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“ゴスロリ古着”をクリック&モルタルで販売

東京・六本木に本社を構え、新宿、原宿、渋谷など15店舗の実店舗と、おちゃのこネットをはじめとする6チャンネルのネットショップを持つ株式会社グッデーさん。「closet child」のブランドで、ゴスロリ(ゴシック・ロリータ)の古着などを買取・販売する創業32年の老舗リサイクルショップさんです。実店舗と連携したネットショップの運営実態を、店舗責任者であるゼネラルマネージャーの瀧澤裕行さんにうかがいました。

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今の取扱商品は?

ゴスロリファッションと関連の人形やCDです。一番ボリュームが大きいのは洋服ですが、最近はドールとかホビー系も伸びてきました。ドール系はヤフオクでの売上がすごく多いですね。

従業員の方は全部で何人くらいですか?

お店を含めて全部で60人くらいです。

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ネットショップのスタッフは?

お店のスタッフが兼任しているんです。携わっているのは合計で20人くらいになります。

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お店のスタッフがネット要員も兼任していると、お店が混んでいるときなどは大変ではないですか?

そうですね。混むようなお店はネットの仕事をセーブしつつ、比較的暇なお店の人に頑張ってもらうように業務を振り分けています。

「ゴスロリ」という専門的なファッションですが、ショップを拝見すると、初心者というか門外漢には何だかわけがわからない感じですね。

確かにそうですね。新宿店なんかはとくに専門性が高いです。でも原宿のお店などは、もう少し敷居を低くして、すごいマニアでなくても入りやすくしています。

お客様の中心年代はどのくらいなんですか?

20代ですね。前に比べると尖った格好で来店してくる人は減りました。

メンズもあるんですね。

ゴスロリのメンズはないですけれど、アクセサリーなどがあるので、男性のお客様も一定層いらっしゃいます。

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お客様に向けての情報発信は、どんなことをされていますか?

メルマガは新着情報だけです。あとはSNSとか。ブランドによりますが、インスタグラムやツイッター、ブログも結構やっています。そのほかは、サイトに商品を一生懸命にアップしていくことですね。更新はショップの店員さんがやっています。ブログは買い物代行のお客様が結構熱心に見ています。

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「買い物代行」とは、頼まれて買いに来る方ですか?

頼まれて買いに来たり、自分で売れそうなものを仕入れていったり。おもに中国の方です。中国にはまだ販路があまりないので、そういった方が独自で販売されているようです。

海外からの受注もあるそうですね。

ええ、売上の半分くらいが海外です。お客様は欧米が主で、最近になってアジアの方も増えてきました。海外への発送は、EMSかEパケットです。

日本のお客様の地域的な特性はありますか?

ネットのお客様も東京の人が多いんですね。ショップがあるから馴染んでいただいているからなのか、東京の人にこういう趣味の人が多いのか、理由はよくわかりません。

ネットショップはおちゃのこも楽天も複数店舗ですね。

そうです。ブランド別に展開しています。おちゃのこネットは2009年7月から使わせていただいていますが、その前は別のサービスで運用していました。
そもそもネット販売は2000年くらいからやっていたんですよ。最初は自社のホームページで、とてもアナログなやりとりでした。メールで注文を受けて、お振り込みいただいて、みたいな。ぼくが入社したときは、まだ電話でやり取りしていました。

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ネット販売を始めて10年近く経った時点でおちゃのこネットを利用されたわけですね?

最初は単純に価格に引かれて利用を始めました。やってみたら結構使いやすかったので、ずっと継続しています。

ネットショップで力を抜けないところは?

やはりサイトへの出品量だと思うんですね。とにかくたくさんの種類の品物を出すことが大事です。
そのためには、新しい品物を仕入れて、写真を撮って、サイトに登録してというスピーディーな流れ作業が必要です。そのために、撮影はお店と倉庫でやっています。
また、中古商品は1点ものなので、売れたらすぐにサイトから下げなければなりません。作業がアナログなので、そこは結構困っているところです。前にシステムで対応しようとしたんですが、結局上手くいかなくて断念してしまいました。

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ネットショップにもどんどん新しい技術が入ってきていますが、御社は完璧にスマホ対応ですね。

そうですね。お客様がほとんどスマホですから。スマホ対応は早かったほうだと思いますよ。

おちゃのこネットの便利なところは?

コストパフォーマンスが抜群なことに加えて、使い勝手がすごくいいところだと思います。一括管理システムとかの連携が取りづらいところは少し不満なんですけれども、それ以外はわりと満足しています。

一括管理システムとの連携がどのように改善されたらいいのでしょうか。

おちゃのこさんはあまり外部に公開していない部分が多いんですよね。そのあたりを少し緩めていただけると助かります。

今後の展開は?

中国向け、アジア向けを強化したいと思っています。欧米に関してはもう少しSNSでアピールを強めていく予定です。

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※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。