2015年、あけましておめでとうございます号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

今ごろ「あけまして…」とご挨拶するのはちょっとタイミングが遅すぎる感じですが、2015年最初の「おちゃのこ通信」をお届けします。

2015年の干支は乙未(きのとひつじ)。ひつじ年であることは年賀状の図柄などで先刻ご承知と思いますが、十干の乙はどんな意味だかご存じですか?

十干は甲、乙、丙、丁、戊、己、庚、辛、壬、癸(こう、おつ、へい、てい、ぼ、き、こう、しん、じん、き)の10種類の要素が暦に従って巡っていくもので、訓読みでは「きのえ、きのと、ひのえ、ひのと、つちのえ、つちのと、かのえ、かのと、みずのえ、みずのと」と読みます。

「●●え」と「●●と」が交互に出てくるのは、五行の木、火、土、金、水をそれぞれ2つに分けて「兄」「弟」としたからで、「木の兄(きのえ)」「木の弟(きのと)」「火の兄(ひのえ)」「火の弟(ひのと)」…というのが訓読みの元の表記です。

「乙」の意味ですが、種から出た芽が地上に出ようと苦労して曲がりくねった形を表しています。そのことから、ものごとが成就するまでに障害に遭う年であるといいます。ちなみに十二支の「未」は、植物がうっそうと繁って暗く覆っているさまを意味します。すなわち、今年はいろいろと苦労する年になりそうだという感じです。

どうぞ、そんな占いなど吹き飛ばす勢いで、みなさまには2015年を駆け抜けていただきたいと思います。本年も「おちゃのこ通信」を、どうぞよろしくお願いします。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

「本が売れない」というけれど

永江 朗 著 ポプラ新書

780円 (税別)

ポプラ新書は新書レーベルの中でも新しく、2013年9月の創刊です。「人々が健やかに、生きる喜びを感じられる世界が実現できるように」という願いを込めて創刊されました。発行元のポプラ社は1947年創業の児童書でよく知られた出版社で、成人対象の書籍を出すようになったのは、ここ15年ほどのことです。

本書には「046」という通しナンバーがついています。つまり、ポプラ新書46番目の作品であるということです。ちなみに、日本における新書の嚆矢(こうし)である岩波新書は、旧赤版、青版、黄版、新赤版合わせて2500点を超えています。岩波新書と並んで「新書御三家」を形成する中公新書と講談社現代新書は、ともに累計2000点を超えています。

岩波新書が定義した「新書」とは、イギリスのペリカン・ブックスを参考に決められた判型と装丁の、書き下ろし一般啓蒙書のことです。岩波文庫が古典中心だったのに対して、岩波新書は時代が必要としている情報を適任の実力執筆者が提供するものとなっており、岩波文庫同様に低価格であることが求められました。

「新書判」と呼ばれる新書の判型は、たて173mm、よこ105mmで、出版社によって多少の寸法のズレがあります。そして新書のシリーズ数ですが、現在100以上のレーベルが各出版社よりリリースされています。そのほかに、新書判の「ノベルズ」と呼ばれるフィクションのシリーズもあり、さらに膨大な数のコミックスも多くが新書サイズです。

話を戻すと、本書は書店勤務経験のあるフリーライターの書いた、出版業界の実情です。出版界というところは外部からなかなか実態の見えにくい世界で、本書の著者のようなインサイダーでないと正確な分析がしづらい面があります。本書は出版不況といわれる時代の潮流の中で、読み手と本をつなぐ新たな出会いの形を模索したものです。

「プロローグ」では、いきなり百田尚樹の『海賊とよばれた男』が登場します。出光興産創業者の出光佐三をモデルにした歴史経済小説で、2013年のベストセラーとなり、現在190万部を突破してなお売れ続けているという大ヒット小説です。しかし、この作品が「本屋大賞」を受賞してから売れ始めたことを記憶している人は、そう多くないでしょう。

「本屋大賞」とは、全国の書店員が「いちばん! 売りたい本」を選ぶ賞です。直木賞や芥川賞のような、出版社がバックにいて著名な審査員が入選作を選ぶものではなく、書店員で組織された本屋大賞実行委員会が運営する、まったくのボランティアの賞です。関係する書店員は仕事時間外に手弁当で参加し、ノミネート作品すべてを読んだ書店員だけに入賞作品を選ぶ投票の権利が与えられます。

