉」です。なので「ちょっと入らせていただけますか」なら不自然ではありませんが、「入らせていただきます」と言うと許可を得ずに強行する印象になります。

「来週の月曜日、休ませていただけないでしょうか」
「来週の月曜日、休ませていただきます」
「来月いっぱいで、退職させていただけないでしょうか」
「来月いっぱいで、退職させていただきます」

上下の文を比較してみると、ニュアンスの違いが明らかになるはずです。

次は「お連れしました」です。一見丁寧な言葉づかいのようですが、「連行する」という感覚があるため、該当人物はあまりいい気持ちにはならないでしょう。
「ご案内しました」とするのが正解です。

続いて「レシート、ご利用されますか」というレジ係の人の言葉です。
著者によると、これは「エセ尊敬語」で完全な誤用だそうです。
「ご持参されてください」「ご卒業されました」も同様の間違い表現です。
「レシートはご利用なさいますか」が正しい表現です。

本書に出てくる例は過剰に言葉を飾った誤用が多いのですが、言葉の不足による誤用もあります。
「この投稿を拡散ください」
「詳細は下記より確認ください」
「要項については下記を参照ください」
などは、「ご」が抜けているために誤用となっています。「ご」が付けば尊敬表現になるところを、省略しているために敬語ではなくなっているわけです。

「お求めやすいお値段」の「お求めやすい」は「敬語もどき」です。正しい表現は「お求めになりやすい」なのですが、誤用がスーパーやデパートで大流行しています。

最後の4章は世間に定着している誤用をとりあげています。
「こちらが焼き魚定食になります」は、よく聞く言い方ですが、「なります」の用法が誤っています。「なります」の正しい用法は次の例です。
・雪が溶けると水になります
・脱税は犯罪になります
・お会計は880円になります
・ここからの眺めは実に絵になります

「ご注文の品はお揃いになりましたでしょうか」という言葉づかいも、よくファミレスなどで耳にします。「お揃いになる」は「揃う」の尊敬語なので、この言い方だと料理を立てている言い方になります。「ご注文の品は揃いましたでしょうか」「ご注文の品は、以上でよろしいでしょうか」とすべきです。

「こちらからはご乗車できません」という駅での案内も誤用です。「ご乗車になれません」が正解です。元の形「乗車する」、尊敬語「ご乗車になる」、可能形「ご乗車になれる」とたどっていけば、誤用が防げます。

「してもらっていいですか」もテレビの中だけでなく、街中でおなじみになってしまっている表現ですが、誤用が目立ちます。本来は相手に何かをしてもらいたい場面で許諾を求める時に使うものですが、現代では依頼の表現に変わっています。

スーパーやコンビニのレジで聞かれる「袋は大丈夫ですか」も、よく考えると客を悩ませる表現です。「袋はご入り用ですか」と聞くべきですが、マニュアルにそう書かれているのかもしれません。逆に、外国人客には結構通じるそうです。

以上、ざっと概観しましたが、肩の凝らない日本語のエッセイ風読み物として、気軽に読んでみてはいかがでしょうか。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

「健康オタク」と呼ばれるような方は、皆さんの身の回りにもきっといらっしゃるでしょう?

〇〇は血圧にいいらしいよ!
□□はボケ防止にいいんだって!
△△がガンに効くってよ!

などなど、健康や病気に関連する食品や栄養成分、習慣などについて、良かれと思ってアドバイスしてくれる方は日本全国各地(いや世界中?)にたくさんいらっしゃいますよね(^^;)

特に中高年~シニアの持病や体調不良などが多くなる世代になるほど多く、シニアが集まれば会話の大半は病気や健康の話(苦笑)

「良いもの」を教えてくれるだけなら良いのですが…中には「身体に悪いもの」「リスクの高いもの」をやたらと並べ立て、不安をあおってくる人も少なからずいらっしゃいます(汗)

●●を食べ過ぎると高血圧になるよ!
■■はコレステロールが高くなるってよ!
▲▲は食べ過ぎると糖尿病になるよ!
▼▼はガンになるから絶対やめた方がいい!

