次々とやってくる天災にご用心!号

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

通巻210号だから、というわけではありませんが、昔から「二百十日」は台風などの荒天に注意する日として知られていました。立春から210日目にあたる9月1日前後は稲作農家にとって大切な出穂期にあたり、稲穂が嵐でダメージを受けると大幅減収となるために伝えられたものと言われています。

どうやら今年は台風の当たり年らしく、つい先日の台風18号が首都圏を直撃したと思ったら、もう次の台風19号が今年最大規模の勢力に発達し、またまた日本列島を襲う構えです。木曽御嶽山の噴火、続けざまにやってくる台風と天災が続くと、「地震は大丈夫か?」と心配になってしまいますね。

台風19号は中心気圧900ヘクトパスカル、最大風速時速215kmで今年最強です。過去10年で最も大きかった台風は、2010年の台風13号で、中心気圧885ヘクトパスカル、最大風速時速230kmでした。参考までに、史上最大といわれている台風は、1979年の台風20号で、中心気圧870ヘクトパスカル、最大風速時速270kmという猛烈なものでした。この870ヘクトパスカルは、世界で最も低い中心気圧として記録されています。

台風の大きさを表すのは中心気圧と最大風速ですが、世界気象機関(WMO)による台風の定義には、中心気圧の項目はありません。「東経180度より西の北西太平洋および南シナ海に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が毎秒17m以上になったもの」とされています。

おもしろいのはハリケーンとの棲み分けで、ハリケーンは「北大西洋、カリブ海、メキシコ湾および西経180度より東の北東太平洋に存在する熱帯低気圧のうち、最大風速が毎秒33m以上になったもの」とされています。そのため、ハリケーンとして生まれ、その後台風になるものが時々出てきますし、その逆もあります。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

江戸しぐさの正体 教育をむしばむ偽りの伝統

原田実 著 星海社新書

820円 (税別)

「新書」というと、みなさんはどういうイメージをお持ちでしょうか。「天地175mm、左右105mmの文庫より縦長の体裁で、1,000円以下の定価が多く、ハンディな造本ながらアカデミックな内容の書籍」といったところが、最大公約数的な印象かもしれません。

このような「新書」の定義を定着させたのは、なんといっても1938年に創刊された「岩波新書」の影響が大きいでしょう。古典を収録する岩波文庫に対して、岩波新書は書き下ろしを中心に「現代人の現代的教養」を目的として発刊されました。

その後、何度かの「新書ブーム」を経て、現在は100タイトルを超える新書シリーズが発刊されています。今回取り上げる星海社新書もそのひとつで、講談社の100%子会社である星海社が2011年に新レーベルとして創刊したものです。

星海社はWEB時代の出版社としてスタートしており、自社の公式サイト(http://www.seikaisha.co.jp)のほかに、「最前線」(http://sai-zen-sen.jp)、行動機会提案サイト「ジセダイ」(http://ji-sedai.jp)、星海社twitter(https://twitter.com/seikaisha)などのサイトから盛んに情報発信をしています。

ひところは出版社がネットをライバル視していたため、出版活動とWEBによる情報発信のコラボレーションはなかなかうまくいっていなかったのですが、最近になって、この星海社のように垢抜けた手法を取るところが増えてきました。例えば「ジセダイ」には本書に関するこんなエントリーがあります。
http://ji-sedai.jp/editor/blog/edopub.html

さて、本書の内容紹介に移りましょう。みなさんは「江戸しぐさ」という言葉をご存じでしょうか。古くは公共広告機構(現・ACジャパン)によるマナー啓発CMのテーマとして紹介され、その後、新聞などで広められ、コンサルタントなどの講演で使われることが多くなった道徳ネタです。現在は全国各地の教育委員会や商工会議所、自治体などが率先して普及に力を入れ、道徳の授業などでも取り上げられているといいます。

