日本人の健康法は間違っている?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

8月も今日で終わりですが、相変わらず暑いですねえ~。

どうやら今年の夏は以前の記録を破って「最も暑かった夏」になりそうです。こんな記録は更新してほしくありませんが、毎年更新なんてことになったら、どうなるのでしょうか。

昭和の終わりころは東京の8月の平均気温が30℃程度だったそうです。それが今では34℃。昔は日射病と言った熱中症も、今ほどニュースにはなりませんでした。高校野球も休みなしで延長線を最長18回まで戦っていました。

こんなふうに環境が変わってしまうと、人間のほうも「これまで通り」では済まなくなります。以前は「夜はエアコンを止めて寝ていた」という人でも、今では一晩中運転しているのではないでしょうか。

「健康法」というものも、人それぞれです。ですが、間違った健康法を信じ込んで寿命を縮めてしまったら台無しですね。今回はベストセラー連発中の精神科医・和田秀樹さんの健康法に関する本をご紹介します。

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頭がいい人、悪い人の健康法

和田秀樹・著/PHP研究所・刊

765円(キンドル版・税込)/990円(紙版・税込)

和田秀樹さんといえば、2022年度No.1ベストセラーの『80歳の壁』を筆頭に、『70歳が老化の分かれ道』『大人のための勉強法』『テレビの大罪』『自分は自分人は人』など多数の著書(「ブクログ」登録数1657)がある精神科医です。

本書の著者肩書に「老年精神科医」とあるように、還暦を過ぎてからは高齢者問題に焦点を当てた著書が目立つようになりました。

本書も健康法の本ですが、サブタイトルにある「ラクして長生き」という言葉でもわかるように、やはり高齢者を読者として意識しているようです。

タイトルの「頭がいい人、悪い人」というのは、世にあふれる世俗的な健康法を無批判で信仰している「頭が悪い人」になるのではなく、何が正しいかを客観的なデータや論考から見つけ出し、自分に適用して生きる「頭がいい人」になろうと読者をリードする意味合いからきています。

では著者はどんな健康法が「頭が悪い」と断じているのでしょうか。その一例が表紙にある「肉は食べる」「小太りでいる」「手術するかは余命しだい」という3つのコピーです。

世間一般の「常識」では、「高齢者になったら(コレステロールを増やさないために)肉は控える」「肥満は万病の元。体重は適正範囲がベスト」「医師が手術を勧めたらそれに従う」となっていました。表紙のコピーはその反対の内容です。

著者の論拠は明快です。コレステロールを増やさない、肥満を防ぐという健康法は、死因のトップが脳と心臓の血管障害である西欧社会の論理であり、がん死が死因のトップである日本にはふさわしくなく、肉を食べる人、小太りの人のほうががんになりにくいというデータを踏まえた生活をするべきとのことです。

手術は余命しだいという考え方も、きわめて論理的です。手術によりがん化した患部を切除するのは、転移がなければ有効な延命措置のように思えますが、体の一部を切除したことにより患者のQOL(生活の質)が大きく下がることを踏まえて手術をするかどうかの判断をするべきだということです。

著者は本書で「頭がいい健康法」を4つの視点から述べています。
(1)日本人の健康法は「がんにならない」を第一に考えるべき
(2)あらゆる判断は「確率」をもとに考えるべき
(3)歳を取ったら「引き算」ではなく「足し算」で健康法を考える
(4)「心の健康」を重視し、テレビをだらだら見る生活を改める

それでは本書の目次を紹介していきましょう。

・はじめに
・プロローグ 医師の肩書より統計データを信じなさい
いまよりプラスの状態を望む高齢者に医師は無力
健康のプロを自任する医師の思い上がり
「脚気=細菌説」に固執した森鴎外
いまでも医学部では栄養学をほとんど教えない
新型コロナに感染しなければ健康なのか
歳をとるほど理屈どおりにはいかなくなる
権威のある医師が陥る「欧米追随」の罪
偉い人が「頭がいい」とはかぎらない

・第1章 頭がいい人は、「がんで死ぬ国の健康法」を考える
いま信じ込まされている健康法の正体
コレステロール値が高い人ほどがんになりにくい
免疫機能がとり逃がしたがん細胞が増殖
欧米の健康法から抜け出せない医師たち
小太りの人がいちばん長生きする
肉食を控えることは死を招く
精神状態が免疫機能に大きく関係している
「がんになったとき」を考えておく
がん手術には病理医のいる病院を選ぶ
がんに対する「免疫療法」について
現時点でのベストな治療を受けるために
がんが見つかったら残りの寿命を考えておく
受動喫煙より怖い排ガス
総合的な知恵が社会に求められている
警察による健康阻害

