ユーチューバーって、ご存じですか?号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

パソコンやインターネット、スマートフォン、さらにはデジカメなどの登場によって、それまでは専門家集団でなければ実現できなかった世界が、個人の素人にも開かれました。その気になれば、ミニコミ誌やタウン誌は誰でも作ることができますし、オンデマンド印刷の仕組みを使えば、書籍出版だって可能です。それ以前に、文章を書いて発表したり、写真やイラスト、動画を制作、加工、発表まで1人でできるようになっています。

これは「メディア革命」とでも呼ぶべき現象ですが、そのおかげで既得権にあぐらをかいていたメディアの専門家たちが大慌てになってしまいました。とくに、大した能力もないのに専門家ぶって報酬を得ていた人たちは大変です。また、高価な専門機材を作っていたメーカーも激震に見舞われました。「パソコンやスマートフォンで十分」となってしまったからです。すでにコンパクトデジカメやビデオムービーの売上げは右肩下がりの状況になっています。

一方で、メディアを手にした素人の個人たちは、みずからが開いた新しい世界の魅力にとりつかれ、人生が変わってしまう人も出てきました。大きな報酬を得ることができ、それまでやっていた仕事を辞めてしまって独立した人も少なくありません。

そんな中に「ユーチューバー」と呼ばれる人たちがいます。YouTubeへの動画投稿で有名人になったり、お金を稼いで生計を立てている人のことです。最初はお小遣い稼ぎ程度だったものがエスカレートし、本業の稼ぎを上回ってしまった人もいるそうです。

今回のオススメ参考書では、そんなユーチューバーについて書かれた本をとりあげます。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

YouTubeで食べていく 「動画投稿」という生き方

愛場大介(ジェット☆ダイスケ)著 光文社新書

740円 (税別)

突然ですが、みなさんは「ユーチューバー」という言葉をご存知でしょうか? カタカナではなく、横文字にするとピンとくるかもしれません。「YouTuber」…これでどうでしょう。

ユーチューバーとは、YouTubeに動画を投稿して人気者になったり、お金を稼いだりしている人たちのことです。「えっ、YouTubeってお金が稼げるの」とびっくりした方は、今すぐ本書を読む必要がありそうです。

本書の著者は「ジェット☆ダイスケ」というユーザー名で2006年からYouTubeに投稿しているビデオブロガーです。インターネットの動画作成に15年ほど関わり、今では動画収益ビジネスのパイオニアと呼ばれています。

2013年2月13日、著者はNHKの「クローズアップ現代」にゲストコメンテーターとして出演しました。この日のテーマは「収入源は動画投稿~急増 アマチュア映像作家~」というもので、YouTubeなどへの動画投稿で生計を立てている人たちに焦点を当てたものでした。

番組内で著者は「日本国内で動画投稿により完全に生計を立てている人は数十人レベル、主たる収入にインパクトを与えるくらいの副収入になっている人は数百人レベル」と話しています。もちろん、その手の活動の本家はアメリカですが、日本はアメリカに次ぐ世界第2位のYouTube動画再生回数があります。

本書の構成は、以下の通りです。
第1章 どうやって動画でお金を稼ぐのか?
第2章 ユーチューバーとは何者か?
第3章 私とクリエイティブとネット動画
第4章 「動画の置き場」から「人」主体のメディアへ
第5章 動画サイトがビジネスのプラットフォームになる
第6章 まったり発信から始めよう

第1章では、どうやってYouTubeへの投稿でお金を稼ぐのかがシンプルに語られます。ただ動画を作ってYouTubeに投稿しただけではお金は得られず、まず「YouTubeパートナープログラム」に登録することが必要であるという解説があります。YouTubeのビジネスモデルは親会社のGoogleと同様に広告収入モデルであり、YouTubeで投稿された動画を見る人が埋め込まれた広告を閲覧すると、その回数や視聴時間に応じて動画投稿者に報酬が支払われるというしくみです。

