ロゴタイプのサンプル1,000例、見てみませんか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

7月前半だというのに、もう酷暑日が続き、この調子だと8月はどんなことになるのか心配です。

あまりにも暑いと、いくらエアコンを運転していても仕事に身が入らない気がしますね。もしエアコンが故障したらどうしようと、いらぬ心配をしてしまいます。

こんな時には文字ばかりの本はあまり頭に入らないので、オススメ参考書もビジュアル中心の本を選んでみました。

今回ご紹介するのは、当代第一線のデザイナーの作品ばかりを1,000点もオールカラーで掲載したロゴタイプの見本帳です。

涼しいお部屋でパラパラめくり、ご商売のロゴタイプをリニューアルするときの参考にしてください。

お知らせ 大好評!カート離脱フォローのご紹介

皆さん、こんにちは。

今回は、大変好評いただいているカート離脱フォローのご紹介です。
ご利用いただき、売上が伸びているショップさまも多数おられます。

○カート離脱とは
ネットショップではショッピングカートに入れた商品が決済されずに放置されることがよくあります。
その要因は様々ですが、約51%の商品が購入されないまま、カートのあるページから離脱してしまい、売上の機会損失が起きていると言われています。

おちゃのこネットのカート離脱フォロー機能は、自動メール配信とショッピングカート内に離脱した商品を表示して、購入を促すことができます。

自動メール配信では、AIが最適な時間帯を探し、もっとも効果が高いと思われる時間帯に、メール配信をおこないます。それ以外にも、時間帯を指定しての配信も可能です。

https://www.ocnk.net/spec/index.php?screen=cartabandonment

※カート離脱フォローは有料オプションです。
15日間無料でお試しいただけます。

カート離脱フォローFAQ
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=show&cat=281644



オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

Designer's Collection 精鋭クリエイティブディレクター、アートディレクターの思考と表現から学ぶ。 究極のロゴデザイン

デザインノート編集部・編/誠文堂新光社・刊

3,960円(キンドル版・税込)/4,400円(紙版・税込)

値段を見て「ずいぶん高いな」と思われたかもしれませんが、350ページを超えるオールカラーの本に、有名デザイナーのロゴ作品が1,000点も載っていると考えると、それほど割高ではないかもしれません。

ロゴデザインは誰でも作ることができますが、商品やサービスのイメージを向上させ、見た人の心を打ち、好感を呼び、記憶に残るロゴとなると、そう簡単ではなさそうです。

本書には現代日本を代表するデザイナー27名のロゴデザイン作品1,000例が掲載され、その一部は使用書体まで明示されています。「新しいロゴがほしい」と思っている方には、きっと参考になるはずです。

発行元の誠文堂新光社は、1912年(明治45年)創業の老舗出版社です。最初は取次業からスタートし、翌年に出版業に進出しました。誠文堂新光社という社名は、誠文堂として出発し、1935年(昭和10年)に新光社という出版社を吸収合併した際に付けられました。

昭和40年頃まではペット関連、理工学書、人文科学書、デザイン、美術、教育などの学術書と児童書分野の出版社として知名度がありました。しかし1998年(平成10年)に不動産事業の失敗から経営危機に陥り、経営体制が変わります。

いくつかの雑誌は休刊または譲渡されて整理され、現在も継続しているのは1924年創刊の「子供の科学」と「無線と実験」、1946年創刊の「農耕と園芸」、1952年創刊の「アイデア」、1965年創刊の「天文ガイド」、1984年創刊の「フローリスト」です。

ムックも歴史のあるものが継続しており、「デザインノート」は2004年創刊、「イラストノート」は2006年創刊です。ほかに1928年創刊の「天文年鑑」という年鑑を出版しています。

本書の編者となっている「デザインノート」というムックは、「プロフェッショナルが教える、究極にわかりやすいデザインの教科書」というのがキャッチフレーズの特集本で、最新号は2024年7月16日発売の「今さら聞けないデザインのきほん」です。

