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昭和の仕事術は令和に通用するか号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

みなさんはどのような大型連休を過ごされたでしょうか。私は1日は孫と娘夫婦を連れて母のいる老人ホームを訪ね、この夏で93歳になる母親を笑顔にしてきました。

もう1日は車の定期点検で午前中ディーラーに行き、午後は家族と都内の懐かしい場所を散策しました。どちらも混雑とは無縁の、お金のかからないアクティビティでした。

もの書き兼編集者として仕事をしている身だと、比較的自由に時間が使えます。もちろん〆切に追われている時は散歩にすら出かけられませんが、そうでない時は平日や早朝・深夜など「思い立った時」に行動を起こせます。

「カレンダーの赤い日」しか休めない人々が多数派になったのは、高度経済成長期以降のことといわれます。サラリーマンが労働者の大半ではなかった時代は、みな適当に休んでいたので、休日の大混雑はあまりなかったのでしょう。

休日の大混雑が昭和以降の風物詩なのだといわれると、「昭和」という時代への感慨が深くなります。「三丁目の夕日」のようなノスタルジー一辺倒ではないにせよ、「明日は今日より良くなる」と人々が信じていた時代のエネルギーは、今とはずいぶん違っていたのでしょう。

さて、そんな昭和時代のビジネスメソッドが今に通用するかというと、首を傾げる向きも多いと思いますが、ずばり、そんなタイトルを付けた本が話題になっています。

今回のオススメ参考書ではその本を取り上げてみたいと思います。

お知らせ おちゃのこネットデザイン作成プランに作成事例を追加

クチュール軽井沢
クチュール軽井沢
https://www.couture-gift.com/
皆さん、こんにちは。
大変ご好評をいただいているおちゃのこネットデザイン作成プランに、ご利用いただいたショップさまの作成事例を追加しました。ご利用いただいたショップさまにも見やすくなった、商品を探しやすくなった、感動した!など、大変満足いただいております。
おちゃのこネットのデザイナーが作成しますので、HTML、CSSで高度なデザインカスタマイズが可能です。
綺麗なだけでなくユーザー利用目線で商品を売るためのデザインで作成します。

是非この機会にデザインプランをご検討ください!
今ならお待ちいただくことなく制作が可能です。

デザインプランの詳細、事例は下記ページよりご覧ください。
https://www.ocnk.net/design/list.php

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

今こそ使える昭和の仕事術
―ビジネスマン30年生の経験がたった3分で身につく

後田良輔・著/かんき出版・刊

1,485円(キンドル版・税込)/1,650円(紙版・税込)

金曜ドラマ「不適切にもほどがある!」が人気を博したことで明らかなように、令和に生きる若い人たちにとって、昭和時代はすでに「異世界」です。ノスタルジーというよりは「不適切」という言葉が代表するように「違和感」の対象なのでしょう。

本書のメインタイトルである「昭和の仕事術」は、半ばギャンブル的なネーミングです。というのは、本書で著者は必要以上にそれを強調することなく、むしろタイトルの後半が本来のテーマだったのかと思わされるからです。

その意味では、キャッチーなタイトルを付けて話題になることを狙ったのは、著者サイドではなく出版社側だったのかもしれません。このようにネーミングの背景を想像するのも、本を鑑賞する時のひとつの楽しみといえます。

著者は大手広告代理店出身のビジネス書作家。「気配りのプロフェッショナル」を標榜し、著書10冊、ネットメディア寄稿100本以上、メディア露出50回以上を数える人物です。noteでは「凡人なのにプロ物書きを10年続けられる方法」を連載しています。https://note.com/ryosuke_ushiroda/

本書がユニークなのは、目次の前に「本書を事前に読んだ方の感想」が6ページにわたって掲載されていることです。まるで通販広告のような印象ですが、それを眺めるだけで本書の性格が見えてくるので、少し引用してみます。