YouTubeパートナープログラムは2007年に始まり(日本では2008年)、今では世界30カ国、合計100万人以上の人たちが、動画投稿によって報酬を得ているそうです。以前はGoogleから人気のある動画投稿者にプログラムへの招待メールが送られてくるという「招待制」のシステムでしたが、今では誰でも参加できるようになっています。

YouTubeで表示される広告には4種類あります。関連動画リストの上などに表示されるバナー広告の「ディスプレイ広告」。動画再生中に動画に重なって表示される半透明の広告「オーバーレイInVideo広告」。そして動画再生の前、中、後に再生される動画広告には2種類あり、「TrueViewインストリーム広告」は開始後5秒経つとスキップできますが、「標準インストリーム広告」はスキップができません。

YouTubeパートナーは、自分が投稿した動画1本ごとに、これらの広告の表示/非表示を管理画面で選択し、どのタイミングでどんな広告を表示するかを設定します。それらのコントロールは専用の管理画面によって行われます。

報酬額は変動しますし、公表してはいけない決まりになっているそうですが、おおよそ1再生あたり0.1~0.3円といわれています。つまり、100万回再生されて10万~30万円の収入になります。したがって、独立して生計を立てているユーチューバーは、数百万回の再生回数を記録していることになります。

収入を増やすためには、「Googleアナリティクス」とよく似た「YouTubeアナリティクス」が必須になります。これはチャンネル運営状況を把握するために提供されているツールで、再生回数や推定総収入などのパフォーマンスに関する情報や、高評価・低評価をつけた人の数およびコメント数、お気に入り数などの視聴者の反応などが示されます。

これらのアクセス解析を分析して、投稿者は「再生回数の多かった動画の人気の秘密」を知ろうとし、次の投稿に生かそうと考えます。そして同時に視聴者の属性を把握し、より好感を持ってもらえる作品を作ろうとします。YouTubeアナリティクスでは視聴者の年齢や性別、再生された地域を知ることができます。

このほか第1章では人気の出る動画作品のポイントが教示されています。長さはどのくらいが適当か、タイトルとサムネイルは重要か、脚本は必要か、などです。著者の作品を例に挙げた写真が掲載してあるので、話が具体的でとてもわかりやすくなっています。

第2章では、3人のユーチューバーへのインタビューを交えて、ユーチューバーの実像に迫ります。インタビューの相手は、日本で一番人気のあるユーチューバー「HIKAKIN」、炎上狙いのヒールキャラで、本職の格闘家でもある「シバター」、新しいドラマの形を生み出した「劇団スカッシュ」です。このインタビューはとても示唆に富む内容で読み応えがあり、このためだけに本書を購入してもいいくらいです。

第3章では著者の映像制作にまつわる歴史が語られます。MSXでのビデオ編集、マルチメディアとの出会い、ブロードバンド時代の到来、ブログの登場とパーマリンクの効用、GoogleによるYouTube買収、iPhoneの衝撃といった興味深い話が並びます。

第4章では「ニコニコ生放送」「YouTubeライブとハングアウト」「ツイキャス」「6秒ショートムービーVine」「ハイクオリティなVimeo」「動画の引用と著作権の問題」といったテーマの後に、「MEGWIN」「アリケイタ」へのインタビューが続きます。

第5章のテーマは「企業の動画活用」です。ここでは事例として、YouTubeで新たな販路を開拓することに成功したAppBankへのインタビューが掲載されています。YouTubeを何らかのビジネスに利用している人は、必見の記事です。

最後の第6章は、「YouTubeで稼ぐ」ということを目的にしない人へのアドバイスです。インタビューは「カレー」キュレーターとしてまったり発信を続けている「飯塚敦」。著者は最後に「YouTubeで大きく稼ぐというのは違う」と述べています。むしろYouTubeは社会のセーフティーネットであったり、個人の可能性を大きく広げるツールであるとして、本書を結んでいます。

YouTubeを単なる動画置き場として認識していた人にとっては、目からウロコが連発の1冊でしょう。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

ゴホッ、ゴホン!、ズルズル、そしてゾクゾク寒気が… 冷え込んで来たせいかどうも風邪っぽいです…

こんな時、僕はいつも
1)歯磨き&舌磨き&うがい薬でうがい
2)ビタミンCと「葛根湯」(漢方の風邪薬)を生姜湯で飲む
3)熱いお風呂に浸かって湯冷めしないうちにマスクをして寝る!