なんて決めつけて注意を促して(脅して?)くる人も少なからずいらっしゃいますよね。

「健康オタク」はちょっと表現は悪いかもしれませんが、「体調や健康にとても繊細に気を使っている方」は現代社会にはとてもたくさんいらっしゃいますし、それらに関連する産業の規模はとても大きく、健康関連のネットショップもとても多いです。

本当に医学や生化学的な根拠がある良いものもあれば、かなりオカルトチックな怪しいものまで様々で、正に「玉石混淆」(ぎょくせきこんこう)です。
「玉=宝石=価値あるもの」と「石=価値のないもの」が入りまじっている状態→善いものと悪いものが一緒にまざっていることを意味します。

→教訓としては
何が「良いもの」で何が「悪いもの」かに気を付けて、それらを見極める眼力・能力を常日頃から鍛え養っていくことが大切だ! ということだと思います。

売る側のお店の立場では「石」ではなく「玉」だけを売りたいですし、「石」を「玉」だと偽って売ったりしないように気を付けたいところですね。

それにはしっかりとした医学や科学の知識を学び、「根拠」や「証拠」に基づいて説明しながら商品を販売するように心がけていかなければなりません。

せっかくの「玉」も磨いて光を当てなければ曇って「石コロ」にしか見えませんし、「石」を磨いてワックスや色付けして「玉」に見せかけるような売り方は詐欺や犯罪にもなりかねません。

医療・医薬・科学といった信頼できる根拠のある「玉」を誠実に販売して欲しいものです。

さてさて、今回のお店は食品ではありませんが、国やWHOなどの公的機関でも「健康に影響を及ぼす可能性がある」としている「電磁波」を防ぐアイテムを専門に開発・製造・販売されているメーカーさんの直販ショップサイトです。

携帯電話や高速デジタル回線、町中に増えていくWi-Fiスポットや違法な改造をされた高出力無線機、諸外国の新たな電磁波兵器など、電磁波に関するリスクや不安要素は増えていく一方で、関心を持つ消費者や潜在ニーズを持つ消費者も増えていることでしょう。

そうした中で、今回のお店は果たして「玉」なのか「石」なのか?「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
マモデンパ

ショップ名 :
MAMODENPA(マモデンパ)さん

サイトURL:
https://mamodenpa.net/

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

<当社について>
当社、株式会社マモデンパは電磁波から身体を守るためのアイテムを企画・開発して販売しているユニークな会社です。アイテムは中国の指定工場と日本の地元工場で製作しています。アイテムには、導電性生地である銀繊維で銀糸を編み込んだ特殊な生地、通常のポリエステルメッシュ生地に銀または合金を蒸着した生地を使っています。
<おちゃのこネットでサイトを作ることにした理由>
おちゃのこネットでサイトを作る前に既存の<電磁波シールド専門ブランド マモデンパ>の通販サイト(https://mamodenpa.com/)があります。
サイト作成会社に依頼して作った通販サイトです。6年間運営してきましたが、ページの変更、文言の変更、画像の変更、新商品の掲載など、すぐにサイトの更新ができず多額の金額がかかるため、どうしたらよいものか? と思案していたところ、おちゃのこネットとメイクショップが候補にあがりました。
両社の機能を比較したところ特注商品(オーダーで特注電磁波シールドカーテンを製作しています)の受注システムがある点と、グループ分けができグループごとに特典を設定できる点が当社の販売方法に合うためおちゃのこネットで契約をしました。
既存の通販サイトは現在も運営中ですが、時期を見て現在開発中(電磁波を吸収する金属粉を使ったアイテム)の商品でサイトを作り直す予定でいます。
<申し込んだ理由>
現在おちゃのこネットでショップを作っている途中で7割方できていると思います。商品ページはアマゾン・楽天と同じ内容で作っています。こちらの思い・考えで作っている商品ページですが、お客さんに商品の良さがちゃんと伝わっているのかどうか、独りよがりになっていないか、とても心配しています。
そこで、この時点でダメ出し道場でショップ自体がどうなのか、強烈なアドバイスをいただきたいと思い申し込みをさせていただきました。アドバイスいただいたダメな部分については、すべて商品ページに取り入れてより良いサイトを作りますのでお願いいたします。

第一印象:mamodenpa? 馴染みのない単語で直感的にわかりにくい

mamodenpa というアルファベットの単語は馴染みのない単語なので、直感的にはわかりにくいです。まもるでんぱ→マモデンパ?

