梅雨の最中…皆さんご無事ですか?
毎日のようにニュースで豪雨災害や地震、火山の噴火と、自然の神様たちが暴れているようですが…
おちゃのこネットユーザーの皆さんは全国津々浦々にいらっしゃいますので、ご無事だろうかと心配しております。
私の地元でも、何度もすごい雷雨が突然訪れて、いい年超えたおっさんも、不安を通り越して恐怖を感じるほどです。
異常気象、異常気象と言い続けてもう何年になるでしょうか?
そろそろ、これが通常気象になってきたと思うべきなのかもしれませんね。
さて今回は、「ダメ出し!道場」の応募店舗がなかったので、私の自由気ままなコラムとさせていただきます(^^;)
テーマは「商品企画の発想ヒント」
マーケティングだSEOだと売り方に関するHow Toを扱った書物や記事はあちこちに山ほどあるのですが、商品アイデアに関して述べたモノってホント少ないんですよね。
まぁ業種や品種が違うとなかなか応用しにくく難しいですし、そもそも商品企画のノウハウそのものが個々の企業・お店の企業秘密ですからね!
でも、その考え方やヒントの共通項はきっとあると思いますし、従来メーカーではない仕入れ販売をしていた小売店も、商品企画をして差別化をしていかなければ、安売り競争で消耗していくのが見えています。
オリジナル商品を産み出し、高い粗利が取れるようになったお店がネットの中でも生き残ってきたのが、私どもが過去17〜18年間ネット通販の世界を見てきた感想です。
今回は誰もに馴染みのある身近な食品やスーパー、飲食店などの例で、商品企画の考え方を話してみたいと思います!
お気楽にごゆるりとお読みください…(^-^)
さて、梅雨の話で続けますが…6月は旧暦では水無月と呼びます。なぜ雨の多い6月が水の無い月なのでしょうかね? 素朴な疑問…
はい、早速ググッて(Google検索して)みました(笑)
なるほど!! 旧暦の6月は今の新暦では7月頃なんですね。
つまり昔の6月(水無月)はもう梅雨が明けてカンカン照りの晴れ続きで、真夏に向かってカラカラに乾いていくころだったから水無月なんですね〜!
また旧暦の梅雨時は5月で別名は皐月(さつき)と書きますが、日本書紀ではそのまま五月と書いて「さつき」と読んでいたようです(余談)。
五月雨と書いて「さみだれ」と読みますが、これが正に梅雨どきの雨のことだったんですね。現代だと「六月雨」と書くべきか!?(^^;)
今では5月のスカッとした晴天を示す「五月晴れ」(さつきばれ)という言葉も、本来は「梅雨の間の晴れ間」という意味だったとか。
「梅雨」というのも梅の花の咲く季節でもないのに…なぜ? と思って調べてみると…
どうやら花ではなく梅の実が実る季節の意味のようですね。
このような日本の季節を示す風情のある言葉も、この異常な!? 日常気象!? によってだんだんと意味不明な言葉になりつつありますし、自然の少ない都会では、こうした季節感も感じにくくなっているのが残念ですね。
しかしながら! 我ら商売人たちこそが、一生懸命にこうした季節感を守ろうと頑張っています!
例えば今の季節だと、都会でもスーパーマーケットや商店街の八百屋さんに行けば、青梅と漬け樽に赤紫蘇の葉や塩とか、らっきょうとらっきょう酢、新生姜としょうが酢が並べて売られていたり。梅酒用の大きめのガラス瓶とホワイトリカーを勧めるコーナーが作られていたりするのを見ると、季節感を感じますね!
ウチも昔は祖母がこの時期になると梅干や梅酒、新生姜やらっきょう漬けの仕込みをしてくれていたのを思い出します(^^;)
現代のお店では商売のため、売上げのためという多少不純な動機かもしれませんが、お客様に季節感を伝えて旬の食材を気づかせてあげることで、それらを使った伝統食を作ったり食べたりする習慣を伝え守っていることは、商売人の多少なりとも歴史や文化への貢献かもしれませんね。(^-^)
あるスーパーで実際に見かけた提案です。
おそらくはらっきょうも梅干も漬けないであろう最近の若い主婦層への提案として、らっきょう酢や梅酢を使ったピクルス作りの提案をしていました。(「私は漬けるわ!」という若い奥様方、すみません(^^;))
パプリカやセロリ、カリフラワーやしめじ、マッシュルームなども入れて、らっきょう酢にスパイスを加えてガラスボトルに漬け込めば、見た目にもカラフルでおしゃれで、若い夫婦のワインや洋食の食生活にも合うピクルス漬けの提案ができました!