発行元のサイトでは、このシリーズのことを次のように表現しています。
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アートディレクターやデザイナーを志す人たちのための専門誌。トップクリエイターの発想の原点を、彼らの仕事への姿勢やワークフローから学び取るというコンセプトのもと、クリエイターを志す人たちに役立つ誌面づくりを目指しています。 -「Interview」(人となりのご紹介)- 「Works」(作品紹介)-「Making」(作品ができるまでのプロセス紹介) これらの観点から、クリエイターがどのような現場で創作し、どのような思考過程とプロセスを経て作品を完成させているか、わかりやすい解説と豊富なビジュアルで紹介しています。
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本書に登場するデザイナーのラインナップは、次の通りです。
佐藤可士和(SAMURAI)、永井一史(HAKUHODO DESIGN)、廣村正彰(廣村デザイン事務所)、粟辻美早・粟辻麻喜(粟辻デザイン)、水口克夫(Hotchkiss)、居山浩二(iyamadesign inc. )、徳田祐司(canaria inc. )、水野 学(good design company)、柿木原政広(10)、CEMENT PRODUCE DESIGN 金谷 勉、色部義昭(日本デザインセンター色部デザイン研究所)、内田喜基(cosmos)、木住野彰悟(6D)、池田泰幸(株式会社サン・アド)、氏デザイン 前田 豊、福岡南央子(woolen)、Takram、石川竜太(Frame)、カイシトモヤ(room-composite)、ザッツ・オールライト、櫻井優樹(METAMOS™)、小玉 文(BULLET Inc.)、藤井北斗(hokkyok/MIDORIS)、荒川 敬(BRIGHT inc.)、金田遼平(YES Inc.)、赤井佑輔(paragram)

最初に登場する超有名デザイナー、佐藤可士和氏については、特別インタビューが掲載されています。まず、そこから見ていくことにしましょう。

佐藤氏は「ロゴデザインを考える」という項目で、「ロゴデザインの役割」について、次のように述べています。
***
一口にロゴと言っても様々なタイプのものがあると思います。例えば、グローバル企業のロゴと一店舗のロゴでは、デザインの考え方は大きく変わります。そのロゴがどこで、どのくらいの期間使われるものなのかを考え、求められる役割を見きわめていくことがまずは大切です。その上で、形から入るのではなく、ブランドや企業の特徴を表現するロゴのコンセプトから考えるようにしています。
***

そして「ロゴのコンセプトをどのように考えていくのか」について、自身の代表作であるユニクロのロゴを例にしてこう答えています。
***
例えば、ユニクロの場合はアメリカで生まれたカジュアルファッションを日本流に解釈し、グローバルに展開するというブランドの立ち位置を表すために、ロゴにカタカナを用いることにしました。カタカナは外来語を表すために使われるものですし、世界に対しても、日本のポップカルチャーを体現するアイコンとして受け止めてもらえると考えました。
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「コンセプトを形に落とし込んでいく上で意識していることを教えてください」という質問に対しては、次のように答えています。
***
まずはコンセプトに適したイメージの合う書体を探します。ただ、コンセプトを完璧に体現する既存の書体というのは存在しないですし、近いものが見つかったとしてもそれをベタ打ちするだけではロゴにはなりません。フォントはテキストとしての読みやすさ、使いやすさを前提に設計されていますが、一方のロゴは記号性が重要な要素になります。そうした観点からロゴとして成立する形を追求していきます。
***

続くインタビューの中で佐藤氏は「ロゴには二つの耐久性が求められる」という重要な発言をしています。耐久性のひとつは、「時間」です。佐藤氏は「50年」をひとつの目安として、子どものころに見たロゴが大人になっても古びて見えないことを指標にしています。

もうひとつの耐久性は多様なメディアに対するもので、スマホの画面で見ても、ビル壁面の巨大なデジタルサイネージで見ても、あるいは立体物や布などの特殊な素材に展開されても、一貫したイメージを保てることが大事だということです。

次のページからは、佐藤氏の作品が紹介されます。トップバッターはご存じユニクロのロゴです。カタカナの使用に関してはインタビューでも触れられていますが、赤をカラーに選んだ理由は、「日本発のブランドであることを示すため」とのことです。

その次の作例は楽天のロゴです。2003年からブランディングに携わり、2018年にリニューアルした楽天のグループロゴがまとめて紹介されています。ちなみに「Rakuten」の下にある横棒は、漢字の「一」をモチーフとして取り入れたものだそうです。