「この本は、ビジネスだけでなく、人とコミュニケーションを取るうえで必要なスキルだと思います」20代女性

「今までこのような内容の本を読んだことがなかったので、とても新鮮な気持ちで読ませていただきました」20代女性

「今日からすぐに使えるような仕事術がたくさんあり、とても勉強になりました」20代女性

「この本は著者が自分の未熟だった部分をさらけ出してくださっているおかげで『共感』からスッと内容が入りやすかった印象です」20代女性

「上司が本当に求めていることは私の行っていることと合っているかを確認することが、この本の面白さだと感じました」20代男性

「どんどんデジタル化が進んでいく時代の中で、アナログな仕事術を身につけることがいかに大切であるかを痛感させられました」20代女性

「仕事の悩み(上司との価値観の不一致)に関しても冷静になってこの本を読めば(読み直せば)ひとつ上のステージに近づけると確信しました」20代男性

「わざわざ先輩や上司が教えてくれない細かい所作などの説明があったのがよかった」30代女性

「ちょっと読んでみようかと手にとり、そのまま一気に読み終わりました。ひとつのパートが簡潔で気づきにあふれており、とても面白かったです」30代男性

「自分の営業スタイルを再点検する機会になりました。本書で紹介されている内容のベースは、どれもいかに相手の気持ちになれるかというおもてなしの気持ちだと思います」30代男性

「一つのテーマについて、『やり方』『効果』と端的に記載されており、詳細な解説についても1ページに記されていて、とても読み進めやすかった」30代女性

「人と人の本質はデジタルではなく、アナログです。全人類がロボットにならない限り、昭和の遺産(レガシー)は永遠に生き続けると思います」40代男性

「どのスキルもその先にはリアルな『人』がいる。それを改めて気づかされる内容でした。またどんなタイプでもどのような仕事でも必要なものがバランス良く入っていたのは、他書とは違いますし、その時々で見返すことができるバイブルになると思います」40代女性

「20代~30代に対して『昭和の仕事術』を伝える書籍でありながら、それ以上の年代にとっては処世術や基本的なマナーを振り返るための教科書の役割も担っていると思いました」40代女性

「昭和の粗さの中にこんな繊細な理論があるとは! 驚きました。20年前の自分に読ませたいです」40代男性

「20代の方には、社会人になったあと、人付き合いがしんどい、うまくいかないと感じるときに読んでほしい。もっと上の世代には、自分の仕事のスタイルを変えたいと思ったとき、周りのうまくいく人をうらやましいと思ったときに読んでほしい」40代女性

「ビジネスの中では『自分がどうか』より『相手にどう思われるか』が大事であることを若い人に知ってもらえるいい本だと思います」50代女性

「この本に書かれていることの何か一つでもいいから始めてみるといい方向に進むと思います」50代男性

「人間同士の心と身体の距離が近かった日本の昭和にこそ、多くのヒントがあるのだと思いました」60代男性

それでは本書の目次を紹介し、その後で気になった項目を抜粋していくことにします。

・はじめに 誰も教えてくれない最強スキル
・本書を事前に読んだ方の感想
・Chapter 1 基本の仕事術
・Chapter 2 不快にさせない仕事術
・Chapter 3 メール・SNS・リモート会議の仕事術
・Chapter 4 会話の仕事術
・Chapter 5 ビジネスシーンの仕事術
・Chapter 6 ワンランク上のビジネスシーンの仕事術
・Chapter 7 社内の仕事術
・Chapter 8 営業の仕事術
・Chapter 9 会食の仕事術
・Chapter 10 自分を鍛える仕事術
・おわりに

「はじめに」の最初の段落で、著者は簡潔に本書を紹介しています。
***
「仕事の失敗と成功の秘密」を研究して30年。
その成果を100個の仕事のコツにまとめ、1テーマたったの3分で読めるように、ぎゅっと凝縮してまとめたのがこの本です。
***

