オリンピックイヤーを最高の年にするために号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

今さらですが、みなさん、新年明けましておめでとうございます。
本年もおちゃのこネットならびにおちゃのこ通信をよろしくお願い申し上げます。

暖冬という言葉があちこちで聞かれる毎日です。
さっぽろ雪まつりでは雪像を作るための雪がなく、各地から雪を集めています。私がいる埼玉県では、秩父名物の氷柱が消えてしまって、ライトアップなどのイベントが中止されてしまいました。

気象庁の長期予報によると、これから2月初旬にかけての全国の気温は、「平年より高くなる確率」が50%とのことです。たぶん平年よりも気温が高くなりそうだということでしょう。

地球温暖化が叫ばれている一方、そんなのは嘘っぱちだという説もあって何が正しいかよくわかりませんが、気象庁のデータで最も古い1875年12月の東京の気温を見てみると、最低気温が-3.6℃で、12月に22回も氷点下の最低気温を記録しています。現在の気温と比べると、明らかに寒いですね。

統計によると、日本の気温は100年あたり1.24℃の割合で上昇しており、特に1990年代以降に高温となる年が多くなっているそうです。温暖化はある程度を越えると加速度的に進むといわれているので、これからが心配です。

それはさておき、今年は待望の東京オリンピック。記念すべきイベントのある年に、みなさんの事業も最高潮を迎えるといいですね。そこで、今回のオススメ参考書では、利益の最大化を図るための参考書を紹介します。

おちゃのこポップアップ

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

 

利益を最大にする最強の経営計画

小山昇・著 KADOKAWA・刊

1600円 (税別)

著者の小山昇氏は1948年山梨県生まれ。ダスキンのフランチャイズ事業を行う株式会社武蔵野を率いて、2000年と2010年に日本経営品質賞を二度に渡って受賞しました。同じ会社がこの賞を2回取るのは初めてのことだったそうです。

その経営品質賞を受賞するまでの軌跡や、自社で行っている中小企業向けのIT戦略など、徹底した実務中心の講演やセミナーが人気を博し、株式会社武蔵野はダスキンの業務に加えて中小企業のコンサルタント業務がもう1本の柱になるに至りました。

著者はカリスマコンサルタントとして著名な一倉定氏に師事し、その教えをさらに磨いた「手帳型経営計画書」を考案。全国の中小企業経営者にそれを道具として使うように指導しています。

著者が行っている講演・セミナーは昨年までの累計が2,332回。動員人数は172,400人に達しています。あわせて好評なのが株式会社武蔵野の日常を見せる「会社見学会」で、こちらは累計543回、動員25,147人となっています。

さて、そんな著者が書いた本書は、ひと言で言えば「経営計画書を作って実行すれば、思いどおりの利益が出せる」という内容です。その背景には、株式会社武蔵野がこのやり方で16年連続増収を達成しているという実績があります。

著者は「はじめに」でこう書いています。
***
私が「株式会社武蔵野」の社長に就任したのは、バブル絶頂期の1986年です。
(中略)
かつての武蔵野は、いつ潰れてもおかしくない「落ちこぼれ会社」でした。仕事に対する誇りもなく、不正が横行し、ご近所からも疎まれていました。
しかし、現在は違います。赤字続きのボロ会社は、「日本経営品質賞(日本生産性本部が創設した企業表彰制度)」を二度受賞する優良企業に変わりました。
社長就任時は7億円だった売上高は約66億円にまで伸びていて、増収増益が続いています。
***

これに続いて、著者は増収増益が続いている理由を2行で書いています。
「その理由は、『経営計画書』をもとに社員教育を徹底し、『社長と、社員の価値観をそろえること』に注力したからです」

「経営計画書とは何か」は釈迦に説法でしょうが、念のために説明しておくと、「会社の方針、数字、スケジュールなどを1冊の文書にまとめたもの」のことです。著者はこの経営計画書を手帳サイズで作成することをすすめていて、そうすることにより、社員がどう行動すればいいのか迷ったときに、すぐ取り出して道しるべとすることができると言っています。

「経営計画書」を「魔法の書」と呼ぶ人がいます。なぜなら、作成すると会社の業績がその通りになるからです。どうしてそんな魔法が実現するかというと、
「いくら利益を出したいのか」(数字)
「いつまでに利益を出したいのか」(期日)
「利益を出すために何をすればいいのか」(方針)
が書かれているからです。