この賞の特徴は、優れた作品を選ぶのではなく、自分たちが売りたい作品を選ぶところにあります。そして入選作が決まった瞬間に、全国の書店で受賞作品がいっせいに売り出されます。書店員手作りのPOPも添えて。それができるのは、受賞作の発表前に入念な準備がなされるからです。情報が漏れないようにしながら、出版社は増刷をかけ、取次に配本します。書店は特設の棚を準備し、書店員はPOP作りに精を出します。

このように、書店員が身を削りながら「売りたい本」を後押ししている「本屋大賞」は、受賞作すべてがベストセラーになるという素晴らしい実績を残しています。2004年の第1回には小川洋子の『博士の愛した数式』が大賞受賞作となり、100万部を突破して映画化もされました。

以下、2005年は恩田陸の『夜のピクニック』(映画化)、2006年はリリー・フランキーの『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』(200万部、映画化)、2007年は佐藤多佳子『一瞬の風になれ』(テレビドラマ化)、2008年は伊坂幸太郎『ゴールデンスランバー』(映画化)、2009年は湊かなえ『告白』(250万部、映画化)、2010年は冲方丁『天地明察』(映画化)、2011年は東川篤哉『謎解きはディナーのあとで』(映画化)、2012年は三浦しをん『舟を編む』(映画化)、2013年は『海賊とよばれた男』、2014年は和田竜『村上海賊の娘』(75万部)というラインナップです。

本書の「プロローグ」に本屋大賞の話が出てくるのは、この賞にまつわる話を展開するだけで、今の出版界と日本社会の抱えている問題があぶり出されてくるからです。実際、著者はこんなエピソードを提供しています。
「第1回目の本屋大賞は苦労が多かった。1次選考でノミネートされた全作品を読まなければ二次選考に参加できない。ところが自分が働く本屋に本がないというのである。取次(問屋)にも出版社にも在庫がない。在庫がないのでノミネート作が読めない」

なぜそんなことが起きるのかというと、文芸書の初版部数が3000~6000部と、全国の書店数1万4000軒を下回っているためです。本が売れない。だから刷らない。そのために読者の目に留まらない。だから売れない。そんな悪循環で本が売れなくなっているというわけです。

それでは本書の目次を紹介しましょう。
プロローグ ベストセラーは出したいけれど
第1章 日本の書店がアマゾンとメガストアだけになる日
第2章 活字ばなれといわれて40年
第3章 「街の本屋」は40年間、むしられっぱなし
第4章 「中くらいの本屋」の危機
第5章 電子書籍と出版界
第6章 本屋は儲からないというけれど
第7章 「話題の新刊」もベストセラーもいらない
エピローグ どこから変えるべきか

第1章は「街の書店」がどんどん潰れていく原因を探っています。アマゾンやメガストアが中小書店を潰しているように思う人がいるかもしれませんが、中小書店を潰しているのは読者だと著者は言います。同じ本を買うにしても、品揃えの豊富な店で買う方が楽しい。読者がそう感じている以上、中小書店に勝ち目はありません。

また、著者はアマゾンが日本上陸を果たしたとき、数年で撤退すると予測していたそうです。しかし現実はそうならず、今のアマゾンのシェアは日本の書籍の20%、金額にして2000億円ほどになっています。なぜ10年でこれほどの成功を収めたのか。そこを知ることが出版界の未来を占うことになります。

著者はこう推理しています。「ぼくらは本を買うとき、できれば他人にかかわりたくないと思っているのではないか」「読書は人間の内面にかかわることだから、どんな本を読んでいるのか知られたくないときもある」と。実際に、アマゾンで売れている本のランキングは、明らかにリアル書店のランキングと異なっているそうです。

「ただ、だからといって小さな書店が壊滅したわけではない、という事実にぼくたちはもっと注目すべきだろう。アマゾンの日本上陸から10年以上経っても、10冊の本のうち8冊はリアル書店で売れているのだ。リアル書店で買う読者(消費者)が多数派だ。多くの人はリアル書店で買っている。そこにリアル書店の可能性と未来がある」これが第1章の結びです。

