コラボレーションは奇抜なほど面白い号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

あっという間に「寒い」という言葉が身近になりました。
あれほど「暑い、暑い」と文句を言っていたのに、起きるときに布団から離れがたくなるのですから、人間というのは実に勝手な生き物です。

11月に入ると、車のタイヤ交換や年賀状の準備が予定に入ってきます。
来年のカレンダーや手帳の準備をした人もいることでしょう。

その一方で、「年賀状はもうやめた」「手帳はすべてデジタルで管理」という方も増えています。世の中が大きく変化する時代には、旧来のシステムにこだわる人と、新しいシステムに乗り換える人の流れが並行するので、興味深いですね。

さて、今回の「オススメ参考書」は、異色の本を選びました。版元の学研が私の二番目の職場であったということも少し関係していますが、保守的で斜陽のイメージがある出版界でも斬新なことができるのだというひとつの形だと思います。

ただし、精神的なヒントにはなっても、実用的なメリットはほとんどないと思いますので、その点はご了承ください。

お知らせ ネットショップEXPO 2023のご案内

Sixpacjoe
Amazon Pay主催
「ネットショップEXPO 2023」のご案内

Amazon Pay主催、ネットショップ担当者フォーラムがメディア協賛する「ネットショップEXPO 2023」のご案内です。
中小企業や大規模向けなどECサイトの構築・運用を支援するさまざまなECカートプロバイダーさん、EC業界の著名なゲストをお迎えし、昨年よりもさらにパワーアップした講演を用意しています。
また、自社ECだけではなく、ECモールでのネットショップ運営の話も含めたECビジネス全体の成長に関する講演も用意されており、自社EC・モールを含めたネットショップ運営に関する悩みや課題を解決できるイベントとなっています!

11月16日(木)13時~13時30分におちゃのこネットご利用ショップ株式会社RUSH様と弊社代表岡野が登壇いたします。参加無料となっておりますので、ご興味ある方は是非ご参加ください。 詳細なタイムスケジュール、お申し込みは下記ページをご覧ください。

・イベント概要紹介
https://netshop.impress.co.jp/event/amazon-pay-2023

・講演紹介
https://evt-entry.impress.co.jp/amazon_pay/?semi=B2-5

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

地球の歩き方 ムー

『地球の歩き方』編集室・編著/地球の歩き方・発行/学研プラス・発売

2,178円(キンドル版・税込)/2,420円(紙版・税込)

『地球の歩き方』は1979年創刊の旅行ガイドブックシリーズです。世界各地を1冊ごとに紹介するシリーズで、総タイトル数は100以上。それまでの旅行ガイドが観光スポットの案内を中心にしていたのに対して、個人旅行者をターゲットに現地での移動や滞在をガイドするものとして人気を博しました。

長らくダイヤモンド・ビッグ社発行、ダイヤモンド社発売という形でしたが、2021年1月より学研グループに事業譲渡され、地球の歩き方発行、学研プラス発売というスタイルに変わりました。コロナ禍で旅行者が激減したことが背景にあるといわれています。

『ムー』は同じく1979年創刊の月刊オカルト情報誌です。「世界の謎と不思議に挑戦するスーパーミステリーマガジン」というキャッチコピーで定期刊行される唯一のオカルト情報誌として、熱狂的なファンの支持を集めています。

こちらは創刊以来学習研究社(現学研ホールディングス)の発行でしたが、学研のグループ再編に伴い、学研パブリッシング、学研プラス、ワン・パブリッシングと発行元が変わっています。

この「同い年」ではあるものの、共通点がそれしかない刊行物が「本気で」コラボレーションしたのが本書です。片やガチガチの実用書、片や実用性0%の趣味書であり、読者層もほとんど重なっていない両者がなぜコラボレーションしようと思い至ったのか、その答えは電子版限定の地球の歩き方・宮田×月刊ムー三上の編集長激突対談にありました。

やはり大方の予想通り、『地球の歩き方』が学研グループに入ったことがきっかけで、双方のトップが「コラボで何かできないか」と考えたところから始まった企画のようです。

地球の歩き方がその前に出した『世界197ヵ国のふしぎな聖地&パワースポット』でお互いの編集部が交流を持ったことも背景にありました。

『デジタル大辞泉』によると、「コラボレーション」とは、異なる分野の人や団体が協力して制作することだそうです。この言葉がカタカナ語としてよく目に触れるようになったのは比較的新しく、今世紀に入ってからのことです。それまでは芸術分野で使われる専門用語的なものでした。