著者はこう説明しています。
「赤字の社長の多くは、確固たる目標がありません。『利益を出したい』と頭では思っているものの、目標を明確化していないため、経営が気まぐれになるのです」
「目標を明確化できていないのは、『紙』に書いていないからです。目標を紙に書くと、それに沿って行動するようになる。優先順位が決まるため、行動も判断も的確になります」

それでは、いつものように目次をご紹介しましょう。
・はじめに 「経営計画」がすべてを変える!
・第1章 「経営計画書」は、「立派な会社」をつくる道具
「経営計画書」は、「方針」と「数字」を明文化した会社のルールブック
口約束は守られない。紙に書かなければ、人は実行しない
会社で発生するすべてのことは社長の責任である
経営計画は1冊の手帳にまとめなさい
「経営計画書」の内容を実践すれば、会社は確実に成長する
「経営計画書」に、5年先の目標を明記する
5年以内に、商品・お客様・従業員の「25%」を新しくする必要がある
「5年で売上2倍」の長期計画を立てる
経営計画は、時代やお客様の都合に合わせ変更する
「経営計画書」は「新卒採用」を有利に進める道具

・第2章 絶対に会社を潰さない「利益計画」の立て方
利益目標は「逆算」して考える
売れるか売れないかは、価格でなく「ラブストーリー」で決まる
ボトルネックの解消が会社に利益をもたらす
「儲からない」のは、社長の「無知」が一番の原因
利益は「最低限」残して、あとは未来に投資する
「やりたいこと」より先に「やらないこと」を決める
新規事業で利益を上げる「9つ」のポイント

・第3章 利益を最大化する「経営計画書」のつくり方
「正しさ」にこだわらず、見切り発車で「今すぐ」につくる
「オリジナル」にこだわらず、他社の「真似」してつくる
他社の「経営計画書」をコピーして、ハサミで切り、ノートに貼り、清書する
武蔵野の「第36期経営計画書」掲載内容と解説

・第4章 経営計画の「実行」と「定着」の方法
「経営計画書」の方針を徹底させる7つの施策
経営計画発表会を行い、社長が自ら「方針」と「数字」を読み上げる
経営計画発表会の開始・終了は時間厳守を徹底
経営計画発表会には、銀行の支店長を招待する

著者は会社経営に必要な3要素を次のように規定しています。
(1)会社の「ルール」(規則・規定/方針など)
(2)目指すべき明確な「数字」(事業構想/経営目標/利益計画など)
(3)「ルール」と「数字」を明文化した「道具」

この3つを持たない会社は、ルールブックやスコアボードなしで野球をするのと同じだと著者は言います。そして、会社経営においてルールブックとスコアボードの役目を果たすのが「経営計画書」だというわけです。

赤字会社の社長は、社員に口頭で「がんばれ」と言います。また仕事を「早くやれ」と言います。しかし「がんばれ」という抽象的な言葉では、社員は何をどうがんばればいいのかわかりません。したがって、がんばっているふりだけします。「早く」も基準が示されないため、自分勝手な「早く」で満足します。

それに対して「うちの会社はこういうルールで仕事をします。目標利益はこのくらいです。だから目標を達成するために、このくらいがんばってくださいね」と指示するのが「経営計画書」のある会社の社長です。

株式会社武蔵野の経営計画書には、タクシーに乗るときのルールが次のように書かれています。「サービステリトリー内でタクシーを利用するときは、地元のタクシーか、個人タクシーに乗ってください。地元のタクシーは裏道をよく知っているし、工事中や知らない道を知ることができます」

「経営計画書」があることで、社長の決定が社内の隅々まで正確に伝わります。全員が同じルールブックを持っているため、「伝言ゲーム」のように間違って伝わることがないからです。ブレないルールが存在することで、社員全員がいつでも同じ方向で仕事をすることができます。

たとえば、株式会社武蔵野の「経営計画書」には、クレームについて次のように記載されています。
***
1.基本
(1)クレーム対応は、すべての業務に最優先とする。
(2)クレーム発生の責任は一切追及しない。発生の責任は社長にある。お客様の目から見た業務改善点の指摘です。本来はすべて社長が受けるべきであるが、社長一人では受けきれないので、社長に代わって対処する。
(中略)

