スタンプ道

カテゴリ:事務、店舗用品

スタンプ道

社判や認印などの浸透印スタンプの販売をしています。
(シヤチハタではなく、ブラザー製のスタンプというものを販売しております)
売上は1か月に一度あるか、ないか。
印鑑道(https://inkando.jp)のスタンプを県外の人にも買っていただきたいという思いから、スタンプ道はできました。
印鑑道は岡山4店舗、香川1店舗の合計5店舗あるはんこ屋さんで、接客に重きを置いています。
スタンプ道の目玉は、イラストのスタンプ(猫のネーム印や先生用スタンプなど)で、今後も新たな商品を考えています。
自分でSEO対策やコンテンツSEOなどもやってみたものの、あまり伸びていない現状です。
スタンプ道は社員1人(他に商品デザイン担当が1人)で運営しています。主に売れているのは、代表者印のスタンプや社判スタンプが主になっています。
悩みですが、
〇SEO以外で本サイトが注目してもらえる方法はありますでしょうか?
〇デザインの問題? それともキャッチフレーズの問題? 売れない原因があれば改善点を教えて頂きたいです。
〇強みを生かした運営をしていきたいです。でも強みが分かっていない状況です。
〇1人でやっているので、もっと客観的な視点が必要な気がしています。
商品をもっと多くの人に見てもらいたい、買ってもらいたいという思いがあります。宜しくお願い致します。

告白します! 長年、この業界で仕事をしてきた私ですが、実はいまだに正解がわらない言葉があります(汗)

「ネットショップ」と「オンラインショップ」、どちらが正式な言葉なのか?
まぁどっちも同じ意味で使われていますし、どちらでも通じるのでいいんですけどね(^^;)

それよりもっと重要な、悩ましい問題もあります。
長年、いろいろな業種のお店に関わってきて、商品名でのSEO対策の相談をしていると、商品の呼び方・表記 について悩ましいケースによく出会います。

例)ヒノキ、ひのき、檜、桧 ?
例)シャケ、サケ、鮭 ?
例)バッチ、バッジ、バッヂ ?

明らかに間違った表記でも、お客様がその言葉で検索する場合があります。

例)×アボガド → 〇アボカド(avocade)
例)×二段ベット → 〇二段ベッド(bed)
例)×人間ドッグ → 〇人間ドック(dock)
例)×ハンドバック → 〇ハンドバッグ (bag)
例)×ティーパック(tea pack) → 〇ティーバッグ (tea bag)
例)xティーバック→ 〇ティーバッグ (tea bag)

間違いも含めて、このような表記の違いを「言葉の揺れ、揺らぎ」といいますが、漢字、ひらがな、カタカナの混在する日本語では、英語に比べてこのような例が格段に多いので、ショップの検索対策を考える上では悩ましいところです。

「ヒノキ」で検索する人もいれば、「ひのき」、「桧」、「檜」で検索する人もいる。
本来「ティーバッグ」で検索してほしいが、「ティーパック」や「ティーバック」など間違った言葉で覚え込んで検索してくる人もいる。T backに至ってはお茶じゃなくて下着ですけど(苦笑)

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また、特定の固有名の認知度が強すぎて、一般名で検索してもらいにくい商品も困りものです。

例)「ホッチキス」は固有名ですが、多くの人が一般名称だと思っている。一般名の「ステープラー」で検索する人は少数派。
(Googleキーワードプランナー 月間検索ボリューム値 )
ホッチキス 22,200件
ステープラー 9,900件

例)一般名は「食品用ラップ」ですが、「サランラップ」、「クレラップ」で検索する人が多数。
サランラップ 27,100件 100倍以上!
クレラップ 18,100件
食品用ラップ 260件

例)「コロコロ」(ニトムズ社の商標) vs. 「粘着クリーナー」(一般名称)。
コロコロ 49,500件 25倍!
粘着クリーナー 1,900件
などなど…

お客様も 固有名称のほうの本物の「ホッチキス」、ニトムズ社の「コロコロ」、本物の「サランラップ」、「クレラップ」だけを検索している方よりも、そのジャンルの代表として固有名を使って検索し、類似品でも買う人のほうが多いケースもあると思います。