楽天のロゴに関しては「楽天フォント」と呼ばれる書体を新たに開発し、SANS、SERIF、ROUNDED、CONDENSEDの4書体にそれぞれ5つの太さがあり、合計20書体でブランド表現をしています。

佐藤氏の3番目の作例は、くら寿司です。江戸の町人たちにファストフードとして親しまれてきた寿司の本質を世界に発信するものとして、江戸文字と欧文をミックスしたグローバル統一ロゴをデザインしています。

4番目の作成はヤンマーです。創業100周年を機にスタートしたリブランディングを担当し、ブランドの最も重要なアイデンティティとして「FLYING-Y」を設計しました。

次に登場するデザイナーは、永井一史氏です。永井氏はHAKUHODO DESIGN代表取締役社長で、多摩美術大学教授でもあります。作例のトップは「ヘルプマーク」。身体内部に疾患を持つ人や妊娠初期の女性など、外見からはわからないが援助や配慮が必要な人のためにつくられて赤に白地で十字とハートマークがデザインされたものです。見たことのある人も多いことでしょう。

東京オリンピック、パラリンピックに向けて2017年にJISに追加された規格ですが、現在では全国のほとんどの県で採用されているそうです。

次の作例である「Tokyo Tokyo」は、東京の魅力を国内外に発信していく東京都の事業のロゴです。筆文字のTokyoとゴシックのTokyoを重ねることで、江戸から続く400年の伝統と、未来に向けて進化し続ける都市の姿をイメージさせています。

その次に登場するのは、創業100周年でロゴをリファインしたユーハイムです。創業者であるカール・ユーハイムさんがもともと作成したロゴを作り直し、これからの100年を担えるロゴと世界観を表現しています。

続いて、1566年創業の老舗寝具メーカー、西川産業のロゴが紹介されています。一見すると江戸時代から使用されているロゴを踏襲しているようですが、縦の線を直線から曲線に変えることによって、動きを表現しています。マークに添えられた「nishikawa」の文字は、優しさと強さを感じさせる小文字が使われています。

その隣には、パレスホテル東京のロゴがあります。ファイブ・ドッツと呼ばれるシンボルと、パレスシルバー、パレスブルーの2色で表現された格調高いロゴマークです。

次のページには代表的なロゴ作品が1ページに6点掲載されています。東京電力のパワーグリッド、東京大学iスクール、新丸ビル、一休.com、じぶん銀行、TEPCO、REGAL、dinos、MONOなどの見慣れたロゴと、見慣れないロゴが混じった4ページは、じっくり見るといろいろな発見があります。

3番目のデザイナーは、廣村正彰氏。田中一光デザイン室の出身で、美術館や商業施設、教育施設などのCI、VIを多く手掛けている人です。

最初の作例は富士御殿場蒸留所。かつてキリン・シーグラムとして知られたキリンディスティラリー富士御殿場蒸留所のリニューアルロゴです。富士のFをシンボルマークとし、日本人として初めて渡米したジョン万次郎のレタリングから要素を抽出してデザインしたものです。

2番目の作例はヨックモックミュージアム。世界有数のピカソの陶器作品を扱うミュージアムのロゴです。ピカソの作品から着想を得たシンボルマークにオリジナルフォントの欧文を組み合わせています。サイン素材にはセラミックを使い、案内やピクトグラムもピカソの世界を楽しめるようにデザインされています。

その先にも、タカラレーベン、立正大学、東京ステーションギャラリー、すみだ水族館、アヤナリゾート、栄光ゼミナール、あんしん財団、横須賀美術館、津田塾大学、コープさっぽろ、あいちトリエンナーレ2013、ヤオコー川越美術館、六本木アートナイト、鉄道博物館、丸善、紀ノ国屋などのロゴがずらっと掲載されています。

続いて登場するのは、粟辻美早、麻喜の女性デザイナー姉妹です。この姉妹が中心となって女性デザイナーによるデザインスタジオである粟辻デザインを主宰しています。

最初の作例は佐々木製茶の茶の庭というショップとカフェを併設した施設のロゴマークです。佐々木製茶の屋号である「かねじょう」をシンボリックに扱い、茶葉のように柔らかい印象のフォントを使用しています。

2番目の作例はグランヴォー・スパ・ヴィレッジです。千葉県中房総にオープンした複合リゾート施設で、豊かな視線の中に人々が集うイメージを、山と森と水のシンボルを使ってデザインしています。