軽い風邪ならこれでたいてい翌朝には治っています。

お子さんや体力の弱ったお年寄りにはオススメできませんが、体力のある若い方ならぜひお試しください。(^^;)

もちろん私は医者ではないので勝手な思い込みですが、口の中の菌をできるだけ減らして、薬やビタミンや温かい水分とお風呂で代謝と体温を上げ、咽喉を乾燥させないようにしてぐっすり寝ることでる免疫力を高め、体内にある少数のウィルスや菌をやっつける!

もちろん ウィルスや菌のほうが勝つと、風邪をこじらせることになって何日も苦しむ羽目になるのですが…

うまく免疫の勝利! となれば一晩で治る! という狙いです。(^^;)

成分や理屈はよくわかりませんが、なんとなく漢方薬やハーブなど天然由来のモノって身体に良さそうなイメージがあって、その効果や効能だけでなく、精神的にも安心感を得られますよね。

現実には、天然、自然にも毒物がたくさんあるので一概には言えないのですが、あくまでイメージとして「天然由来」「ナチュラル」は良さそうですよね。

できるだけナチュラルなもの(漢方)で身体に優しく穏やかに治したいので、まずは「葛根湯」とこの方法をいつも試します。

でも、これで治らず悪化してしまったら、結局は病院に行って、抗生物質や咽喉や鼻などの症状を緩和するお薬をいろいろと出してもらって治します。 天然は良さそうだけど…だからって効かないとダメですよね(^^;)

さて、本日のお店は、お薬や漢方ではありませんが、「天然」の材料を用いた「ヘアカラー」(毛染め)のお店です。
その良さや特徴がちゃんと伝わっているでしょうか!?

それでは「ダメ出し!道場」第92弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
髪の屋 菅野 HANA HENNA SHOP

ショップ名 :
髪の屋 菅野 HANA HENNA SHOP

URL : http://kaminoya-kanno.ocnk.net/

カテゴリ : 美容、健康

初めまして、白髪染めに使えるヘナの中でも全国の理美容師の中で最も支持のある「ハナヘナ」と素髪をコンセプトに作られたプロ用シャンプー「Do-Sシャンプー&トリートメント」を扱っています。
3年ほど自分でカスタマイズしたデザインで営業してましたが限界を感じ、7月にリニューアルしました。その上で構成など客観的な意見が欲しいので、是非ダメ出ししてください。よろしくお願いいたします。
早速次号掲載ということでびびっています(笑)。よろしくお願いいたします。
ショップ的には丸3年になるんですが、売上げが伸び切らないというか月10万円くらいから伸びません。サイトのリニューアルをしてからはちょこちょこまた新規はあるんですが、ほとんどリピートのお客さんで構成されてます。
自分としては同じ商材を扱っていて楽天なんかにも出しているお店もあるので(値段は同じ、ただポイントがつく)、そういうお店に負けないお店づくりにしたいと思っています。 どうぞよろしくお願いいたします。

予備知識:ヘナ、ハナヘナとは…

今回の「ダメ出し!道場」を読んでいただく他の店舗さんのために、予備知識として「ヘナ、ハナヘナとは?」を簡単に説明しておきますね。

「ヘナ」(HENNA ヘンナとも言う)は元々、インド、エジプト等の植物の葉を乾燥させてすり潰した粉を水に溶いたものを、髪、皮膚、爪などの染色に用いる天然の染料です。古くはクレオパトラも爪などを染めていたとか…

