「激動の時代のキーワードは『マネタイズ』!号」 |
「やまさん」こと、おちゃのこ山崎です。
気がつけば本年最後の「おちゃのこ通信」となりました。まだクリスマスも迎えていないのに、ちょっと気が早いですが「よいお年を!」と申し上げておきます。
みなさんにとって2013年という1年はどんな365日でしたでしょうか。悪戦苦闘の連続だった方もおられるでしょう。ビッグチャンスをものにした忘れ得ぬ年になった方もおられるでしょう。そんないろいろな思いがあと半月ほどで幕を下ろします。
2014年がどんな年になるか、まだ誰にもわかりませんが、今年以上に「優勝劣敗」が色濃くなることは間違いないでしょう。追い風にあおられている上昇組はいいとして、長年築いてきた地盤が揺らいでいる人たちはどうすればよいのでしょうか。
じつは、私の所属している出版界も、しだいに「茹でガエル」の様相を呈してきています。小さくなるパイ、デジタルに切り崩されていく業界模様、待っていても現れない救世主…。漠然とした不安を覚えない人は、業界内に1人もいないと言われます。
解決策はたったひとつ。新しい時代、新しいテクノロジーに合ったビジネスモデルを発見することです。キーワードは「マネタイズ」。今回のオススメ参考書では、そのテーマに斬り込んだ1冊をご紹介します。
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オススメ参考書~読んだら即実践してみよう!
冒頭のAさん、Bさん、Cさんの話をしましたが、「桜じゃぱん。」さんはトップページを見ても、特商法表示の店舗概要を見てもどこを見ても、「いらっしゃいませ!」の挨拶の一つもなく、店長のプロフィールや自己紹介、お店のコンセプトや店主の思いなどがまったくありません。 そもそも、「イタリア♪フランス♪アメリカ♪発のヘアアクセサリー♪」なのになぜ店名は「桜じゃぱん。」なのか????? 嫌悪感までは感じませんが、お客様にとってまったく未知のお店、未知の店長、顔もわからず、その息づかいも全然感じられない無味乾燥な自販機型ショップとしかいえません。 商品がファッションアイテムですし、海外のブランド商品でもあるので、たまたまお客様の好みに合う商品があれば、出会い頭にポロポロと注文も入るかも知れませんが…現状ではお店のファンになったり、積極的に人に口コミしたい! と思えるような印象ではありません。 むしろまだ、怪しい? 大丈夫? 商品知識は? 本当に専門店? などなど、信頼度の面ではかなり低いといわざるを得ません。 ここからは「桜じゃぱん。」さんだけでなく、一般論として申し上げますが、お店の自己紹介について、「特定商取引法表示」さえ載せておけばいいだろう! という安易なお店を、おちゃのこネットのスモールショップには多く見かけます。 お客様は、検索エンジンでたまたま商品を見つけて入ってくることが多い(商品からやって来る)でしょうが、購入となるとどんなお店? お店のコンセプトやポリシーは? 専門性や店主の専門知識やスキル、経歴は? などが気になるものです。 大きなショッピングセンターや商店街に実店舗を構えるお店なら、その店構えや規模で一定の信頼を得られますが、あくまでホームページという大企業であっても個人商店であっても同じ1ページで始められるオンラインショップにおいては、自らがキチンと自己紹介・アピールをしなければ、お客様には怪しく不安なお店のままです。 そこで、皆さんに提案というかアドバイスですが、ぜひともお客様が多くクリックして確かめにくる「特定商取引法表示」のページか、もしくは「お店概要」「会社概要」などのフリーページを用意して、キチンと自己紹介を作りこんでみましょう! ここさえ見れば、どんなお店か、何にこだわって、何が特徴なのか、お店や店主の思いや強みがひと目でわかる! そういうページです。 それがあるだけで、お客様の第一印象だけでなく、第一信頼度が格段にUPし、購入に対する不安というハードルが一気に下がると思います。 ここまではお店の基本的な印象、心証について述べてきましたが、ここからは具体的にダメ出しして行きますね! コンセプトはともかく、「桜じゃぱん。」