「生成AIは小売をどう変えるか?号」 |
「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。
春になったと思ったらもうゴールデンウィーク直前。「光陰矢のごとし」を実感する今日この頃です。
海の向こうではイランとイスラエルという新たな戦争の火種がくすぶっていますが、日本国内はというと、あまり緊迫した雰囲気ではありません。いつの頃からか、日本は「こんなもんでいいんじゃないか」という思いが蔓延する国家になってしまったようです。それは見方を変えれば、国全体が「茹でガエル」状態であるのかもしれません。
かといって、高度成長期のように「明日は今日よりきっと良くなる」と誰もが信じていたイケイケの追い風はどこにも見られません。少しずつ上がっている所得は物価の値上がりに追いつかず、国民の幸せ感も途上国より低いくらいです。
かつての「シラケ」の時代とも違う低いレベルの諦めが重たい霧のように世間を覆い尽くしているというのが、今の日本の姿なのかもしれません。これは誰かが先頭を切ってどうにかしないと、本当にまずいことになってしまいそうです。
そのリーダーシップをどこに求めればいいのか考えてみましたが、政治家に期待するのは無理そうです。官僚も期待薄。となれば、私たち経営者が立ち上がるしかないのではないか…。そう考えて、今回の「オススメ参考書」を選んでみました。
本のタイトルは、本稿と同じ『生成AIは小売をどう変えるか?』。新しいテクノロジーであることはわかっていても、ChatGPTなどを興味本位でテストしていても、それが自分のビジネスに直結すると実感している人はまだ少数派だと思います。
そこから一歩を踏み出して、ビジネスの変革に手をつけるかどうか。それが今の日本の経営者たちに求められている態度なのではないでしょうか。
おちゃのこ最新ニュース
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今週のトピックス |
お知らせ ヘッダーをコンパクトに表示可能になりました
ヘッダーをコンパクトに表示する「コンパクトヘッダー」の設定が加わりました。 この設定を有効にすると、ショップロゴ、ヘッダーナビゲーション、商品検索ボタン、右上ヘッダーボタンが1行で表示されます。 パソコン幅ではヘッダーナビゲーションを表示し、スマートフォン幅では右上のハンバーガーメニュー内にメニューが格納される形式です。 ヘッダー部分をコンパクトに表示するとこで、メインのコンテンツの表示領域をより大きく見せることができます。 コンパクトヘッダーの設定が利用可能なテンプレートは、「レスポンシブデザインテンプレート」と「スマートフォン版HTML5テンプレート」です。 利用するには、「サイドメニュー」が「使用しない」の設定になっている、または1カラムデザインのテンプレートが選択されている必要があります。 詳しくは以下のFAQをご確認ください。 https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1725 |
オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!
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店名が「蓮根工房 れんこん庵」でキャッチコピーが「生産量日本一のレンコンの郷、茨城から健康と美のための食品をお届けします」とあり、有名な情報バラエティのTV番組名や写真があります。 産直やグルメお取り寄せが好きなお客様であれば、「ここは産直ショップで期待が持てそう!」と思われるであろうトップページですが… いざ、ページを眺め始めると… 商品はすべてSOLD OUT(4/23時点→4/25時点 販売再開)。 What's New(最新情報)が2021年8月の雑誌紹介情報が最後で、2年半以上更新もされていない。 「本当に営業しているの?」「このお店大丈夫?」と不安になるような状況… それを抜きにしても、「食品」を販売するお店として、いわゆるシズル感(美味しそう! 食べたい! 食欲をそそられる!)がまったく無し。 感覚や食欲、心や気持ちをまったく刺激されません。 感覚ではない純粋な情報として見ても… 運営しているれんこん庵とはどこのどんな店? メーカーなのか? 運営者の菊池厚さんとは? プロフィールは? スポーツウェア姿で名前と星座と趣味(スポーツトレーニング)と情熱の料理人の一言だけ。 主力商品である「れんこんドレッシング」はこの人が作ったんだろうな~くらいはわかるのですが、どんな素材でどんなこだわりやどんな工夫を凝らして作られたのかなど、開発の物語や思いなどはほとんど感じられません。 ただ、知らないおじさんが作ったレンコンのドレッシングというだけでは「買ってみてよ」と言われてもなかなか「ぜひ食べてみたい!」「よし、買ってみよう!」という心理になれるお客様は少ないと思います。 どんなお店なのか? どんな店主なのか? の自己紹介から始まり… 店長さんにとっては、地元茨城で当たり前のように触れて来た蓮根であっても、初見のお客様にとっては、いったいどこでどんな人が育てた蓮根なのか? それをどんな人がどんな思いで作ったドレッシングなのか? どんな味でどんな見た目なのか? どんな料理に合うのか? などなど… 好奇心をそそり、興味を持たせ、美味しそう! 食べてみたい! と短時間(第一印象)で思わせなければせっかく来店(アクセス)して下さったお客様も逃げてしまいます。 「お店や商品をまったく知らないお客様」の目線で今一度お店ページを見てみましょう。 店主の菊池さんにお電話でインタビューさせていただきました。 ご実家が蓮根農家で今はお兄さんが家業を継がれ、蓮根栽培・出荷されていらっしゃるとのことで、お店や商品に使う原材料の蓮根は、ご実家からの調達。鮮度、品質の良いものを常に使えることが強み。 通販の主力商品であるれんこんドレッシングは2007年に、お店(飲食店)で出すサラダにと、実家のれんこんを活用しようと開発されました。ヘルシーを意識してノンオイルで、防腐剤、着色料、保存料を一切使用せずに作ったこと、蓮根のドレッシングは珍しいということもあり、メディアの取材や露出もあって、県外の量販店などからも引き合いがあり、当初は売れ行き好調であったそうです。 ドレッシングとして見た時には600円(税込)はやや高価ということもあってか、徐々に引き合いは減り、現在は、自飲食店での直販と県内の農産物販売所などリピーター需要がメインとのことです。 コロナ禍で飲食店経営に大きな逆風が吹き、スタッフが減ったこともあり、ここの所はネットでの積極的な販売を止めていたそうですが、今回、インタビューをきっかけに販売を再開されました。 