第5章は、この手の話では避けて通れない電子書籍の話題です。現在の日本の電子書籍は30万タイトルで売上1000億円。タイトル数も出版界でのシェアも、アメリカの3分の1です。つまり、電子書籍にはまだまだ伸びしろがあるということです。

しかし、電子書籍のインパクトはその部分にあるのではないと著者は力説します。電子書籍が出版界のあり方を根本的に変えてしまう可能性があるからです。その理由は、電子書籍がモノではないところにあります。これまで三位一体と言われてきた出版社、取次、書店の蜜月関係は電子書籍では絶対のものではありません。売り方が多様になると同時に、プレーヤーの自立が求められるのが電子書籍の世界だからです。

著者は「電子書籍が本格的に普及するには100年かかる」と言っています。電子書籍の誕生が1970年ころとすれば、今から55年後です。しかし、もう圧倒的に電子書籍がシェアを取っているジャンルもあります。それは辞書と地図です。辞書は電子辞典が6割のシェアを持ち、地図はカーナビと地図アプリが紙の地図を圧倒してしまいました。未来の電子書籍のあり方は、この電子辞典とカーナビ・地図アプリの状況がヒントになるというのが、著者の提言です。

「エピローグ」の最後で、著者は次のように語っています。この発言の「本」を、みなさんの所属する業界に置き換えてみると、本書の価値が増すのではないでしょうか。

「『本』について考えるとき気をつけなければならないのは、いまある『本』だけが『本』ではないという事実についてだ。『本』はその誕生以来、常に変化してきた。たしかにいまの『紙に印刷して綴じて表紙をつけた』本は、完成された姿かもしれない。しかし、これからも『本』は変わっていく。ぼくたちのメディア環境、情報環境が変化していけば、『本』もまた変わっていく。ぼくたちが守らなければならないのは、そのような未来のかたちも含めた『本』であって、現在の本やそれを生産したり流通させたりするシステムではない。『本』をめぐる思考は、常に未来に開かれていなければならない」


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

みなさま、遅ればせながら、新年明けましておめでとうございます!
今年最初の「ダメ出し!道場」です。

さて皆さんはもう初詣には行かれましたか?
昨年は大型台風に土砂崩れや水害、あちらこちらでの火山の噴火に大きな地震と…日本中で自然災害の多い年でしたので、「今年はなにとぞ災いのない安らかな年になりますように!」とお参りしてきました。

この歳になりますと~(苦笑)年々と欲も少なくなり!? 神社に行ってもお願い事をするよりも、素直な気持ちで神様に「感謝」のお参りをすることが多くなってきました。いざパンパンと拍手を打っても、酔っ払ってて願い事が思い浮かばないだけか!?(^^;)

ちなみに今年のおみくじは「末吉」でした。(^^;)
「今年は新しいことはするな、じっと待て!」との結果に、若いころならガッカリ意気消沈だったかもしれませんが、今では「刺激はないかもしれないけど、平々凡々、穏かな1年になればそれが一番幸せなのかもなぁ~」などと考えるようになってしまって…。

私もすっかり老けこんでしまったのかっ!?(苦笑)
いえいえ、スマホは新機種に買い替えたし!(笑)、ネットショッピングも新しいお店を見つけては買い物してるし…。

新たなIT、eコマースの流れもしっかりと見て行くつもりです。趣味の食べ歩きでも、今年も新たな美味しいお店を次々と発見しております! って違うか?(^^;) 今年もいろいろな発見、出会い、ご縁を得ていきたいものです!

初詣がまだな方は、今月の内にぜひどうぞ!
お願い事がたくさんある方はモチロンですが、日本の神道では厳しい戒律も厳格な掟もありません。

私は宗教家でも評論家でもありませんが、神道は神教ではなく神道と書きますよね。茶道、華道と同じように「神道」と。
だからどんな宗教を信仰する方も、神社にお参りに行っても良いのではないかな? と思います(すみません、私の勝手な解釈です)。

「心を落ち着け精神を集中して、自分を見つめなおす機会ではないかな?」などと、ふと考えたりしました(^^;)

ちなみに私は園長先生がお坊さんの、お寺さんが経営する幼稚園を出ていますし、カトリック系の中高大で学生生活を過ごし、祖父母の葬式は仏教でしたが、神社にもしょっちゅうお参りに行くという典型的日本人です(苦笑)

神社は商売繁盛であれ、家内安全や交通安全、縁結びに子宝祈願、合格祈願に豊作、大漁! いろいろな八百万の神様が役割分担していろいろな願い事をそれぞれ聞いてくださいます(^^;) なんて大らかなんでしょう!?