そして後半では、次のような熱いメッセージが語られています。
***
「人に叱られなくなったら終わりだ」なんて昔から言われていたのはもはや死語です。
あなたの上司や先輩は「あなたのミスや失敗を指摘しアドバイスすると、パワハラと言われるかもしれない。だったら言わないでおこう」と考え、自分の保身のために叱ることはもちろん、指導すら意図的に放棄しています。
それにも関わらず彼・彼女らは心の中で「本当は違う」と考え、あなたにマイナスの評価を下している……。これが令和の残酷な現実です。
コミュニケーションに対しての苦手意識は、あなたに問題があるわけでなく、時代に原因があったのです。だからこそ私は、誰も教えなくなった昭和の仕事術をあなたに伝えたい。
***

***
昭和の仕事術は簡単なものばかりです。しかしその極意はまるでアートと言ってよいほど奥が深い。高級ホテルのサービスやホスピタリティの上位概念とも言える「デキる人・一流の人だけが知っている昭和の仕事術」を、ぜひあなたも身につけていただきたい。
***

Chapter 1 の最初の項目は「よい人間関係を作る方法 相手の気持ちを想像する」です。【やり方】としては「相手の気持ちを想像するために、主語を『自分』から『相手に』に入れ替える」とあります。その【効果】は「あなたの好意が相手に伝わり、人間関係が好転する」です。

「自分はどうしたいか?」を、
「相手はどうしたいか?」に、
「自分は何をすると心地よいのか?」を、
「相手は何をすると心地よいのか?」
のように、主語を自分から相手に入れ替えて相手の気持ちを想像します。たったそれだけで相手は「あなたと仕事をするのは楽しい・心地よい」と感じ始めてくれるというわけです。

その少し先には「成長も信頼も引き寄せる人の仕事の姿勢 『やってみます』と一旦、受け入れる」という項目があります。
「無茶振りかよ」「ほかに適当な人はいないの」と思えるような仕事のオファー。でもそれを受け入れてみようという提案です。

「できそうにない」「失敗しそうだ」と断るのは簡単ですが、成長したいなら困難に挑戦する必要があります。「あなたならできそうだ」と思うからこそのオファーですから、受けてみて挑戦するほうがプラスになります。
失敗しても大丈夫。依頼した相手はそんなことは織り込み済みです

その次には「キャリアと信頼を獲得する人の作法 人が嫌がることに手をあげる」という項目があります。これも自分の成長の糧となり、周囲からの信頼が増すメリットだらけの方法です。

Chapter 2 の最初の項目は「コミュニケーションの最強スキル あいさつは自分からする」です。小学校で必ず教わることなのに、社会人でこれができている人はあまりいません。相手から好感を持たれるだけでなく、自分が気持ちよくなることなので、ぜひ実行したいものです。

次は「イライラされない話し方 『まず結論』で返す」です。これもよく語られていることなのですが、世の中で徹底されているとはいえません。その背景に「相手の貴重な時間を奪わない」という精神があることを知れば、より実践したくなるでしょう。

Chapter 3 の最初の項目は「メール・SNSの丁寧な終わり方 SNSのラリーは自分で終える」です。これを徹底することで相手から丁寧な人だと思われ、終わり時で悩むことがなくなります。

著者が仕事上で付き合った3000人のVIPの多くは「メールやSNSの終わり方がうまい」と著者を感心させました。その極意を聞くと「メールではなく手紙だと思えばわかりやすい」とのことでした。

ただし、相手が同じルールで対応してくるとエンドレスになりそうなので工夫が必要かと思います。

その次の項目は「相手想いの反応スピード メール・SNSは最低2時間以内に反応する」です。相手のやきもきした気持ちを防ぎ、コミュニケーション上手と思われるやり方です。これも自分の中でルール化しておけば簡単に実行できるでしょう。

かつては「メール返信は24時間以内」というのがビジネスマナーの定番でしたが、今では「トップ社員のメール返信は15分以内」というデータもあるほどスピードアップしています。

すぐに返信できない内容の場合は「○日の×時までに返信します」ととりあえず返しておきましょう。

まだまだ紹介したい内容は続きますが、興味があったらぜひ本書を手に取って確かめてみてください。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

