ネットショップ・オーナーの皆さん、こんにちは。おちゃのこ伊藤です。おちゃのこネット公式メールマガジン第２号をお届けします。（無事に発行できてめでたしめでたし！）

ところで、皆さんは全国Ｅコマース協議会(http://www.ec-conference.com/)をご存じでしょうか？

全国のネットショップの店長さんのための情報交換や勉強の場として、非常に活発に活動されているNPO法人です。

この協議会に、お客様のユーザービリティ、アクセシビリティなどが一定基準を超えたショップに対してエンブレムを授与する「グッドデザインショップ認定」(http://www.ec-conference.com/con_gds_pointlist.php)制度があります。その2006年度版ガイドラインが公開されましたが、これが非常に参考になります。

この会のメンバーでなくとも、一度このガイドラインに沿って自社サイトをチェックされてはいかがでしょうか。きっと、改善点が見つかると思いますよ。

なお、この協議会では毎年「ベストECショップ大賞」(http://www.ec-conference.com/con_bestec.php)と題して、優良ショップを表彰するイベントもあります。残念ながらこのメールマガジンが発行された時点では、既に今年の応募を締め切っていますが、協議会の会員・非会員を問わず無料で応募できるので、あなたも次回応募されてはいかがでしょうか。といっても来年なので、それまでしっかり腕を磨いておきましょう！

最近では、SEO（検索エンジン対策）がショップオーナーの話題にのぼらない日はありませんね。それほど、SEOが集客のための重要テーマだということですが、おちゃのこでは、ショップオーナーが自分でSEO対策ができる画面もご用意しています。

SEOとは、お客様が検索サイトを経由して自分のショップサイトに来て頂けるように、あらかじめ検索エンジンに引っかかりやすいような「仕掛け」をショップサイトに施す作業のことです。

例えば、お酒を扱っておられるショップなら、「ビール」や「酒」「ウィスキー」など、そのショップサイトに深く関係するキーワードを選定し、それらのキーワードを元に作成したテキストをショップサイトの中に「仕掛け」ておきます。

誰かが「ビール」と検索したときに、検索エンジンはそのキーワードが適度に含まれているサイトを見つけてきて検索結果のページに表示します。検索者は、その結果を見て訪れるサイトを決めます。ですから、検索エンジンに無視されないように、確実に検索結果のページに表示されるように、いくつかの「仕掛け」をしなければなりません。

「ショップ基本設定」の「メタタグ設定」画面に、「タイトル」「ディスクリプション」「キーワード」の3つの設定欄があります。

「タイトル」は、ブラウザの最上部の青い部分の左端に表示されるテキストです。検索エンジンは、この部分にキーワードが含まれているかどうかをチェックして、検索結果に表示するかどうかを決めています。

何も設定していない場合は、そのサイトのURLが表示されていますが、検索結果に表示させようと思えば、この部分に取り扱っている商品に関係するキーワードを含めて、ショップの内容を表す文言を設定する必要があります。このとき、重要なキーワードをなるべく文頭に記述するのがポイントです。

また、よくショップ名だけを設定されているケースがありますが、ショップ名で検索するよりも商品名で検索することの方が現実的ですので、例えば「おちゃのこ酒店」とするよりも「芋焼酎専門店　鹿児島から全国へ通販　おちゃのこ酒店」とする方が効果的です。（注：ここでのキーワードは「焼酎」「専門店」「鹿児島」「通販」です）

「ディスクリプション」とは、文字通りショップの説明文のことです。この部分は、最近の検索エンジンは重視しないというリポートもありますが、検索結果にディスクリプションをそのまま表示する検索エンジンもありますので、検索者の注意を引く文言を心がけることが必要です。そして、やはり重要なキーワードをなるべく文頭に近いところに記述します。ですから、「昭和初期から親子四代続いたアットファミリーなお店です」ではなく、「芋焼酎を本場鹿児島から全国に通販している本格焼酎専門店です」とした方が当然◎ですね。なお、この部分はショップサイトの画面には表示されません。

「キーワード」は、単語を羅列します。例えば、「焼酎」「芋焼酎」「麦焼酎」「酒」・・といった取扱商品に関係する単語を半角カンマでつなげて設定します。時々、全角カンマでつないでいるケースがありますが、「、」ではなく「,」ですので、お間違えなく。また、百も二百も並べても検索エンジンは無視しますので、10個ぐらいにまとめましょう。この部分もショップサイトの画面には表示されません。

さ、これで終了かと思ったら、実はまだあります。

「デザイン管理」の「画像とコメントの設定」画面に、「キャッチフレーズ」の設定欄があります。これは、ショップサイトのショップ名の上部分に表示される文言ですが、検索エンジンはそのサイトの一番最初（画面内の左上）に記載されているテキスト（文言）もしっかりチェックしています。ですので、単なるキャッチフレーズではなく、ここにも「ディスクリプション」のように、重要なキーワードから始める文言を設定する必要があります。

もう少し複雑なことも可能ですが、基本的な設定は以上でOKです。特に、「タイトル」と「キャッチフレーズ」は絶対に設定してください。

あ、そうそう、検索エンジンへの登録も忘れずに。