でも、お願い事だけ一方的にする前に、今までの無事をまずは感謝しても謙虚な心になってみてはいかがでしょう?(^-^)

神社に初詣に行って拍手を打って感謝することから年を始めるだけでも、心が洗われスッキリとした気持ちで年が始められると思いますよ!

あ、願い事の多い方はぜひお賽銭も多めに!?(笑)
本年も安全で良い年でありますように…(^-^)
皆様 よろしくお願い申し上げます。

──────────────────────────
さて…今回のお店は新年にふさわしい!? おめでたい縁起の良いお店。 宝石職人さんの作る婚約・結婚指輪の専門店さんです。

結婚されている方々にはもう恐らく!? お世話になることはないお店かもしれませんが…実はこちらの運営元さんは他にもオンラインショップを運営なさっていますので、お買い物される機会もあるかも!?

今回の「ダメ出し!道場」のお申し込みは1店舗でしたが、いろいろと拝見している間に次々とお店や運営サイトを見つけてしまいました(^^;)

その数なんと7店舗! それに加えSNS、ブログ等も9サイト! 見つけただけでもざっと16サイトも運営されています。

今回の店長さん、ネット上での行動力と情報発信量は今までの店舗さんの中でも随一ではないでしょうか!?

それでは「ダメ出し!道場」第96弾スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
Brilliant Jewelry

ショップ名 :
Brilliant Jewelry

URL : http://brilliant.ocnk.net

カテゴリ : アクセサリー、時計

「おちゃのこネットがリリースされた当時よりお世話になっています。
父親が宝石職人ということもあり、ネットショップだけで運営してきました。
婚約指輪や結婚指輪といったブライダルジュエリーに絞っているので、売り上げ自体は大きくもないのですが、上向く気配もなく平行線のまま続いています。
サイトをずっと作り続けていると、ドンドンまとまりがなくなってきているような気がしています。
今回HTML5のサイトにリニューアルしようと検討中ですが、顔を合わす人は同じ業界の人ばかりで、違った目線からの意見など、自分では見えないような悪い部分や伸ばした方がいい部分など聞くことができればと思ってます。
短いですかね? 何だかいざ相談するとなると何を聞きたいかわからなくなってしまいます(^^;)
もし短ければもう少し考えるので連絡ください。よろしくお願いします。
本谷

あれこれと情報発信し過ぎて自分でもわからなくなってる!?

冒頭にも触れましたが、こちらの運営元「極宝石」の店長兼Webマスターの本谷景康さん、オンラインショップだけでも当店を含めて7店舗!
しかも、拝見する限り、外注更新などではなくご自身で更新運営されているように思います!
↓↓↓↓↓以下 運営されているオンラインショップ7店舗
婚約指輪・結婚指輪の販売「ブリリアントジュエリー」
http://brilliant.ocnk.net/

結婚指輪・甲丸リングの専門店「甲丸屋」
http://koumaru-ya.ocnk.net/

結婚指輪・平打ちリングの専門店「平打ち屋」
http://hirauchi-ya.ocnk.net/

ピアス専門店「ピアス屋さん」
http://pierce-ya.ocnk.net/

梵字アクセサリーの専門店「梵字屋」
http://bonji-ya.ocnk.net/

極 スタイラス屋(Nintendo DS専用ペンショップ)
http://kiwami-stylus.net/

極 type Air屋(オリジナル幅広薄型Pt指輪専門店)
http://kiwami-air.net/
─────────
それだけじゃない! なんと、その他twitter、Facebookやブログ等が9サイト! 試行錯誤して順次サイトを渡り歩いた結果かもしれませんが、もう更新されていないサイトもありますが…現在もまだ5サイトは更新されているようです。
https://twitter.com/hontani
https://www.facebook.com/hontani
http://www.ihontani.net/
http://page.mixi.jp/view_page.pl?page_id=120848
https://www.pinterest.com/ihontani/

https://plus.google.com/115505115910314782807/posts
http://coffretcorp.net/hontani/
http://ameblo.jp/hontani/
http://blog.livedoor.jp/houseki_ya/