なので…
ホッチキスじゃないステープラーを売ってる店も、サランでもクレでもない食品用ラップを 売りたい店も、コロコロじゃない粘着クリーナーを売る店も、No.1メジャー商品である 「ホッチキス」や「サランラップ」や「コロコロ」という固有商品名を検索キーワードとして入れておかなければ、検索ヒットして来店してもらえる確率、買ってもらえる可能性が格段に低くなるということです。

こうした例は 他にも
セロテープ → セロハンテープ
オセロ → リバーシ
シーチキン → ツナ缶
バンドエイド → 絆創膏
プチプチ →気泡緩衝材
デンタルフロス → 糸ようじ
ポストイット →付箋紙
タッパー →プラスチック密閉容器 シール容器
ピアニカ → 鍵盤ハーモニカ

など、No1ブランドの認知度は強いけれど、同類他社製品も十分に買ってもらえる可能性があるものは多いです。

特に人口の多い昭和世代がターゲット層のお店では、意識しておかなければいけません(^^;) 昭和のおっちゃん、おばちゃんたちは一般名称なんて知らなくて、固有名覚えてしまっていますから。

コロコロ、プチプチ、タッパー、ピアニカ 一択です!(笑)

余談)絆創膏は地方によって バンドエイド、カットバン、リバテープ、サビオ、キズバンなど、No.1ブランドがいろいろと異なるみたいですね。

さて、今回のお店は、香川県高松市にある印鑑ショップの浸透型スタンプ専門のネットショップです。

朱肉やスタンプインク台の不要な浸透型のスタンプのことをなんて呼びますか? そう、「シャチハタ」!

正式にはシヤチハタ社の浸透型スタンプ、浸透型印鑑 のことですが、もう一般名称として「シャチハタ」と呼ぶ人も多いですよね。

今回のお店でも実は シヤチハタ社のスタンプではなく、ブラザー社のスタンプを販売されていますが、

Googleキーワードプランナー 月間検索ボリューム値 では
シャチハタ 110,000件
シヤチハタ 8,100件
スタンプ 49,500件
ゴム印 12,100件
浸透印 880件
エプソン 60,500件
キャノン 60,500件
ブラザー 27,100件

ブラザー スタンプ 260件

圧倒的に シャチハタ が多く検索されていますが、会社について検索しているケースはごく少数で、ほとんどは「浸透印」の代名詞としての「シャチハタ」の検索数だと思います。
(メーカー名としての エプソンやキャノンより倍くらい多いことから推察)

注)会社の正式名称は シヤチハタ株式会社(大きい「ヤ」)ですが、一般的には シャチハタ(小さい「ャ」)で認識検索されているようです。

それでは「ダメ出し!道場」始まりです!

第一印象:スタンプ屋とすぐ分かるが、ターゲットは不明確…


EC仙人 太田

社判や認印などの浸透印スタンプの販売をしています。
(シヤチハタではなく、ブラザー製のスタンプというものを販売しております)
売上は1か月に一度あるか、ないか。
印鑑道(https://inkando.jp)のスタンプを県外の人にも買っていただきたいという思いから、スタンプ道はできました。
印鑑道は岡山4店舗、香川1店舗の合計5店舗あるはんこ屋さんで、接客に重きを置いています。
スタンプ道の目玉は、イラストのスタンプ(猫のネーム印や先生用スタンプなど)で、今後も新たな商品を考えています。
自分でSEO対策やコンテンツSEOなどもやってみたものの、あまり伸びていない現状です。
スタンプ道は社員1人(他に商品デザイン担当が1人)で運営しています。主に売れているのは、代表者印のスタンプや社判スタンプが主になっています。
悩みですが、
〇SEO以外で本サイトが注目してもらえる方法はありますでしょうか?
〇デザインの問題? それともキャッチフレーズの問題? 売れない原因があれば改善点を教えて頂きたいです。
〇強みを生かした運営をしていきたいです。でも強みが分かっていない状況です。
〇1人でやっているので、もっと客観的な視点が必要な気がしています。
商品をもっと多くの人に見てもらいたい、買ってもらいたいという思いがあります。宜しくお願い致します。

インタビューで浮き彫りになったこと


EC仙人 太田

このお店「スタンプ道」は、先述のようにブラザー浸透スタンプの専門店ネットショップですが、本業は香川県〜岡山県に5店舗を展開する街の印鑑ショップ「印鑑道」さんです。

今回は5店舗のうち高松三条店の店長さんでもある内田店長にお電話でインタビューをさせていただきました。内田店長は社長さんからネット全般を任されていらっしゃるようです。

実店舗の実業がお忙しい中、コロナ禍に入った2020年からおちゃのこに出店し、浸透スタンプに特化して、まずは月商で十万円位を目標にスタートされたとのこと。(ちょっと目標が低い!?)

