もうすぐ3月。“弥生”の語源はご存じですか?号

※この画像は700×130ピクセルで制作していますので、保存しておちゃのこネットのトップ画像にご利用頂けます。

「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。

冬季オリンピックの話題はEC仙人の「ダメ出し!道場」前文にお譲りするとして、気がつけば2月もあと2日。すぐに3月、弥生の月が始まります。Jリーグの開幕、プロ野球の開幕など、ファンにとっては待ち遠しいことでしょう。

ところで、なぜ3月を弥生の月と呼ぶのでしょうか。「弥生」というのは、本来は旧暦3月の異名だったのですが、それが今では新暦の異名として市民権を得ています。「弥生」は古くは「いやおい」と読んで、植物がますます盛んに成長するさまを表現する言葉でした。3月は草木が芽ばえるシーズンなので、「弥生の月」と言われるようになったわけです。

「弥生」という言葉で連想するのは、「弥生時代」。昔は「縄文時代=狩猟、弥生時代=稲作」と教わったものですが、最近の研究では縄文時代にも稲作が行われていた証拠があり、縄文式土器と弥生式土器の区別も、特に東日本では曖昧とされています。これからも、あっと驚く発見があるかもしれません。

で、「弥生時代」の名前の由来ですが、これは最初の弥生式土器が発見された場所、「東京府本郷向ヶ岡弥生町」(現在の東京都文京区弥生1、2丁目)から付けられました。土器の種類に発掘場所の地名が付き、その土器が代表する時代の名前にもなったというわけです。

ではその文京区弥生はどこから来たか。じつはこの地には江戸時代、水戸藩の中屋敷がありました。第9代藩主であった徳川斉昭という人は、最後の将軍・徳川慶喜の父親ですが、彼の和歌を彫った歌碑が今も残っていて、その歌碑の詞書に「文政十一年弥生十日」とあったことから、「弥生」が地名になったそうです。つまり、「弥生時代」と「弥生の月」は同じ語源ということになります。

どうでもよさそうな知識ですが、雑学の足しにはなるかもしれません。

オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!

ローカル線で地域を元気にする方法
いすみ鉄道公募社長の昭和流ビジネス論

鳥塚亮 著 晶文社 刊

1,500円 (税別)

「いすみ鉄道」という第三セクター鉄道のことを知っている人は、地元の関東でも少ないかもしれません。いすみ鉄道は千葉県の外房線大原と房総半島中央の上総中野を結ぶ26.8km、非電化単線のローカル鉄道です。もともとは国鉄木原線といって、大原と木更津を結ぶ房総半島横断鉄道として計画されたものでしたが、木更津までは至らず、小湊鐵道の上総中野駅が終点となりました。

いすみ鉄道の発足は1987年(昭和62年)。JR東日本から運営を移管された千葉県、大多喜町、いすみ市などが出資する第三セクター「いすみ鉄道」としてスタートしました。しかし当初から赤字続きで、2006年度には1億2700万円の赤字を出してしまいます。鉄道の廃止か、存続か。そこでいすみ鉄道がとった策が、「公募社長による経営立て直し」でした。

最初に就任した公募社長は、千葉県のバス会社社長であった吉田平氏でした。しかしこの社長は就任10カ月で千葉県知事選挙に出馬するために辞任してしまいます。そして再公募となり、123人の応募者の中から選ばれたのが、ブリティッシュ・エアウェイズの旅客運航部長であった鳥塚亮氏、すなわち本書の著者だったというわけです。

この経緯だけを見ると、航空会社から鉄道会社への転職で「畑違い」に思えますが、そうではありません。じつは著者は生粋の「鉄ちゃん」すなわち鉄道マニアだったのです。小さいころからの鉄道ファンで、将来は国鉄に就職しようとしていたところ、国鉄民営化のあおりで5年間新卒募集なしという時期にぶつかってしまい、仕方なく航空会社に就職したのでした。しかも鉄道への夢を絶ちがたく、サイドビジネスで「運転台展望ビデオ」を制作・販売する会社を経営していました。