2.発生
(1)現場からその事実だけをただちに役員と上司に報告する。ことを大きくする。報告・連絡を怠ったときは、1回で賞与を半額にし、上司・当事者がかかった費用を負担する。
(中略)

3.対処
(1)お客様への第一報は30分以内とする。当日中に当事者と上司がお詫びと事実確認に行く。お客様の前に顔を出すことが大事です。対策は後でよい。
(2)解決するまで何回でも足を運ぶ。
(後略)
***

「経営計画書」を作っている多くの会社は、A4サイズの大きくて重い文書にまとめています。著者も最初はそうでした。しかし、携帯性のない「経営計画書」は、机の引き出しにしまわれたまま、取り出すことがありません。作成した著者でさえ、再び見ることはありませんでした。

それではいけないと、著者は「経営計画書」を手帳サイズにして全社員が常時携帯できるようにしました。これはまったく常識破りのアイデアで、「経営計画書」の指導をしてくれた一倉定先生からは烈火のごとく怒られたといいます。「経営計画書」を冒涜したというのです。

しかし著者は改めようとはせず、手帳型の「経営計画書」に固執しました。多くの会社の社員は会社の就業規則でさえ、入社時にパラパラと見るだけです。それを、仕事の内容が詳細に記されたものが手帳サイズに凝縮され、いつでも取り出して確認できるようにしたのですから、効果は絶大です。すぐに会社内に統一感が生まれました。

著者は「経営計画書」には5年先の目標を明記するように指導しています。たとえば著者の株式会社武蔵野は、「5年で利益2倍」を目標にしています。そのためには、毎年「対前年比115%」の実績を上げ続けなければなりません。逆に言えば、前年の15%増しの成績を目標にし続ければ、5年で利益が倍増になるということです。

このように、長期的な目標を設定し、それを実現するために今どうするのかを逆算して決定するのが正しい経営判断であると著者は言います。

著者は「中小企業は変化を起こすことはできないが、変化についていくことはできる」と書いています。「経営は環境適応業である」というのが著者の持論です。そのために提唱しているのが「25%の法則」です。
・扱っている商品・サービスの25%が5年以内に開発した商品であること
・お客様の25%が5年以内に開拓した顧客であること
・働いている従業員の25%が5年以内に採用した人材であること
このうちひとつでも該当していれば前年並みの利益が出せ、すべて該当していれば会社が急伸すると著者は太鼓判を押しています。

この本の通りに会社経営をすることは簡単ではありませんが、この本の通りにすれば間違いなく利益が増えていくと思わせる、頼りになる経営指南書です。


おちゃのこカフェオンライン
EC仙人のダメ出し!道場

 

EC仙人
太田哲生

皆様、明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い申し上げます。

2020年、年初から中東での軍事的緊張など国際情勢は不安材料も多く、世界的にはいわゆる景気(株価だ為替だ)は下がり気味なのかも知れませんが…

私は政治評論家でも経済評論家でもないので正確な予測などはできませんが、少なくともオリンピックイヤーなので夏までは国民の気持ちも比較的明るく盛り上がることでしょう!(そうあって欲しいですね!)

また今年は日本での5G(第五世代移動通信システム)元年といわれています。

これまた、通信技術の専門家ではないので詳しくはわかりませんが、要するにより高速で精度が高い新世代の通信技術が始まるから、いろいろ便利になって世の中大きく変わりそうだよ!ってことです(^^;)

高速大容量、低遅延・高信頼度、多数同時接続…
2時間の映画が3秒でダウンロードできるとか、自動運転や遠隔操作(手術など)にも時間差がなくなるので、いよいよ安全に実用化されるとか、大勢が集まる都市部や会場、競技場などでもストレスなく使えたり、複数カメラを視聴者が自由に切り替えて好きな角度や視点からの映像が見られるようになるとか、あらゆるモノがネットに繋がってネット経由でコントロールできるようになるIoTがいよいよ当たり前になるなどなど、大見出し的な特徴は語られていますが…

まぁ皆さん、慌てずとも大丈夫。インフラ整備に1~2年はかかるでしょうし(東京以外は)5G対応のスマホや端末、機械や道具類はまだまだこれから徐々に出てくるでしょうし、何より、人間のほうがそんなに急には進化できません(苦笑)