3番目の作例は国際工芸アワードとやまのロゴ。地球と立山連峰をイメージしたマークとChoplinというフォントの欧文で組み立てています。

その次の作例はキヤノンのNEOREALというイベントのロゴです。3年間連続して担当したので、ロゴのシルエットは同じながら、地紋と色彩による塗り分けがまったく異なっています。

続く41点の作例は、いずれも中小企業のロゴながら、ユニークな発想と丁寧な仕事を感じさせる秀逸なものばかりです。

その次のデザイナーは水口克夫氏です。水口氏は電通勤務を経て独立したアートディレクターで、NEC「バザールでござーる」、サントリー「BOSS」、ソフトバンク「お父さんイラスト」、NHK「真田丸ポスター」などの作品が知られています。

最初の作例はJR東日本の北陸新幹線開業プロジェクトのロゴです。水口氏は金沢市出身なので、北陸新幹線の開業には縁があります。暗いイメージをもたれがちな北陸の印象を一気に明るく変えた作品でした。

2番目の作例は、ベネッセコーポレーションの「いぬのきもち」「ねこのきもち」のロゴです。オリジナルフォントでいぬとねこが幸せな時を送り、共に暮らす人に喜びが生まれる様子をイメージしています。

以下、大人気コミックNARUTOの連載完結記念展覧会のロゴや金沢ゆかりの名物芝寿しにまつわる芝寿しのさとのロゴなど21点の作例が目を引きます。

以下、紙幅が尽きてきたので飛ばし気味に紹介します。
居山浩二氏の集英社文庫ロゴと上州富岡駅ロゴ。
徳田祐司氏のいろはすロゴと吉乃川ロゴ、グノシーのロゴ。
水野学氏の三井不動産ロゴとJRE POINTロゴ、再春館製薬所ロゴ、オイシックスロゴ。

柿木原政広氏の角川武蔵野ミュージアムロゴと静岡市美術館ロゴ、松竹芸能ロゴ、学研ホールディングスロゴ。
色部義昭氏の大阪メトロロゴと草間弥生美術館ロゴ、東京芸術大学ロゴ。
内田喜基氏の井村屋ロゴと井筒グループロゴ。

池田泰幸氏のかいけつゾロリ35周年ロゴと虎ノ門ヒルズロゴ、高橋書店ロゴ。
前田豊氏のあいちトリエンナーレ2019ロゴとNHKスタジオパークロゴ。
福岡南央子氏のキリン世界のKitchenからロゴ。
デザインファームTakramのメルカリロゴとJ-WAVEロゴ、日本経済新聞ロゴ。

櫻井優樹氏の食べログロゴとECのミカタロゴ。
藤井北斗氏の大宮門街ロゴ。

オフィスに1冊備えておいて、隙間時間に眺めてみることをおすすめしたい本です。ページをめくっていると、いろいろなアイデアが湧いてくることでしょう。


 

EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

私は、自分や家族の誕生日もつい忘れてしまうくらい、記念日や何周年というようなことへの関心が薄いのですが、2010年10月に始まった「ダメ出し!道場」も14年目、前回で300回を迎えました。

今回はあらためて、初心に返って!?

「おちゃのこネットでeコマースをやる意味」

についてざっくばらんに考えてみたいと思います。

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

おちゃのこネットの特徴は? とスタッフさんやベテラン店舗さんに
聞けば、次のような答えが返ってくると思います。

・低コストでオンラインショップが開ける
・初期費用・販売手数料 無料
・ITやWebデザインの専門知識がなくてもお店が作れる
・デザインのテンプレートが豊富
・EC初心者でも手軽に始められる
・さまざまな業種やタイプのショップに対応できる豊富な機能
・いろいろな決済方法に対応可能
・オリジナルのフリーページも作れる

このように山ほどの強みや特長、機能などが挙げられるでしょう。

 

でも…

今さらすぎて、当たり前すぎて、おちゃのこスタッフさん達ですら挙げていない基本中の基本の特徴があります!

それは…(もったいつけるな~(^^;))

「ネット上に自分のお店が持てる」

ということです!