しかし、2009年6月に社長に就任した著者を待ち受けていたのは、「2009年度決算で収支改善見込みが立たない場合は廃止を検討する」という、社長就任以前から決まっていたタイムリミットでした。著者はこの不可能とも思える難題に挑戦し、6割の増収を実現、みごと存続決定を勝ち取りました。

著者が就任後にとった施策を列記してみましょう。
・ムーミン列車の運行
・オリジナル商品を販売する直営店3店、ウェブショップの開店
・訓練費自己負担の運転士養成プラン
・昭和時代のディーゼルカーをJRから譲渡、運行
・「枕木オーナー制度」の導入
・貸切車両サービスの開始
・「ゆったりのんびり走る急行列車」の運行
・民間ボランティア団体「いすみ鉄道応援団」活動開始

このうち「訓練費自己負担の運転士養成プラン」は全国的にニュースになりましたから、覚えている方もおいででしょう。訓練費700万円を自己負担することを条件に、年齢不問で運転士として養成するというもので、応募者30人から選抜された4名が晴れて運転士試験に合格し、まもなく単独運転を開始するそうです。

本書はこうした奇抜なアイデアでローカル線再生というビジネスに挑戦する著者の考えをまとめたものです。前著の『いすみ鉄道公募社長 危機を乗り越える夢と戦略』(講談社・刊)と同様、著者の「いすみ鉄道 社長ブログ」(http://isumi.rail.shop-pro.jp)から抜粋・編集した内容で構成されています。

どんな内容かは、目次を一読すると想像できます。
第1章 いすみ鉄道は「乗らなくてもよい」鉄道です
・地域で需要を開拓するということ
・乗らなくてもよいですよ
・ハードルは下げるが間口は広げず
・房総半島が持っている可能性
・いすみ鉄道の可能性
・素材を料理できる人に向けて
・昭和の雰囲気と新鮮な海産物
・乗らなくてもよいです、の理由
・いすみ鉄道をブランド化する
・心の栄養剤としてのローカル線
・走り続けていることに価値がある
・どうしてムーミン列車なのですか?
・電車は大人の事情で走っている

第2章 ローカル線で地域を元気にする方法
・よそ者の仁義
・起きない町の起きない人々
・全国共通? 地元の問題点や障害
・早くした方がよいですよ
・サーファーには経済効果がない?
・公募で社長を募集するということ
・安易に社長を公募してほしくない
・湿った木に火をつける仕事

第3章 いすみ鉄道式昭和流ビジネス論
・新年に考えるローカル線と地域の未来
・物質的満足から精神的満足へ
・必要なのは「わかりやすい」ということ
・マーケットの成熟度を考える
・ここには「何もない」があります
・外部顧客と内部顧客
・カンバンとカイゼン
・お客さまは八百万の神々
・ボスの条件
・お客さまと一緒に年をとる仕事
・社会の構造について

第4章 空と陸ではこうもちがう
・鉄道と飛行機を比べてみて思うこと
・いすみ鉄道の顧客戦略
・プラスアルファの仕事
・CONTINGENCYという考え方
・LCCで空の旅はどう変わるか
・インターネット人口の増加とともに
・日本全国が往復2万円で行けるようになれば
・鉄道の「等級」と飛行機の「クラス」
・クラスで完全に分かれる飛行機の客室
・いつかはグリーン車に乗ってやろう

第5章 ムーミン谷から世間を見れば
・イジメがなくならない理由
・身近に大人のお手本がいない不幸
・幸せになる方法
・笹子トンネル事故で思うこと
・コンドラチェフの波が来る?
・昭和は誰のもの?
・夜行列車の変遷から
・速さにも安さにも対応できなくなった夜行列車
・次の世代につなげていく作業を