化学的には「ローソン」というヘナの葉に含まれるオレンジ色の色素がタンパク質に絡み付く性質があり、髪の毛や皮膚のタンパク質に付着することによって染色されることを利用したのがヘナカラーです。(Wikipediaのウケウリ(^^;) )

今回のお店によれば、市場にはヘナと言いながらも、天然ヘナの葉100%ではなく、化学染料や、他の材料を混ぜたものなどもあるようで、それらと明確に区別をするために、ヘナの葉100%の当店の商品は「ハナヘナ」と呼ぶようです。

第一印象はターゲットが見えているようで見えていないお店

店名:髪の屋 菅野 HANA HENNA SHOP
髪の毛のためのお店で、HANA HENNA(ハナヘナ)を主力商品にしているお店だと、ズバリ明確ですね。

では、その ハナヘナとは何で、どんな人にオススメなのか? どんな人に向いている商品なのでしょうか?

恐らく、ここまで明確な商品の絞込みがある場合は、来店されるお客様のほとんどはハナヘナがどんなものかは知っているという前提でお店を構成されていると思います。

しかしながら名前を知っているということと、中身をちゃんと理解しているということは違いますよね? ハナヘナという商品についてはなんとなくわかっても、その商品のベネフィットがあいまいですし、ターゲットが見えているようで見えていないお店という第一印象です。

ハナヘナに関して大きくお客様を分類すれば…
0)ハナヘナもヘナ(ヘンナ)もまったく知らないが、通常のヘアカラーに満足している客層

1)ハナヘナもヘナ(ヘンナ)もまったく知らないが、通常のヘアカラーに不安や不満を感じており、もっと安全、安心なものを探している客層

2)ヘナが天然の毛染めだということは知っているが、ハナヘナは知らない客層

3)ヘナもハナヘナも名前だけは知っているが、よくわからない客層

4)ヘナもハナヘナも知っているし、違いもなんとなくは知っている客層

5)ハナヘナの良さやそれを使うメリット&ベネフィットも知っている(でもまだ使ったことはない)客層

6)ハナヘナを実際に使ったことがあり良さも知っているが、当店のものはまだ使ったことがない客層

7)当店の購入経験者ではあるが、まだリピートはしていない客層

8)当店のリピーターである客層

9)当店の大ファンであり、あちこちで宣伝してくれるヘビーユーザーの客層

上記でいえば、0)の方はともかく、本来は1)以上の人はすべてターゲットにしたいところでしょうが、現状の印象としては3)~6)くらいの範囲のお客様をターゲットにしている印象です。

言い換えれば、0)、1)の方はややとっつきにくいですし、7)、8)、9)の方は放っておいてもまぁ買ってくれるだろう…といった、やや手薄な印象です。

菅野店長もおっしゃっているように、新規はちょこっと、ほとんどはリピーターさんだけど売上げが大して伸びないのは、今のサイトの対象がそうなっているからだと思います。

要するに…このお店のオススメしたい商品はわかるけど、言いたいこと、オススメしたいこともその理由も、そして自分があてはまるのか? はイマイチわからない!? のです。

お店としては、対象として取りこぼしている1)~3)の方をまずは集客する工夫と、なんとか検索で来てくれる4)~6)を拾って貴店の新規ユーザーにすることはもちろん、7)の方をリピーターにすることや、8)の方を9)に、9)の方がより積極的に動いてくださるような仕掛けを考えれば、リピート注文も増えると思います。

そもそも論…どんな人にオススメ?向いてる商品なの?