らっきょうを買わない主婦もらっきょう酢とボトル、いろいろな野菜とスパイスに、ついでにピクルスに合うワインまで買って行くかもしれません!
こうした提案で、なかったはずの販売・売上げを確実に作っていますよね!
らっきょう酢とピクルスの漬け酢の成分味付けは、確かに似ていますからね! あとは「スパイスを加えればピクルスに!」という目の付けどころが素晴らしい!
また、この新商品企画において注目すべきは、「リスクの少なさ」です。
新たな在庫投資をほとんどすることなく、店内にある既存の商材の組み合わせで新たな売上げを作り出そうとしているところですね。
あえて言えば、ピクルス向きのスパイスの発注をして在庫を少し多めにしておくことくらいでしょうか? でもスパイスは賞味期限も長く、不良在庫化しにくい商材ですから、リスクも少ないですよね。
既存商品の組み合わせと加工提案で新商品を産み出す! アイデアの一例でした。
さて、梅雨の話で続けますが…6月は旧暦では水無月と呼びます。なぜ雨の多い6月が水の無い月なのでしょうかね? 素朴な疑問…
はい、早速ググッて(Google検索して)みました(笑)
なるほど!! 旧暦の6月は今の新暦では7月頃なんですね。
つまり昔の6月(水無月)はもう梅雨が明けてカンカン照りの晴れ続きで、真夏に向かってカラカラに乾いていくころだったから水無月なんですね〜!
また旧暦の梅雨時は5月で別名は皐月(さつき)と書きますが、日本書紀ではそのまま五月と書いて「さつき」と読んでいたようです(余談)。
五月雨と書いて「さみだれ」と読みますが、これが正に梅雨どきの雨のことだったんですね。現代だと「六月雨」と書くべきか!?(^^;)
今では5月のスカッとした晴天を示す「五月晴れ」(さつきばれ)という言葉も、本来は「梅雨の間の晴れ間」という意味だったとか。
「梅雨」というのも梅の花の咲く季節でもないのに…なぜ? と思って調べてみると…
どうやら花ではなく梅の実が実る季節の意味のようですね。
このような日本の季節を示す風情のある言葉も、この異常な!? 日常気象!? によってだんだんと意味不明な言葉になりつつありますし、自然の少ない都会では、こうした季節感も感じにくくなっているのが残念ですね。
しかしながら! 我ら商売人たちこそが、一生懸命にこうした季節感を守ろうと頑張っています!
例えば今の季節だと、都会でもスーパーマーケットや商店街の八百屋さんに行けば、青梅と漬け樽に赤紫蘇の葉や塩とか、らっきょうとらっきょう酢、新生姜としょうが酢が並べて売られていたり。梅酒用の大きめのガラス瓶とホワイトリカーを勧めるコーナーが作られていたりするのを見ると、季節感を感じますね!
ウチも昔は祖母がこの時期になると梅干や梅酒、新生姜やらっきょう漬けの仕込みをしてくれていたのを思い出します(^^;)
現代のお店では商売のため、売上げのためという多少不純な動機かもしれませんが、お客様に季節感を伝えて旬の食材を気づかせてあげることで、それらを使った伝統食を作ったり食べたりする習慣を伝え守っていることは、商売人の多少なりとも歴史や文化への貢献かもしれませんね。(^-^)
では海苔つながりで次は「おにぎり」です!(^^;)
西日本では「おにぎり」東日本では「おむすび」と呼ばれる方が多いようですが、今は全国区でどちらでも通じますね(^^;)
余談ですが、ちょっとググって受け売りのウンチクを。
稲作の始まった弥生時代の遺跡からは握られたお米の塊が出ており、おにぎりのルーツでは? とか…
おにぎりは既に稲作とともにあったんですねぇ!
「おにぎり」という言葉は「握り飯」からきているようですが、「おむすび」の語源は…日本の神話(古事記、日本書紀)の中で最初に登場してこの世の中を産み出したとされる造化三神という3柱の神様のうち2柱が(神様は人ではなく柱と数える)タカミムスビの神とカミムスビの神という神様です。漢字で「ムスビ」の部分は「産霊」と書いて「産み出す・創り出す」を意味する言葉なんですね!
男女の「むすび」も象徴しているので、そこから「縁結び」とも繋がるとても縁起の良い言葉なんです!
そういう意味で「おむすび」=「おにぎり」はとても縁起の良い食べ物ということなんですね!!(^^;)
さてさて、余談はこのくらいにして…商品アイデアの本題に!