著者は前職で、コストカットとリストラが専門でした。でも、いすみ鉄道にやってきてからは、その手法はまったく考えなかったそうです。なぜなら、日本のローカル鉄道や日本の田舎が瀕死の状態になってしまったのは、欧米型の経済合理性をローカル線や地方に当てはめたから。死にかかった馬をさらに鞭打つようなことをしても効果がないと、著者は理解していたのです。

いすみ鉄道の社長に就任したとき、著者は社員に向かってこう言いました。「私はこの会社をブランド化します。みなさんが『良い会社に勤めているね』と言われるような会社にします。だから楽しくやりましょう」

そのために著者が考えたのは、「乗りたくなるような列車を走らせる」「思わず入りたくなるようなお店を作り、買いたくなるようなグッズを並べる」という単純なことでした。しかし、それだけでは充分ではありません。いすみ鉄道の規模の鉄道会社を黒字運営するためには、最低でも8万人、できれば10万人の沿線住民が必要ですが、いすみ鉄道には4万人の沿線住民しかいないのです。

必要数の半分しか、地元にお客さんがいない。ということは、完売しても黒字にならないことを意味します。そこで著者が考えたのが、土日に観光鉄道として都会からのお客をたっぷり受け入れ、その稼ぎで平日に地域の足としての使命を果たすというものでした。

以下、本文から気になった言葉を抜き書きしてみましょう。
「鉄道ファンという人たちが何を好んで、何を求めているかということは、たぶん有能な経営コンサルタントでもわからないと思います。経営コンサルタントは過去の状況を分析して、パターン化し、その延長線上で将来を予測することはお得意ですが、今までに例がないことをゼロからやることはできませんし、そこに需要があることはうすうす気がついていても、どうしてよいのかまではわかりません」

「私は自分が好きな世界で、かれこれ半世紀も鉄道ファンをやってきていますから、何をどうすればお客様が喜ぶかということは、誰に相談しなくてもわかるのです。だから2010年の時点で手に入る唯一のディーゼル気動車「キハ52」を手に入れていすみ鉄道で走らせれば、東京からの距離を考えれば絶対にヒットすると確信していましたし、そこに需要があるということもわかっていました」

「ローカル線を交通機関としてまじめに議論する。そしていろいろな社会実験を行う。そうすると、必ずバスに軍配が上がるようになっている。まじめな人は、そうやってローカル線を残したいと思ってやった取り組みがあだになって、ローカル線を廃止に追い込んできたのですが、私から見れば、もっと素直に『鉄道のある風景が好きだ』と言えばよかったと思うのです」

「地元にも廃止賛成論者はいました。私は、その人たちの考えは当然だと思っています。交通機関として考えたら、きっとバスで十分なわけですから、そんな赤字の鉄道にいくらお金をつぎ込んでも無駄なわけです。でも、今、いすみ鉄道沿線で『廃止』云々を言う人はいなくなりました。皆、本当は鉄道が好きで、いすみ鉄道が走る地元の風景が好きだからだと思います」

「マニア社長」のユニークな視点に関心しながら、いつの間にか地方の将来を考えさせられてしまう、示唆に富んだビジネス書です。


EC仙人のダメ出し!道場

有限会社スタイル・イー

有限会社スタイル・イー
代表:太田哲生
http://www.style-e.com/

いやぁ、この2週間、お疲れ様でした!
って何のことかって? 皆さん、ソチオリンピック応援で寝不足&お疲れでしょ?(^^;)

日本からは金メダル1、銀メダル4、銅メダル3のメダリストはもちろんですが、惜しくもメダルは取れなかった総勢113人の選手の方々には本当に多くの感動と勇気、元気をもらいました!