・第2章 頭がいい人は、常に確率で考える
コロナ禍による不安に駆られた日本
コロナ感染で死ぬ確率、コロナ自粛で要介護になる確率
「コロナは怖い」という印象が強く刷り込まれた
オミクロン株で死ぬ確率は大きく下がった
どんな弱い病気でも人は死ぬ
メリットとデメリットを明確にして判断する
高齢者が死亡事故を起こす確率、免許返納で要介護になる確率
高齢運転者がみんな暴走するわけではない
運転免許の返納問題を確率から考える
確率が低いものにただ怯えているだけでいいのか
国の施策は高齢者をヨボヨボにする
発がん性があるといっても確率しだいで対処が変わる
薬を飲まないと本当に病気になるのか
検査データの「異常」の意味を知っておこう
独り暮らしだからといって孤独とはかぎらない
確率を考えないと頭が固くなる

・第3章 頭がいい人は、「足し算健康法」を心がける
高齢になるほど「足りない害」が大きくなる
「引き算」が前提のメタボ対策からは卒業しよう
「足し算」をするには栄養学が大切
「よい脂肪」と「悪い脂肪」を理解する
食物から摂らなければならない脂肪もある
結核や脳卒中が減少したのは栄養学の成果
糖尿病の人のほうがボケにくい
高齢者はもっと塩分を摂ったほうがいい
「足りない害」によって高齢者の交通事故が起こる
高齢者は意識障害を起こしやすい
不足を補うサプリメント
加齢にともなうホルモンの減少で老化する
男性ホルモン治療はドーピングなのか
コロナ自粛で免疫力が低下したことは想像できる
歳をとるほど筋肉は動かしたほうがいい
メタボ対策からフレイル予防に切り替える
前頭葉を若々しく保つには強い刺激が必要
血糖値が高いほうがアルツハイマー型認知症になりにくい
健康を測る尺度は幸せと思えるかどうか
頭と体を使いつづけると認知症にブレーキがかかる
避けられないけれども遅らせることは可能
料理や会話、歌を楽しむことがボケ防止の手段

・第4章 頭がいい人は、「心の健康」を軽んじない
心の健康は寿命に直結する
認知症より怖い老人性うつ
老人性うつと認知症の違いを見極める
意外に多い高齢者の自殺
メンタルヘルスにはテキトーが大事
笑いの効用は大きい
テレビをダラダラと見つづけない
老人性うつを遠ざける生活術
感情の老化予防のために前頭葉をフル稼働させる
依存することをいとわない
備えあれば憂いなし
重視すべきはプロセスではなく結果
楽に結果が出る健康法を探す
知識の探し方を身につける
「老いの品格」とは何か

・エピローグ 待合室の患者さんが元気な病院はいい病院
高齢者を知らない大学病院の医師たち
医師のかかり方、つきあい方
医師は、自己決定を手助けしてくれる人だと思え
元気でニコニコしている“健人”はみな“賢人”

今回は目次に掲載されている小見出しをすべて載せました。どれかひとつでも引っかかる項目があったら、本書を手に取っていただこうと考えてのことです。どうか目次をじっくり眺めてみてください。

さて、一般的な本には「前書き」や「はじめに」と題した短い文章が掲載されています。多くの場合は目次より前に配置されます。ここには著者の執筆動機や完成までの裏話、内容についての簡単な導入が書かれています。

本書はロジカルな思考による著書を多く世に出している著者らしく、「はじめに」に本の内容のエッセンスが濃縮されています。まずこれを熟読すれば、本書の理解が格段に深まると思える内容です。

以下、「はじめに」から順を負って引用し、本書の該当する部分と照らし合わせながら紹介していくことにします。

まず冒頭でこんな文章があります。
「長年、高齢者医療にかかわっていると、健康というのは、検査データを正常にすることではなく、元気に生きられることなのだと痛感します」

これは、その前に投げかけられている「日本での健康法とは、悪いデータを正常値にすることが多い気がする」という文章を受けてのものです。著者は「データを正常にするのが健康法なのではなく、本人が元気に生きられるようにするのが本当の健康法のはずだ」と言いたいわけです。

そのすぐ後の文章はこうなっています。
「食生活を変えたり、薬を飲んだりして、たとえばコレステロール値が下がっても、かえって活力がなくなったと感じる人は大勢います。じつは、コレステロールは動脈硬化の危険因子とされていますが、高齢者の意欲を保ち、筋肉量を維持するのに必要な男性ホルモンの材料なのです」

要するに著者は、「健康になろうとしてコレステロールを下げると、生きようとする意欲が薄らぎ、筋肉が減って活動的でなくなる恐れがある」と指摘しているわけです。コレステロールはただ下げればよいという物質ではないわけです。

同じような例を著者は挙げています。
「血圧も血糖値も高いときのほうが活力がある、逆に、下げると頭がフラフラするということはざらにあります」

そして驚くべき著者のカミングアウトが続きます。
「かくいう私も、放っておけば最大血圧は200mmHg以上、血糖値は600mg/dl超えという重症の高血圧、糖尿病の患者ですが、正常値まで下げるとフラフラします」