今までの3G、4Gだって老若男女までが使えるようになるにはそれぞれ10年くらいかかっていますから(^^;)

ハイテク産業に従事して、5G対応の新製品で一山当ててやろう! という方以外は、のんびり様子を見ながらこなれてきて良さそうな物から少しずつ導入していけばよいのではないでしょうか。

新しい技術、新しい製品にはメリットもありますが、最初に導入するにはバグ(不具合)やノウハウ不足を自分で解決していかなければならない労力やリスクもあります。

皆さんが自ら最新技術にチャレンジしたいITオタクやチャレンジャーならお止めしませんが、「商売人」ならば、リスクとメリットのバランスを見ながら「いいとこ取り」していくことをオススメしときます(^^;)
(そう言いながら私は結構新しいもの好きで、いつも痛い目に合っているんですが(^^;))

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
さて…そんな最新の5Gのハイテクだのというものではなくとも、人々の生活や仕事の上で便利な機械は道具類ってありますよね。

ファミレスや少し大きめな飲食店などでは当たり前な「呼び出しベル」。
ポチっと押せば「ピンポーン♪」と鳴って、壁にかかっている電光掲示板に番号が表示され、店員さんがそれを見てやって来てくれる。

大きな声で「すみませーん!」と呼ばなくても来てくれる。

私など昭和生まれの図々しくてせっかちなおっちゃんは、ポチっと押すより、大きな声で
「おねえさん、お水くださーい!」
「おにいさん、ビール追加ね~!」
と、ひと言で済まそうとするのですが…(笑)

多くの方は、そんな図々しいことできないですよね(^^;)
控え目な女性でも子供さんでも、ポチっと押せば「ピンポーン♪」と鳴って店員さんがすぐ来てくれる。便利な機械です!

今やないお店だと店員さんを呼べなくて…とドギマギされる方も少なくないとか…

さて…
新年、最初のお店は…、そうピンポーン♪ (^-^)、はい!、私のように図々しくなくても気軽にボタン一つで呼び出せる、その

「呼び出しベル専門」のお店(メーカーさん直営店)です!

でもひと言で呼び出しベルといっても、ファミレスの店員さん呼び出しだけでなく、工場や、介護施設でスタッフさんを呼び出したり、病院だとナースコールやドクターの呼び出しなどにも使われていたり…

逆にお客様を呼び出す…大型ショッピングモールや高速道路のサービスエリアなどのフードコートで、お店が待って下さるお客様を呼び出すためのものなどニーズはいろいろありますね。

それぞれに合った専用機があるようです!

それでは、新年初めの ダメ出し道場、始まりま~す!(^^;)

ダメ出し!依頼ショップ
株式会社マイコール

ショップ名 :
myCallさん

サイトURL:
http://www.mycall.jp/

今回応募させていただいたきました理由は以下になります。
ECサイトからの購入が軒並み減少してしまった。
もっと売り上げを伸ばしたい!
過去のダメ出し道場を拝見して、直したほうが良いところが多々あるのは理解できているが、何から手を付けたらよいか優先順位がわからない。
主観的に見るよりも、プロの目を通してアドバイスをいただきたい。

第一印象:さすが専門メーカーさんと言う印象だが…プロだけに…

画像や、バナーデザイン、ロゴなどは「さすがメーカーさん!」というデザインクオリティで、第一印象としてはしっかりした日本のメーカーで、製品もきっと良さそう…
と感じました。

トップページを少し眺めるだけで大きく分けて
・電池レスコール
・SMADIO(介護施設用、工場用、飲食店用)
・ZERO(病院・薬局用、フードコート用)
の3タイプの呼び出しベルシステムがあり…

・コインカウンター
・お札カウンター
の2タイプのお金を数える機械(カウンター)があるのが
すぐにわかりました。

と、ここまでは良かったのですが…

カウンター類は違いがすぐにわかるのですが、呼び出しシステム類はパッと見ただけでは違いや特徴がわかりにくく、特に電池レスコールとSMADIOシリーズの特徴や違いはわかりにくいですね。

また、おちゃのこネットというショップ形態なので、トップページに同一商品の台数違いやセット内容違いをまとめて商品陳列しているのですが… まだシリーズごとの特徴や違いもわからないうちにあれこれ多くを並べて見せられても、情報過多で混乱を招くだけになっていると感じました。

まずは、シリーズの違いを理解して、お客様が(自分が)必要としているのはどのシリーズなのか決まるまでの導線を最優先にし、端末台数やセット構成の違いは各シリーズの下層ページから選んでいただければ良いのではないでしょうか?