いえ、日本選手だけではなく世界中のさまざまな競技の多くの選手にも感動を与えてもらいましたね。本当に世界トップクラスのアスリートたちの競技や演技はすごいものがありましたね。

私は暖かい地方出身なのでウィンタースポーツはほとんど経験がありませんが、それでも見ているだけでそのレベルの高さには恐れ入りますし、どの選手もすごいプロ根性(アマチュア競技ですが)だなぁと感心、感動を隠せませんでした。

このオリンピック観戦をきっかけに、新たにそれぞれの競技を始めるちびっ子や若者も現れることでしょう。それがいずれ4年後、8年後のオリンピアンになって世界に羽ばたくことを期待したいと思います。

さて、来週7日からはパラリンピックが開催されます!日本からは20名の選手が参加予定だとか。ぜひこちらも応援したいですね!
http://www.jsad.or.jp/paralympic/index.html

───────────────────────

さて、今回のショップさんは…
ウィンタースポーツではありませんが、マリンスポーツグッズの会社が運営するデッキシューズの専門店さんです。

私もそうですが、マリンスポーツは特にやってないけど、デッキシューズは履いているよ! という方も少なくないのではないでしょうか?

夏のイメージの強いデッキシューズですが、冬用もあるみたいですよ!

では「ダメ出し!道場」第76弾スタートです!(^-^)

ダメ出し!依頼ショップ
THE DECK

ショップ名 :
THE DECK様

URL : http://www.the-deck.jp/

カテゴリ : ファッション

THE DECKを運営しております一点鐘の佐藤です。
当店はデッキシューズ専門店として、ヨットやボートに乗る人と、ファッションアイテムとしてデッキシューズを履く人に向けて商品展開をしています。
実店舗が新西宮ヨットハーバーというゲレンデにあることもあり、実際にヨットで使用できる、という観点を重視した品ぞろえを心がけています。
「デッキシューズ」というキーワードで比較的検索上位を取れているので、特に春から夏にかけてはそれなりにアクセス数はあると思うのですが、せっかくサイトに来た人を購入にまで繋げられていないように感じています。
商品画像には必ず溝のパターンが判るように靴底の画像を付けるなど、デッキシューズのこだわりの部分も見せているつもりですが…。
何か購入までに踏み切れない要因があるのか。
ぜひダメ出しいただけると嬉しいです。
よろしくお願いいたします。

THE DECK
佐藤 基裕

SEOは優秀!トップクラス! なのに売れない?

「デッキシューズ」で検索してみると…
今日現在、YahooでもGoogleでも4位にTHE DECKさんのページがヒットしています。

1位 楽天でのデッキシューズの検索結果
2位 Amazonでのデッキシューズの検索結果
3位 ABCマートさん(靴の大手量販店)
★4位 THE DECKさんのデッキシューズとは? のウンチクページ
5位 ZOZOTOWNのデッキシューズの検索結果

です。日本を代表する大手ECサイト、しかもバリバリのIT企業のSEO対策に肩を並べているのですから大したものです!

大手さんがどれほどデッキシューズを売り上げているかはまったく不明ですが、THE DECK の佐藤店長は「お客様が購入にまで踏み切れない」と悩んでおられます。

SEOが良ければ売れる! というものでは決してないことは、先日のセミナーでも申し上げましたが…

でもメイン商材である「デッキシューズ」というビッグワードでここまで上位に食い込んでいながら売れないのであれば、それは逆に深刻ですね。

あとちょっと! だけど 大きな「ちょっと」

サイト内のデザイン、構成、バナーなど十分にクオリティは高く、ほとんど「ダメ出し!」するところはないのですが…

画像をクリックした際のサイズが 小さくて(十分に拡大しなくて)、靴を実際に手にとって細部を確認できるほどの解像度ではない点が、お客様の購入の決断を迷わせていると思われます。

例1)
クラークス ジェットボート ライムスウェード 15,750円
http://www.the-deck.jp/product/662
の靴の上部写真 をクリックしても↓↓↓↓↓このサイズです。
http://www.the-deck.jp/data/the-deck/product/clarks/cl20359038_c3.jpg

例2)
デュバリー アルティマ ブラック 63,000円
http://www.the-deck.jp/product/659
の靴の底部分の写真をクリックしても↓↓↓↓このサイズです。
http://www.the-deck.jp/data/the-deck/product/dubarry/du3850_01_c1.jpg

例3)
トップサイダー オーセンティックオリジナルウインター 13,650円
http://www.the-deck.jp/product/644
の靴の底部分の写真をクリックしても↓↓↓↓このサイズです。
http://www.the-deck.jp/data/the-deck/product/TOPSIDER/ts10281519_c2.jpg

皆さんのパソコン画面サイズや解像度にもよるでしょうが、単純に実際に靴を手に持って目の前で見る際の大きさとくらべて見てください。

実店舗なら必ず手にとって目の前で細部を確認するでしょう?