私が見つけてないサイトもまだあるかもしれませんね(^^;)
それにしてもスゴイ! Webでの情報発信にどれほどの時間を割かれているのか…いや、実に頭が下がります。すごい努力です。

しかしながらご自身でも書かれているように
「サイトをずっと作り続けていると、ドンドンまとまりがなくなってきているような気がしています」

はい、パソコンの前で画面に向かって(ネットに向かって)何かを書き続け、情報発信し続けることは実に大変でもあるのですが、慣れると中毒のように情報を発信し続けていないと…自分は仕事をしていないような、何か努力をしていないような感覚に襲われたり…一種の強迫観念のような感情に追い立てられ、とりあえず何らかのネタを探してはつぶやき続けたり語りかけたりしてしまう。

オンラインショップの店長さんだけでなくネット関連の仕事をしている方にときどき見受けられます。
私は個人的に、それ自体はダメなことではなく、むしろ本当に天性のオンラインショップ店長気質だと良いことだと思うのですが…
ただときどき立ち止まって、ちゃんと進むべき、進みたい方向を向いているのか? 優先順位をちゃんと自分で把握しているか? 見失っていないか? 何を一番伝えたいのか?  誰に? 何を売りたいのか? を確認していただけば良いと思います。

その観点から極宝石さんを見ると…
大ベテランの腕のいい宝石職人さんお二人(店長のお父様である労働大臣認定の一級技能士とキャリア45年の叔父様)が手作りで丁寧に作り込む純国産、純手作りの一級品ジュエリーである!

兄弟店 それぞれでの職人さん紹介ページ
http://koumaru-ya.ocnk.net/page/1
http://hirauchi-ya.ocnk.net/page/1
http://pierce-ya.ocnk.net/page/4
http://bonji-ya.ocnk.net/page/8

これこそが最優先アピールポイント! 最大の強み! だと思います。
でも肝心の当店にはそのページがありません! なぜ?

どのサイトでも、トップページにアクセスした瞬間にそれをお客様に感じてもらえるでしょうか? 瞬時に伝わって理解してもらえているでしょうか? スマホサイトでもアピールできていますか?

そういう意味では、今回「ダメ出し!道場」お申し込みの「ブリリアントジュエリー」さんサイトトップページよりも、
http://brilliant.ocnk.net/
↓↓↓↓↓
http://bonji-ya.ocnk.net/
こちらの兄弟ショップである「梵字屋」さんのトップページのほうが、ひと目で職人さんが手作りで一点ずつ作っているということが伝わりますね。
紹介ページはあっても、あくまでトップページにアクセスしてすぐにわからせることが重要!

もちろん、婚約や結婚リングという性質上、汗臭い職人の姿や汚れた工房の写真をあまり出したくないという意図もあるのかもしれませんが…どんな写真や演出をどう行うかはともかく…

一生に一度の婚約・結婚指輪、しかもある程度高価高額な商品を購入するからこそ、商品イメージ云々より前に、大前提として必要なのは、
「このお店は信頼に値する、大丈夫なお店なの?」
「お店も、スタッフ、職人も、そして商品、品質も絶対に大丈夫なの?」
この第一ハードルを越えさせたところからようやくスタートです!

衝動買いで一か八か、失敗のリスクを負ってでも安く買う! なんて商品ではないので、絶対的に安心、信頼できるお店である! と瞬時に思わせなければなりません。

なんなら、トップページ第一画面(スクロールせずに見える範囲)では商品は見せなくても、「私ども極宝石とはこんな会社です。こんなお店です!」に特化して、徹底的に信頼、信用を勝ち取るコンテンツに徹しても良いと思います。

「あぁ、こんなにも素晴らしく、安心、信頼できる会社・お店なんだ!」
「こんなにも素晴らしい職人さんが一つ一つ心を込めて作ってくれるんだ!」 そう思えば、そこから先は、商品ページの内容やテクニックではなく、個々のお客様とのやり取りを通じてお店にとってもお客様にとってもお互いに満足のいく商談に自ずとなって行くのではないでしょうか?