リピーターがしょっちゅう買いに来るような個人向けの小売店ならば、トップページにあれこれお買い得品やおすすめ品を出して置くのは有効ですが…

当店は、あくまでBtoBで、お客様もほぼ法人のビジネス用途で、呼び出しベルシステムを導入しようと検討している購買担当者や責任者、経営者だと思います。まずは売り込みよりも商品選定に必要な情報を優先したトップページにしましょう。

インタビューで浮き彫りになったこと…

お店は2006年からの14年目になるおちゃのこネットでもベテラン店の一つですが…、ご担当者の神山さんはなんと入社半年の新人さん!
といっても新卒さんではなく、他社でWeb管理経験のある担当者さん。

前任者はなんと社長さん。13年目にしてついに社長から神山さんにネットショップの仕事が引き継がれることになったようです。

それゆえ、今回のインタビューではあまり過去の経緯などはお聞きできなかったのですが、3年前をピークに売上が減少している理由についてはまだ十分に把握できていないようです。

一般的には
・検索順位の低下
・アクセス数の減少
・ヒット商品の衰退
・強力なライバルの登場や成長
だったり、特にここ数年で言えば

・スマホ対応の遅れ(サイトデザインだけでなくマーケティングも)
などが考えられますが…
アクセス数の減少などは特にないようです…

ページを拝見する限りでは、売上減少の理由はサイト内には見当たりませんので、外部環境の変化(ライバル出現や、他の可能性)もあるのではないでしょうか…(のちほど…)

ご担当者の神山さんは前職でのWeb経験を活かし、まずはサイトデザインや見せ方面の改善を優先的になさっているようです。

【具体的な「ダメ出し」改善案 】
【商品選びで初心者が行き詰まりそうな点】

初めて来店し、呼び出しベルシステムを検討する業務担当者になったつもりで、わかりにくかったり、疑問に思った点をいくつかリストアップしていきます。

─────────────────
まずは、全体的にレシーバーとか消去機とか一般には耳慣れない各器具の名前を、当たり前のように使っていますが、まずはそれを理解させないと説明が頭に入ってこない…です。

─────────────────
特に、SMADIOの呼び出しボタンと消去機は形状はそっくりなので、初見の方には混乱しやすいと思います。

*消去機とは、壁にかけて数字の表示される電光掲示板(本体受信機)に表示された数字を消すための専用リモコンボタンのことですね。

*腕時計型レシーバーとは、上記の本体受信機を見なくても各自が腕に着けていれば番号が表示される受信機のことですね。

─────────────────
左メニューはセット商品と、単品・付属品とありますが、セット商品のほうでは、各機器の説明不足で結局は単品ページを見ないと細かな点はわかりません。

─────────────────
また各ページに違うシリーズの商品リンクが表示されるので、混乱します。
例えば  http://www.mycall.jp/product/147

店員さん呼び出しベルシリーズのSMADIO用のレシーバーページなのに、下部には用途もターゲットも違うお客様呼び出しのZEROシリーズの説明リンクが表示されるなど、貴社の商品シリーズを理解してないお客様には混乱の元。初めての方にはワケがわからなくなります。

─────────────────
各シリーズの商品一覧に必ずある「デモ機無料貸し出し実施中」という商品リンクに全シリーズの商品写真が使われていて混乱するので、いっそ写真を使わず文字だけで

のようにベタ塗りの青や緑などで目立つ商品画像にして「デモ機を貸し出しているんだ!」ということを気づかせるのが良いと思います。

─────────────────
・SMADIO飲食店向け

イラストでの用途シチュエーション概要はとてもわかりやすいですし、腕時計型レシーバーは全員に必要なのでは? でもセットには1台とか2台しか付いていないのが不思議…

─────────────────
・本体受信機に表示された数字は腕時計型レシーバーから消せるのか? それとも消すのはわざわざ消去機まで行って行うのか? レシーバーを着けている人がお客様に対応したかどうか? 消去機の近くのスタッフにはわからないと消せないのでは?