現在の「コラボレーション」に期待されるニュアンスは、「意外な組み合わせ」によって「1+1=3以上」といった付加価値が創出されることです。同時に、その組み合わせが意外性を持つほど、ニュースバリューも高くなるので話題を呼びます。

実際にこの『地球の歩き方 ムー』は発売が発表されてからさまざまなメディアで紹介され、たちまち予約が殺到しました。現在までに重版を重ねて累計12万部というヒットを記録しているようです。

通例ですと、このあたりで本書の目次を紹介するのですが、何しろ400ページを超える厚い本である上に、章立てとかが特になく、目次をずらっと並べただけで本コラムの規定分量をオーバーしてしまいます。そのために目次の紹介は割愛させていただき、目に留まったコーナーを順にご紹介することにします。

まず目を引くのは、折り込みページです。
・地球の歩き方不思議スポットMAP 古代遺跡からパワースポットまで
・ムー 世界ミステリーMAP 幻の大陸からUFOスポットまで
・地球の歩き方×ムー 超古代から未来予想まで 世界歴史年表

「不思議スポットMAP」では、世界中の古代遺跡とパワースポットが世界地図に網羅されています。ぱっと見てわかるのが、中南米、中東、北アフリカにスポットが集中していることです。

「世界ミステリーMAP」には、世界地図にレムリア大陸、ムー大陸、アトランティス大陸が重ねて描かれています。ムー大陸がイースター島から日本のすぐ近くまで、太平洋をほとんど占める大きさで描かれているのは圧巻ですし、レムリア大陸が東南アジアからアフリカ東海岸までを覆っていたということも初めて知りました。

両編集部の共同作業による「世界歴史年表」では、紀元前45万年から歴史が始まっています。紀元前20万年にはレムリア文明が存在し、紀元前1万年にアトランティス大陸とムー大陸が同時に海没しています。

「年表」の2020年より先は「ムー」の記述で、「2025年グレートリセット」「2036年ジョン・タイター時間旅行」「2043年『ヨハネ黙示録』の『終末』が始まる」などと記載されています。

ページをめくると「地球の歩き方&ムー 新着情報」という3ページのコラムがあります。トピックスはこんな感じです。
・「創世記」の町ソドムは隕石の空中爆発で滅びた?
・ビッグフットの映像が公開される
・ネブラ・ディスクとストーンヘンジが大英博物館でコラボ
・火星でヘリコプターがホバリング
・アメリカ海軍情報局、新たにUFO映像を公認
・大エジプト博物館いよいよOPENか