皆さん、フリマってご存じですよね。
そう、フリーマーケットのこと。現代においてはスマホで中古品の売買ができる、いわゆる「フリマアプリ」をイメージさせる言葉になっています。(ヤフオクやメルカリ、モバオク、ジモティー、ラクマ等)

でも、リアルの世界でのフリマは公園や公民館、体育館などで敷物を広げ、商品を並べて来場者と出品者が対面で価格交渉やQ&Aの会話をしながら売り買いするフリー(Free)なマーケット(Market)…だと思っていませんか? 英語に強い方はご存じだと思いますが…

実はフリーマーケットの英語表記は free market ではなく、flea market なんですね。もっとも日本では 自由な市場というニュアンスで free market も正しいようですが…

ではこの 「flea」 って何でしょう?
最近ではフリマが一般的で「蚤の市(のみのいち)」って言葉はあまり使われなくなりましたが、そう、flea とは この 蚤(ノミ)のことなんですね。そう、あの血を吸って痒くなる虫の蚤(ノミ)です。

蚤が付いているような古着などを売っている市場という意味で、「蚤の市」=「flea market」→フリーマーケット→フリマ と訳され略されてきた言葉なんですね。

私も個人的にメルカリやヤフオク、ジモティーなどで家にある不用品を出品したり、骨董の火鉢とか風呂敷なんかを買ったりすることがあります。リアルの蚤の市も若いころ(昭和の時代)には行ったり出たりしていました。

でもあくまで趣味というか、個人的な売買でしたが。

さて、今回のお店はこのリアルな「蚤の市」でアンティーク商品を仕入れ、ネットで転売を始めたのをきっかけに、アンティーク品の専門店になったお店です。しかも英国(イギリス)はロンドンで銀の食器や器具に特化したアンティークショップです。

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
The Victorian Tea Room

ショップ名 :
The Victorian Tea Roomさん

サイトURL:
https://victoriantearoom.ocnk.net/

スマホサイトURL:
https://victoriantearoom.ocnk.net/phone/

ショップの現状、お悩みの点など

アンティーク銀器をイギリスから直送する形で販売しています。
今年でネットショップをオープンして12年目になります。
オープン時は幸先よく、オープンしてすぐに販売するなどとても調子が良く、SNSやGoogle検索などの宣伝もしながらアンティークシルバー、アンティーク銀器などのキーワードでGoogle1ページ目に入るなどコロナ時もほとんど問題がなく本当に良い時を過ごしてきましたが、2年ほど前から売り上げが落ちてきている感じがあり、どんどん円安になってきているおり、商品の価格もそれに合わせる必要もあり、今月に入って、本当に売り上げが底を打ってしまいました。ショップのトップページは12年前にオープンした時のままで古臭いのもよくわかっており、ショップのリニューアルを踏まえたアドバイスをいただけたら、と思っております。

第一印象:決して古臭くは感じないアンティークショップらしい佇まい

ご本人は「12年前にオープンした時のままで古臭い」と感じておられるようですが、扱っている商品が「アンティーク品」で「中古品」なので、アンティーク品の写真を使ったバナーが整然と並んだトップページは落ち着いた印象で、「何の専門店なのか」とてもわかりやすく、決して悪い意味で「古臭く」は感じられません。

スマホ(レスポンシブ)対応ではないですが、携帯サイトも文字ばかりでなく、キチンとカテゴリーバナー画像を用意されていますので、見栄えも良くわかりやすいと思います。

ただ、後ほどインタビューで見えてきた本当の【強み】である部分は、初見のお客様には伝わりにくい、気づかれにくいかも知れませんので、看板画像やトップページ内のキャッチコピー・見出しなどを見直してアピールされるのが良いと思います。

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業歴、経歴、From London、
にわかリサイクル中古品ショップとはワケが違う!
博物館級のアンティーク品も扱う本物のプロショップ
修理、修復、メンテナンス、