では、その「江戸しぐさ」にはどんなものがあるのでしょうか。いくつか例示します。「傘かしげ」というのは、雨や雪の日に道路ですれ違うとき、相手も自分も傘を外側に傾けてスムーズにすれ違う動作です。お互いの体に雨や雪がかからないようにするとともに、傘同士がぶつかって破損することのないようにという心遣いです。

「肩引き」というのは、狭い道や路地、混み合う道路などで前方から人が来たとき、お互いに右肩を引いて体を斜めにし、胸と胸を合わせるような格好ですれ違う動作です。こうすれば「肩がぶつかった」と因縁をつけられることもなく、狭い空間を有効に活用することができます

「こぶし腰浮かせ」というのは、川の渡し場で乗り合い船の客たちが船の出るのを待っているとき、後から乗ってきた客のために腰の両側にこぶしを突いて軽く腰を浮かせ、少しずつ幅を詰めながら座れる空間を作るという動作です。電車の席を詰める行為と同じです。

「江戸しぐさ」を広めようとしている人たちは、これらの「江戸しぐさ」が江戸商人たちの行動哲学であり、長く語り継がれて現代に至る生活の知恵であるとしています。しかし、1980年代以前には、まったく話題になったことがなく、その存在を示す文献も一言半句たりとも見つかってはいません。

著者の原田実氏は1961年生まれの歴史研究家。昭和薬科大学の助手時代に、有名な偽書事件である『東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)』の混乱に巻き込まれて職を辞す羽目に陥っています。その後、郷里の広島市に帰って執筆活動に入り、20冊を超える著書を発表しました。現在、日本でも数少ない偽史・偽書専門家として活躍しています。

著者の人生を変えた『東日流外三郡誌』事件についても触れておきましょう。『東日流外三郡誌』は1970年代に発見されたといわれた古文書で、数百冊にもおよぶ膨大な文書には、古代の津軽地方に大和朝廷から弾圧された民族の文明が栄えていたことが記されていました。この古代文明の首都は五所川原市に近い十三湊で、満州や中国、朝鮮、欧州、アラビア、東南アジアとの貿易で栄え、欧州人のためのカトリック教会まであったそうです。

しかし、これらの古文書はすべてがニセモノでした。「発見者」である和田喜八郎による創作物、でっち上げで、筆跡鑑定により古文書の筆跡がすべて和田のものと一致することが証明されています。著者は当初、古文書を本物であるとする擁護派に属していました。そのために職を辞することになり、その後は積極的な懐疑派に転向しています。著者が偽史・偽書専門家として名を挙げるのは、それ以降のことです。

話を「江戸しぐさ」に戻すと、ここにも『東日流外三郡誌』と同じような流れが見つかります。「江戸しぐさ」の情報発信者は、ほんの数名の人物に集中していることがわかるからです。著者の分析により、「江戸しぐさ」は芝三光という人物の創作で、越川禮子と桐山勝という二人の人物によって広められたことが判明しました。

「江戸しぐさ」も『東日流外三郡誌』と同様に、ニセモノであり、でっち上げの創作物でした。著者の分析によると、江戸町民の多くは傘よりも蓑笠のようなものを多く使用し、傘を使う人も、「傘かしげ」のような動作はせず、傘をすぼめることでスムーズな往来を実現していました。その姿を描いた浮世絵もあります。

同様に、「肩引き」も「こぶし腰浮かせ」も、現代人が考えるといかにもありそうなしぐさですが、江戸の実態にはそぐわないものでした。「江戸しぐさ」を広めようとしている人たちによると、「江戸しぐさ」は何百も何千もネタがあるそうですが、すべてが江戸庶民の生活実態をよく知らない後世の人間による創作であることが明白です。

著者が「江戸しぐさ」を問題視しているのは、それが道徳の教科書に正々堂々と掲載されるようになったからです。コンサルタントが講演のネタに使っている程度なら、眉唾ものだと笑って見ていれば良かったのですが、情報の真偽を疑うことのできない子どもたちに「真実」だとして嘘を教えるのは問題です。