目の前30cm、20cm、10cmで確認するのと同じレベルまで見えますか?

私のパソコン画面では実寸で12cm位に見えていますから、実物の靴の半分の大きさ程度にしか見えません。

実店舗でいえば、2m位先に置いてある靴を眺めて吟味しているような感じです。2mの位置でよし、あれ買おう! って決断できますか?

13,650円、15,750円、まして63,000円のブーツを買うのに、この程度のクローズアップ画像で妥協して決断できますか?
私ならばまだ不安を感じて、とても購入に踏み切れません。

例えば3)のトップサイダーというブランドは、デッキシューズの代名詞とも言えるメーカーで、その靴底の「スペリーソール」(*注)という模様パターンがポイントだと 当店のウンチクページにも書いてありますが…

その肝心の「スペリーソール」がこの写真では良く見えないですよね(^^;)
http://www.the-deck.jp/data/the-deck/product/TOPSIDER/ts10281519_c2.jpg
あとちょっと! でも購入決定には大きな「ちょっと」なのです。

購入率の低さは、こんな些細な不安心理を消し去れていないことが原因の一つかもしれません。

(*注)デッキシューズで最も有名なソール。自身セイラーでもあったポール・スペリーが1935年に開発したものです。氷上を走り回る愛犬の姿からインスピレーションを得たといいますが、濡れた甲板の上で滑りにくくするために、靴底と甲板の間の水を効果的に排出する目的で、自動車タイヤのような溝が彫られています。その性能が評価され、自らのブランド「トップサイダー」だけではなく、多くのブランドがデッキシューズに採用するソールとなりました。

靴を買う上での心理的障壁は?

私は常々、ネット通販にはある種の心理学が必要だ! と思っているのですが(^^;)、靴の購入の場合でも、お客様の心理を考えることが重要だと思います。

靴を買う上での心理的障壁は、何でしょう?
実店舗の靴屋さんで買う場合との一番の違いは?

そう、誰でもすぐに思いつきますよね。「履き心地」と「サイズ」です。果たしてこの靴は、自分の足に合うだろうか?

デザインや色は、好みがあるので、多くの品揃えの中からそれをできるだけ簡単に選んだり見つけ出したりできれば問題ありません。書籍やDVD、家電製品を見つけるのと同じです。
表記上のサイズも、23.0cmなり、26.5cmなり、USサイズやEUサイズも比較換算表があればわかるでしょう。

でも、実際に履いたときの履き心地と体感するサイズは、どんなに頑張ってもネットでは(通信販売では)、感じることは不可能ですよね!?

はい、ではそこでお客様が思うことは?
1)履き心地サイズがわからないから、やっぱり通販で靴を買うのはやめておこう
2)合わなかったら返品や交換はしてもらえるのかな? それにコストがかからないなら買ってみよう
3)合わなかったら返品や交換はしてもらえるのかな? 返品時に送料負担だけでいいなら買ってみよう
4)通販なんだから合わないリスクも当たり前、実店舗ではなかなか見つからない商品があれば買う買う!
などが考えられるでしょう(^^;)

1)のタイプの方は、ネット以前に通販属性を持たない方ですから、お客様にするのはなかなか難しいでしょう。

4)のように通販慣れしたお客様は問題ありませんね。

通販ショップとして実店舗や他店と奪い合うお客様は、2)や3)のお客様ですね。薄利多売の量販店ならともかく、高級本物志向の専門店なら、この範囲のお客様を取り込むためには他店と差別化するためのサービスや仕組みは必要かも知れませんね。