インタビューで浮き彫りになったこと

ロンドン在住40年、店主のボーイズ直子さんにオンライン通話にてインタビューさせていただきました。

直子さんは1983年に日本でイギリス人の旦那様と出会いご結婚。
ハネムーンで二人で世界一周の旅へ。
途中で旦那様の故郷イギリス・ロンドンで旅行資金を稼ごうと、しばし滞在。日本に居る頃から着物(呉服)の古着を海外へ売ろうと仕入れていた物をロンドンに送り、英国のアンティーク・ヴィンテージ品の蚤の市へ出店しお二人で販売。

高く売れて儲かることもあったそうですが、売れ行きは不安定で生活を安定させるために商売はだんな様に任せて直子さんはロンドンの日本食レストランや日本企業の現地オフィスで働き収入を安定化。

商売の方は日本がバブル期に入ったこともあって円高で日本人の購買力を狙うべしと、英国アンティーク家具を日本人に売る方へ切り替え、日本語の堪能なだんな様と輸出業務に精通しただんな様の友人とで徐々に軌道に乗り、日本の個人客だけでなくアンティークショップなどへも輸出卸するようになっていったそうです。

日本のバブルの崩壊後も暫くは好調は続いていたとのことですが、輸出業務を担ってくれていたパートナーさんが96年に引退されたのを機に、直子さんが日本企業への勤務を辞め、だんな様と一緒にお仕事を再開。その後、イギリスのアンティーク家具の業界で、幅広いネットワークを持つ会社になったそうです。

直子さんはその後、出産~子育てを経て、インターネットが普及したのもあって、家具ではなく、銀器を仕入れて日本人向けに売ってみようとヤフオクに出品を始めたとのこと。

ただ、ヤフオクではなかなか高いモノも売れにくいですし、オークション形式では最低落札価格を設定すると入札されにくく、設定せずに低価格からスタートすれば仕入れ原価割れで落札され赤字になることもあり、なかなか収益が上がりません。

そこで「ちゃんと店を構えて良い顧客を作り販売を!」と2012年におちゃのこネットに出店し The Victorian Tea Room を始めたそうです。

当初は、銀器の中でも高価な純銀製ではなく、純銀製品に比べれば低価格なシルバープレート(銀メッキ)品を中心に販売されていたそうですが、徐々にお客様も目が肥え、上客も増え、お店としてもより良い品を! で、現在は高価格帯の純銀製品や、品質、細工、状態の良いシルバープレート品に絞って展開。また長年の実績から、高い技術の銀職人の工房で修理・修復・磨きなどメンテナンスもできるので、変色やくすんでしまっているアンティーク銀製品をキレイな状態にして販売・出荷できることが強みとなっています。

また高額な品々を大量に在庫するのは資金的に大変ですが、長年の取引での信用が築かれているので、現地のアンティーク業者数社から、直子さんがセレクトした商品を貸し出してもらえるようになったので、在庫を持たずに撮影してドロップシッピング的にネット販売できるようになっているそうです。

一般的なドロップシッピングでは商品画像は卸元が用意した写真を使い、出荷も卸元からの発送で、お店は商品の現物を見ることも触ることもないままに「販売」しますが… The Victorian Tea Roomさんではあくまで直子店長が目利きし、商品の現物を借りて確認し、撮影も商品説明もすべて行いますので、商品情報の濃度が高く信頼できます。

これ(一点物の高額商品の貸し出し)は通常はなかなかさせてもらえることではありません。The Victorian Tea Roomさんの英国内での信頼度の高さゆえの大きな強みの一つだと思います。

ただ、最近の急激な円安と英国のインフレによって、円での販売価格を上げざるを得ず、日本でも物価高や先行き不安感が広がり顧客の財布の紐が締まっているようです。

商品価格帯は 数万円~300万円弱と幅広いですが、ネット通販平均と比べればかなりの高価格・高級品ショップです。

おのずと顧客、見込み客は高所得層、富裕層。リピーターさんが多いようですが、新規客獲得が課題のようです。

具体的なダメ出し&改善策

第一印象でも述べましたが、英国アンティーク銀器の専門店であることまでは一瞬でわかるのですが…

日本のお客様にとってのいくつかの他の魅力
・ロンドン在住40年、アンティークディーラー歴40年の経歴・業歴
・ロンドンでの直接仕入れ、ロンドンからの直送
・希少性・貴重性の高い高品質、優良品、修復メンテしての出荷

