ロボットが当たり前の時代はもうすぐです号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

かつてソニーが発売していたロボット犬「AIBO(アイボ)」が、修理窓口の閉鎖によって気の毒なことになっています。「ロボットだから死なない」と安心してペットにしていたのに、修理不能になって「死」を迎えることになったAIBOが続出。ソニー退職者有志による修理は行われているものの、修理を諦めたオーナーたちによる「合同葬」が行われたりしています。

1999年に登場したAIBOは、25万円という価格にもかかわらず、予約受付開始からわずか30分で日本向け販売予定数3000台を完売しました。その後もさまざまなモデルを追加して全世界で15万台を販売、世界初の「ペットロボット」という商品ジャンルを確立したのでした。

このジャンルに注目したディアゴスティーニは、毎週部品を組み立てるとかわいらしいロボット「Robi(ロビ)」が完成する週刊「ロビ」を発売しました。70号で完成し、身長34cm、体重1kgの歌って踊り、会話を楽しむことができるお友だちロボットは、たちまち話題となりました。

週刊「ロビ」は、この種の週刊分冊企画としては珍しいことに再刊行が実現、そして2015年1月には第3版がリリースされました。完成までに14万円以上が必要となる高価なおもちゃですが、やはりAIBOと同じようにペットロボットにお金を払う人たちは予想以上に存在したのです。

そういえば、かつて日本は「世界のロボットの9割が日本にある」といわれたほどのロボット大国でした。それは主として工場に据え付けられたアーム形ロボットでしたが、いまでも世界の約半数は日本にあるそうです。つまり、日本にはロボットが成功する土壌があると考えてよさそうです。

しかし、一世を風靡したお掃除ロボットの「ルンバ」や、いま話題の「自動運転車」では、日本はアメリカの後塵を拝しています。その理由は、AI技術で後れを取ったから。これからのロボットにAIは必要不可欠なのですが、日本は大丈夫なのでしょうか。今回の「オススメ参考書」では、そのテーマの本を選んでみました。

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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

AIの衝撃 人工知能は人類の敵か

小林雅一・著 講談社現代新書

800円 (税別)

「技術的特異点=Technological Singularity」という言葉をご存じでしょうか。シンギュラリティは数学や宇宙物理学でも用いられる用語で、ある基準のもとでその基準が適用できない点のことをいいます。

テクノロジーの世界におけるシンギュラリティは、技術開発の歴史において、ある日を境に人間がその技術を理解できなくなる点を指します。簡単に言うと、AIロボットが人類からテクノロジーの開発を引き継ぎ、人間に理解できない技術を作り出す日のことです。

「そんなのはマンガかSFの中での話で夢物語だ」と思うかもしれませんが、現実にその日は近づいているように見えます。というのは、オセロではすでに人間はコンピュータに勝つことができなくなり、チェスでも最近は負けが込んでいます。そして将棋もここ2年ほどはプロの棋士がコンピュータに負かされています。やがては囲碁の世界もそうなるといわれています。

「人間がプログラムを書かなくては動作しないコンピュータが、人間を上回る存在になるはずがない」というのは、これまでのコンピュータを知る人にとっての常識でした。でも、もしもコンピュータが進化して自分でプログラムを書くようになったら。あるいはプログラムなしで自律的に動作するコンピュータが開発されたら。

人間たちはその恐怖を19世紀からずっと抱いてきました。だからこそ、SF作家のアイザック・アシモフは有名な「ロボット三原則」を示したわけです。これは手塚治虫の「鉄腕アトム」にも流用されました。

第1条
ロボットは人間に危害を加えてはならない。また、その危険を看過することによって、人間に危害を及ぼしてはならない

第2条
ロボットは人間に与えられた命令に服従しなければならない。ただし、与えられた命令が第1条に反する場合は、この限りでない

第3条
ロボットは、前掲第1条および第2条に反するおそれのないかぎり、自己を守らなければならない

しかしこの三原則は現実には作られていません。それどころか軍事大国は競ってロボットの兵器化を進めています。やがては敵味方を識別し、人間を殺傷するロボット兵器が生まれるだろうと予測する軍事研究家もいます。現実に、無人偵察機にミサイルを搭載したものは米軍で当たり前に運用されていて、すでにそれによる死者が出ています。

さて、前置きが長くなりましたが、今回ご紹介するのはそのようなロボットの未来を考察するための格好のハンドブックです。著者の小林雅一氏はKDDI総研のリサーチフェローで、情報セキュリティ大学院大学の客員准教授。『グローバル・メディア産業の未来図』(光文社新書)、『クラウドからAIへ』『ウェブ進化最終形』(ともに朝日新書)などの著書があります。