大手量販店と同じでいいや! と考えていたら、こちらに来てくれるお客様は少ないと思います。

総評

今日は、あえてちょっと早めの採点と総評です!…

でも…今日はここからが長いのでよく読んでくださいね!(^^;)

現状の THE DECKさんは、ひとことで言うと…
「無難で可もなく不可もなくのデッキシューズの自動販売機」
という感じに見えます。

買い物に必要な必要最低限の情報は掲載されていますし、画像なども先ほど指摘したサイズの問題はあれど、撮影や加工の質はまずまず十分なレベルではあると思います。

しかしながら、それでは単にデッキシューズの自販機に過ぎません。

ジュースの自販機同様、どこで買っても商品は同じなら、近くて便利か値段が少しでも安い自販機が売れて、わざわざ無名なところの自販機まで出向いてもお客様にとってのメリットはないのです。

メーカーやブランドが確固たるもので、品番で商品検索や比較ができるような商品を、私は 「型番商品」と呼んでいます。

家電店やパソコン関連、書籍やソフトなどは代表的ですが、THE DECKさんの取扱い商品のような認知度の高いブランドの服や靴、バッグなどのお店も、検索一つで複数店を横断的に比較検討できる「型番商品」を扱う「型番系ショップ」です。

こうした「型番系ショップ」では、商品の品質はお店とは無関係にメーカーブランドが保証してくれますので、お店の差別化は圧倒的な品揃え(品切れせず在庫があることも含めて)と便利さ、そして価格競争力がものをいいます。

書籍や音楽・映像ソフトのAmazonや楽天Books。大型家電量販店の通販サイトなどがまさしく、その代表ですね。

靴の世界でもちょっと検索するとTVCMをやっている大手靴店の通販サイト広告がやたらと出てきますので、否が応でもこれらの店との品揃え在庫、価格競争は避けられません。

そんな時、(同じ価格なら)お客様の立場から見るとどうですか? CMで認知されている全国規模の大手靴店で買うか? まだまだ無名の西宮のお店で買うか?

100:0 になることはないと思いますが、何もしなければかなりの確率で前者に流れてしまうことは容易に想像できますね(^^;)

では、どうすれば? どんなお客さんならTHE DECKさんで買おう! 買いたい! と思ってくれるでしょうか?

THE DECKさんを知らないお客様にとっては、ふと検索で訪れても現状のトップページにある 挨拶文は
「デッキシューズ専門店「THE DECK(ザデッキ)」ではデュバリー、プーマ、ヘリーハンセン、ティンバーランド、トップサイダーなど世界中からオススメのデッキシューズを集め、あなたのマリンライフ、カジュアルライフに安心と快適を提供します! 」

で…これだけではいったいどんな素性のデッキシューズ専門店なの? 靴屋さん? 靴好きの個人商店? 無名な靴屋さん止まりで何もわからないままですね。

では…
例えば…こんな挨拶文やお店概要自己紹介があったらいかがでしょうか?
↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓↓
───────────────────────────────
THE DECK は 港神戸~西宮の地で ヨット・マリンスポーツのグッズを扱って40年の老舗、新西宮ヨットハーバー内の「マリンショップ一点鐘」が運営する、デッキシューズのことを知り尽くしたデッキシューズ専門店です!
カジュアルに街で履けるリーズナブルなものからヨット競技で履くような本格的なプロ仕様シューズまで、幅広く、そして深く取り揃えております。
ヨットやマリンスポーツを楽しむ方はもちろん、ファッションでも「どうせなら本物のデッキシューズを履きたい!」という本物の良さの分かる本物志向のお客様にも、ぜひご利用いただければ幸いです!
当店のお客様には「インチキなんちゃってデッキシューズ」を履いて足元を安く見られるような恥ずかしい思いはしていただきたくありません!
本物のオシャレは足元から!
ぜひ本物のデッキシューズで本物のオシャレをお楽しみください!
当店は靴を売るだけでなく、デッキシューズの持つ歴史やウンチクもあわせてお届けしたいと思います! どうぞお気軽にお問い合わせください!
───────────────────────────────