─────────────────
消去機の説明がそもそもわかりにくい。
↓↓↓↓↓
表示を古い順から消去、1対1の消去機機能も搭載!送信機ごとに登録可能です。

「単純に古い順から消去」という設定にもできるし、
「消したい番号を選んで消す」という設定にもできるということ?

─────────────────
「SMADIO介護施設向け」
はナースコールタイプ 送信機だけ加工(改造)するので納期をご確認ください…
とありますが、加工、改造? などお客様にとってはどうでも良いことで、別の商品として選択できれば良いしわかりやすいと思います。なぜ一定数を作り置きして在庫しておかないのでしょうか?

─────────────────
電池レスコールシリーズには腕時計型レシーバーは使えないのか?
SMADIOが用途別になっているのに電池レスコールシリーズは呼び出し機が電池不要だけを前面に押し出していますが、その他の基本機能にはSMADIOと違いや差はあるのでしょうか?

比較表などあれば検討しやすいかと思います。

─────────────────
ZEROシリーズはお客様に端末を渡して持たせるので、小さなお子様が持ったり触ったりすることも想定されますが…落下などの耐久性、水濡れなどの耐水性、防汚性、不特定多数のお客様が触ることから抗菌性や紛失、盗難(意図せず急用などでうっかり持ち去る)などのリスクへの対応や、より安価な整理券(紙)発行で番号呼び出し、との違いメリットなどわかりやすさの説明が必要かと思います。(音とライトで呼び出せる良さなど)

──────────────────────────────
Youtube動画で説明を作られてはいるのですが、一人で撮影されており、左手でカメラ、右手で操作? のせいか斜めからでレシーバーの表示が見えにくかったり、もったいないです。2人で撮影するなり、三脚を使って製品の数字や文字表示はカメラに近づけて良く見せるなど、せっかくの動画説明を意義あるものに改善しましょう。
https://youtu.be/X2BOkNvo5p4

60点
総評

ひと言でいうと、マイコールさんの改善点は、ホームページのデザインやテクニックではなく、「お客様目線で見直す」ことに尽きると思います。

自分たちの「当たり前」「会社の常識」を一度捨てて、初めてのお客様の立場に立って、用語や器具名の基本説明から始め、商品説明や写真や動画を見直してみて、お客様目線で見ると何が足りないのか? 何が多すぎて混乱させているのか? にまずは気づくことが大切だと思います。

幸い、入社間もない担当者の神山さんですので、まだ社内では最もお客様目線に近いと思います。ご自身が入社されてから、少しずつ商品のことを知って特徴や機能を覚えてきたり、気づいてきたことを順番に思い出せば、改善ポイントは見つかるのではないでしょうか?

今まで社長が自らされていたおちゃのこサイト運営を、思い切って新人さんに任せたのは、そういう新鮮な目線、感覚での改革、改善のチャンスだともいえます。

また、おちゃのこネットはショップ機能の仕組みではありますが、何もこのカートで完結することだけを目的とする必要はありません。
特にBtoBの専門機器販売などでは金額も張りますし、お客様も衝動買いではなく、他社製品との比較検討や、社内稟議を上げるための情報収集や見積書が必要なケースも多々あるでしょう。

ページを見て電話した、というケースもよくあるともおっしゃっていましたが、むしろ、アナログなお客様にはその「電話を掛けさせること」を「とりあえず問合せをさせること」をもっと促すような誘導を強めるのも良いのではないでしょうか?

台数やセット内容に関しても問合せから個別相談、営業対応することで予備機として端末台数が増えたり、中継器などオプションの追加購入で客単価が上がったり、系列店や支店などの紹介や同時購入などチャンスが広がる可能性もあると思います。

冒頭のコラムで書きましたが、5GによりIoT(モノのインターネット化)はどんどん進みますし、スマホなどのネット端末、アプリもどんどん高度なものが増えてきています。

他の呼び出しベルメーカーだけがライバルではなく、お客様のスマホを使った呼び出しベルの仕組みや、タブレット端末やスマホ端末を使った安価でカスタマイズが自由なPOSシステムなどに呼び出し機(レシーバー)の機能も組み込んだものなども出てきているようです。

例えば 呼び出しボタンだけの IoTデバイスなどもわずか1~2千円程度で売られていたり…今後はこうした安価で汎用的な機材を用いた新たな店舗向けシステムが増えてきて、御社の市場を侵食してくる可能性も否定できません。

積極的なお客様とのコミュニケーションで比較検討されている競合製品の情報を得たり、今後の対応策に早めに気づけるかもしれません。

ただ社長の手足となって指示待ちのオペレーター(作業者)になるか、新たな感覚で、今まで社長や社内では気づかなかった事を見つけだして仕事の流れも含めたリニューアルをして行く(改革者)になるか?
神山さんにとっても会社にとっても良い機会にして頂ければ幸いです!