ここから先は「ムー」と「地球の歩き方」それぞれが同じテーマで記事を編集するページが続きます。最初はイースター島のモアイ像です。

「地球の歩き方」での紹介はこんな感じです。
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イースター島で見られる謎の巨石人型建造物モアイ。島内には大小さまざまな1000体ものモアイ像が立っており、ここでしか見られない神秘的な光景を作り出している。驚くべきはイースター島が、最も近い有人の島まで約2000kmも離れたまさに絶海の孤島であり、日本の小豆島とほぼ同じ面積の小島であるということ。交流も人口も限られたなかで、大きなものでは全長20mを超え、重さは160トンもあるモアイを建造、運搬していたという事実が、この建造物の神秘性をさらに高めている。
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それが「ムー」の紹介ではこんなふうになります。
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1万2000年前の超古代文明の技術で建築? イースター島のモアイ像はムー大陸の遺産なのか!
絶海の孤島に立ち並ぶ巨像モアイ。その数はなんと1000体を超える。1722年の復活祭(イースター)にこの島を「発見」したオランダ提督ヤーコブ・ロッフェーロンは、島を囲んだ要塞の城壁上に、巨人たちがいると信じたという。だが、こうした巨石文明は絶海の孤島に、どうやってもたらされたのだろうか。実はイースター島には、偉大なる神であり知識の啓蒙者でもあるマケマケの伝説がある。マケマケは、海の底に沈んだモトウ・マリオ・ヒワという島の国王だったというのだ。もしかすると彼の故郷とは、大海に沈んだあのムー大陸だったのかもしれない。
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次のテーマはギザのピラミッドです。まずは「地球の歩き方」の記述から。
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カイロ郊外、ナイル川西岸に築かれたギザの3大ピラミッドは、古代世界の7不思議のひとつで、現存する唯一のもの。エジプト第4王朝(紀元前2575年~前2465年)のクフ王、カフラー王、メンカウラー王によって築かれた。建設方法は解明されていないが、周辺エリアには、3大ピラミッドに先行して築かれた階段ピラミッド、屈折ピラミッドなどが建っており、ピラミッド建設の試行錯誤、発展の過程を見ることができる。
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続いて「ムー」の記述です。
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超古代文明を終演に導いたのは、核戦争だった。ピラミッドに残る謎の空間はシェルターか軍事基地か
ギザの大ピラミッドには、いくつもの謎がある。なかでも最大の謎は建造年代だ。ギザの3大ピラミッドが天空に輝く3つ星を模して造られたという説「オリオン・ミステリー」に従えば、建造年代はなんと1万2500年前に遡るというのだ。奇しくもこの時代、あのアトランティスが滅亡している。ならば大陸を沈め、文明を滅ぼすほどの大変動をもたらしたものとはいったい何なのか。おそらくは進みすぎた文明がたどり着く過ち、地球規模の核戦争だったのだろう。そのとき大ピラミッドは、沈みゆく大陸から逃れた人々の「シェルター」として使用されたのかもしれない。
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その次に出てくるテーマは、おなじみのナスカの地上絵です。「地球の歩き方」ではこう紹介されています。
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紀元前後から800年頃にかけて描かれた巨大な地上絵。地表にある小石を取り除き、地肌を露出させることで描かれている。題材は動物や草木、直線や幾何学模様など実にさまざま。ハチドリは全長約97m、コンドルは全長約136mあり、古代文明が残した芸術作品のなかでも桁外れに大きい。地上からは全体像が把握することができず、制作された目的、理由についても多様な説が出されているが、判明していない。
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それが「ムー」ではこうなります。
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異星人がもたらした高度技術。地上絵が伝える宇宙へのメッセージとは!
ナスカの大地に刻まれた巨大な地上絵。空中からしか全体像を確認することができないこの絵は、誰のために描かれたのか。おそらく、天空から来る者へのメッセージに違いない。南アメリカの先住民の間には「ビラコチャ」と呼ばれる天空神伝説が残されている。彼らが築いた国「ハイチチ」は、「空への道」を手にしていたというのだ。もしもナスカの地上絵がその「空への道」だったとしたら、宇宙(天空)から訪れる異星人たちへの目印、灯台の役目をはたしていた可能性が高いだろう。実際、ナスカの遺跡からは、異星人としか思えない異形のミイラも発見されている。
***

本書の中盤には、全部読むのに何日かかるかと思われる重厚な記事がぎっしりと詰まっています。少なくともこれ1冊あれば1、2週間くらいの旅行で退屈することはないでしょう。

後半の「失われた大陸」というコーナーでは、「ムー」の真骨頂が出てきます。こんな感じです。
***
太平洋中心部に位置し、東西8000km、南北5000kmという巨大な大陸だったムー。そこには大神官ラ・ムーが統治する7つの都市があり、6400万人が暮らしていた。気候は温暖で食糧も豊富。独特の万字印をシンボルとし、7つの頭を持つ蛇神ナラヤナを崇めていた。その優れた航海術で、環太平洋地域から中国、東南アジアまで広く交易を行い、インド、エジプト、アメリカ大陸を植民地としていた。彼らがそこに残した文化はのちに、インド文明、エジプト文明、マヤ文明、インカ文明として発展していくことになる。だが、約1万2000年前に巨大地震、巨大火山の噴火に続き、巨大な津波が発生。ムー大陸は一夜にして海底に沈んでしまった。
***

巻末に近づくにつれて、ガイドブックらしく実用ページが続きます。「不思議世界をスムーズに旅する」というコーナーでは、「旅のプランニング」「情報収集とお役立ちアプリ」「予算とお金」「服装と持ち物」「通信事情」「宿泊」「交通」「旅の食事」などが見開き2ページずつで解説されていきます。

その後に続くのが、なぜか「旅で使えるエスペラント会話」のページ。どこで使えるのか、いまひとつ納得できませんが、シチュエーション別の会話がカタカナつきでたくさん載っています。

そして「不思議グッズをおみやげに!」では、4ページにわたって「どこで集めたの?」と聞きたくなるような妙な物体がずらり。世の中には不思議なものもあるんだなあ、と感嘆してください。