ぱっと見ではよくわからない、どこのどんな会社がどんな思いでこのお店を運営しているのか? を、このくらいしっかりとアピールして押すことで、専門店である信頼や、買う方のステイタス感、満足感を与えることができると思います。またさりげなく安物のインチキデッキシューズを買うことを恥ずかしい行為だと感じさせ、お客様のステイタス感やプライドをくすぐるような表現を盛り込むことで、ライバル量販店へ行きにくくする文章にしてみました。どうぞアレンジしてお使いください。(^^;)

上記のようなお店紹介文によって…
同じ価格なら量販店で → 同じ価格なら本物の専門店で!
ひいては
→ 少しくらい高くても THE DECKで!
→ 専門店でしか買えない一品を!
になって行くことも可能だと思います。

そして、最初のSEOの話に戻りますが、現状SEOで4位に表示されているのは、「デッキシューズとは?」のコンテンツのあるフリーページなのです!
http://www.the-deck.jp/page/4

先日の神戸のセミナーでも、アレルギー対応パンのtontonさんがウンチクや日記をフリーページに載せると検索で自然に上位にヒットしてくる! と、意図せぬ自然なSEOについて紹介していただきましたが、

フリーページを使って、もっともっとデッキシューズのウンチクやメーカーブランドごとの情報コンテンツを充実させたら、より集客効果が高まるだけでなく、量販店との専門性での差別化ができると思います。

(おちゃのこネットのフリーページは比較的SEO効果が高いようです。読者の皆さんもぜひ、もっともっとフリーページに専門店ならではのコンテンツを充実させてみてください!)

またそれがひいては、お店のブランド力・信頼感に繋がっていくのです。
ブランドとは一朝一夕には作れません。コツコツと積み重ねていくことでステイタスや安心感・信頼感を築いていけるのだと思います。

THE DECKさんの進むべき道は 日本一の本物のデッキシューズ専門店! ではないでしょうか?

情報も! 商品も! サービスも! 目指せ 金メダル!  (^^;)

具体的な戦略や改革案をぜひご相談いただければと思います!



さて…

オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。

実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。

この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。

もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、

診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて
メールにて直接お気軽にご連絡くださいませ。

info@style-e.com 太田まで。


このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。

皆さん、こんにちは。 おちゃのこネットの刑部です。
今回のデザイン道場は、ブロック要素内に記載した文章を任意の横幅の箇所で省略表示する方法をご紹介します。





自由記入欄のhtmlタグを変更する

自由記入欄やhtmlタグ利用可能エリアに下記のようなhtmlタグを記載します。



<div class="center_box">
<p class="text_ellipsis">ブロック要素内の長い文章を横幅を指定して1行目で省略表示する</p>
</div>

 
スタイルシートを編集する

管理画面→デザイン管理→スタイルシートの編集をクリックして下さい。

スタイルシートの編集画面に下記の指定をコピーして貼り付けて下さい。
※貼り付け位置は、最下部にお願い致します。

※必ずwhite-space: nowrap;を指定する必要があるため、1行での省略表示しか行うことはできません。2行目で省略することはできません。


.text_ellipsis {
width: 200px;
overflow: hidden;
white-space: nowrap;
text-overflow: ellipsis;
line-height: normal;
}

 
なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

購入回数表示について

このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、先日アップロードした購入回数表示についてです。

これまで受注一覧、登録者情報一覧に表示される購入回数は、5回までを数字で6回以上を★アイコンで表示しておりましたが、6回以上も数字で表示可能になりました。
また、受注一覧、登録者情報一覧ページとも購入回数で絞り込んでCSVファイルのダウンロードが可能です。

詳細は、下記のFAQをご覧ください。
http://www.ocnk.net/faq/index.php?action=artikel&cat=281571&id=535