血圧200mmHg、血糖値600mg/dlという数値は、お医者様によっては「すぐ入院です」と宣告されかねない数値ですが、著者(専門は精神科)は自分でそれを管理しているそうです。

「血圧は170mmHgくらい(これは薬は使っているが量を減らすということです)、血糖値は300mg/dlくらい(運動でこの程度に下げていて、それを超えた日だけ薬を飲みます)でコントロールしています。おかげで体調もよく、頭も冴えていて、2022年は60冊も本を出しました」

日ごろ、主治医から血圧や血糖値についてやかましく言われている人からすると、「なんだ、そんなことでいいのか」と思うかもしれませんが、そう思わせるのが著者の思惑でしょう。既存の医学常識に一石を投じ、これまで無意識に従ってきたことに疑いの目を持ってもらうことが著者の目的なのです。読者に「頭が悪い」状態から「頭がいい」状態に変わってもらうためです。

そのことが、次の文章に書かれています。
「そういう意味で、本書は、医師の言うことに縛られず、どうすれば元気でいられるかを長年の高齢者医療の経験からお伝えし、逆に、何が高齢者の元気を奪うかを考える内容になっています」

さらに、著者は問題提起をしています。
「もう一つ、訴えたいのは、死ななければそれでいいのかという問題です。あるテレビ番組を見ていると、司会者もコメンテーターの医師も、日本の新型コロナ対策は成功だったと総括していました。感染者も死者も、欧米より少なかったことが根拠です。(中略)ただ、私が問題にしたいのは、死ななければそれでいいのかということです。日本はご存じのとおり、世界でいちばん長い自粛政策をとりました。若い人はそれでいいかもしれませんが、高齢者の場合、3年間もろくに外に出ず、人との会話や会合が減れば、足腰の機能も認知機能も確実に落ちてしまいます」

著者が言いたいのは、日本のコロナ対策は感染者と死者を大幅に抑え込んだが、その代わりに大量の要介護高齢者を生み出したかもしれないということです。

「私の考える健康というのは、ただ命を伸ばすことより、少しでも要介護になる時期を遅らせることです。ですから、栄養状態や運動などが大切になるのです。『若い人はそれでいいかもしれませんが』と書きましたが、日光を浴びず、家に閉じこもりがちの生活をしていると、若い人でもセロトニンという神経伝達物質が減って、うつ病になるリスクが増します」

そして本書のキモである「日本はがんで死ぬ国」という大前提が顔を出します。
「私が多くの健康法や、日本の医師は『頭が悪い』と考えるのは、日本ががんで死ぬ国だということが忘れられているからです。前述のコレステロールにしても、免疫細胞の材料なので、その値が低いと免疫機能が落ちてしまうとされています。この免疫機能というのは、外からの細菌やウイルスだけでなく、体内でできた、できそこないの細胞をやっつけてくれるのでがんの予防につながります」

つまり、日本人の死亡原因の1位であるがんのリスクを軽視して、ほかの病気の原因を一生懸命に潰しているのが日本の医療だということです。それを称して、著者は「頭が悪い」と言っているわけです。

「コレステロールを下げ、血糖値を下げ、血圧を下げ、体重を落とし、お酒をがまんするなどの健康常識は、すべて心筋梗塞や脳血管障害の予防のためですが、日本では心筋梗塞で死ぬ人の12倍以上が、がんで死んでいます」

今、健康診断や定期検診でうるさく指摘される上記の問題は、欧米で死亡原因のトップまたは上位にある心疾患や脳疾患が念頭にあるわけです。しかし日本ではそれらの病気よりもがん死の確率がずっと高いので、意識を変えなければならないと著者は主張しているのです。

「欧米では心疾患が死因のトップである国がたくさんあるので、その手の健康法は長寿につながるのでしょうが、日本の場合は、がんを予防するためにストレスを減らし、楽しむことが大切です。とくに、高齢者は、NK細胞(ナチュラルキラー細胞=がん細胞などを攻撃するリンパ球)の活性が若い人の4分の1くらいに減っているので、その活性を維持し、できれば高めていくことが重大な問題です」

ではなぜ日本の医師は欧米追随で、日本の国情に合った医療を提案しないのでしょうか。著者はその原因を明治時代から続く欧米追随思想にあると言います。

「日本の医師の『欧米追随』は、いまに始まったことではありません。本書でくわしく書きますが、ドイツ医学を盲信した森林太郎(鴎外)という陸軍のエリート軍医は、脚気が感染症だと信じて陸軍の食事を変えなかったので、日露戦争では約3万人の脚気死者を出しました」