検索・選択型商品のお店じゃない、注文品のお店の流れ

たとえば家電品や洋服、食品などのように、お店に陳列している商品を検索したり選択して買い物カゴに入れるようなタイプのお店と違い、当店のように1点モノで1件1件がオーダー品になるお店は、たとえある程度決まったパターンの中から選ぶようなカートシステムで実現可能なセミオーダーであっても、お客様にとっては自分の選択だけで注文ボタンまで押すのはとても不安なものです。

たとえ手間や時間がかかっても、ある程度お店の方とやり取りを通じて安心感、信頼感を感じてから、
「この選択で間違いなさそうです! では注文します!」としたいのが心情ではないでしょうか?

いくらIT化、オンラインショッピングが当たり前になっても、一生に一度の婚約・結婚指輪を単独でヒョイっとカートに入れてささっとカード決済! のできる方はまだまだ少数派だと思います。
「でも、不安だから、まだ信頼できないから、怖いから…やめとこう!」
では困りますよね!

つまりは、お店としては
「うーん、なんとなくこの店良さそう! ここで買いたい! 作って欲しい! でもよくわからないから、まずは相談しよう! 相談したい!」
という流れを作ることが「最優先事項!」だと思います。

検索・選択型商品のお店じゃない、注文品・オーダーメイド専門店の受注への誘導、クロージングへの流れ(導線)を持つ必要があるのです。
そしてそのために適したIT手段やシステム、ツールを駆使するべきなのです。(やたらめったらブログやSNSをやる時間を減らしてでも!)

具体的には…昨今の結婚適齢期世代のライフスタイルを想定するならば…

それはLINEやKAKAOなどのスマホコミュニケーションアプリや、Facebookメッセージなどでの問合せや相談かもしれませんね。 9つのブログや日記を必死で更新するのは1つに絞ってでも、LINEアカウントを作って「お気軽にお問合せください!」と個別対応(商談)するほうが、受注・売上げには効果的かもしれません(これはあくまで仮説)。

総評

誤解しないでください。数多くのサイト運営や情報発信をやめろと言うことでは決してありません。
申し上げたいのは、【強み】である一流職人の手作りジュエリーのアピールと信頼感の獲得。その上で見込み客からの気軽な相談を得やすい仕掛け、それに対する提案力からクロージング(注文獲得)への商談の流れ・パターンを作るということ。
それに尽きると思います。

今回の「ダメ出し!道場」は、細かなダメ出しよりもそこが一番気になりました。枝葉の装飾、見せ方スキルに関しては、商品写真、ページ製作などは必要十分なレベルを持っておられる店舗さんだし店長さんだと思います。

しかし、それが、「オンラインショップ運営オタク」としてではなく、ジュエリーショップ経営者としてのビジネスモデル構築力となるように、今一度、基本戦略と、商品戦略についてこれを機会に見直されてはいかがでしょうか?

結婚・婚約という狭い市場だけでなく、たとえば「○周年記念ジュエリー」など市場や対象者を増やすような商品企画力、提案力も必要ではないでしょうか?

おちゃのこでの5店舗だけでなく、「極 スタイラス屋」「極 type Air屋」に関しても、これをヒント、きっかけにジュエリークオリティの雑貨など、新たなビジネスモデル案も広げられると思います!

ぜひ一度、ブレインストーミングに相談会に来ていただければと思います。(^-^)

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」。これを楽しみにご覧頂いている方も多いことと想像致します。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

太田仙人からのメッセージもご覧ください。
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm185.html#check

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
>メルマガバックナンバー

さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
新年明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

2015年最初のデザイン道場は、商品一覧にマウスオーバーした際の背景色を変更する方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

デザイン管理→スタイルシートの編集から下記の指定をコピーして貼り付けてください。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

/* 商品一覧マウスオーバー */
.item_box .item_hover:hover {
background-color: #FFFFCC;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