FAQ(サポートくらぶ)

http://www.ocnk.net/faq/

なお、お問い合わせは下記ページからお願い致します。

https://www.ocnk.net/contact/index.php

順位を維持するために

スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)

おちゃのこ通信をご覧の皆様、こんにちは。
SEOサービス「スウェルキャッチ」担当のミスターSEOです。

前回、「順位急落時の対処」についてお話をさせていただきましたが、順位を維持していくために注意する点についてお話をさせていただきます。

■順位を維持するために
様々な原因で順位は変動してしまいますが、極力順位を維持できるように行っていくことをご紹介します。

●定期的なサイト更新
サイト更新とはリニューアルのことではなく、新着情報のように定期的に更新できるコンテンツを用意して更新することになります。
通販サイトの場合、商品の入れ替わりや追加が頻繁に行われるため、特に意識をしなくてもサイトの更新は行われると思われます。
トップページに新着情報などを設けることでユーザーにも新商品の入荷が伝わりやすくなるため設置しておくことをお勧めいたします。

●商品ページなどの情報量が少なくならないように注意する
商品を追加するとページ数が多くなっていくと思われます。
検索エンジンはサイトのページ数と情報量も見ているとされているため、商品ページに説明が少ないまま商品を増やし続け、情報が少ないページが多くなってしまうと順位低下を起こしてしまうことがございます。
また、色違い商品などで説明文章を同じまま商品を増やしてしまうと重複ページとして評価が大幅に下がってしまうこともございます。
商品を追加していく場合、十分な商品情報を記載すると共に、他商品と同じ説明文章を使いまわさないように注意をしましょう。

●売り切れや販売終了商品の整理
売り切れや販売終了など既に使用しなくなった商品ページを削除した際、内部にリンクが残ってしまっていると既に存在しないページへのアクセスエラーとして404エラーというものになってしまいます。
サイト内のリンクで404エラーが多くなってしまうと検索エンジンのロボットが正しく巡回できず正しい評価がつかない場合がございます。
商品ページを削除した際は、サイト内にそのページへのリンクが残っていないかを確認してリンクも合わせて削除していくようにしましょう。

★POINT
・検索エンジン、お客様にも伝わりやすいように更新情報を表示する
・商品の追加や削除の際は情報量、内部リンクに注意する

スウェルキャッチでは、リンク状況の確認など順位維持に向けた対応も
行っております。
突然の順位・アクセス低下にお困りの方は、お気軽にお問い合わせくださいませ。

【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当

スウェルキャッチ

激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)

編集後記

「想定外」という言葉が地味に流行語化しています。本来、責任をとらなければならない立場の人たちが免罪符として盛んに口にしています。でも「想定外」という考え方そのものが「甘え」なのではないでしょうか。特に人の命にかかわる仕事では、「想定外」という言葉を許してはいけないと思います。
(おちゃのこ山崎)

■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/
また、マニュアルもご用意しておりますのでダウンロードしてご覧ください。(http://www.ocnk.net/pdf/manual.pdf

■おちゃのこネットFacebook
http://www.facebook.com/ocnk.net

■mixi
【おちゃのこネットコミュニティ】http://mixi.jp/view_community.pl?id=934055

■おちゃのこネット公式twitter
http://twitter.com/ocnknet

■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
【garitto】http://www.garitto.com/
【おちゃのこ8】http://www.ocnk8.net/
【オートステップメール】http://www.autostepmail.com/

■お問い合わせ
ご質問・ご意見・ご感想等のある方は下記フォームからお願い致します。(https://www.ocnk.net/contact/index.php

■個人情報の取り扱いについてはプライバシーポリシーをご覧ください。(http://www.ocnk.net/company/privacy.php

発行:おちゃのこネット株式会社

〒651-0096 神戸市中央区雲井通7-1-1 ミント神戸14F

mail:info@ocnk.net

Copyright (C) 2004-2014 OCHANOKO-NET All Rights Reserved.