「先進国で唯一、日本でがん死者が増えているのも、日本の医師が欧米の医学を盲信して、心脳血管障害の予防ばかりを患者さんに押しつけ、心の健康や患者さんの幸福感を無視しているからかもしれません」

そして「はじめに」の最後に、著者は医学の限界について語ります。
「最後に申し上げたいのは、高齢化が進み、若い頃より衰えた人が多くなると、健康になるということは、マイナスをなくすことだけではなく、いまよりプラスにもっていく必要があるということです」

医学はマイナスをなくすことはできますが、マイナスをプラスにすることができません。いまより元気になる治療や健康術は、「若返りと同じ」ということで保険医療の対象にはならないからです。

「いまより元気になるためには、栄養や運動を足し、あるいは老化して減ってきたホルモン(とくに男性ホルモンや女性ホルモン)を足す必要があります」

そのためには栄養学の知識が必要になりますが、日本の医学部ではほとんど栄養学を教えていないそうです。日本の医学会が長年、「足し算医療」をないがしろにしてきたからです。

そういう医学の限界を認識し、自分の頭で健康になるということが、本書の言う「頭がいい健康法」です。いまの日本のピンチを救うには、高齢者が元気になり、労働力になり、消費者にいることが必要だと著者は考えています。

いま健康診断で要注意項目が出ている人は、とくに次の小見出しに注目してください。
・コレステロール値が高い人ほどがんになりにくい
・小太りの人がいちばん長生きする
・肉食を控えることは死を招く
・受動喫煙より怖い排ガス
・糖尿病の人のほうがボケにくい
・高齢者はもっと塩分を摂ったほうがいい
・メンタルヘルスにはテキトーが大事

人々が無意識に「正しい」と信じてきた医学知識に一石を投じる、刺激に満ちた健康法ガイドです。


 

EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

今回はお盆休みを挟んで「ダメ出し!道場」をお休みし、コラム回とさせていただきます。

何について話そうかなーとネタ帳を眺めた結果、次の2つについてお話ししたいと思います。

【1.「労働生産性が低い=悪」なのか?】

【2.ネットショップでの「当たり前」の変化】

ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

【1.「労働生産性が低い=悪」なのか?】

昨今、「日本は労働生産性が低い国」(だからダメ)だと言われています。欧米と先進国38か国の加盟するOECD(経済協力開発機構)の発表によると、日本の時間当たり労働生産性はOECD加盟38か国中27位。一人当たり労働生産性は29位。先進7か国では最下位です。

うーん、これらの順位や数字を見ると悲観的になってしまいますが…

国連の加盟国193か国中では45位(国連 ILO推計)と決して下位ではありません(^^;)

労働生産性が低い日本でも、業種によって格差があります。
不動産業、電気・ガス・水道、金融・保険業などは高く、宿泊業、飲食などサービス業、医療・福祉事業などが特に低いようです。

比較的高い業種は機械化・自動化が進んでいる一方で、サービス・接客の質が低下していたり、あまりサービスレベルを求められない業種で、低い業種は高いサービスレベルが求められたり、サービスそのものが顧客からの評価につながる業種で、人手不足が深刻な業種とも言えそうです。

さて…そもそも…
労働生産性とは時間当たりの付加価値、もっとシンプルに言えば、同じ時間や人員でどれだけ物やお金を生み出せるかのことです。

式で表せば下記のようになります。

物的労働生産性=生産物の物量÷労働量
付加価値労働生産性=付加価値額÷労働量

言い換えれば、一人当たり(または1時間当たり)でどれだけのモノやお金を生み出せるか? ということです。

同じ物を作るにも、同じサービスを提供するにも、機械化や自動化を進め、人手労力や時間を減らせば、数字的には労働生産性が高まりますので、単年度での収益重視、株主重視の上場企業(大企業)では労働生産性が高い=良い企業=正義となります。

一方で中小零細企業が多い日本では、数字的な労働生産性は低くなります。では、他の観点から見ればどうでしょうか?

・雇用の安定・確保(欧米のように簡単に解雇しない。無理な機械化をせず人手の仕事を保持)
・従業員満足度(過度な効率重視の無理な勤務をさせない)
・顧客満足度(丁寧なモノづくり、検品など品質重視、丁寧な接客)

など、効率的には一見マイナスに思えることに人員や時間をかけても、品質やストレス軽減、満足度向上といった人の心象評価に優先度を置いた、株主評価にはほとんど上らない項目も大切にした経営で、安心・納得・満足そして信頼される経営がなされて来たお店・企業が多くあります。

日本には江戸時代以前から株主や経営側の都合・数値優先の労働生産性追求よりも、従業員のメンタル、雇用の確保、顧客の満足度、ブランド品質への信頼感などなど、株主的会社評価よりも従業員や顧客的会社評価を優先して長きにわたって安心信頼できる品質の高い商品を提供してきた歴史があります。