そして保存版として参考になるのが、「映画&書籍セレクション」。8ページにわたって不思議世界を描いた映画と書籍が紹介されています。必見です。

この手の本では必須となる「索引」も充実しています。気になるテーマがあるなら、目次よりもこちらを先に見たほうがいいかもしれません。

ということで、まったく実用性はありませんが、好奇心を刺激するにはもってこいの1冊です。


 

EC仙人のダメ出し!道場

 

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

「食欲の秋」真っ盛りですねぇ (^^;)
前回も書きましたが、今回も止まりません!(苦笑)

でも、ここ数年をふり返ると、2020年からコロナ禍で外出外食を控えるようになって、コロナ前は仕事帰りに週に3日は飲食店での食べ歩きをしていたのですが…

外食だと車の運転をするのでお酒が飲めなかったのが、自宅で自ら料理を作るようになって、すっかり家飲みの習慣が (^^;)

外食のコストを家でかければ結構良い食材+お酒が買えるし、酔っぱらったらそのまますぐ寝られるし (^^;)

最近では月に1日も外食するかしないか。
行きつけだった飲食店にもすっかりご無沙汰してしまって…

コロナ禍が1年くらいだったらすぐに戻ったのでしょうが、3年も続くとすっかりライフスタイルが変わり習慣化してしまったように思います。

その上、昨今の物価高! 特に食品の値上がりはえげつない!
1~2割じゃすまない! 1.5倍~2倍以上になった食材・食品も数多く、台所を預かる主婦・主夫の皆さんもやりくりが大変なことと思います。

当然、そのしわ寄せは遊興費や外食費などの縮小へと影響し、飲食業者さんも来客・売上減がなかなか回復しないようです。

さて、今回のお店は2回目の登場ですが、正に2020年 コロナ禍に入った頃に飲食店経営の落ち込みをカバーすべくお取り寄せ商品を開発し通販に参入。当初は製造が追いつかないほどの注文殺到もあったのが、最近はすっかり注文も減ってしまい、かといって飲食の方も回復せず…で悩んでいらっしゃるようです。

でもでも、このお店には「キラリ」と光る【強み】がいくつかあるので、もうひと頑張りしてほしいお店です!

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

ダメ出し!依頼ショップ
フルスマイル 正しい食卓

ショップ名 :
フルスマイル 正しい食卓さん

サイトURL:
https://fujisawa-shenlon.ocnk.net/

ショップの現状、お悩みの点など
こんにちは。2回目の応募です。
2020年におちゃのこネットを始め、3年が経ちました。サイトのデザインを変えたり、メルマガを月1回くらい配信したりしていますが、やはりなかなか売上につながりません。品揃えも増えないのが原因かもしれません。
ホームページもリニューアルして、そちらから誘導するようにしていますが、何をしてもパッとしません。
どこから変えていったら良いか教えていただきたいです。
よろしくお願い致します。

第一印象:3年経って見栄えは変わったが商品は変わらず…

3年前は主業である飲食店「藤沢しぇんろん」の名前でのオンラインショップでしたが、現在おちゃのこショップは飲食店「藤沢しぇんろん」と、総菜やお弁当事業とハム・ソーセージなど食肉加工品店「青空ミートハウス」の事業を統括する法人「株式会社フルスマイル」の名前をとった「フルスマイル正しい食卓」のオンラインショップとして運営されています。

トップページの看板や印象こそ変わりましたが、商品は飲食店「藤沢しぇんろん」の人気メニュー「油そば」と「青空ミートハウス」のハム・ソーセージなどのセットとりんごや梨のケーキと、目立った新商品もなく変わりばえしておりません。

主事業の飲食店「藤沢しぇんろん」は店名は中華っぽいですが、日本酒や旬の魚・料理をメインに楽しめる居酒屋割烹(和食系)です。

でも、通販ではハム・ソーセージと油そばと洋風焼き菓子!?