スタートから丸3年を迎えたが、集客も少なく、思っていたより売れず、一人で悩んでいるので何かヒントをと「ダメ出し!道場」に申し込まれたようです。

実店舗の本業は「印鑑道」 https://inkando.jp/ として個人用実印、銀行印、認印、法人用実印、銀行印、角印など各種印鑑、ゴム印、スタンプの作成 というハンコショップだけでなく、名刺、ショップカード、封筒、伝票印刷、チラシ・フライヤー印刷、ラミネート加工、ステッカー、シール、Tシャツ、タオルなど印刷やノベルティの受注販売もされていらっしゃるようです。

実店舗の商品ラインアップも豊富で幅広く、短納期が売りでもあるため、そちらの仕事が最優先で、ネットの戦略を立てたり、新商品や新サービス案を考えたり、コンテンツを練って手を入れ、ページを作成していくということになかなか十分な時間がかけられていない様子です。

スタンプ道の現在の基本戦略は、自社のデザイナーのデザインスキルを活かしたイラストスタンプをベースとしたセミオーダーのようですが、デザイナーは瀬戸内海を渡った岡山のお店にいるので、いつでも顔を合わせての打ち合わせはできないそうです。

スタンプ道・ネットショップは内田店長一人に任せられているようですが、会社の強み(できること)を活かし、組み合わせたりして、新しい商品やサービスを考えて生み出すことは、全社(社長や他店店長、技術者、スタッフ)のスキルやノウハウを活かさないとなかなか生まれません。

内田店長はお話ししていても前向きで、「何かやらなきゃ!」という思いや意欲は十分にお持ちの方ですが、経営権(人事権、予算権、新商品開発権)まではお持ちなわけではないですし、一方社長や他店の店長さんたちはネットでのハンコやスタンプ業界の実態や周辺業種(名刺や印刷、ノベルティ)の実状を十分に把握されているわけではないと思います。

まずは社長&全店長 で市場(ネットの)把握とブレストが必要だと感じました。

このままブラザーの機械と素材だけを使ったスタンプ販売をしているだけでは、ネット先行者たちに対する差別化も優位性もできませんし、かといって十分な価格競争力があるわけでもなければ、認知度や集客力が伸びる可能性も低いままでしょう。

何か突破口を見つけて、そこに全社の強みを注力する必要を感じました。

具体的なダメ出し&改善策


EC仙人 太田

冒頭コラムで 触れた 浸透印タイプのスタンプのことを「シャチハタ」と呼んで検索する多数の人を逃さないために、全商品ページに「シャチハタ」というキーワードを上手く不自然にならずに埋め込んで検索対策しておきましょう。

「シャチハタ同様にスタンプ台不要のスタンプです!」
「シャチハタと比較して細かな線や点のデザインがキレイです!」
「シャチハタで通常2週間程度かかる納期が1〜2日でお届けできます!」

など、シャチハタ キーワード対策はすぐできる検索改善点です。

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ダメ出しお申し込み文でご自身でも書かれているように、
Q:強みを生かした運営をしていきたいです。でも強みがわかっていない状況です。

A:→全社で会社の強みを洗い出す。
今ある商品や技術だけでなく、全スタッフの隠れたスキルや仕入先ネットワークの中に眠る、まだ仕入れてない素材や商品はないか? など。自社は何ができるのか? 何ができそうか?

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Q:SEO以外で本サイトが注目してもらえる方法はありますでしょうか?
A:SNS(X、Instagram、Facebook、Youtube、TikTokなど)+プレスリリース配信 など。
ただし、いずれも競合他店と差別化できるネタが必要です。オンリーワンでなくとも、少数派、珍しい、斬新な商品やサービス、デザインやセット組みやサービス面などの差別化はないか?