つまり、日本と国際社会とでは会社や事業、商売を評価するモノサシがちょっと違うのです。

世界を相手に世界の市場に出て世界からの資本を元に国際的な事業を行う企業は、労働生産性重視、経営効率重視の経営を目指してサービスレベルを世界平均並みに落としても生産性を向上すれば良いと思います。

しかし、日本の市場で日本の客層を相手に商売をしている多くの日本の中小零細企業は、顧客からの評価の目が厳しい中で、高いサービスレベルを維持するために時間をかけて丁寧な接客や高い品質の維持のために時間や手間をかけた製造や品質検査、梱包や配送クオリティに至るまで、世界平均よりはるかに時間やコストをかけているのです。

だからこそ、JAPAN ブランドの品質の良さ、接客・サービスレベルの高さという労働生産性と相反する評価と信頼感を得ているのだと思います。

それを単純に時間当たり、1人当たり、なんぼ儲かりますか? という海外の物差しで無理して評価をして、労働生産性が悪いと落ち込む必要はないのです。

海外のように仕事が減ったらすぐ解雇・人員整理が当たり前。失敗すればすぐ廃業しても、また新たに起業のチャンスが容易に得られる条件と日本は違うのです。

だからこそ、多少労働生産性が悪くとも、ゆっくり、丁寧にお客様とも従業員とも向き合い対話して、お互いの満足度が高い商品・サービス・事業を築き、「細くとも長く続けていく」という経営スタイルもあって良いのではないでしょうか。

要するに申し上げたいのは、「労働生産性が低い=悪」と決めつけるのではなく、ハイスピード、ハイリスク・ハイリターン、労働生産性重視の経営が合う企業はそれをやれば良いですが、労働生産性は良くなくとも、他の指標も重視して、安全スピード、ローリスク、適度なリターンで信頼され継続していくことを良しとするということです。

特に毎年定年退職と新卒採用ができる大企業と違い、ベテラン高齢社員も定年を超えて働いてもらって、随時中途採用で人材、人員の確保をせざるを得ない中小零細企業は、ドライに数字・効率優先では成り立ちません。

エリートぞろいの外資系コンサルに入ってもらったおかげ(せい)で、既存従業員が大勢リストラ・退職して見かけ上の数字は向上したが、ノウハウや企業文化は骨抜きになったなんて会社もよく聞きます。経営者(株主)にとっては正義でも、従業員や古くからの顧客にとっては悪辣非道とも言えます。

この辺りは会社は株主のものという海外型の考えと、会社は株主・経営者と従業員と顧客のバランスの上にあるものという日本の中小企業的な考えとのギャップだと思います。

おちゃのこネットのお店の多くは、中小零細オンラインショップで、多額の資金や広告宣伝費、豊富な設備投資や機械化・システム化などはできずに、コツコツと店主や少ないスタッフが手作業で頑張っておられます。

制約され限られた経営資源の中でも、丁寧なものづくりや品質維持、接客サービスで信頼されるお店としてのブランド力を構築して、一人ひとりのお客様とつながり、支えられてしっかりと生き残っている。

私はそんなお店を高く評価していますし、応援したいと思います。


ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

【2.ネットショップでの「当たり前」の変化】

「温故知新=古きを訪ねて新しきを知る」という四字熟語がありますが、ネットショップにおける「当たり前」の変化について「温故知新」してみましょう。

ネットショップでの「当たり前」とはどんなことでしょうか?

「当たり前=常識」というニュアンスでもありますが、私はあまり常識という言葉が好きではないので、あえてわかりやすい「当たり前」という言葉で表現します。

例えば、ネットショップが始まった1995~6年頃。

ネットショップにとっての当たり前は、
・ホームページを持っている
・商品写真と説明文を掲載して
・注文を受け付け
・宅配運送便で商品を数日中にお届け
などでした。

でも当時はまだ「買い物カゴ」のない店も多く、メールや注文フォーム、電話やFAXでの注文も受けるのが「当たり前」でした。

その後の数年間でおちゃのこネットのようなネットショップ開設のシステムサービスを提供する企業や、楽天のようなショッピングモールサービスができて、「買い物カゴ」を設置する店が「当たり前」になりました。

それと並行して、見込み客のメアドをプレゼント企画で集め、「メールマガジン」を配信して集客・販促するのが当たり前になっていきました。

そしてまだ(特に日本では)Google よりも Yahoo! が検索サービスの認知度・利用度No.1 でしたし、SEO よりも Yahoo!ディレクトリー(索引)に費用を払って登録してもらうのがネットショップの認知度向上の当たり前でした。

2002~2003年 にはそれまでのダイアルアップ(わざわざ電話をかけてネットにつなぐ)から、ADSLやFTTHなどネットへの常時接続が急激に普及し、回線スピードも劇的にアップ、今の若い方には信じられないでしょうが、小さな商品写真1枚を表示するのに数十秒~数分もかかっていたのが数秒で表示されるようになり、掲載できる商品写真のサイズや点数も増えて、ようやくまともな通販業ができるネット環境になってきました。

それにより、「商品写真は小さくて軽い方が良い(早く表示)」という当たり前が、「商品写真は少し重くてもキレイ(多少遅くても高精細)な方が良い」という当たり前に変化していきました。

未だに小さな粗い画像のままのお店も見かけます。業歴の長い老舗にありがちです。→写真の点数を増やし、解像度、サイズを上げて商品の細部をしっかり見せて購入確率を高めましょう!