トップページ第一画面にお店のキャッチコピーやサブタイトルなど「何のお店なのか?」を一瞬で伝える説明が欲しいです。

SEO的にもヘッダー、タイトルに 店名とキャッチが必要です。

例)
電磁波対策ウェア専門ブランド mamodenpa マモデンパ 守る電波

------------------------------
イメージ画像も 子供と妊娠中のお母さんのお腹、赤ちゃんの画像だけでキャッチコピー、キャプションなどの文字がないので、ともすれば第一印象は「ベビー用品のお店?」と誤解されかねません。

店長、社長にとっては当たり前になり過ぎている自社のビジネスを、今一度、「初見の方に10秒で伝えるならなんと言う?」のように考えて、お店のキャッチフレーズを文字にして看板画像の右に掲載しましょう。

例)
mamodenpa
電波調査のプロが開発した電磁波シールドウェア専門ブランド

------------------------------
電磁波が健康にどう悪いのか? は当サイト内では不明瞭でよくわかりませんが、動画などから、当社製品(ウェア類)が明らかに携帯電話などの電波をかなり高い効率で防いでいるのはよくわかります。

電磁波が良い悪いは別にして、「まずは防げる商品群である!」という点をもっと強調し印象付けることが重要なのではないでしょうか?

例1)
紫外線やブルーライトが目に悪いことを証明せずとも、まずはこの眼鏡がこんなにカットできる! ことをアピールする。

例2)
未知の細菌がどれほど身体に悪いかはまだ不明でも、まずはこのマスクがあらゆる菌類を通さない! とアピールする。

例3)
風力発電所や電気給湯器のヒートポンプの発する低周波の音波が健康に与える悪影響はまだまだ未解明だが、このイヤホンのノイズキャンセル機能が低周波音波を防ぐことをアピールすれば魅力に感じる顧客層は相当数いるはず。

これらと似たようなロジックなら、うさん臭くなく安全な論理展開であると思います。

それができた上で、電磁波のリスクをエビデンスを示しながら少しずつ掲載していけば良いと思います。

インタビューで浮き彫りになったこと

社長の小林さんにお電話でインタビューさせていただきました。

当事業を立ち上げる以前は情報漏えいセキュリティ機器の販売業を経営されており、その一貫で不正電波・不正通信電波等の検出調査業務、健康被害に係る高周波電磁波・低周波電磁波等の検出調査業務をされておられました。
ライフワークとしても空間を飛び交うさまざまな電波(電磁波)を調べておられました。

新たに携帯電話の基地局が近所に建った法人顧客から機械類の不調、個人客から体調不良の原因が電磁波にあるのでは? と調査の依頼を受けることが多くあり、電磁波対策としての防止/防護アイテムに興味が湧き調べたのがきっかけだそうです。

価格面・機能面でなかなか納得できるアイテムが市場にないことがわかり、それなら自分が開発してやろう! と開発に闘志を燃やされてきたそうです。

現在は調査業務などは止めて、この電磁波対策アイテムに特化して奥さまと、娘さんと共にmamodenpa の企画、開発、製造、直販をされているそうです。

既存の導電繊維を使った電磁波を反射して透過させずに防ぐウェア類に加え、現在は金属粉を使った電磁波を吸収する新たな素材を開発中で、それができたら建材等新市場にも拡大を狙っておられるそうです。

おちゃのこサイトやネットでの情報発信、更新などは娘さんが担っておられるとのことですが、子育て中ということもありお忙しく、なかなかSNSでの情報発信までは手が回っていないご様子。

私は大学では理工学部出身で、基本的な科学の素養はあるつもりですが、社長のお話は直接口頭で聞けば十分に「なるほど」と説得力のある内容でしたが、残念ながら現状のサイトにはそれを論理的に裏付けるような客観的な第三者エビデンスが掲載やリンクされていませんので、怪しさが拭い切れてはいないと思います。