本書のテーマはAIすなわち人工知能が現在どのくらい進歩していて、近い将来はどうなるかを予測するとともに、来るべき未来において日本の産業界が存在感を示すことができるかどうかを占うものです。どんな雰囲気か、ちょっと章立てを覗いてみましょう。

第1章 最新AIの驚異的実力と人類滅亡の危惧
第2章 脳科学とコンピュータの融合から何が生まれるのか
第3章 日本の全産業がグーグルに支配される日
第4章 人間の存在価値が問われる時代

第1章には「ビッグデータ」「IoT」「ディープラーニング」「ニューラルネット」「自動運転車」といった言葉が出てきます。すでに現在のテクノロジーで扱われているものが大半です。つまり、今の技術が正常に進化していくと、やがては技術的特異点に到達する可能性があるわけです。

アメリカのスタンフォード大学といえば、グーグルの共同創業者をはじめ、数多くの著名な起業家や企業経営者を輩出した名門ですが、ここで今、学生に一番人気のある講義は、アンドリュー・エン准教授の「機械学習」と呼ばれる科目だそうです。本書の冒頭にこの話題が掲げられていますが、それは「機械学習」という学問がAIの一分野であり、これからの社会を大きく変える可能性を秘めているためです。

機械学習とは、「コンピュータが実社会やウェブ上に存在する大量のデータを解析し、そこからビジネスに役立つ何らかのパターンを抽出する」という技術です。そしてこの技術はコンピュータやスマホや自動車やロボットが、各種センサーから取得した大量のデータをもとに、みずから学習して賢くなるためにも使われます。

この技術を巡っては、すでにグーグルとフェイスブック、そして中国の百度が激しい研究開発競争を始めています。巨大IT企業が狙っているのは、将来、すべての機械がAI化されたときの覇権です。そしてそこまでの未来の途中には、ビッグデータ解析やIoTといった現在ホットなテーマがあります。少しでも技術的に有利な立場になれば、すぐにビジネスに活かせるわけです。

機械学習は、すでにネットで使われています。アマゾンのリコメンドやフェースブックのターゲティング広告は、機械学習によってユーザーの行動や好みを分析した結果を反映したものです。そしてその精度は、日を追うごとに正確さを増していきます。

もっとAIらしい技術のサンプルといえば、iPhoneに搭載されている仮想アシスタントのSiriでしょう。日本のユーザーはまだSiriをからかって遊んでいるだけですが、真剣に使い倒していけば、やがては人間のアシスタントよりも有能な電脳秘書になってくれるはずです。

アメリカにはこの機械学習をSaaS(クラウド・コンピューティング)の形で提供する企業が生まれています。たとえばビデオカメラの映像を機械学習で処理することにより、従来は目視に頼っていた製品のチェックを無人化・高速化することが可能になります。ファーストフードの調理場に導入すれば、肉の焼き加減を機械が制御することができるようになるでしょう。

第2章では、「AIは脳を超えることができるか」が論じられます。AIが本物の知能と意識を持つために必要なブレークスルーが列挙され、その可能性が点検されていきます。過去のAI発達史における栄光と挫折の繰り返しと近年の熱狂を、著者は淡々と解説しています。最近のAI研究におけるトピックは、脳科学とAIが相乗的に進化していることです。その結果、人間の脳波を再現するコンピュータ・チップまで登場しました。

第3章では、AIを制した企業が人間社会を支配する可能性を論じています。自動運転車や家事ロボットを導入すれば、それは生活のすべてのデータを収集されることを意味します。巨大企業から見れば、AIロボットは消費者の微細なデータを漏れなく収集するための先兵なのです。

そして最後の第4章では、AIが人間を上回る日について解説しています。AIが「人間から学ぶことはもうない」と判断したらその後はどうなるのか。非常に興味深い展開です。

未来の人間社会とビジネスを見通すなら、まずはこの1冊で基礎知識をつけましょう。


EC仙人のダメ出し!道場

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」。これを楽しみにご覧頂いている方も多いことと想像致します。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

太田仙人からのメッセージもご覧ください。
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm185.html#check

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
>メルマガバックナンバー


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、自由記入欄にバナーを入れる際に、左右に並べる方法をご紹介します。





htmlタグを挿入する

デザイン管理→配置/画像/コメント設定の自由記入欄に下記のHTMLタグを挿入してください。
※htmlタグを挿入される際は、入力欄下部の「 」のチェックを外してください。

<a>タグのリンク先と、<img>タグの画像は、ご自身で変更してください。
<!-- 左画像 --><!-- 右画像 -->をさらに追加すると、2行2列で配置できます。