なんじゃそれ!? 当たり前やん! と怒らないでください(^^;)

「ネット販売」とか「eコマース」とか言いますが、これって別に店を持つことではないですよね。

メルカリやヤフオクみたいなフリマに「出品」して匿名やニックネームでただ物を売る方法だってありますし、一般的になっています。

Amazonのような巨大マーケットで販売するのも「店を構える」のとは少し違います。お客さんは物を買っているけど、Amazonの何という出品者から買ったかなんて関心はほとんどないし、すぐ忘れる。
べらぼうに高い販売手数料も取られる。

楽天市場は一応「出店」という形はとっていますが、あくまでドメインは rakuten,co,jp/xxxxx/ というテナント扱いですし、お店はお客様(購入者)のメールアドレスさえ得ることができず、退店すれば顧客との縁も切れる。かなり高い販売の手数料も取られる。

おちゃのこネットは、本来のオンラインショップ、ネットショップのように独自のドメインで、プロバイダーのレンタルサーバーやホームページ開設よりもうんと安いコストで「自分のお店=拠点」を構えることができるのです。

お客様に対しても、「ウチはこういうお店で、こんな店長が運営しています!」
「名前も住所も掲げてここで正々堂々と商いしていますよ!」
「逃げも隠れもしませんよ! ここが拠点ですよ!」
と、しっかり宣言することができます。

いつ消えてしまうかわからないモールやフリマの出品者とは安心感も信頼度もまったく違います! いつでも連絡や質問やリピート注文も、継続取引もできますよ! 1回限りの売り逃げ業者とは違いますよ! ということもアピールできるのです。

お店にとっても、個々のお客様とのコミュニケーションやお取引履歴、お客様の個人情報までしっかりと入手・管理できる(今後の提案や連絡も可能)わけですから、モール出店やフリマ出品とは差別化が可能なのです。

でも、このおちゃのこ出店の基本中の基本の特徴をあまり理解せず、活かしきれていないお店が多く、もったいなく感じます。

もう一度言います。

「おちゃのこネットでeコマースをやる意味」 は、

「ネット上に自分のお店が持てる」

ということです。

大昔の商売で言えば、行商人でも露天商でもなく、ちゃんと表通りに店を構え、信頼される商いを行えるということ。

裏を返せば、おちゃのこネットは信頼されるお店だからこその商品やサービスを売るのに向いているECの手段だということです。(一時でさっと売り逃げするようなお店、商品には向いてない!)

どこで買っても同じ、ただ安いところで買えばいい商品なら、みんなamazonやメルカリやアジア系格安モールでの一見買いになってしまいます。

でも、商品にちゃんと作り手の物語やメッセージがあって、物のスペックと価格だけでなく、こだわりや思い入れ、提案やアイデア、使用感、アフターサービスなど「物以外」の付加部分の価値が高い商売をしているのなら、おちゃのこネットに自分のお店を持って商売する意味・意義がある! と言えるのです。

それは言い換えるなら、「物を売る=商売」としているお店ではなく、「お得意様を作り育てる=商売」として志し、継続しているお店だと言えるでしょう。

ただただ、目先の流行りものや粗悪品を安く仕入れ、「在庫限り!」「限定〇〇〇個!」「今だけ〇% off!」のような悪いマーケティングテクニックだけで薄利多売するような方は、おちゃのこネットではなくamazonやフリマ出品で目先の売上を狙って疲弊・消耗しながら薄利の安売り合戦を頑張ってください。(皮肉)

そうではなく、こだわったり思い入れのある良い商品やサービスをを企画・開発し、お客様も大切にできるお店は、ぜひおちゃのこネットでその特徴を活かして頑張ってください。(応援&賞賛)

ただし、ネットの上で人の集まる場所はSNSです。

検索→お店 の流れは ごくわずかな目的意識の明確なお客様だけです。SNSで商品やお店を知る→お店 の流れを作らないと集客がなかなかうまくできません。

少しだけマーケティング的なことを言うと、現代の「消費行動」はスマホを起点に発生しており、空き時間にスマホをいじっている(その多くは動画サイトを含むSNSを見ている)際に何らかの商品を知り、瞬間的に買いたい衝動にかられ、商品を売っているお店にアクセスし、買い物行為を完了させる「パルス型消費行動」が広まっているそうです。(Google日本の調査報告)