背景を知らない初見のお客様から見ると、
「ん? 何のお店? どれがメイン? 何が強み? 一番の魅力は?」
といったところが非常にわかりにくい、よくわからないお店に見えてしまっています。

私は3年前に油そばもハム・ソーセージもケーキも注文して実際に食べたことがあるので、それぞれ美味しくて満足いく商品だということを知っていますが…

初見の遠方のお客様が、興味を持って「ぜひ一度食べてみたい!」と思えるかといわれると、まだ若干魅力アピール不足だと感じます。

「藤沢しぇんろん」はミシュランガイドに掲載されたレベルの飲食店

「青空ミートハウス」は本場ドイツのDLG食品コンテストで金賞受賞のお店

という【強み】を持ちながら、アピールや演出やコンテンツも弱く、薄く、それぞれが中途半端でもったいない。

という印象です。

インタビューで浮き彫りになったこと

フルスマイルさんはオーナーシェフの羽鳥祐司さんが1995年に開いた飲食店「藤沢しぇんろん」が元で、後にお店の人気メニュー「油そば」の通販商品化や、フレンチ料理人だった息子の陽一郎さんが作ったベーコンやソーセージが本場ドイツのDLG食品コンテストで金賞・銅賞を受賞したことをきっかけに専門店「青空ミートハウス」を立ち上げ、コロナ禍で飲食業逆風の中、奥様で取締役の羽鳥真理子さんがおちゃのこネットで通販を開始。家族で分担・協力しながら現在に至ります。

とはいえ、日々の飲食店経営の仕入れ・仕込み・営業+通販商品の製造・受注・出荷と日常業務に追われ、ネットショップの更新やSNSによる情報発信などになかなか手が回らず、またトータルで何をどのような優先順位で事業推進していくかなど基本戦略ができていない様子でした。

リピーターさんはそこそこいらっしゃるようですが、新規客が獲得できていない様子で、SNSでの情報発信不足など自覚はあるようですが、なかなかそこまで手が回っていないようです。

具体的なダメ出し&改善策

青空ミートハウスのハム・ソーセージ ギフトセット
https://fujisawa-shenlon.ocnk.net/product-list/5

はカテゴリー名から
完全無添加のシャルキュトリーセット(ハム・ソーセージなど食肉加工品詰め合わせ)

と変えて、中身の一つ一つの種類もキチンと写真と説明を添えて、どれがどれかわかるようにしましょう。

また、リピート時には単品で選んで買いたい方も出てくると思いますし、お得な大容量パックなどもほしいところです。

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フルスマイルのおつまみ焼き菓子
https://fujisawa-shenlon.ocnk.net/product-list/4

には現在、アールグレイの香り豊かな「梨の英国焼き」3,780円(税込)
国産小麦の全粒粉と国産リンゴで焼く「りんごの北欧焼き」3,780円(税込)
の2種類がありますが、

初めての方だと「両方を食べたい!」という方も少なくないでしょう。

2種を半分ずつの「ハーフ&ハーフ」のセットや、2個同時購入で少しだけお得なセットがあれば、お客様の選択肢も増え、購入確率や客単価UPの可能性も高まると思います。

いろいろな組合せで商品提案するのも、「在庫は増やさず、商品を増やす」通販業の「妙」です。(^-^)

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さて、お店全体としては、事業統括している「フルスマイル」の名前のショップになったことで、飲食店のネットショップから食品メーカーのD2C店(直販店)的になりました。
ただ食品メーカーというにはまだまだあまりに商品数が少なく、また「フルスマイル正しい食卓」では具体的な商品イメージが湧きにくいですし、商品ジャンルも違い過ぎるので、どれも中途半端で弱小な印象になったと感じます。

メーカーの企業ホームページとしてなら基本情報の掲載で充分ですが、あくまでおちゃのこショップを「通販の売り場」として「売る」ことに期待するならば、店名、コンセプトともに具体化して一目で「何を誰に売りたいのか?」を明確にすべきです。

できれば「油そば」、「シャルキュトリ(肉加工品)」、「焼き菓子」で店名もサイトURLも分けて個々に コンセプト・強み・こだわりを際立たせたいところです。

せめてLP(ランディングページ)を3つに分けてブランディングし、SNSなど外部からは別々にLPに誘導してくるのが良いと思います。

例)食品メーカーの味の素 が Ajinomoto、CookDo、クノール などのブランドを分けていたり、飲食チェーンの最大手ゼンショーがすき家、ビッグボーイ、はま寿司、なか卯 などブランドごとにまったく違うコンセプトやイメージを作っているのと同じように。

50点
総評

現状のサイト表面上は、ぼんやり中途半端な状況ですが、本質の部分では貴社には少なくとも3つの強み(宝)があります。

1)DLG金賞受賞の食肉加工品「シャルキュトリー」「メツゲライ」
食肉加工=シャルキュトリー(フランス語)、メツゲライ(ドイツ語)