<div class="free_banner_box clearfix">

<!-- 左画像 -->
<div class="free_banner_left">
<div class="free_banner_inner">
<a href="http://cafe0101.ocnk.net/product-list/1"><img src="http://www.ocnk.net/ocnk_ma/img/no221/banner001.jpg" art="代替テキスト" /></a>
</div>
</div>
<!-- 左画像 -->

<!-- 右画像 -->
<div class="free_banner_right">
<div class="free_banner_inner">
<a href="http://cafe0101.ocnk.net/product-list/2"><img src="http://www.ocnk.net/ocnk_ma/img/no221/banner002.jpg" art="代替テキスト" /></a>
</div>
</div>
<!-- 右画像 -->

</div>

 
スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から指定を追加してください。
横幅は、50%で指定しています。


.free_banner_left,
.free_banner_right {
float: left;
width: 50%;
}

.free_banner_inner {
margin: 5px;
}

.free_banner_inner img {
border-radius: 10px;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

商品詳細ページのレイアウトについて

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、商品詳細ページのレイアウトについてです。
先日の改良で、説明欄が最上部に配置されるパターンを追加しています。

詳細は、下記FAQでご確認ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281579&id=778



FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

化粧品を取り扱う場合のサイトノウハウ

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今ページでは、EC通販サイトを運営する際にサイトを活性化させるためのノウハウを、取り扱う商品ごとのジャンルにわけて説明させて頂きます。
今回は「化粧品編」です。

海外化粧品の販売には化粧品製造販売業の許可が必要です。
※下記もご確認ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281565&id=1038&artlang=ja

■化粧品を取り扱う場合のサイトノウハウ
化粧品と言えば、以前は百貨店の一角などで販売されることが一般的でしたが、ネット通販の普及やドラッグストアの増加に伴い、近年では比較的容易に手に入れることが可能となりました。

通販業界でも人気の高いカテゴリとなっていて、特に女性用のコスメやダイエット食品などはそれ専門の業者も多く、互いにしのぎを削り合っている業界です。
もしもECサイトでの運営を考えているのであれば、専門店としてオープンしなければ、他サイトに引けを取らない売り上げを記録するのは難しいかもしれません。
そんな化粧品ですが、大まかに分けてもこのように分類ができます。

スキンケア化粧品(化粧水やクレンジングなど)
メイクアップ化粧品(口紅、アイライン、マスカラなど)
ヘアケア化粧品(ヘアムースや整髪料など)
フレグランス(香水類)
トイレタリー(シャンプーやせっけんなど)
特殊品(日焼け止めなど)

場合によっては、この中の1種類に専門的に特化したサイト作りをすることも必要かもしれません。
これらの商品が充分な効能を得るためには正しい保存方法であることが大切ですから、それぞれを専門的に管理し、保管しておけるような環境下と知識が必要になります。
小物類が中心ですが、口紅などは色別に在庫の管理が必要なので、取り扱う数自体は非常に多くなるかもしれません。検索方法や在庫の確認などをわかりやすく整理する必要があるでしょう。また、効能はともかく、口紅やマニキュアの色身については、直接の確認ができない分、かなりシビアな判定がされるということを頭に入れておく必要があります。たとえば、サイト上の表示と実際に届いた時の色の違いが少ないサイトは、重宝される傾向にあるようです。

ちなみに、化粧品類の商品は外国からの取引や輸入品の需要が非常に高いという特徴があります。扱える業者の数も現状多くはないので、輸入品の導入はライバルサイトとの差別化に一役買うかもしれません。しかし、外国との取引は場合によってはこじれたり長期化したりする可能性もあるので、情報の共有はもちろん、高いコミュニケーション能力や交渉術が求められてくるでしょう。
いずれにせよ、化粧品類はネットでの取引が多いカテゴリの一つです。それだけ専門性も高く扱うサイトも多いので、より高い知識と専門性を兼ね備えたサイト作りが必要になるでしょう。

★POINT
・知識に精通し、場合によっては専門商品に特化したサイト運営を心がけること
・多くの在庫が保管できる環境下であること
・口紅など種類があるものに関しては、実際とサイト内とで色味などの差が少ないこと
・外国の商品を取り扱うことで、需要が増える可能性がある

スウェルキャッチでは、アクセス数・売り上げの向上に繋げることを第一にSEOに関わるアドバイスも行っております。
お困りの方はお気軽にお問い合わせください。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

母の里帰りのお供で、金沢に行ってきました。北陸新幹線効果で、金沢市内は日本人のみならず世界各国からの観光客でごった返しています。それでも、どこかに余裕が感じられるのは、加賀百万石の生んだ奥深い文化があるという自信からでしょうか。どうやら金沢の人気は一過性のものではないようです。
(おちゃのこ山崎)

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