かつて、教育現場を席巻した「水からの伝言」というものがありました。水を入れた瓶に「ありがとう」と書いた紙と「ばかやろう」と書いた紙を貼って凍らせると、「ありがとう」の瓶の水はきれいな結晶になり、「ばかやろう」の瓶の水は崩れた結晶になるというものです。これに対して科学界から激しい批判があり、「水からの伝言」はやがて教育現場では使われなくなりました。

著者は「江戸しぐさ」が次の「水からの伝言」になるのではないかと危惧しています。日本の教育現場が嘘の歴史で授業をすることになれば、反日教育を続ける隣国を批判することもできなくなります。一部の市民グループと文科省が結託して妙な動きをするというのは今に始まったことではありませんが、そういう動きに一石を投じたというのが本書の役割です。

「真っ赤な嘘」がどうやって人々の心に入り込んでいくのかを教えてくれる好著です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

台風一過かと思いきや、また次の台風が南からやって来ています。
ある意味、四季を感じる日本らしい様子ではありますが…
やはり穏かな秋晴れのスポーツの秋、読書の秋、そして食欲の秋であって欲しいものです(^^;)

日本の四季と食と言えば…
昨年の話ではありますが「和食」がユネスコの世界無形文化遺産に登録されましたね!
その追い風もあってか? 最近、和食の割烹、料亭、寿司店などの名店にどんどんミシュランの星が付いて、日本はあっと言う間にミシュラン一流店大国になっているそうです。

ミシュランの場合は料理の美味しさだけでなく、店の構え、美しさ、サービスも含めた総合評価のようですが、地方や下町には、店は多少古びてキレイではなく、多少無愛想や乱暴な物言いの店主でも、味は一流! 値段は安い! なんて名店はミシュランの星は付かずともたくさんありますね!
日本に来た外国人も和食飲食店の多さとそのジャンル、種類の多さ、そして美味しさに驚くそうです。

そして、今、海外でも「和食」の良さを知り、その美味しさ、美しさも、そして健康志向でそのヘルシーさにも注目が集まっているようです。

「和食」のユネスコ世界無形文化遺産登録に際して、安倍首相の「和食」の海外に向けてのプレゼンテーション動画がありましたので紹介します。 ↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
「This is "Washoku," traditional dietary cultures of the Japanese!」
http://youtu.be/SXGxLaNnGO0

前半部分は「伝統的な和食」のプレゼンですが、後半に日本中から寄せられた日本人の生活においてのキャラ弁やお月見団子なども含めた現代の「和食文化」を示す写真が多く紹介されているのは良いですね!

また、日本以外の料理はほとんどが塩分と油脂分で濃厚なソースによる味付けの調理文化ですが、和食には「出汁(ダシ)」という油脂分をほとんど含まず、アミノ酸のいわゆる「旨味(うまみ)」を使いこなす文化があります。

欧米諸国においては、この「旨味」に相当する表現や概念が存在しなかったため、今や、「旨味」は「UMAMI」として欧米メディアでも紹介され、海外でも料理人やグルメなら知っている方も増えたようです。

さて、本日のお店は、なんと南半球はオーストラリアのメルボルンで、手作りで日本の和風調味料、ポン酢やソース、たれ等を主にオーストラリア国内向けに製造直販されているお店です!

また「ダメ出し!道場」初の 海外市場向けの英語のお店です! 私も辞書を片手に頑張ってダメ出しさせていただきます!
それでは「ダメ出し!道場」第90弾 スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
SAORI Premium Japanese Sauce

ショップ名 :
SAORI Premium Japanese Sauce

URL : http://saorisauce.ocnk.net/

カテゴリ : 食品、飲料

初めまして、オーストラリア、メルボルンで日本の手作りソースを製造販売しております SAORI Premium Japanese Sauce の小嶋紗織と申します。
操作をすべて日本語で、表側をすべて英語表記にできるおちゃのこネットさんは、使い方もとても簡単で、感謝しております。
ダメ出し!道場、いつも楽しみに読ませて頂いています。
オーストラリアのHPは大手のものでも使い勝手が良くないものがたくさんあって、道場で登場する方たちへの、お客様目線からの細かい指摘は、とても勉強になります。
家族経営で小さな会社ですので、HPの写真デザインすべて私が行っているため、まだまだ未熟なHPなのですが、これからも、もっともっと改善していきたいと思っております。
オーストラリア人対象のHPのため、すべて英語なのですが、もし、可能であればぜひダメ出ししていただきたいです。
今後とも、どうぞよろしくお願いいたします。
Saori Kojima
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SAORI Premium Japanese Sauce
HP http://saorisauce.ocnk.net/
facebook saori sauce
Adress 44 Thompson Rd Upwey,VIC