気づきや、発見、アイデアを引き出すお手伝いが必要な際は、いつでもお気軽にご相談ください!(それこそが、私どもの得意とするところです)
また、とかく社内で他の社員、スタッフに理解してもらえず孤独化しやすいWeb担当・ネット担当者の相談役、経営陣や幹部達との潤滑剤役としてもお役に立てると思います。

宜しければ、ぜひ社長さんと一緒にご相談会を!(^-^)

以上 「ダメ出し!道場」でした。



EC仙人太田のプチコンサル始めます!
ここで、商品企画へのアイデアとヒントです!

毎回「ダメ出し!道場」登場のお店に電話でインタビューをさせていただいていますが、軽くインタビューと言いながら、実際には事前にお店のサイトを1~2時間かけてじっくり拝見し、お客様目線、プロ目線の両方から疑問点、気づいた点を洗い出してからお電話させていただいています。

最初はこちらからいろいろとご質問をさせていただき(インタビュー)ますが、後半はお店からのご質問、ご相談を受け、回答やアドバイス、アイデア、事例紹介など(プチコンサルティング)させていただいています。過去平均すると1店舗様に1時間半~2時間程度はかけています。

そのためか、インタビューさせていただいたお店の方々からは、下記のような感謝や喜びのお言葉を多くいただいています!

◆「目からウロコが落ちた! たくさん気づきがあった!」

◆「自身が気づいていなかった強みや特徴を見つけてもらった!」

◆「ただのインタビューかと思ったら、こんなにヒントやアドバイスを貰えるなんて思わなかった! ありがとうございました!」

◆「新商品のアイデアまで出してもらえるとは! ワクワクしました!」

◆「課題がハッキリと浮き彫りになり、やるべきことが整理できた!」

◆「問題はホームページだけじゃないってことが、嫌というほどわかった!」

そこで、「ダメ出し!道場」に登場するのはちょっと勇気がないけれど、太田の電話インタビュー&プチコンサル は受けてみたい! というお店のために、有償でお受けしたいと思います!

通常 個別相談会:2万5000円のところ、メルマガ購読者限定で

1時間 10,000円 ポッキリ!
(延長可、10分 1500円)


にて電話インタビュー&プチコンサルをさせていただきたいと思います!
サブスクリプションではない1回価格ですので、ご安心ください(笑)

先着順にて受付させていただきます。(週に2店舗程度・状況に応じて)
待ちが多い場合はご連絡させていただきます。

下記内容をご記入の上で太田まで直接メールください。
───────────────────────────
宛先 jackandjon@gmail.com
メールの件名】:「ダメ出し!道場」見ました。プチコンサル希望。
↑↑↑↑↑
(件名で自動振り分けしていますので確実にコピペしてください)

内容:
【店舗名】:
【店舗URL】:
【ご氏名】:
【電話番号】:営業時間外でも連絡のつく携帯電話
【メールやLINE、Messengerなど気づきやすい連絡手段】:
【自店の特徴・強み・弱み】:
【相談したい点、見てほしい点、悩んでいる点など】:
───────────────────────────
以上、皆さまからのご相談・お申込みお待ちしております!



さて…
オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。
実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。
この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。

新年あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

年始最初のデザイン道場は、スタイルシートでボックス要素の背景をグラデーションにする方法をご紹介します。




スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

ボックス要素に対してグラデーションを指定できます。
カラーコードを変更してお試しください。
グラデーションの方向は、to left、to right、to bottom、to topなどがあります。
詳細仕様は、linear-gradientで検索ください。

●HTML

<div class="box_gradient">内容</div>


●スタイルシート

.box_gradient {
background: linear-gradient(to left, #FF0000, #990000);
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

ECサイト運営者が取り組むべき
「メール改善のポイント」

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、ECサイト運営者が取り組むべき「メール改善のポイント」について説明させて頂きます。