Q:デザインの問題、それともキャッチフレーズの問題? 売れない原因があれば改善点を教えていただきたいです。

A:ブラザーのスタンプ自体が全国的に売れていないのか?
そうでなければ 競合の多さ、スタンプ道が検索上位でない→認知度・見つけてもらえる確率の低さ、「シャチハタ」対策。

Q:強みを生かした運営をしていきたいです。でも強みがわかっていない状況です。
A:→インタビュー& 全社ブレスト、SWOT分析などコンサルをオススメ。

Q:一人でやっているので、もっと客観的な視点が必要な気がしています。
A:私どものようなコンサル=相談役とディスカッションする中で、眠っている強みの発見や新しいアイデアが出てくるものです。
一人きりで悩んでいると、負のスパイラル(堂々巡り)に入り込んで、なかなか抜け出せなくなることもあるので、外部の第三者に相談することは有効です。

Q:商品をもっと多くの人に見てもらいたい、買ってもらいたいという思いがあります。
A:オーダーメイド店では制作事例をSNSでどんどん紹介していくのが有効。お客様のデザイン例にヒントがある場合も。いずれにしても今の時代、ネットショップのSNSは必須。

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当社取り扱いのスタンプについて
https://www.stampdo.jp/page/8
↑↑↑↑↑このページでは
「brother製のスタンプは、繰り返しインクを補充することで、約20,000回捺すことができるといわれています」とありながら…

ごきげんスタンプ 18mm角
https://www.stampdo.jp/product/15
のページでは、「耐用回数は2,000回で、インク交換ができます」

猫スタンプ ブラザー10mm丸
https://www.stampdo.jp/product/3
のページには耐用回数、捺印回数など説明がない

法人代表印スタンプ ブラザー18mm丸
https://www.stampdo.jp/product/6
このページでは 5枚目の写真で「3,000〜5,000回の捺印ができます」とありますが、説明文テキストには回数は書かれていない

などなど、耐用回数や捺印回数の説明がまちまちでよくわかりません。

インク1回の補充で 何回位捺印できる→捺印回数?
インクを何回も補充してMAXで使えなくなる→耐用回数?
のような定義の説明と、個々の商品によって耐用回数に2,000回〜20,000回ほどの差があるのか? よくわかりません。

再度、統一感のある情報を確認して修正してください。

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その他、インクの色
法人向けなら黒、朱色 くらいで良いのかも知れませんが、個人客(イラストレーターやグッズ製作者など)は多彩な色を求めたり使い分けする可能性もあると思います。
メーカーサイトによるとブラザー製の補充インクは黒赤青緑朱の5色あるようですが、スタンプ道さんでは黒と朱の2色しか販売されていないようです。

専門店としてはぜひ全色取り扱って欲しいです。
黒と朱のスタンプに途中から別色のインクを補充して使えるのでしょうか?
それができないなら、作る時点で黒と朱色以外を選べるようにしなければ、赤青緑を使いたい人は注文してきません。

また、欲を言えばブラザーの用意している5色だけでなく、スタンプ道さんがブラザースタンプで使える新たな色のインクを開発すれば、他店との差別化につながります。

ブラザーのメーカー保証はなくなっても、スタンプ道さんが保証できるインクを開発すれば、オンリーワンショップになれます。
インクメーカーを調べて相談してみてはいかがでしょうか?

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スタンプ道の知恵袋
https://www.stampdo.jp/page/24
ページから各項目へのリンク先URLがなく、トップページに戻っています。恐らくリンクが管理画面上のURLになってしまっています。
→至急修正してください。

総評

現状はブラザー社の既存商品ベースの単品売りだけで、猫スタンプやごほうびスタンプ、ごきげんスタンプなど一部のイラストくらいしかスタンプ道さんのオリジナリティはありません。

新商品やサービスなど競合他店との差別化ポイントを作ることが「強み」となって「集客」にもつながってくるはずです。

検索対策だけでなく、SNSでの情報発信でも競合他店と同じ商品だけでは価格競争くらいしかアドバンテージを築くことはできません。

↓↓↓↓↓
価格戦略ならこんなアイデアで客単価UP
例)先生用ご褒美スタンプ 1本 2,530円×6種類=15,180円のところ、6種セットで12,000円 とか 10,000円ポッキリ! とかして、客単価UPと受注コストを抑える。
先生は1個だけでなくいろいろな用途のスタンプ絵柄が必要なはずなので、まとめ買いディスカウントのニーズが高いはず。

例)猫スタンプもごきげんスタンプも 数本おまとめセットでディスカウントなど、客単価UPと受注コストを抑える。
LINEスタンプのようにセットでいろいろな用途に使えると嬉しい。

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そして次には セットディスカウントだけでなく新たな商品アイデア

例)カラー印刷のCMYK 色分解のように、赤、青、緑、朱(黄色はないので)の4色ないし3色で、重ね押しすると印刷やカラー版画のような絵ができるスタンプセットなんてのはいかがでしょうか?