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「日本」「和」を控え過ぎて強みが十分にアピール出来ていない?

パッと見の印象はオシャレな洋風(オーストラリア風?)のデザインですし、Japan Japaneseという文字も控え目で日本の国旗もなく、漢字や仮名もほとんどなく、日本人が和食の食材や技法を用いて作っている和食の調味料というイメージをほとんど感じさせないサイトです。

正直、私はメルボルンにもオーストラリアにも行ったことがないですし、オーストラリア人にはほんの数人しか会ったことがありません。
彼らと日本や和食、調味料について会話したこともないので、一般的なオーストラリア人への印象は想像するしかありません。

恐らく、私よりもSAORI店長ははるかにオーストラリア人の持つ日本への印象を、日々常々感じられていると思います。
また、商品もあくまでTraditional(伝統的)でStandard(標準的)な日本のポン酢やダシつゆ、ソースとは違って、オーストラリア人の口に合うようにアレンジを加えられているのかも知れません。

だからあえて、日本日本したデザインやイメージを避けて洋風なデザインにこだわっておられるのかも知れないのですが…
やはり世界共通、その国の料理を作るための食材や調味料を販売する専門店には、その国ならではのイメージや印象も求められるものではないでしょうか?

イタリア国旗のないイタリアンレストラン、フランス国旗のないフレンチレストラン、漢字や紅白金色の装飾のない中華レストラン、ヒンズーの神々の絵のないインドレストランは寂しくありませんか?

何も、Fujiyama、Geisha、Ninja、Samuraiを飾れ! と言っているのではありませんが、オーストラリア人なら誰もが描く日本のイメージを表わす日の丸国旗の提示や、漢字や仮名まじりでの表記、日本の景色や美しく美味しそうな日本料理のビジュアルは、トップページを初め各所に盛り込みたいですね。

SAORIさんも沙織? 早織? 沙緒里? どのような漢字かはわかりませんが、漢字や仮名で明記されては? アルファベット圏の国の方には、漢字への一種の憧憬があるので、ブランド認知に有効だと思いますよ。(カタカナの「ユニクロ」ロゴが海外でも認知されたように)

さて、地元の実店舗で貴店のことをよくご存知のお客様の意見だけでなく、オーストラリア全土で貴店のことをよく知らない、和食や日本のことをそこまで詳しくないお客様が初来店(初アクセス)されても、ひと目でここは「和食・日本風の料理を作る際に欠かせない調味料の専門店だ!」と認知させる必要があると思います。

日本でもネパール人が「インド料理店」を経営していたり、アジア料理の店としてトムヤムクン(タイ料理)とナシゴレン(インドネシア料理)とフォー(ベトナム料理)を一緒に出すお店があったりするのと同様に、海外でも寿司と中華料理とキムチチゲを一緒に出すお店があったりするので、和食をよく知らない人にとっては日本食の印象もあいまいなものである可能性も十分に考慮しなければならないと思います。
わかりきったこともよりわかりやすく明示してアピールする必要があると思います。

少なくとも、醤油、ポン酢、照り焼き、ふりかけ、豚カツソースなど、漢字仮名混じり表記で大きく堂々と和風の書体を用いて併記されるだけでも、オーストラリアのお客様には読めないまでも日本人による専門店だとしっかりと印象付け認識されるのではないでしょうか?

第一印象はこんな感じです。

そもそも、ソースって何のため?