在庫通知設定

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、昨年末にアップロードした在庫通知設定についてです。

商品が在庫切れまたは在庫僅かに設定した在庫数になった場合に管理画面上やメールで通知できるようになりました。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281576&id=1030&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

Googleアナリティクスについて3

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。
お正月も明けましたが皆様いかがお過ごしでしょうか。
本年度もSEOサービス「スウェルキャッチ」をどうぞよろしくお願いいたします。

本日は、前回までに続き解析ツール(Googleアナリティクス)の使い方を解説いたします。

まずは、先週までのおさらいです。

■Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスとは、Googleが提供している高機能のアクセス解析ツールのことで、サイトの状態やユーザーの属性を確認することができます。
利用料は基本無料で、Googleアカウントさえ持っていれば誰でも利用することができます。

●問題点を見つけよう
問題点の発見は、サイト解析の第一歩です。
まずはどこに問題点があるのか、大枠を把握しましょう。

(1)十分なアクセス数があるのか
まずは【ユーザー>サマリー】で全体のセッション数を見てみましょう。セッション数自体は業種や取扱いサービスにより変わりますが、市場規模に対し十分な人に見られているのか確認しましょう。

アクセス数がない場合は、具体的にどの集客ができていないのかを確認します。
【集客→サマリー】では、ユーザーの流入元が確認できます。
各数値を見て、どの流入が多く、どの流入が少ないのか把握しましょう。

Organic Search=検索エンジン経由の流入
Referral=被リンクなど他のサイトからの流入
Direct=流入元がない場合(URLの直打ちやメルマガなど)の流入
Socia=Facebook、Twitter、mixiなどSNSからの流入

SEO施策の見直しや集客施策の見直し広告配信の検討を行う必要があります。

(2)ユーザーの行動はどうか
【ユーザー>サマリー】から、
「ページ/セッション」「平均セッション時間」「直帰率」を確認します。

「ページ/セッション」は1人が見たページ数の平均
「平均セッション時間」は平均の滞在時間
「直帰率」はそのページを見たユーザーがサイト内の他のページを見ないでページを閉じてしまった割合を示しており、この3つはサイトの内容の評価指標と言われております。
ユーザーは、そのサイトが自分にとって有意義でない場合、閲覧を辞めてしまいます。
他の商品を見ない、滞在時間が短いという問題がある場合はサイト内の情報や商品に価値がないか、ユーザーへの情報の案内(導線といいます)がわかりにくいといえます。


(3)ユーザーはカートに商品を追加しているのか
【行動>サイトコンテンツ>すべてのページ】から、カートページ(/cartやcart.htmlなど)のPV数があるかどうかを確認します。

カートページがほとんど見られていない場合は、ユーザーの商品に対する購入意欲が薄いと思われます。
各商品のセールスポイントや口コミなどを記載し、買いたい!欲しい!と思わせる商品を作りこみましょう。

★POINT
・サイト内を分析し、問題がどこにあるのかを見極めましょう

スウェルキャッチサービスでは、Googleアナリティクスの導入や解析についてもご相談をお受けすることが可能です。
ぜひお気軽にご連絡下さいませ。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

年末にiPhone 5の調子が悪くなり、あわててショップに駆け込んでiPhone 6+に機種変しました。するとカモと思ったかお姉さんの猛烈なセールス攻勢に遭い、iPad Air2も同時購入する羽目に。財布は傷みましたが、気分は上々です。いい道具を手に入れたら、その分余計に稼げばいいのです。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しております。(http://www.ocnk.net/webmanual/

■おちゃのこネット公式ブログ
http://blog.ocnk.net/blog/

■おちゃのこネットFacebook
http://www.facebook.com/ocnk.net
■mixi
【おちゃのこネットコミュニティ】
http://mixi.jp/view_community.pl?id=934055

■おちゃのこネット公式twitter
http://twitter.com/ocnknet

■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【garitto】http://www.garitto.com/
【おちゃのこ8】http://www.ocnk8.net/
【オートステップメール】http://www.autostepmail.com/

■お問い合わせ
ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

■個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご覧ください。(http://www.ocnk.net/company/privacy.php

発行:おちゃのこネット株式会社

〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸14F

mail:info@ocnk.net

Copyright (C) 2004-2015 OCHANOKO-NET All Rights Reserved.