現在の飲食店は市の経営するホールや研修室、温泉施設などのある福祉施設内の食事処として幅広いメニューで営業されており、席数も100席規模で厨房も広く、今後の商品開発にポテンシャルがありそうです。 とにもかくにも、お店、店主(開発者)、生産者についての自己紹介が少な過ぎます。2007年から17年間もおちゃのこ出店しながら、「ネットで情報発信」が充分になされていないのは本当にもったいないです。 おちゃのこ店もですが、SNSも、X は2011年 以来更新なし、Facebook はアカウントがなくなっていたり… もったいないです。 SNSをあれこれいろいろやるのは大変なのであれば、せめて、Instagram アカウントを作り一点集中で飲食店のメニュー紹介、地元の情報発信、旬の食材紹介、実家の蓮根育成状況(蓮田の様子、花や景色や育成や収穫の模様)、蓮根料理の紹介、農家ならではのレシピ、試作料理やデザートなど紹介、店主の身の回りのニュースなどを日々、少しずつ発信していきましょう。 撮影はお手持ちのスマホで充分です。写真だけでなく短い動画もどんどん投稿していきましょう。 飲食店の方で許されるなら、Instagram のアカウント紹介したポップやショップカード、チラシ、ポスターなどを掲載したりお渡しして、少しずつでもリアルのお客様にSNSも知っていただきましょう。 おちゃのこショップの 店長日記やWhat's newでも、蓮田や蓮の花の写真など季節感のある情報を随時掲載して、最低限お店が生きていることをアピールしていきましょう。 まずはこの辺からスタートです。 ------------------------------ 「ドレッシング」=サラダ という固定概念を持っている消費者も多いです。いろいろ使えますよ! を具体的に示してイメージさせましょう! まず、れんこん庵の強みは、 こうした強みを生かして戦略を考えると、やはり新商品開発に期待したいところです。冒頭コラム部分で述べたように、レンコンの部位ごとの食感の違いを活かしたメニューやレシピ。 ご実家では農協への出荷はホクホク、ねっとりの長男~次男部分がメインとのことですので、シャキシャキ三男部分の販売や、こうした食感の違いを活かした水煮パック、ザクザクサラダパック、荒濾しドレッシング、フルーツコンポートみたいなレンコンコンポート、レンコンゼリーやレンコンジェラートなどスイーツ類など食物繊維豊富で腸内環境(お通じ)にも良さそうなレンコン加工食品は、潜在ニーズもありそうですし、まだまだ考えられると思います。 (既に、茨城県の土産物、物産品として商品化されている物もあるかと思いますので高速道路のサービスエリア売店、道の駅売店、地元百貨店、土産物店などなど一通り市場調査してみてください) 冒頭コラムで触れたような、茎や、花、種、果実を使ったような古(いにしえ)のレシピ、加工品などもチャレンジすれば、商品化までいかずとも、「作ってみた」とSNS発信するだけでも話題作りになりますし、メディアで取材、紹介などのきっかけにもなり得ます。 また、新規商品開発には急速冷凍設備や、真空パック設備など多少の設備投資も必要かもしれませんので、この辺りは国や自治体の助成金制度を調べたり、市役所の商工部や商工会などへの相談、また生産者であるお兄さんともご相談になって共に収益拡大の可能性を探ってみても良いでしょう。 具体案、具体策でお悩みの場合はまたお気軽にご相談ください。 以上。「ダメ出し!道場」でした! ────────────────────────────── 国際紛争や情勢不安による円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風の強い時代ですが、マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう! 差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください! 毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。 最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。 そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています! ◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」 ◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」 ◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」 ◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」 ◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」 ◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」 そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います! 通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で 先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて) 下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。 内容: さて… もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。 |
このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。
皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、先日リリースした最新情報のカテゴリ機能を利用した際のカテゴリとアーカイブのタイトルデザインを変更する方法をご紹介します。
デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
#FF0000が背景色、#FFFFFFが文字色となります。ご希望のカラーコードに変更してください。
.side_box.whatnew_category_nav_box h2 {
background-color: #FF0000;
color: #FFFFFF;
}
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。
編集後記
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