お店の概観の印象は上記の通りですが…さて商品の印象について…
読者の皆さんは食べたことのない異国の料理や、何度か食べていても知らない調味料のボトルやパッケージだけを見て美味しそう! 食べたい! 買いたい! と思いますか?

例えば…世界的にポピュラーな中華料理ですが、そんなに熱心な中華料理好きでなければ、豆板醤(とうばんじゃん)の味は知っていても、芝麻醤(ちーまーじゃん)、甜麺醤(てんめんじゃん)、XO醤となったらいかがですか?
ボトルや小皿に取ったものだけ見せられても美味しさをイメージできますか? なかなかイメージ湧かないですよね?

でも、豆板醤→四川麻婆豆腐(マーボードウフ)、芝麻醤→棒々鶏(バンバンジー)、甜麺醤→回鍋肉(ホイコーロー)豚肉とキャベツの味噌炒め、XO醤→香港風海鮮のXO醤炒め
と料理の写真と共に紹介すればいかがですか? 知らなかった方も知っていた方でさえ、がぜん美味しそうなイメージや食べたい! という欲求が刺激されませんか?
同様にポン酢、そばつゆ、ゴマ醤油ドレッシング、照り焼きタレといわれても、和食に詳しくない人には「???」ではないでしょうか?

現状の貴店はあくまで淡々と製造者(メーカー)として商品のスペック(原材料、容量、価格)表記をされていますが、ほとんどそれを使った料理や食べ方の提案がトップページにも商品ページ内にもありません。

実際にはよく見ていくと…
・Okonomiyaki/Tonkatsu Sauce
http://saorisauce.ocnk.net/product/11
ページ下部にお好み焼きの写真がある。

・Sesame Soya Dressing
http://saorisauce.ocnk.net/product/5
ページ下部に炒め物の写真がある。

・Spicy Japanese BBQ Dipping Sauce
http://saorisauce.ocnk.net/product/10
ページのかなり下部にお肉の横に小皿にとったソースが置いてある写真がある。

などなど、せっかくのソースを使った料理写真があるにも関わらず、商品ページまで入って下のほうにスクロールしてやっと少しイメージが湧くというものがほとんどです。

これでは
1)知識や情報として商品に興味を持つ(知りたい!)
↓↓↓↓↓
2)トップや分類ページからクリックする(どんなもの?)
↓↓↓↓↓
3)説明を読み頭で理解しながらスクロールする(なるほど!)
↓↓↓↓↓
4)美味しそうな写真でやっと食欲を刺激され背中を押される
(食べたい!→欲しい!)
↓↓↓↓↓
5)購入!  (よし!買おう!)

という流れで買う方は拾えますが、3)の段階で好奇心(知りたい)は満たされ、ここで戻ったり出て行く方も多くなりそうですね!?

では最初に美味しそうな料理写真や動画を見せると!?
1)美味しそうな見た目で食欲を刺激され食べたくなる!(食べたいっ!)
↓↓↓↓↓
2)トップや分類ページからクリックする(どれどれ?)
↓↓↓↓↓
3)説明を読み、頭でも理解し納得し欲しくなる(買いたいっ!)
↓↓↓↓↓
4)購入! (よし!買おう!)

この方が多くの人が反応するのが一般的です。食べる、食欲は人間の本能・基本欲求に訴える感覚だからです。
物の考え方や不安や懸念材料は国民性で違いはあるかも知れませんが、旨そうな写真を見せられて食べたい! という本能に訴えるアプローチは万国共通の物です。実店舗なら店頭で実際にお肉を焼いて、料理をして香ばしく旨そうな匂いをふり撒けばお客様の足を止め、試食させれば旨い! と納得させられますが、匂いや試食のできないオンラインショップではビジュアルが生命線です。

せめてトップページで各商品のサムネイル画像の段階で、調理写真と合成した写真を用いるとか、余裕があれば調理動画や盛り付けて食べるシーンを動画で用意して見せつける! なんてことも十分に可能なはずです。

全部で7種類17商品しかない貴店なら、全種類のソース、ふりかけで動画を用意して、その美味しさをできる限り伝え、イメージさせてみても良いのではないでしょうか?