このおにぎりが…最近ではエライことになってるんだそうです!
まずは 「おにぎらず」って言葉で画像検索してみてください!(笑)
https://goo.gl/EaZ5GR
「おにぎらず」!? なんじゃそりゃ!? ( °◇°)?
なんと海苔でご飯と具材を包むまではおにぎり・おむすびと同じなんですが…包んでからあえて握らずに、平べったく押して形を整えたら包丁でカットするという…
断面から中のカラフルな具材が見えて、並べてお弁当箱に詰めれば、まるでお米で作ったサンドイッチのように…キレイでおしゃれな今風の「フィンガーフード」(手でつまんで食べられる食品)になるんです!
どうやらこの「おにぎらず」が密かなブームになっているようなんです!
「おにぎらず」とはまったく!シャレの利いたネーミングです!(笑)
料理の有名レシピサイト「CookPad」でも、「おにぎらず」レシピがたくさん!
色とりどりのさまざまな具材で、なんとカラフルで美味しそうな「おにぎらず」が1000レシピ以上も登録されています!
はい、ここから本題の本質です!「おにぎらず」!
誰でも作れるメニューではありますが、まだどこのコンビニにもお弁当屋さんにも並んでないようですし、「おにぎらず」専門店さんもまだ見かけたことはないですよね!(あったら素晴らしい!)
情報に敏感な飲食店ではすでに「おにぎらずメニュー」を出しているお店もあるようですが…まだまだ今なら具材やレシピ次第では「おしゃれでセンスのあるお店!」と評価されますね!
でも「おにぎらず」という言葉は、著作権も商標権も取られてはいないようです…名前はひょっとしたら商標権が取れるかもしれませんが、ご飯と海苔で具材を包んだ食品としてはおにぎり・おむすびの範疇ですし、すでにレシピサイトなどで一般名称として使われているので、誰かに権利を主張されるなんてこともされにくいと思います。(そんな酷い企業がいたらかえってマイナスイメージですしね!)
要するにこのアイデア、誰でもパクって、いや、利用させていただいて(笑)問題ないと思います!
あとはレシピと調理法やパッケージ、盛り付けなどのオリジナリティを出せば、もはや貴店の新商品!(^^;)
どこかのコンビニが目を付けたらむしろ追い風で大ブレーク間違いなし!? ですね!
…と思っていたらすでに「おにぎらず」専用海苔を作っているメーカーさんを発見しました。素早い!
http://www.hamaotome.co.jp/onigirazu/
「おにぎらず」を知って検索した人がこの会社や商品を見つける可能性は、ただの「海苔」で検索する人よりも高いですよね!
さて「おにぎらず」の例はヒットを保証するものでもパクれといっているわけでもなく、大事なのはこうしたネット上での密かなプチブームにも新商品企画のヒントやアイデアがいくらでもある! ということです!
皆さんの業種、商品関連でのユーザー、一般消費者さんたち発信の情報を、今一度チェックしてみてください! 面白いアイデアから密かなブームが起こっているかもしれませんよ!
皆さんも、これを読んだらぜひ「おにぎらず」を作って食べながら、新商品のアイデアを「おむすび」(産み出して)みてくださいね!(^^;)
今回は 季節感の話題から、身近で馴染みのある食品、食材をネタに商品案の考え方の例をいくつか示してみましたが…
異業種のお店では、「そんな簡単に思いつかないよぉ〜」と思われているかもしれません…
貴社・貴店の特徴や強みを生かした商品企画・アイデア出しのお手伝いも、私の得意とするところです! 「ダメ出し!道場」で公開で相談はちょっと…と思われるお店は個別に相談会でブレストしましょう!
「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて個別にご連絡ください。( info@style-e.com 太田まで)
また、「ダメ出し!道場」でも、従来通りのホームページの「ダメ出し」だけでなく、今後はお店の商品やサービスについての注文〜購入を通じたリアルダメ出しも行っていこうと思っています。
ただ、予算や手間の関係で家具などの大きなモノや高価なモノはお試し購入ができないかもしれませんが…「ホームページだけでなく商品やサービスも見てほしい!」というお店さんは奮ってこちらまでご応募ください!
↓↓↓↓↓
info@ocnk.net
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また従来通りの「ダメ出し!道場」応募もお待ちしております!
応募の際、見てほしい点、相談したい点などありましたら、できるだけ具体的に書いていただいたほうがより有意義なダメ出しができますので、ヨロシクお願いします!
番外編のため、総評はありません。
ダメ出し道場の応募がなかったため、スタイルイー太田さんによるダメ出し道場番外編をお届けします。