さて、今でこそ当たり前のSNSの歴史ですが、
2004年に Facebook 開始
2006年に twitter 開始(当時は twttr)
2007年 に iPhone(スマホ)登場
2010年 Instagram 開始
2010年 アラブの春 (民衆がスマホ+SNSで革命)

この辺りで世界ではインターネットの主軸がPCからスマホへシフトし、SNS利用者が一気に加速・急増していきます。

日本ではこれら海外発祥のSNS はすぐにはなじまずに、2011年 に LINE が開始されてから一気にスマホでのキラーアプリに!(スマホユーザーのほとんどが使っているNo.1アプリに)
LINE を使いたいからガラケーからスマホに! せっかくスマホ買ったんだから LINE や他のSNS やろう! と相乗的に普及浸透していきました。

2012年9月(iPhone5の頃)には、日本でもようやく回線が4Gになり、スマホでのネット閲覧もサクサク快適になりました。
それに伴いネットショッピングもスマホでの利用者が激増! いろいろな統計がありますが、概ね2013~14年頃にはスマホでのネットショッピング利用者がPCでの利用者を超えました。

つまり「スマホの客をメインターゲットに!」が当たり前になってきました。

またスマホ+SNS の組み合わせ利用が当たり前になるのと同時に、迷惑メール急増で個人のコミュニケーションの道具としてはメール利用度が低下し、SNSへシフトしていきます。

そうなると「メルマガ!」が当たり前の集客ツールだったネットショップの販促も変化していきます。

SEO(検索エンジン最適化)やキーワード広告にコストをかけての集客UPが当たり前になってきたり、
SNS(twitter、Facebook、Instagram、LINE)でのビジネス情報発信や顧客囲い込みも当たり前に。
そしてスマホの性能アップ、4Gから5Gへの回線速度UP、動画編集のスマホアプリの登場などもあり、Youtube、TikTokなど動画での情報発信も急増して当たり前になってきます。

2017年「ユーチューバー」(Youtuber)、「インスタ映え」が流行語大賞にノミネート。乃木坂46のヒット曲「インフルエンサー」も2017年 発売で 正にSNS が日本の世の中に大きく影響を及ぼした時代となりました。

かなり前の印象ですが、たった6年前のことです。
この6年間のSNSカルチャー&テクノロジーの進化はすごい!
ここでスマホ&SNSの波に乗り遅れたお店は多かった…

一方で広告費(キーワード単価の)上昇で「キーワード広告は不採算である!」というのが客単価の低い個人向けネットショップでは当たり前になってきて、無料SNSへの依存度を高めるお店が増えてきました。

Youtube やTikTokの普及の影響で、twitter、Facebook、Instagramでも動画投稿の機能が追加強化され、「短い動画」での情報発信が当たり前になってきています。

などなど、無償でできる SNS 活用がここ数年の「当たり前」になってきていたのですが、それも変わりつつあります。

さて、ここから温故知新の「知新」に入ります!

twitter の買収、仕様や機能の変更、X への変化、一部機能やサービスの有償化、DMの制限など、今まで無償でさまざまな販促に使えていた X(旧twitter)が ネットショップにとってはかなり制約が増えて使いにくい SNSになってきています。
(既に十分なフォロワーを持っていたり、有償コストをかけられるアカウントには有利でまだまだ使えます)

Facebook も Instagram も YoutubeやTikTokも、広告表示が増えたり、簡単に小額から広告掲載できるようになってきています。

そんな中で Facebook、Instagram を運営している Metaがこの夏2023年7月に開始した新しいSNSが Threads(スレッズ)です。

見た目や使い勝手も X(旧twitter)に似ていて、かなり意識したサービスです。多くのネットメディアも「X(旧Twitter)に代わるSNS」としてThreadsのことを報じてきています。

サービス開始から4日半でユーザー数1億人越えと、劇的なユーザー登録数を見せています。ただ、まだ多くのアカウントは様子見、お試しの状況ですし、1日のアクティブユーザー数は800万人程度に落ち着いてきているようです。X(旧twitter)は1100万人/日です。

おちゃのこショップにとっては日本での一般ユーザー(見込み客)が増えて利用度が高まってくるかが今後のカギです。ただ始まって2か月の新しいメディアですし、X(旧twitter)の混乱でまだまだユーザー数が増えていくと思われるSNSなのは間違いないので、早めに始めて試しておきましょう。