動画まではすぐには無理でも、せめて下記商品のように複数画像で料理写真を掲載することだけはすぐにでも対応しましょう。

・Citrus & Soya Dressing - Ponzu
http://saorisauce.ocnk.net/product/2

それでも、メイン画像やトップページにも料理のイメージカットは必須だと思います。トップや一覧は買い物の基点になるページです。この時点で食欲を十分に刺激できるよう工夫してみましょう!

具体的なダメ出し例

・SAORI SAUCE Introduction Set
http://saorisauce.ocnk.net/product/13

・SAORI SAUCE Complete Set
http://saorisauce.ocnk.net/product/15

上記は「お試しセット」と「全部セット」で、貴店では自家用の購入だけでなく、ギフトにも使われる重要な商品だと思います。

まず、商品説明に 品名×1 が羅列されているだけですが、詳しい説明や内容量は個々の商品を勝手に検索して見てね! ではあまりに不親切ですね。
せめて品名一覧に個々の品の内容量を明記し、できることならば個々の商品ページへのリンクを別窓で開くように張っておきましょう。

またギフト対応できる旨明記したり、ギフト包装について日本ならではのきめ細かい包装の外観(過剰包装にならない範囲で)やメッセージカード同梱などのサービスも検討されると良いと思います。
────────
・Seaweed Sesame Rice Seasoning(わかめとゴマのふりかけ)
http://saorisauce.ocnk.net/product/6

商品ページにパッケージの表と裏の写真を掲載されているのですが、たまたまなのか? 表から見た中身と裏から見た中身がかなり違って見えます。おそらく目の細かな粉末が裏面に偏ってしまった結果だと思いますが、知らないお客様から見ると、「????」謎だと思います。

パッケージだけならあえて裏面を見せる必要はないと思いますが、見せたいなら中身に偏りがない状態で見せましょう。むしろ中身を小皿に出してクローズアップした写真と、ご飯にふりかけてお箸でそれを一口分とって口に運んでいる時の写真などを載せる方がよ
り効果的だと思います。

「商品を見せる」とは、パッケージを見せるというより、購入の判断に必要なモノを見せる! ということなのです。
このふりかけに限らず、どんな写真を見せるとその商品のことがよく伝わり、買いたく(食べたく)なるのか? という視点でぜひ見直してみてください。

お箸で持って、ソースやタレをつけて、正にそれが滴って、お肉や魚や野菜が口に入れる直前の目の前10cmにあるイメージを思い浮かべてください。
それこそがシズル感といわれる臨場感です。英語でSizzle feelingと言うかどうかはわかりませんが…

Sizzle(お肉の焼けるジュージューと言う音)を感じさせるような商品写真や動画、ビジュアルのことを言っています。

総評

基本的なオンラインショップとしてのサイト構成や店舗制作スキルは十分に高いのですが、残念ながらお店、売り場としてよりも仕様(スペック)中心のメーカー製品カタログの色合いが濃いのが現状です。

もちろん、メーカーとして卸売りも意識した商品仕様も必要ですが、売り場として、機能、仕様といった左脳で理解する理屈よりも、なんだか良さそう! 美味しそう! といった感覚の右脳に訴えるようなコンテンツ、ビジュアルが決定的に不足していると思います。

例えば左メニューにあるレシピ集
Quick & Tasty Recipes
http://saorisauce.ocnk.net/page/4
なども、上部にイメージカットで4つの料理写真こそありますが、実は文字での料理名一覧のみで、パッと見では個々の料理がどんな出来上がりなのかまったくわかりません。日本料理や貴店の調味料を使った料理に馴染みのないお客様に、文字だけでどんな料理かいイメージさせて作ってみたい! と思わせられるとは考えにくいですよね?