など英国アンティーク銀器のプロショップとして、日本国内で営業する他店との明確な差別化ポイントをファーストビューでお客様に気づいていただけるような見出しやキャッチコピー、マークなどが必要だと思います。

看板画像への From London や 英国国旗の掲載 をすれば一瞬で英国からとわかります。

お店(直子さん)にとってはもはや当たり前のロンドンに住んでいることさえも、日本のお客様には大きな魅力なのです。

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ごあいさつページ(プロフィールページ)の見直し更新
https://victoriantearoom.ocnk.net/profile

新規の方が多く見られるページなので、年数や情報が古いので最新の情報に修正しておきましょう。

また、「何ができるか」「私たちにできること」「得意なこと」という視点で考えると、お客様にとってわかりやすくなると思います。

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商品動画について…
商品ページをスクロールしていくとかなり下の方にYoutube動画がリンクされています。すべては見られませんでしたが、いくつかの商品で動画を拝見し、気づいた点をコメントします。

商品ページ 3面 ビスケット ウォーマー
https://victoriantearoom.ocnk.net/product/2646
動画
https://www.youtube.com/watch?v=kM_aUF5GyfE&t=107s

商品ページ アールデコスタイル ティー&コーヒーセット
https://victoriantearoom.ocnk.net/product/2637
動画
https://www.youtube.com/watch?v=2UWe4rBtcM4

テーブル、クロス、背景、白い手袋をしての見せ方なども高級感があり、落ち着いたピアノのBGMなど演出面も良いと思います!
手に持ち、角度を変え、可動部を動かすなど、光沢感や使用感もイメージしやすいです。長さも1分~2分と飽きられず適度で見やすいと思います。
一点物の高価な商品ですので、実際にお茶を入れる、食品を載せるなどはできないと思いますからそこは仕方ないですが、お茶を注ぐ仕草などをちゃんとされていてイメージしやすいと思いますので、他の商品でも「使用シーン」での動きや使い方を想像しやすい演出をされるのが良いと思います。

改善点としては…
音声での説明も欲しいところですが、苦手なようであれば、テロップ文字入れだけでもして、その商品の見て欲しいポイントや特長などを文字で意識させましょう。漠然と見せるとお店の意図するポイントではなく、お客様によってはまったく関係ないポイントや背景が気になったりする方もいらっしゃるので、「見て欲しいポイントを意識させる」ためのテロップは必要です。

例)●●のお花の柄が美しい…、
持ち手の□□形状が特徴的で…
磨き上げられた鏡面は顔が映るほど…
など。
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中古品ならではのキズやシミ、くすみなどがある部分はあえて拡大してお見せし、コメントやテロップで説明の上、修復の可否なども一言添えると、お客様の不安や懸念を減らすことができますし、納得の上で購入判断していただけると思います。

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Youtube 動画一覧でのサムネイル画像の 明るさとコントラストが全体的に暗くどんよりしています。かなりバラツキがあります。明るいものもありますので、全体を眺めてみて明るめのものに合わせていくと良いでしょう。
https://www.youtube.com/@thevictoriantearoomlondon593/videos

Youtube studio を使って サムネイル画像だけ変更できますので、できればサムネイル画像に 店名や品名、キャッチコピーを入れたり、明るさとコントラストの調整をして、明るく目を引くサムネイルにしていきましょう。

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茶器や食器のイメージ画像、使用シーンの演出

商品そのものにお茶やケーキを載せることが可能なら、そういう写真も欲しいです。せめてトップページにはイメージカットとして直子さん個人所有の茶器や器を使って実際に使用時の盛り付け写真のイメージカットを掲載したり、「いかにも」な英国風ティータイムシーンをモデルさん(ご本人&ご主人やご家族やご友人などでOK)の談笑シーンなども入れて掲載するような演出もあると良いでしょう。