冒頭に、予備知識として「ヘナとは? ハナヘナとは?」を書かせていただいたのは、私自身が1)と2)の間くらいで
「ヘンナというインドだか中東だかの天然の植物性の染料のヘアカラーがあって、髪や肌に優しいらしい。ヘナアートってタトゥーもどきに使われたりするけど、徐々に消えていく。僕も白髪多いし、なんとなく良さそうだけど…ちゃんと染まるの? 色は? 髪や皮膚、毛根は傷まない?」
といった程度の知識だったからです。

まさに、貴店の新規見込み客ターゲットなんですが…(^^;)
でもギリギリアウトのラインでした。

では、なぜアウトか?
貴店では、トップページ中央に初心者マークの表示とともに、
        ハナヘナを初めて利用する方へ
        ・ハナヘナってなに?
        ・手選別のヘナとは?
        ・「ハナヘナ」と「ヘナ」は違います

左メニューにも
        「ハナヘナ」ってなに?
というコンテンツは用意されているんですが…開いてみると…

        ハナヘナってね、ヘナの葉しか入ってないんですよ!!
        はい今当たり前のこと書きましたよ~
        そう、「ヘナ」に「ヘナの葉」しか入ってない…
と、いきなり「ヘナは知っている」という前提で話が始まっているんですね。

私のような初心者は、「そもそもヘナって何?」の段階からもう一度プロにちゃんと説明してほしい! それもWikipediaに書いてあるような学術的なことではなく、ヘナで髪を染めることのメリット、デメリット、ベネフィット、どんな人に向いていて、どんな人にオススメなのか?

そして何より、ハナヘナ染めの事例や見本を大きな(実物大程度の写真で)何パターンも見たい! 実際に染めた人の感想やリピーターさんの意見(オススメコメント)を聞きたい!

という、素直で素朴な疑問と要望を店舗内で十分に満たせていないから、ギリギリアウトでした。

それでも、今回は、「ダメ出し!道場」を書くというお仕事なので(^^;)
どこかに書いてある? とあちこちクリックして見て回りましたが、それでも一見込み客としての期待に応える満足いくコンテンツは店舗内には見つけられませんでした。

お店の実店舗を含め、複数のサイト、外部ブログの中にはいくつか事例など見受けられはしたのですが、散在しすぎていて、普通のお客様はそこまで辛抱強く探してくれないと思います。

結果として、一見込み客としては「注文する決断まではできなかった」のが結論です。

認知度、理解度の高くない商品を売るには?

ヘナによる毛染め商品やサービス自体は、もうずいぶん前から日本でもありましたし、それなりに名前くらいは認知されているかと思います。
特におしゃれに敏感な女性なら過半数以上の認知なのかも知れません。

しかし、「ハナヘナは?」また「そのメリットやベネフィットは?」までつっこむと、まだまだ認知度・理解度は低いかも知れません。

それでは、認知度・理解度が低い商品を売るにはどうすれば良いのでしょうか?
a)(知りたい人には)より専門的な情報、知識、安心感を与える
b)事例・実例をたくさん見せて不安を取り除き、期待感を感じさせる
c)権威ある第三者に絶賛してもらう
d)経験者、ヘビーユーザーに良さを話してもらう
e)実際に使わせてその良さを体感させる

これはハナヘナに限らず、通販ではよくみかける化粧品や美容関連商品、調理器具などもそうですし、食品の新商品、新型の家電製品、自動車、住宅リフォームなど、さまざまな新商品・新サービスが当てはまりますね。

要するにお客様はその商品・サービスに関して今回初めて検討するので
a)「専門情報」
b)「詳細かつ多数の事例」
c)「権威ある第三者のオススメ」
d)「同じ目線の第三者の感想」
e)「お試し商品」
を欲しがるんですね。

さてこの観点から見ると、貴店では…
a)「専門情報」はあるけど、あちこちに散在しているので読みにくいし、全部クリックして読んでいこうとは思わないです。特に外部ブログサイトのあちこちに長い文章で載っていても読んでくれる人は稀だと思います(ブログからショップへの流れだけを期待しているなら良いが、それほどブログのアクセス数はあるのか?)
ひと目でわかりやすくヘナカラーやハナヘナの素晴らしさについてコンテンツをまとめるのが良いと思います。

購入者特典として
5分でハナヘナが理解できる!初回限定「ハナヘナ入門マンガ」プレゼント☆
http://kaminoya-kanno.ocnk.net/page/11
というのをなさっているのですが…ウーン、購入検討者にこそ5分でハナヘナを理解させないといけないのではないですか?