「電磁波対策商品」というカテゴリーで見れば、怪しい他社製品も多いため、うさん臭い目で見られることも多いのがもどかしいところのようですが、自社も十分なエビデンス(根拠・証拠)をしっかり調べてまとめたり、掲載していくところに手が回っていないのが現状のようで、そこが当面の課題だと感じました。

具体的なダメ出し&改善策

似たようなアイテムが多く、違いがわかりにくいものがあります。

例)
商品カテゴリー:トップス
https://www.mamodenpa.net/product-list/5

の、
電磁波シールドタンクトップ【男女兼用】 [EMC-331UDW]11,800円
電磁波シールドタンクトップ【男女兼用】 [EMC-322UDW] 8,800円
は一覧の品名、品番だけでは違いがわかりません。

電磁波シールドタンクトップ(3枚セット) [EMC-302TTP]は上のど
ちらの3枚セットなのでしょうか?

それぞれをクリックして商品ページに入り、見比べればフィットタイプかゆったりタイプかの違いがやっとわかるのですが、それでも個々のサイズをそれぞれメモして比較しないと差がわかりません。

実店舗なら横に並べて違いが一目瞭然でわかると思いますが、オンラインショップでもそういう比較選択判断ができるような見せ方が求められます。(比較表など)

その他、Tシャツ、アウター、コート類などにも違いがわかりにくいものが見受けられます。

SOLD OUT品も多いですが、近日中の再入荷の見込みがあれば良いですが、今後は入荷しない、もしくはかなり先まで入荷しないものは一旦、倉庫に入れるなり掲載を取り下げないと、購入意思決定のブレーキになります。

近日中入荷見込み品は、品名に「●月●日頃入荷予定」などと記しておけば、SOLD OUTにせずとも注文が受けられます。

結構種類が多いので、お客様を迷わせると決めきれず注文できなくなってしまいます。自分にはどの商品が合うのか? を誘導してさしあげましょう。

例)
頭を守りたい方は帽子!
妊婦さんへのプレゼントなら腹巻、レギンス、ショーツ!
内臓(心臓、肝臓、胃腸など)を守りたい方はシャツ類!
お腹(胎児)を守りたい方は 妊婦用!
生殖系臓器を守りたい方はパンツ!!
アウターに響かない(外から見えない)のはタンクトップ!
睡眠時の安心を得たい方は毛布!
在宅時の安心を得たい方にはカーテン

などなど…
→ こんな方にはコレ! というパターンをいくつか用意して提案し、購入を促していきましょう。

予算に余裕のある方はあれもこれもすべてを買って、あらゆるケースで電磁波を防ぐことができるでしょうが、限られた予算で電磁波を防ぎたい方は何を優先したいのかによってオススメのアイテムが変わると思いますので、ニーズやタイプやシチュエーションごとの提案を用意すると良いでしょう。

------------------------------
社長のプロフィール、スタッフ紹介など…
トップページ下部の「私がマモデンパの店長です」のコーナー。
ご家族3人の笑顔でフレンドリーな雰囲気の写真は「お店」としては良いのですが、一方で「メーカー」としての確固たる信頼感の面ではやや軽くも見えてしまいます。

社長のプロフィールや経歴をできるだけ具体的に述べて、理系技術者であること、電磁波に苦しんだり悩まされたりしていた顧客の話など、できるだけ具体的なストーリーやエピソードを語るなどすると、より信頼感が感じられる店長&スタッフ紹介になると思います。

また社長と「スタッフの2人」というあいまいな表現ではなく、奥様と娘さんも、はっきりと名前や立場を明記して、娘さんも自らが妊娠~子育て中のママであり、mamodenpaの製品を身に着けたり、子供にも使って安心の中で子育てできている点などをメッセージとして発信されるのが良いと思います。

------------------------------
【SNS活用が効果的な商品群です!】

普通のファッションアパレルではなく、機能性が最優先される商品ですので、SNSでの付加価値の情報発信や啓蒙活動は重要です。

まずは Instagram をメインに発信していくのが良いと思います。
リール動画投稿をメインに、新規フォロワーを増やしていきましょう。
自分ユースだけでなく、「妊婦さんや小さなお子様のいる方へのプレゼントに!」という提案は効果的だと思われます。