ぜひ面倒がらずに出来上がりの料理写真の一覧ページを用意して、またこのページをトップページの目立つところからバナーで誘導して、料理好きなお客様の調理意欲をかきたてて購入の後押しにしましょう。

また、冒頭のコラムでも触れましたが、「和食」のユネスコ世界無形文化遺産登録は日本人として誇れる追い風であるはずですね!
先の首相のプレゼンやユネスコ制作の下記和食文化の紹介などの公のコンテンツを紹介したり、調味料という商品だけでなく、和食の文化もぜひ広めていただけると嬉しいですね。

「Washoku, traditional dietary cultures of the Japanese, notably
for the celebration of New Year」 ユネスコ制作
http://youtu.be/Xtnwt-Jq93E

上記動画は温故知新
「故(ふる)きを温(たず)ねて新しきを知る」でもあり、「新しきを温(たず)ねて故(ふる)き良さをも知る」ですね。
今の日本の都会では見かけなくなった日本の良さが見られますね。

また、和食の基本知識をSAORIさんの解説で教えてあげるようなコンテンツもあると、単にお客様の「食欲」だけでなく、和食や和風メニューへの好奇心と「知識欲」も満たしてあげられるのではないでしょうか?

例えば、本格的な昆布だしの取り方を成功例と失敗例も両方紹介して(煮詰めすぎると濁ってえぐみが出るなど)いかに手間や火加減、タイミングなどシンプルだけど難しいものなのか? を紹介すると、貴店の「Seaweed and Soya Japanese Sauce - TSUYU」がいかに便利で簡単で美味しい優れものか? などもアピールできるのではないでしょうか?

また、ダシ文化や旨みについての科学的な根拠の解説…「昆布はグルタミン酸、カツオはイノシン酸のアミノ酸を多く含み、人間の舌にはそれぞれの受容体があるのでそれを美味しいと感じる」のようなウンチクコンテンツもあると、より信頼感や専門店としてのステータスが演出できるかと思います。

余談:鶏肉もグルタミン酸、豚肉もイノシン酸を多く含むので、それ自体が旨みを多く含んだ食材として美味しいし、煮込めばスープもダシが出て美味しくなるのです。(太田は化学専攻で料理好きなのです(^^;))

少し話は反れましたが、要するに和食調味料のプロショップとして当たり前レベルの情報だけでなく、知りたい人には知りたいだけ! 日本食好き、和食マニアにはとことん知れるショップ作りを目指せば、オーストラリアNo1和食調味料ショップを確立できると思います。

将来的には、コンセプトを守りながら日本のスーパーマーケットで売っている全種類の和風調味料や食材をオリジナルで開発し売っていてもおかしくないと思いますので、将来が楽しみですね!

また、好き嫌いはあると思いますが、古き日本の和の印象だけでなく、現代では世界中においてアニメやポップカルチャー文化なども日本のステレオタイプなイメージになってきています。今後お店のオリジナルアニメキャラなどを制作して、イメージ戦略、ブランド戦略、商品ラインアップ拡充戦略を採ることも十分に考えられますね。

さすがに遠いので簡単に個別相談会に来てください! とは言えませんが、SkypeやLINE通話等を使ったお電話での相談も可能ですので、将来構想などご相談があればぜひご連絡をお待ちしております!
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今回は、初めての英語ショップ、ターゲット市場もオーストラリアということで、若干日本のオンラインショップの常識とは違った見方が必要でした。私も大変勉強になりました。

読者の皆さんの中にも英語サイトで海外向けショップを! と検討されているお店もあると思いますが、ある意味、お支払い方法や取引条件などの表記などはお手本に出来るお店だと思います。ぜひブックマークしておきましょう!
http://saorisauce.ocnk.net/

また、オーストラリアにお知り合いのいる方はぜひご紹介してあげてください。日本でもいつか逆輸入で販売される日を楽しみにしております!(^^;)

ダメ出し!道場 登場希望者募集中

皆さん、こんにちは。
いつもお世話になっております。 おちゃのこネットの刑部です。

本メルマガの人気No.1コンテンツ、「ダメ出し!道場」。これを楽しみにご覧頂いている方も多いことと想像致します。
太田仙人の診断を無料で受けられる貴重な機会ですので、是非手を上げるお店さんはご連絡下さい。