もったいつけて購入者にプレゼントするより、いっそこのマンガコンテンツを1ページに縦スクロールで読めるように載せてしまうほうが良いのではないでしょうか? 内容に関しては読んでないのでなんとも言えませんが、ハナヘナの特徴やベネフィットがわかりやすいマンガなら、ぜひそうなさってはいかがでしょう?

b)「詳細・多数の事例」
ほんの1~2の事例が小さい写真であるだけ…特に良くも見えない
↓↓↓↓↓
もっと多くの年齢・性別、髪質でせめて数十人の事例をちゃんとビフォー → アフター で統一した照明、撮影方法、見せ方で、また、実際に目の前に実物大の頭があるくらいの大きさ、解像度で見せなければ意味がありません。d)の感想と一緒にしても良いと思います。

c)「権威ある第三者のオススメ」
ここで期待される権威ある第三者は、髪のプロである他の美容師さんはモチロンですが、頭皮や髪に詳しい皮膚科や頭髪の専門医などにも推奨いただけると安心感は高まりますね。

d)「同じ目線の第三者の感想」
これもブログの中にダラダラと書かれてはいるのですが…ユーザーのプロフィールが不明確ですので、せめて
40代 女性 3割方白髪
50代 女性 5割方白髪+乾燥+細毛
60台 男性 8割方白髪+薄毛+細毛
のように、頭髪の状況を書いて、できれば写真付きで…
自分と同じような方を探してその方の感想を読めばぐっと背中を押す効果が高まると思います。b)の事例写真と一緒にしても良いと思います。

e)「お試し商品」
これはメーカーさんとの相談にもなりますが、やはりそれなりに単価の張る商品だと、「まずは一回試したい」という欲求が当然出てくると思います。割高でも少量のお試し品や、もしくは商品力に絶大な自信がある場合は、使用後の返品保証などを実施してでも、お客様にまずは一回使っていただくことを検討しても良いと思います。

それができないのであれば、せめて a)~d)を徹底しましょう。

一見込み客としての不安・疑問点

先ほども書きましたが、私も白髪が多く髪を染めたいなぁと思いつつ、いろいろな不安を持っています。
ヘアカラーすると頭皮や毛根に良くないのでは? せっかく染まっても薄毛や細毛になるのはもっと不安なので、安心して使えるものがあれば…
そんな一人です。(^^;)

そこでQ&A集も細かく見てみましたが…
http://kaminoya-kanno.ocnk.net/page/4
思わず、購入をためらうQ&Aもありましたので、ご指摘させていただきますね。

Q.染まり方には個人差があるの?
A.あります。髪質や髪の状態(傷み具合)で差があります。
↓↓↓↓↓
その通りだとは思うのですが、この質問をする方の心理(不安・懸念)を想像して、もう一歩踏み込んでアドバイスしてこそプロショップではないですか?
一概に言えないのはわかりますが、例えばどんな痛み具合だとどんな風に染まるのか? どんな髪質が染まりやすいのか? どんな状態だと染まりにくいのか? など経験あるプロだからこそ、ある程度予測がつくことを提示しなければ、
「みんな違うんだから、当たり前でしょ?」
とあまりに突き放した不親切な印象で終わってしまいます。
むしろ、万一染まらないときの責任逃れのための保険的なQ&Aになっているようにさえ見えます。