Instagramリール動画はYoutubeのショート動画にもそのまま転載できますので、ぜひ休眠中の Youtubeアカウントも復活させましょう。

余裕があれば、X、Facebook もぜひ同じ動画の投稿で良いので運用していきましょう。

60点
総評

全体としては、
1.「電磁波そのものに関する解説・説明」
2.「電磁波のリスクに関する解説・説明」
3.「当社製品の電磁波を防ぐ機能、能力に関する説明」
4.「当社製品によるベネフィットの説明」

3に関しては動画で充分に説明できていますが、
4に関してはまだ充分に説明できているとは言えません。
電磁波が防げるから「安全」と言えるのか?
それとも電磁波が防げるから不安感が減り「安心」できるのか?

根本である1.2.に関しては公的機関や第三者の専門家など、客観的な信頼度の高い機関や専門家視点からの資料や論文など、科学的・論理的な根拠や証拠を示すことが何より重要です。

インタビューではそこのところはよくわかっておられるとのことでしたが、現状は残念ながらおちゃのこショップにはその根拠となるようなリンクや引用はほとんど見られませんし、自社サイトからのリンク先(総務省サイト)も実際の直リンク先ページには該当する根拠が見当たりません。証拠を示すつもりがかえってウソっぽく怪しい状況になってしまっています。

国や法律の基準を満たしているものさえ危険! と感じさせるような表現はいたずらに不安を煽る商法で、詐欺まがいと感じられるリスクもあり望ましくありません。

日本の基準がヨーロッパに比べて低いとしても、日本国家(総務省)が危険を知りながら基準を甘くしているというような誤解を招きかねない表現も良くありません。

例えば、下記のような説明はいかがでしょうか?
↓↓↓↓↓
日本でも国(総務省)は電磁波の健康に与える影響を認識しています。だからこそ法律があり安全基準値が設定されており、メーカーや販売企業に製品が基準値を満たすことを求めています。
ただ、流通しているすべての機械類や通信機器、その他の電気製品が常に安定して安全基準を満たしているのか? 常時チェックや全数チェックされているわけではないですし、違法改造された通信機器や不良率の高い海外製品も溢れかえっている昨今、いつどこで安全基準を超える電磁波が発せられているか、知らず知らずにそれらにさらされているかはわかったものではありません。

電磁波の健康に与える影響自体もまだまだ未解明・未知のことも多く、世界的にも調査・研究が続けられている状況です。

個々のメーカーの機械類や通信設備などが基準を満たしていても、場所によって複数の機器類の電磁波が重複しているところも多く存在しており、その相互作用などは未知数です。

危険度合がまだよくわかっていないから、電磁波を浴びても安全なはず!? とは安心できない方も多くいらっしゃいます。

電磁波のリスクは未知であっても、当社の製品の電磁波を防ぐ能力は間違いのない事実で、自信を持ってオススメできる商品です。

まずは、危険かもしれない電磁波を少しでも防いで、リスクや不安、そこからくるストレスを軽減して少しでも安心して暮らしていただけるような製品・商品を提供していくのが当社の使命です!
↑↑↑↑↑

というようなスタンス・表現が良いのではないでしょうか?

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玉石混淆の電磁波対策グッズ市場の中で、数少ない「玉」の製品を持つメーカーさんだと思います。ぜひ玉をちゃんと玉に見えるべく正しく信頼できる説明や情報掲載をしていってください。

これからの方向性について具体策でお悩みの場合は、またお気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

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国際紛争や情勢不安による円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが、マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

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ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

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そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

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にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
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下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
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内容:
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【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、前回ご紹介したカスタムパーツでショップのフォントを変更する方法をご紹介します。






管理画面から設定する

管理画面の「デザイン管理」>「カスタムパーツ」ページにあるリストの下部にフォント関連のカスタムパーツをご用意しています。
日本語フォントのみ変更するパーツ、日本語フォント+英数字フォントのどちらも変更するパーツがあります。

設定詳細は以下のFAQをご確認ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1753

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

iPhone16 Pro Maxに機種変更したので、話題のカメラボタンをいじり倒しています。おもちゃとすれば高額に過ぎますが、もはや生活のパートナーなのですよね。来年の日本語AI実装が楽しみです。
(おちゃのこ山崎)

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