2)創業29年の ミシュランガイド掲載店のシェフの味・腕

3)藤沢→湘南ブランド 神奈川地場の産品

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まずは…1)2020年 ドイツ DLG受賞の ハムやソーセージ類の食肉加工品が「シャルキュトリー」というキーワードで、グルメ業界でブームになりつつあります。

貴社も2022年に「日本シャルキュトリ協会」に加盟したとのことで、地方の無名な小さなハム・ソーセージ工房から、知る人ぞ知る一流職人の「シャルキュトリー専門店」としてアピールしていくことで大きく注目されるお店になる可能性を秘めていると思います。

ただ、ブランド力や知名度のない無名な小企業のショップは専門店、専門化しないとなかなか注目されません。

SEO的にもあれこれ違うジャンルのいろいろな物を売っているほど検索にヒットしません。「シャルキュトリー」(食肉加工品)は注目ワードで貴社にとってもキラーワードになるはずです。
全国でもまだまだ「シャルキュトリー専門店」は数少ないので、ここに一点集中すれば上位表示される可能性は高いです。

食肉加工品職人の陽一郎さんはフレンチ料理人ご出身なので、フランス語の「シャルキュトリー(charcuterie)」というキーワードはもちろんですが、ドイツのDLGコンテスト受賞もあるので、ドイツ語の食肉加工品=「メツゲライ(metzgerei)」というキーワードでの検索にもヒットするように、店名や説明に工夫すると良いでしょう。

Google Map でも全国で「シャルキュトリー」、「メツゲライ」両方で検索ヒットするように、ビジネスプロフィールの登録修正もしましょう!

東京、愛知、大阪などに「シャルキュトリー」、「メツゲライ」ともに既にいくつか専門店があるようなので参考に!

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2)創業29年の ミシュランガイド掲載店のシェフの味・腕
「藤沢しぇんろん」オーナーシェフの祐司さん の料理の評価は、ぐるなびや食べログのお客様評価からも確かなものでしょう。

その腕前を活かして「油そば」に続く「通販で売れる商品」を次々に開発していくことを定常化していければ、通販食品メーカーとしての事業がより安定化してきます。

しぇんろん経営にかける労力・時間の何割かを商品開発にシフトして、通販業の品ぞろえの充実を図ってください。

また、祐司さんプロフィールにある「神亀酒造の先代蔵元との出会いで、純米酒の魅力に目覚め、日本酒に合った和食の追及を始める」といった本質・強みに立ち返り、日本酒に合う「アテ、肴、おつまみ、惣菜」の通販でお届け可能な商品(真空パックや冷凍・冷蔵)である程度日持ちする料理加工品というテーマで開発に取り組んでみてはいかがでしょうか?

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3)藤沢→湘南ブランド 神奈川地場の産品

ご当地藤沢は全国的にはそこまで有名ではないですが、藤沢を含む湘南は全国的にも明るく優雅でオシャレなイメージのブランド地名です。

湘南ゴールドなんていう柑橘類があったりするようですし、茅ヶ崎のトルコ茄子、湘南土ねぎ、大磯湘南レッドという赤タマネギ、湘南しらす、湘南そだち米はるみ、平塚いちご、湘南ジャージープリン、湘南和牛などいろいろあるようです。

これら地元→周辺→神奈川全域まで広げて産品を活用した商品を考えてみると、まだまだ広がりが期待できると思います。

いずれにせよ、飲食店料理→通販食品開発と視野を広げて商品開発に取り組んでみてください。既存商品も「湘南ブランド」としてパッケージやネーミングのリニューアルも一考だと思います。

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これらの【強み】を活かしつつ、ターゲットも個人向け通販だけではなく、完全無添加のシャルキュトリーなどは高級飲食店や百貨店など高級食品店向けに卸売りの可能性もあると思います。

供給量・生産量がネックとおっしゃっていましたが、まずは個人オーナーシェフのレストランや一流バーテンダーなど規模感が合うところからコラボ先、卸先をInstagram のDMなどを活用して声掛け、売り込みしてみてはいかがでしょうか。

リン酸塩も発色剤もアミノ酸や着色料も、化学調味料や砂糖さえ不使用の完全無添加のハム・ソーセージは、なかなか他にはありません! プロのシェフや一流のバーテンダーほど、その価値をわかってくださるのではないでしょうか?
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こうした強みをキチンとアピールし活かしていけば、まだまだ可能性は広がると思います。

これからの戦略、具体化のアイデア出し・ブレストなど必要な際はお気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

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皆さん、いよいよコロナ禍から抜け出せそうな気配ですが、円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風も強いです。
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!