単なるQ&Aではなく、購入や商品の印象UPに繋がるQ&Aになるよう表現や内容を見直しましょう。
Q.頭髪以外も染まりますか?
A.皮膚に関しては染まりますが数回のシャンプーでとれます。お風呂場の床や壁はすぐに洗い流せば問題ありません。
↓↓↓↓↓
毛の間の頭皮はともかく、生え際のおでこやうなじ、首筋、耳などにハナヘナがついたままラップして放置した場合、どの程度染まってしまうのか? 下記のQ&Aもあるので余計に不安を感じます。

Q.素手で使えますが?
A.ハナヘナは染まりが非常にいいので手にも色がついてしまいます。何回か石けんで洗えば取れますが、面倒な人は手袋を使ったほうが無難です。

いずれ取れるにしても、手ならまだしも、何日も耳やおでこがオレンジ色なのはかなり不都合だと思うので、実際の皮膚が染まった状態の写真事例を何例か載せてほしいし、それを最小限に抑える方法も提示して安心感を与えるべきだと思います。

また、服やタオルに付いた場合はどうなるのか? 寝ていて枕に色落ちしたりしないのか? なども注意点や対処の方法を載せるべきだと思います。

天然のハナヘナを薦める立場と、他のケミカル商品との整合性は?

ハナヘナに関しては天然100%で安心・安全なものだということをアピールされているのは理解できるのですが…

他の商品、Do-Sシャンプーやトリートメント、コスメ類などがすべて天然由来でもないようですし、貴店の実店舗サロンのメニューを見ると
http://kaminoyakanno.web.fc2.com/itemlist.html
http://kaminoya-kanno.com/menu/
ハナヘナだけではなく、通常のカラーリング剤での毛染めもされているようなので、一瞬、「?」となります。

必ずしも 天然=Best と主張されているわけではないことは、よくよく読めば理解できるのですが、現状では誤解も受けやすいと思います。
冒頭の葛根湯の話ではないですが、本当にユーザーが求めているのは、天然=BESTではなく、身体に優しく穏やかだけどちゃんと効果があること! なんですよね!

5分でハナヘナが理解できる!「ハナヘナ入門マンガ」プレゼント☆
http://kaminoya-kanno.ocnk.net/page/11
のページにある「ハナヘナのメリット」
・髪を傷めずに白髪を染められる
・普通の白髪染めに比べて白髪が伸びてきても白髪が気になりにくい
・普通のヘアカラー剤に比べて頭皮に対して刺激がない、安全安心
・髪や頭皮を傷めないので、染めることに対するストレスが少ない
・髪がサラサラになったりハリコシツヤが出てくる
・普通のヘアカラー剤でアレルギーが出る人もハナヘナならできる
についてをトップページにもっと明確に目立つように記したり、もしくはハナヘナという商品のメリットとしてだけではなく、貴店の目指す「ヘアケア」のコンセプトとそれにマッチした商品群ということで、他の商品も含めてアピールされてはいかがでしょうか?

これによって最初の
1)ハナヘナもヘナ(ヘンナ)もまったく知らないが、通常のヘアカラーに不安や不満を感じており、もっと安全、安心なものを探している客層
2)ヘナが天然の毛染めだということは知っているが、ハナヘナは知らない客層
3)ヘナもハナヘナも名前だけは知っているが、よくわからない客層
に「使ってみようか?」「使ってみたい!」という興味や好奇心を端的に起こすことができると思います(現状は肝心のこれになかなか気付けないサイト状態です!)。

総評

ちょっと検索してみると全国に美容院は約23万軒ほどあるそうです。美容師さんは48万人だとか!?
つまり23万軒のお店でそれぞれオススメのカラー剤やシャンプーリンスがあって、48万人のプロにそれぞれオススメの商品があるわけです。

当然、何がベストなのか? 決めることも断言することもできないとは思いますが、お客様はそれぞれ自分の信頼できるプロや権威ある方、または信頼できる第三者ユーザーの意見に影響されて商品を選んでいるのです。