X(旧twitter)で言うツイート投稿のことを Threadsでは「ポスト」、タイムライン表示は「フィード」と呼び、Instagramとの共通性を見せています。Instagramでは原則画像投稿がメインですが、ThreadsはテキストやURLのみの投稿も可能です。

Threadsは Instagram の部隊が開発した Instagram に付随するサービスという位置づけで、アカウントも共有。Instagram 同様にFacebook とも連動可能なので、InstagramとFacebook を積極的に利用してきたお店には利用開始しやすいと思います。

Threads がネットの当たり前になりそうか?
オンラインショップのSNS活用の当たり前になりそうか?
はまだまだ微妙ではありますが、大きな可能性は持っていると思います。

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ここまでオンラインショップの「当たり前の変化」についてお話してきましたが…

20年以上、いえ、オンラインショップ以前の、リアルの商売においても成長、成功するのは、
「当たり前のことが当たり前にできるお店」です。

商品企画・開発、品質向上、原価率低減、売価と品質バランス(値ごろ感)、品揃えや在庫、短納期、物流品質、低送料、不良率低減、支払方法の選択肢、回収率向上、ロス率低減、リピート率向上、客単価、収益率向上、新規客獲得、ショップページや商品写真、商品・サービス説明のクオリティ向上、人材採用、育成などなど。

オンラインショップというより事業経営に必要な要素の「当たり前」を一つ一つ着実に向上させていくことが成長・成功の必要条件だと思います。

それをしっかりやっていても、台風、地震、コロナなどの伝染病、戦争や紛争、地球温暖化や円安、物価高、税制や法律変更など、お店や会社を取り巻く環境の変化(悪化)で大きな逆風が吹いたり、設備や機械の故障、老朽化、顧客トラブルなど想定外の大きな出費が起きるかもしれません。あなたやスタッフ達、その家族の病気や事故などで万全の仕事ができなくなるようなことも起こり得ます。

ネットショップという大海原に小さな舟(おちゃのこショップ)で漕ぎだした貴店にとっては、舟の中のことは当たり前にこなして、舟の外で起きる嵐や荒波や漂流物などの想定外のリスクにもなんとか対応しながら、成功という島、大成功という大陸を目指して頑張って参りましょう。

船長一人で悩んで考え込まずに、スタッフを育てながら相談し、一緒に島や大陸を目指して行ってください。

それでも悩んだときは、私のようなコンサルを水先案内人として、相談して難破や座礁や沈没のリスクを避けたり、省燃費(コストダウン)やスピードアップのノウハウや事例をご活用ください。

ただし、燃料&食料(資金)だけは直接ご提供できませんのであしからず(^^;)

事業としての資本・資金の差、人材・人員の差など最初からの能力の差で有利・不利はあって当然。豊富な資金、優秀な人材はあればあるに越したことはありません。しかし、ベンチャー、中小にはこれらはないのが当たり前。ない前提で、じゃぁどうするか? それを考えて創意工夫で本質的な部分に注目して一歩ずつ進んでいくことが大事なのです。

限られた資金や人材、商品の中で今、何を最優先で取り組み解決していくか、それに気付いて手を打ち、【強み】を活かしていくことこそがスモールショップのオンラインショップ経営なのだと思います。

え?【強み】がない?(汗)

それに今気付いてしまった店主さんが もしいたら…

素直にあきらめて撤退するか(^^;)
「強み」を見つけに私に会いに来てください!
お電話やZOOMなどでも可。

大丈夫、今までお会いしたどんなお店にも必ず一つや二つは【強み】はありました!(気付いてないだけのこともよくあります!)

あなたの中に眠る「強み」を一緒に見つけ出しましょう!

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
【メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気付きやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見て欲しい点、悩んでいる点など】:

───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!

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皆さん、いよいよコロナ禍は終わったような気配ですが…
円安物価高、資源高、エネルギーコスト高などで逆風も強いです。
マイナスムードに負けず、「ピンチはチャンス!」と思い、新しいアイデアと新商品、新サービスを開発して乗り越えましょう!
差別化するアイデア出し、商品企画、ジリ貧回避、マンネリ化打破など、アイデアに行き詰まった際はぜひお気軽にご相談ください! きっとヒントを見つけられます!
↓↓↓↓↓


EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 11,000円(税込)
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



ダメ出し道場登場ショップ募集中
申し込みはこちら

さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を「洗い出したい!」「解決したい!」「強みを作りたい!」という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、「ダメ出し!道場見ました!」の件名にてメールにて直接お気軽にご連絡くださいませ( info@style-e.com 太田まで)。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