この「パルス型消費行動」の特徴は、最初から特定の商品を購入する意図を持たず、ネット上の活動で出会った新情報が脳内にある既存情報や潜在欲求と結びついた瞬間に、それまで自覚、想定していなかった購買行動を起こしてしまうことで、従来の街の店で目にした商品を「衝動買い」することとは異なるようです。

例1)なんとなく目の疲れや視力減退を感じていた人が、今まで知らなかった目に良い新成分をたまたま眼科医のSNSで知ったことで、その成分が高濃度に含まれるサプリを検索して買ってしまった。

例2)漠然と、ダイエットやスタイル維持のために運動しなきゃなー! と思っていた人が、インフルエンサーがSNSで紹介していたトレーニングマシンを見て衝動的に検索したが、高すぎたので安価な類似品を見つけて購入してしまった。

例3)お菓子作りが好きな彼女のいる旅行好きな自分、SNSで見かけた京都の老舗和菓子店の「和菓子作り体験教室」に行くために、急遽彼女の休みの予定を確認して京都旅行を計画!

などなど、いずれも商品そのものを見ての衝動買いではなく、スマホ起点、SNS起点で2つ以上の情報が結び付き「欲しい物」が生じて購買行動が衝動的に発生している点、販売者が想定できない、していないことがきっかけで購入が起きてしまう点が特徴的です。

一方で、昔からマーケティングの世界で想定される消費行動を「ジャーニー型」とか「カスタマージャーニー」と呼びます。
商品の認知→興味→調査→比較→理解→納得→購入というように、購買行動を旅(ジャーニー)に例えたものです。

パルス型消費が広まったとはいえ、ジャーニー型が廃れたりなくなったわけでは決してありません。パルス型に多い安価で瞬間的に購入決定しやすい消費財などに対して、ジャーニー型に多い耐久財や高級品、オーダーメイド品は認知してから購入までに期間を要することも多く、顧客は徐々に情報や知識を得ながら比較選択し購入に至るので、お店側も顧客の意思決定までに関与する時間や機会が充分にあると言えます。

わかりやすく言えば、接客・Q&Aでお客様の心理変化に影響を与えられる! ということです。

専門店として「おちゃのこネット」に店を持ち、SNSでお客様と出会い、コミュニケーションし、ジャーニーに影響を与え、購入決定に誘導する。

正にフットワーク軽く商品ページ登録制作でき、お客様に個々に接客でき、信頼を得やすいおちゃのこネットにお店を持つ意義だと言えるのではないでしょうか!

店長・店主の皆様、今一度おちゃのこネットに拠点となるお店を持っている意義・意味を初心に返って見直してみてください。

集客に広告費をふんだんに使える大手さんなら、新規の一見客を集め続けられるかも知れませんが、広告費の限られるスモールショップは、リピートと客単価の高い優良顧客を着実に1人ずつ獲得・育成することが有効です。

それがやがてお店の財産となるはずです。

一方でSNSで商品そのもの以外の情報や用途提案などを発信しながらパルス型消費と新規客獲得も拾っていく。現代型オンラインショップのサバイバル戦術だと思います。

以上。ダメ出し!道場でした!

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国際紛争や情勢不安、自然災害などによる円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが…

マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください! きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、商品一覧や商品詳細ページの販売価格の通貨ラベルと税表示の文字サイズを小さくする方法をご紹介します。






スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。


.responsive .tax_label,
.responsive .currency_label.before_price,
.responsive .currency_label.after_price {
font-size: 85%;
}
.responsive .detail_page_body .tax_label,
.responsive .detail_page_body .currency_label.before_price,
.responsive .detail_page_body .currency_label.after_price {
font-size: 77%;
}
.responsive .currency_label {
font-size: 77%;
}

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

運動不足の蓄積を痛感して、20年ぶりくらいにジム通いを復活させました。まだ2日目ですが、ローイングマシンで足がふらふらです。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(https://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
https://blog.ocnk.net/blog/

■おちゃのこネットFacebook
https://www.facebook.com/ocnk.net

■おちゃのこネット公式twitter
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■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【おちゃのこさいさい】https://www.ocnk.me/
【オートステップメール】https://www.autostepmail.com/

■受信の停止は、最末尾のURLをクリックしてください。

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ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

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