差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破などアイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください!
きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓

EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
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宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
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(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
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以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、先日リリースしたランキングのNo.1などのラベルをを数字のみにする方法をご紹介します。






管理画面で設定する

コンテンツ管理→人気ランキング設定ページのランキング番号欄から設定できます。

 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

検索機能の重要性

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「検索機能の重要性」について説明させて頂きます。

■どんな検索機能が便利?

ECサイトのようなインターネットを通じて買い物をするウェブサイトにおいて、ユーザーのことを考えると必ず必要になる機能が「検索」機能です。
検索機能なんてどこのサイトにもあるのでは?と思うかもしれません。確かに現代におけるECサイトで検索機能が用意されていないということはほとんどの場合ないでしょう。

しかしサイトによっては同じ検索機能であったとしても、細かい仕様が異なるため、利便性が全く違うなんてことは全然あります。

例えば大手のサイトで導入されていることのある検索機能の一例としては、「サジェスト」機能があげられます。

サジェスト機能と聞いてもあんまりピンとこない方もいらっしゃるかもしれませんが、大手のECサイトはもちろん、有名な検索エンジンを使っていれば似たようなものはだいたい目にするのではないかと思われます。

例えば検索エンジンに「化粧品」と検索窓に入力した時に、
「化粧品 ブランド」
「化粧品 成分」
「化粧品 メーカー」
など、ユーザーが入力したキーワードに対して、関連するキーワードを続けて表示してくれます。これがいわゆるサジェスト機能です。

これはユーザーの入力間違いをあらかじめ防いだり、正確なキーワードがわかっていないユーザーでも、曖昧な単語を入力してもある程度近いキーワードを候補として表示してくれるため、ユーザビリティとしてはかなり向上する機能と言えます。

商品が見つけやすくなるため、検索の段階で諦めて離脱するといったことなど、早期離脱を防ぐといったメリットが考えられるでしょう。

また、一般的なサジェスト機能は入力候補を文字だけで一覧として表示してくれるものですが、そのパワーアップバージョンに「リッチサジェスト」機能があります。

これは文字だけではなく候補の一覧に商品の画像だったり、あるいは価格だったりと詳細を表示してくれるような機能となっており、いちいち画面遷移をしなくても商品に軽く目を通せるため、ユーザーとしては一手間を省けてかなり楽チンです。

サジェストの他には、「過去」の検索ワードが表示されるのもまた、ユーザーとしては便利な機能の一つです。

これは文字通り、ユーザーが過去に検索したキーワードを一覧として表示してくれるもので、対象のサイトで何度も検索しており、好きなブランドがあるようなユーザーにとっては、いちいち入力する手間が省けるため便利です。

何度もご自身のECサイトを利用してくれているリピーターのためにも、この機能は是非導入しておきたいところです。

これまでは少なくともご自身で検索キーワードを入力する必要がある機能でしたが、「ドリルダウン」という機能の場合、その入力の一手間すら省けます。

これも大手のECサイトを利用したことがあれば一度は目にしたことがあるかと思いますが、「カテゴリ」から詳細に絞り込んでいく機能です。

例えば「家具」というカテゴリを選択すると次に「キッチン」「インテリア」「家電」などといったように、徐々に枝分かれさせて対象の商品に近づかせてあげるというような形の機能になります。

これはどちらかといえば欲しい商品が決まっていないケースのユーザーで、例えばインテリアに何か新しいものが欲しいなぁといったように、ふんわりとした希望がある方に便利な機能といえるでしょう。

検索機能を導入しないという選択肢は今の時代、ほとんどないのかと思いますが、検索機能を使ってユーザーに便利に買い物してもらうだけではなく、検索してくれたキーワードをアクセス解析から入手し、その後の商品ページの作成にも役立てることができます。

現代においてECサイトの検索機能は最低限必要なものといえるでしょう。

★POINT
・サジェスト機能で入力の一手間を省く
・過去の検索履歴でリピーターが便利に

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編集後記

紀伊半島の山の中へトンネル掘削の現場取材に行ってきました。最先端の技術に触れられて興味深かった一方で、危険と隣り合わせで働く人たちの気骨が大いに刺激になりました。
(おちゃのこ山崎)

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