太田仙人からのメッセージもご覧ください。
http://www.ocnk.net/ocnk_ma/ocnkmagazine_asm185.html#check

皆さんの前でダメ出しされるのは勇気が要りますけど、客観的なアドバイスを貰える機会は貴重なはず。そして、お店の現状に満足されている方はいらっしゃらないはず。
商売人さんには、こういう機会を貪欲に活かして頂きたいです。
実際、ダメ出し道場後にご自身でショップを改善し成果を出されているショップさまも多数ございます!

診断ご希望者は「info@ocnk.net」まで、「『ダメ出し!道場』登場希望」とメールをください。

過去のダメ出し道場は、バックナンバーよりご確認下さい。
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さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、ヘッダー部分の商品検索の背景色を変更する方法をご紹介します。





スタイルシートを編集する

[デザイン管理]→[スタイルシートの編集]から下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。
貼り付け後、カラーコードを変更してください。
※背景画像を指定される場合は、background-imageをご利用ください。

#search {
background-color: #FF0000;
}

背景画像を利用する場合
例えば、下記の画像を確認したい場合
background-image: url(image/file.gif);

上記のようにbackground-imageの1行を追加してください。
画像ファイルは、画像専用管理画面→コンテンツフォルダにアップロードしてください。

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

アンケートについて

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードしたアンケート機能をご紹介します。
これまでアンケートは、テキスト入力(複数行)のみでしたが、チェックボックス、ラジオボタン、セレクトボックス、テキスト入力(1行)が利用可能になりました。
利用可能箇所は、お問合わせアンケート、会員登録アンケート、カートアンケートです。

 詳細は、下記のFAQをご覧ください。

・お問い合わせアンケート
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281582&id=400&artlang=ja

・会員登録アンケート
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281582&id=994&artlang=ja

・カートアンケート
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281582&id=995&artlang=ja


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

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オリジナルコンテンツとは

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

今回は、SEOを行う上で頻繁に出てくる「オリジナルなコンテンツ」とは何かについてお話しします。

■オリジナルコンテンツとは
GoogleやYahoo!などの「検索エンジン」はサイト内外を問わず、「重複している内容」を非常に嫌う傾向にあります。
「同じような内容ばかり返していては検索結果の品質が上がらない」というGoogle側の事情もありますが、それはつまりユーザー、検索している人にとって同じような内容のサイトをいくつ見せられても意味がない、という事を指します。

とはいっても、オリジナルなコンテンツとはどの程度で、どんな内容を書けばいいのかわからない!という方も多いのではないでしょうか。
簡単なところで例を挙げますと、住所や会社情報、電話番号などもサイト独自の内容となりますので、オリジナルなコンテンツという事になります。
オリジナルコンテンツの作り方としては、そのサイト、その会社にしかない「付加価値」や「利用しなくてはならない理由」を載せると考えていただくのが良いかと思います。
他のサイトにはないサービスは何なのか?
このサイトでできることは何なのか?
等を、わかりやすく伝えてあげましょう。

また、単純に文章を作ればよいというわけでもありません。
検索エンジン側は内容が薄いコンテンツを嫌うという特徴があります。
ユーザーにとって有意義な情報とは何か?
どんなメッセージを伝えれば購入の決め手になるのか?
購入者が得られるメリットは何なのか?
など、サイトを見ているユーザーにとって価値のある内容を作りましょう。

★POINT
・ユーザーにとって価値のある内容を提供しよう
・独自の考えや意見、レビューなどを取り入れよう
・他のサイトにはない情報を提供しよう

スウェルキャッチでは、コンテンツ・文章の追加などについてもアドバイスを行っておりますのでお気軽にご相談下さい。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

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編集後記

台風が日本本土に上陸する数は、年平均3個だそうです。しかし2004年には10個の台風が上陸し、新記録となりました。そういう新記録は願い下げにしたいものですね。
(おちゃのこ山崎)

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