■メリットと大々的に記載する意味とは

ECサイトでメール配信は売上効果が見込める施策のひとつです。

日々のメール配信でタイミング、頻度、サイトへの導線、件名の改善は取り組んでいく必要があります。

現在配信しているメールでファーストビューにどんな要素が盛り込まれているかをまず考えましょう。

大々的にメリットを記載するのがひとつの方法です。

例を挙げると期間限定のクーポンです。

メールを受け取った方が一目で期間までにクーポンを使うことでメリットがあるのが分かります。

補足情報となる要素は文字を小さくし、強調したい箇所の文字を大きくするのも効果的な方法です。

また、獲得したポイントが失効する使うことを促し、購買意欲の引き上げを行うのも効果的です。

さらに、カート放棄した商品やお気に入りの商品をファーストレビューで目立たせることも購買意欲の引き上げにつながります。

リピート購入者の増加を目指すために、ステップメールを活用してリピート購入を促すのもひとつの方法です。

ユーザーにとってメール配信はメリットのあるものと認識してもらうことに大きな意味があるといえます。

購入したいという気持ちを高める役割を担えるだけのメール配信を意識した方がよいでしょう。

■メルマガ効果アップにつながる4つの工夫

メルマガの配信をする場合の配信時間はユーザーの行動パターンに合わせるようにしましょう。

学生、社会人、企業といったターゲットによって適切な配信時間は異なります。

また、配信曜日についても考える必要があります。

企業向けのメルマガの場合はお昼の時間を狙った方が有効的で、食品の場合は空腹感を持ち始める帰宅時間に合わせるのが効果的です。

タイトルで開封率を上げる工夫も大切です。

短くてインパクトのある内容にするのはもちろん、タイトルから中身をすぐに想像できて数字を入れるなどしてユーザーの興味を引き出すことができるかも意識した方がよいでしょう。

配信頻度は定期的な情報の配信頻度と内容の密度を考慮すべきです。

ユーザーにとってあまりメリットのないメールは開封されない可能性が高くなります。

ステップメールを上手に活用することで、ユーザーの定着率が上がる可能性があります。

スマートフォンでもパソコンでもどちらのデバイスでも配置が崩れないデザインにし、表示まで時間がかかる大きな容量の画像は避けるのが無難です。

また、リンク場所はクリックしやすい場所に置くようにしましょう。

本文の流れからスムーズにクリックにつながる配置を心がけるだけでもクリック率に大きな差が出ます。

ECサイトの場合、メルマガはお客様を迎え入れるために玄関となります。

メルマガ配信でのちょっとした工夫と改善によって大きな効果を発揮することも少なくありません。

購買意欲の引き上げや顧客の拡大や維持に重要な役割を担うメルマガ配信から、いかにリンクをクリックしてもらえるかが売上に直接関わってきます。

特別な施策を行う必要はありません。

ユーザーの立場に立って4つの要素に対して適切なアプローチをしていくだけです。

自社のメルマガを認識してもらうのはECサイト同士での競合が激化している今、決して簡単なことではありません。

基本となる要素を考慮したうえでの対応をしないと、自社のECサイトをユーザーが知らないままの存在になりかねません。

ユーザーの興味を引き出すことができるメルマガ配信を目指しましょう。

★POINT

・メール配信はメリットを大々的に記載すべき
・メルマガ配信の効果を高める要素は4つ

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一に
SEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「オススメ参考書」の著者である小山昇氏は、私も過去何回か編集のお手伝いをしたことがあります。今回の本には関係していませんが、あいかわらずの小山節に懐かしい思いがしました。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、よくあるご質問も参照ください。(https://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(https://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
http://blog.ocnk.net/blog/

■おちゃのこネットFacebook
http://www.facebook.com/ocnk.net

■おちゃのこネット公式twitter
http://twitter.com/ocnknet

■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【おちゃのこさいさい】http://www.ocnk.me/
【garitto】http://www.garitto.com/
【オートステップメール】http://www.autostepmail.com/

■お問い合わせ
ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

■個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご覧ください。(https://www.ocnk.net/company/privacy.php

発行:おちゃのこネット株式会社

お手軽ネットショップ開設・開業、ネットショップ作成

〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸14F

mail:info@ocnk.net

Copyright (C) 2004-2020 OCHANOKO-NET All Rights Reserved.