今回のデザイン道場は、コンテンツが多い場合に折り畳み表示する方法をご紹介します。折り畳んで表示したコンテンツを「もっと見る」ボタンで表示させることができます。






自由記入欄やHTMLタグ利用可能エリアにHTMLを記載する

デザイン管理→配置/画像/コメント設定やフリーページなどHTMLタグ利用可能なエリアに下記のようなHTMLタグを記載してください。
内容テキスト部分にコンテンツを記載してください。


<div class="elastic_folding_area">
内容のテキスト
</div>


詳細な設定方法は下記のFAQをご覧ください。
https://www.ocnk.net/faq/index.php?action=faq&id=1689
 

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ECサイトの信用力

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、EC通販サイトを運営する前に知っておくべき「ECサイトの信用力」について説明させて頂きます。

■信用力のポイント

信用されるECサイトと信用されないECサイトとは

インターネットの世界では、初めて閲覧する方が「このサイトがよい」と思ってくれて、ページを読み込んでくれる「第一印象」がとても大切です。

デザインや、サイトの広告に力を入れる一方で、これからECサイトをはじめる方に注意いただきたいのは「信用される」ECサイトとはどのようなものであるか、ということをよく考えていただきたい、ということです。

実際に信用されるECサイトを運営するためには、第一条件として、サイトが「閲覧したお客様に安心される」構成になっていることがポイントです。

今回は信用されるECサイトとはどのようなポイントなのかをご紹介したいと考えております。

■信用力とはどういうことか?

インターネットの世界で、一言で「信用力」といっても、判断するべき材料で迷うことも少なくないでしょう。実際に対面でお客様と会うわけではなく、インターネットの世界では「画面越し」に商品を見て、実際に良いものかどうかを判断しなければならないため第一印象が大きく左右します。

また、サイトの運営者、商品のラインナップ、企業情報、商品の価格など比較するポイントはエンドユーザーにとって少なくありません。それらの情報を正確に判断し、何を優先するかによって、商品の成約率もかなり変動することになります。

たとえば、「企業情報」であれば、運営者の代表取締役の氏名が紹介されているか、実際の会社情報、会社の資本金額、取引先情報など客観的に見て信頼できる情報が掲載されているかをチェックすることは珍しくありません。

写真の撮り方も大切

ECサイトに掲載する写真の撮り方もお客様の「第一印象」が大きく変わるポイントになります。影がある、商品が不ぞろいの印象を与える、写真データが不均一、一目見てどのような商品であるかわかりにくいなど、掲載する写真を自分で撮影する場合には注意が必要です。

画素数や、データの互換性なども、照明やカメラの設定によってデータが不均一になることが珍しくありません。アングル、写真の大きさ、写真のパターンは同じようにしておくことが安心できる写真にしていくことにつながります。

結果的に、均一かつ安心した商品であることが「お客様にしっかりとした業者」であることが伝わります。背景など一部だけを機にして、結果的にバランスが悪くなった写真は印象が悪いので注意してください。

記事と商品説明の書き方も注意

商品紹介の記事はエンドユーザーが読んで分かりやすいことがポイントです。見てわかりやすい文章であること、必要な情報がまとまっていることなど、不自然な文章構成でないことがお客様が信頼してもらえるポイントになります。

文章の場合には、誤字や脱字という読んでいて不審に思われる点がないようにチェックすることがポイントです。難読となる表現やわかりにくい商品説明になっていないか、コンパクトに情報をまとめるように注意を払いましょう。

また、商品説明は、どのような機能があるのか、食品であれば生産地やグラム数、内容量などが明確である、原材料がはっきりしているなど分かりやすいこともポイントです。また、その中で他の競合商品と比較してメリットを紹介できるようにしましょう。

これらの一般的に掲載されている会社情報が不十分ですと初回のユーザーにとっては「取引することが不安だ」という印象を与えることになってしまうのです。結果、客観的に見て情報が不足することになると、信用できないということになり、信用力が下がってしまう結果になってしまい、商品の成約まで至らない結果に陥ります。

会社の信用力は、たとえば有名ブランド企業や、テレビCMに出ている企業であれば、簡単に信用されますが、逆に知名度がなければ「本当にこのサイトは大丈夫なのか」と不安になってしまいます。

お客様によって、サイトに感じる印象や不信感はまったく違いますが、大手サイトであれば、チェック項目がある程度決まっている反面、自社のECサイトになると判断することが難しい部分が少なくありません。

そのようなことを考えてサイト作成を最初から考えて準備しておくことで、写真、企業情報、商品情報など具体的な部分をより、的確に掲載することができます。

★POINT
・信用力のあるECサイトの作り方を事前に計画しておく
・写真や文章など、一定の品質を確保する方法を用意する

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

スウェルキャッチ

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編集後記

運動不足を解消しようと散歩に出たら、転んで怪我をしてしまいました。これでまた引きこもり生活に逆戻りです。とほほ。
(おちゃのこ山崎)

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