版ごとに線や色の部分を変えて(錦絵や浮世絵みたいな)絵が完成するスタンプって、クリエイターさんたちの創造意欲を刺激しそうですし、プレスリリース、SNSなどで話題にもなりそうですよね!?

実際にうまく行くかどうかは作ってみないとわかりませんが、作り方のコツがやがてスタンプ道さんの独自ノウハウになると思います。

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商品案その2
実店舗での 商品とのセット商品

キャラクター・ロゴのスタンプ+ステッカー
キャラクターやお店のロゴデザインをする人は、スタンプと同時にステッカーシールも作りたくなるはず!?

2社に別々に発注するのは面倒くさい、1度のデータ入稿で両方作れれば楽だし、多少の値引きもできればなお喜ばれる。

スタンプ+名刺
スタンプ+Tシャツ など他の組み合わせも多ければ、競合他店との差別化になりえる。

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SNSのススメ
Facebook、Instagram、X とも印鑑堂ではアカウントはお持ちのようですが、投稿も少なく、活用されているとはいえない状況です。

ぜひスタンプ道専用のアカウントを作ってデザイナーさんと協力し、どんどん製作事例(特にデザイン性の高い凝ったもの)を投稿してみてください。

こんなものもできるのか! こんなことできるのか! を見せつけていくと、クリエイターさんたちは創造意欲を刺激されて、
「じゃぁ、こんなのはできますか?」
「こんなの作ってみたいので相談に乗って!」
など引き合いが増えていく可能性も高まると思います。

絵が描けるフォロワーさんを増やせば、アイデアもいただけるかも知れませんし、彼らに向けてデザインコンテストやキャンペーンをやって、クーポンを配布するなど販促にもつなげられます。

いずれにしてもアイデア、ネタを発信していきたいですね。
→ネタ作りは内田店長だけでなく全社の協力が必要。

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月10万円などと低い目標ではなく、1店舗の現状延長チャレンジから、全社をあげての現状否定チャレンジを! 印鑑ショップ業界の常識を変えるようなチャレンジができれば話題性・メディア露出なども得て、集客や認知度UPもできるはず。

よそがやってないニッチはないか? 皆で情報収集しながら考えてみましょう。

ハンコ業界はネット通販の中でもかなり成熟した競合の激しい業種です。その中で、かなりのネット後発ショップがメーカー依存のままでありきたりのことをやっていても、先行ショップに勝つどころか追いつくことも難しいでしょう。

新しいアイデア、新商品・新サービスなどで話題を作り、注目を集めないと、土俵にすら乗れません。

ブラザー社の既存のスタンプ製作機、スタンプ素材のみに依存しているだけでは、同じブラザー社の機械や素材を持つ同業者と価格競争するだけですし、業界最大手のシヤチハタ製品をメインで扱う競合店にも勝てません。

新しい素材やコーティングなどスタンプ印字面の保護加工の一工夫で防水性や保護防汚性でこすれ強度のアップなどができれば、スタンプの新たな用途も広がるかもしれません。

例)ガラスにスタンプを押してマニキュアのトップコートのような
クリアコーティングすれば耐水性ができる!?とか。

ブラザー製スタンプに使える新色インクや機能性インク(洗濯しても落ちないとか紫外線で光るとか)の開発など、すでにそういうインクはインクメーカーにあるので、スタンプ台で使えないかのテストなど、相談に乗ってくれるインクメーカーを探してみるなど、ダメ元でもできることはあると思います。

従来タブーとされているような領域まで踏み込んで差別化を図るなどのイノベーションへのチャレンジが必要ではないでしょうか?

ただ、同じものを使った競争だけでは後発・小規模企業に勝ち目はありません。

もろもろなアイデア出し・ブレスト・壁打ちなど必要な際はお気軽にご相談ください。

以上。「ダメ出し!道場」でした!

 

※上記内容は、取材当時の内容の場合があります。最新の情報はショップページ内でご確認ください。