つまり、どんなに理論や化学的根拠を並べ立てても、まずはお客様に信頼していただかなければ何も始まりません。

実店舗に来店くださり、実際に対面でお話しして相談に乗ったり、サービスをしたお客様とは信頼関係を築きやすいかもしれませんが、非対面のネットだけでそれを行うのはとてもハードルの高いことです。

オンラインショップでもハイテク技術はどんどん進歩しますが、この「信頼していただき、不安や懸念を徹底的に取り除く基本」は、オンラインショップが始まったころから不変であると思います。

特に、良いものと悪いものの差が激しく、競合商品の多いコスメや美容関係、健康関連の業種においては、より第一印象や一瞬(短時間)でのわかりやすさは重要です。

ブログや文字であれこれ長々と書くのも良いですが、一度、思い切って整理して、極力文章をダイエットして箇条書きにしてみてください。

その上で、そこからマンガを起こすなり、ショート動画を作ってYoutubeにアップするなどのわかりやすくする工夫をしてみてはいかがでしょうか?

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」。これを楽しみにご覧頂いている方も多いことと想像致します。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

太田仙人からのメッセージもご覧ください。
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm185.html#check

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
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さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、フッターの背景色を変更する方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

[デザイン管理]→[スタイルシートの編集]から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。
貼り付け後、カラーコードを変更してください。


#footer {
background-color: #E0DFE3;
}

/* 各ブロックレイアウト */
#globalnavi_footer .footer_navi_box {
border-left: 1px solid #666666;
}

#globalnavi_footer .footer_navi_box_right {
border-right: 1px solid #666666;
}

/* 各ナビゲーション文字色 */
#globalnavi_footer li .footer_navi_link {
color: #000000;
}

/* 各ナビゲーションマウスオーバー */
#globalnavi_footer li .footer_navi_row:hover {
background-color: #FFFFFF;
}

/* 選択中 */
#globalnavi_footer li.nav_on .footer_navi_row {
background-color: #FFFFFF;
}

#footer

フッターの背景用指定です。
background-colorが指定されていますので、そのカラーコード(上記の#E0DFE3部分)を変更してください。
背景色だけでなく、背景画像を指定することも可能です。

#globalnavi_footer .footer_navi_box
#globalnavi_footer .footer_navi_box_right

フッターナビのカラム間の罫線指定となります。
フッターの背景色に合わせて変更してください。

#globalnavi_footer .footer_navi_box_right
は、右端ボックス用の指定となります。

#globalnavi_footer li .footer_navi_link
#globalnavi_footer li .footer_navi_row:hover
#globalnavi_footer li.nav_on .footer_navi_row

フッターナビの文字色と背景色指定となります。
フッターの背景色に合わせて変更してください。

#globalnavi_footer li .footer_navi_row:hover

がマウスオーバー時の指定。
サンプルテンプレートでは、背景色が指定されています。

#globalnavi_footer li.nav_on .footer_navi_row
が選択中の指定。
サンプルテンプレートでは、背景色が指定されています。

背景画像を利用する場合
background-image: url(image/file.gif);
上記のようにbackground-imageの1行を追加してください。
画像ファイルは、画像専用管理画面→コンテンツフォルダにアップロードしてください。

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

404ページについて

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードした404ページ設定についてです。
これまで存在しないページへのアクセス時は、ショップのトップページへ遷移していましたが、404ページを表示するように変更しました。
初期設定は行っておりますので、特に設定いただく必要はありません。

404ページの内容を初期設定から変更することも可能です。
詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281577&id=1016&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

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編集後記

11月の1~3日の3日間、東松山市で開催された「日本スリーデーマーチ」に参加してきました。世界各国からもたくさんのエントリーがある、総参加人数延べ10万人の日本最大のウォーキングイベントです。一番長い50km×3日はとても無理なので、真ん中クラスの20km×3日間をなんとか完歩しました。ハードでしたが有意義な挑戦だったと思います。
(おちゃのこ山崎)

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