英国アンティーク好きな日本のお客様にとって、イングリッシュティータイム、ティーパーティの典型的なシーンは憧れでしょうし、そういうシーンを見せることで、「私もこういう風にやってみたい!」という欲求が刺激されることでしょう。

実際には現代のロンドンで貴族のような身なりでエレガントなティーパーティなんて日常はないのかもしれませんが(^^;)

日本でも東京の方が、京都人が和室で着物姿でお抹茶を飲んでいるシーンに憧れたり想像したりするように、ステレオタイプでベタな演出は必要だと思います。

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「銀器」という表記はどうしても「器(うつわ)」、特に食器をイメージしがちですが、実際には食器以外の雑貨類(ペントレイや写真立て、ジュエリーボックスなど)もあるようですので、トップページの看板画像やカテゴリーバナー画像に食器以外の写真も見せて、幅広い品ぞろえを意識させましょう。

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スマホ対応-レスポンシブ対応のテンプレートに切り替えリニューアル。おちゃのこサポートさんに問い合わせてレスポンシブ対応テンプレートに切り替えを検討しましょう。新テンプレートにはトップページセンター画像を複数使ってスライドで見せることも可能ですし、大きなサムネイルでオススメ商品を一覧で多く見せることも可能ですので、より多くの商品のアピール度が高まると思います。

The Victorian Tea Roomさんのような一点物で多くの種類の商品があるお店は、カテゴリーで細かく分けてそれぞれを見に行かせるよりも、トップページにできるだけ多くの商品をサムネイル陳列して、縦スクロールでざーっと見せて気になったものをクリックさせる方が店内回遊率が高まると思います。

50点
総評

テンプレートこそ古いですが、商品写真、説明文、動画、見せ方などはクオリティが高く、専門店・プロショップであることがわかります。

あえて言えば、既存客(リピーター)優先で、新規初見客へのアピール度が低いので、「新規客」へ最初に知って欲しい自店の特徴や強みを見直してトップページに上手く散りばめましょう。(スマホサイトでも)

ターゲットは狙い通り、高所得富裕者層で良いと思いますのでその分、お一人お一人に丁寧な接客が必要ですし、一品一品に手抜きすることなく、知りたいことが知れるだけの商品説明や背景のストーリーやメッセージを充実させていきましょう。

高価格商品ほど、商品ページは カタログや自販機ではなく「売り場」としての要素が強く必要です。リアルタイム接客ができない分、想定されるお客様の疑問や不安、懸念事項を前もってできるだけ作り込んでおくことが高価格品であっても購入率を高めることにつながります。

また最近ではメッセージアプリやオンライン通話アプリなども一般化してきましたので、時間帯を決めて通話接客も検討されるのも一案かと思います。商品単価、客単価が数十万円~数百万円の貴店なら、直接通話接客でも十分に採算が合うと思いますので。声を聴いて会話すれば親近感、信頼感、距離感も一気に縮まります。

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今回のインタビューで気付いた貴店の最大の強みは、ロンドンでの優良アンティーク業者さんとのつながりと信頼感です。

高額な商品を信頼して貸し出して下さることは、もっともっと活用して良いと思います。お電話でもお話ししましたが、博物館級の高価なアンティーク品もそれらアンティーク業者さんの倉庫には多数あるとのこと。高過ぎて売れないだろうと決めつけず、陳列できるものはとにかく撮影してもっともっと高額商品もアップしていきましょう。

そうした商品が新たな高所得者層の顧客を呼びますし、話題性もあるので、SNSなどで拡散の可能性も出てきます。

アフィリエイト可能にすればアフィリエイターが紹介したくなると思います。

数百万円、数千万円などという商品も多く並べれば、数十万円クラスの商品は安く感じられるようにもなります。円安だから日本からの注文は少ないだろう、売れにくいだろうと決めつけず、それを気にしない客層を取り込む意気で高価格商品の販売はぜひチャレンジしてみてください。

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また円安下で海外製品は日本で売れにくいと思うのが一般的ですが、発想の転換で、円安でも、外貨で資産をたくさんお持ちのお客様なら、ユーロやドルやポンドで決済できればお得にお買い物が可能です。

決済方法・手段を柔軟に考えて外貨で払える手段を用意すれば、外貨決済したいというお客様もいらっしゃると思います。

まずはドルやポンドやユーロでの価格も表記したり、お見積りします、外貨でのお支払いも可能ですよとご案内してお問合せしてもらい相談するのはいかがでしょうか?

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お電話でおっしゃっていた銀の装飾品やインテリアが、法人客の場合は「減価償却資産」として経費と認められることもあるとか。

オーナー中小企業やクリニックなど経営者向けに「減価償却資産」として法人でのご購入も歓迎! お問合せを! としておくなど購入機会、対象者を増やすことも一案です。

まずは日本の税理士さんに詳しいことを相談してみましょう。

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個人客だけでなく、日本のアンティーク小売業さんや高級な飲食店や高級ホテル、リゾートホテル、百貨店の外商部などは見込み客になり得ます。プッシュしてDMや電話セールスなども検討の価値ありでしょう。まずは「業者様、バイヤー様お気軽にご相談を!」とバナーを用意してWelcomeな姿勢をアピールしておきましょう。

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SNS活用について…
Instagram と親和性が良いと思います。頑張って続けてください!
https://www.instagram.com/the_victorian_tea_room/

インタビューまでは商品投稿ばかりでしたが、ライブ配信のチャレンジを始められています。

その他、ロンドンでのライフスタイル、街並みやティーパーティー、ティータイムシーン、商品以外のアンティークインテリアや蚤の市シーンなど投稿の幅と頻度を高め、貴店の顧客が興味を持ちそうなコンテンツも増やして既存顧客への情報発信と新規集客UPへのフォロワー獲得を目指していきましょう。ショート動画のリール投稿を優先して増やし、新規フォロワー数をUPしていきましょう。ハッシュタグが重要です。面倒でもいろいろなキーワードでハッシュタグをできるだけ多く付けましょう。

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具体案、具体策でお悩みの場合はまたお気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

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国際紛争や情勢不安による円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが、マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!
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EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
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【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
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【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



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さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースしたコンパクトヘッダーのご紹介です。
1カラムまたは2カラムテンプレートで1カラム設定時にヘッダーをコンパクトに表示できます。
スマートフォン表示の際に、グローバルメニューをハンバーガーメニューに畳んでシンプルに表示可能です。






管理画面で設定する

コンパクトヘッダーの設定が利用可能なテンプレートは、「レスポンシブデザインテンプレート」と「スマートフォン版HTML5テンプレート」です。
利用するには、「サイドメニュー」が「使用しない」の設定になっている、または1カラムデザインのテンプレートが選択されている必要があります。

ショップロゴ、ヘッダーナビゲーション、商品検索ボタン、右上ヘッダーボタンが1行で表示されます。
パソコン幅ではヘッダーナビゲーションを表示し、スマートフォン幅では右上のハンバーガーメニュー内にメニューが格納される形式です。
ヘッダー部分をコンパクトに表示するとこで、メインのコンテンツの表示領域をより大きく見せることができます。

詳しくは以下のFAQをご確認ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1725


 

スタイルシートを編集する

サンプルサイトでは、グローバルナビのアイコンを非表示にし、区切り線を入れています。
カスタマイズされる場合は、下記の指定をご利用ください。

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。


.responsive .folding_header .inner_global_nav .menu_nav_icon::before {
content: "";
}

.responsive .folding_header .inner_global_nav .menu_nav_icon {
margin: 0;
}

@media screen and (min-width: 840px) {
.responsive .inner_global_nav .nav_btn {
padding: 0px 5px;
border-left: 1px solid #E0DFE3;
}
}

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

編集後記

フィリップスのシェーバーが気に入って、電動歯ブラシと水流歯間ブラシも揃えてしまいました。久しぶりのブランド固め買いですが、結果が良くて満足しています。
(おちゃのこ山崎)

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