というお店の名前からくるイメージに合った桜のトップ看板画像や、Flashを用いた海外ブランドのイメージ画像バナーは明るくキレイですし、外人モデルさんの写真がおしゃれなイメージを醸し出していると思います。 429品ほどの商品があるようですがヘアアクセだけで10のカテゴリーをメインにしたお店としてはまずまずの品揃えで、専門店の体裁はとりあえず築けているとは思います。 商品写真もほとんどは白抜き加工され明るさや色合いも良いですし、サムネイル(お店の棚)の統一感もあってここまでの印象は良いと思います。 しかしながら…いざ本気で買うつもりで見始めると…不具合がいろいろ見えてきます。 ごく一部の商品には下記のように着装イメージがあるのですが 残念ながらほとんどの商品には着装イメージがなく、商品の置き撮りと細部のクローズUPまでです。実際に髪の毛に着けたらどんな感じに見えるんだろう? 後ろから、横から見たらどんな感じになるんだろう? それもわからず買えるのは、かなり勇気のある少数派のお客様だけです。 また「桜じゃぱん。」さんのいろいろなヘアアクセは、女性客なら説明がなくとも商品を見るだけで着け方や着装イメージが思い浮かぶものでしょうか? 髪への着け方の説明がほとんど見当たりません。 下記商品のような着け方の説明がすべての商品に欲しいところですね。 ただ、これらの画像も海外のブランド元のカタログやWebからのコピペだと思われますので、モデルさんを使った着装イメージや着け方はぜひ欲しいところです。 手間やコストの関係でモデルさんがどうしても無理なら、マネキンとウィッグ(かつら)を使ってのイメージカットなど、とにかくお客様に少しでもわかりやすく親切な商品説明の工夫を考えてみてください。 なぜなら、お客様はバレッタやヘアクリップという「物」が欲しいのではなく、「それを着けてキレイになったヘアスタイル」を手に入れたいからです。もっと言えば、それによっておしゃれに見られたい! キレイに見られたい! という自分の姿が欲しいからです。 「このヘアアクセを上手につければ、こんな素敵なヘアスタイルが手に入りますよ!」ということを上手にアピールできれば、お客様の購入意欲は何倍にも増すことでしょう。 「お店は商品さえ提供していれば良い」という姿勢は、繁華街の集客に困らないお店なら、接客や説明のコストを考えればそれでいいかも知れません。しかしネットの、しかも法人化もしていない信頼度の低いスモールショップが手間を惜しめば、購入はすぐに減るでしょう。 ファッションのお店全般にいえることだと思いますが、お店側はプロですし、毎日商品を見て、ファッション情報にも敏感で、常に頭の中ではディスプレイやコーディネートをイメージしているので、どの商品をどんな風に着たり身につけたり組み合わせれば、よりカッコよくおしゃれに見えるかは自動的に考え付くのかも知れません。 でもお客様は皆が皆、自分の商品セレクト(選択)やコーディネートに自信満々! ってわけでは決してないはずですよね。むしろ自信がない、わからないからこそ専門店でオススメしているものを買いたい、相談に乗って欲しいと思う方も多いはずです。 つまり、「お店は商品を並べておくだけ」では、お客様は「無難なものにしておこう」ならまだ良いですが、「不安なものはやめておこう」と買わずに帰ってしまいます。 服の実店舗で、うっとうしく思われていてもショップ店員さんが積極的に ネットにおいては、うっとうしがられることはないのですから、接客トークに相当するコメントをしっかりと商品写真のキャプションや商品説明文の中に散りばめて、背中を押してあげましょう! また店頭のマネキンコーディネートに相当する着装イメージカットを少しでも多く掲載することで、お客様の「この商品欲しい!」だけでなく、 これも何度も繰り返している点ですが、店長にとっては日々見慣れた商品でも、お客様は実物を見たことがありませんので、その大きさはよくわからないのです。 特に比較物がなく、置き撮り写真を白抜きされると、人によって大きさの印象はかなり差・バラつきが出てきます。たとえ○○cmなどと書いてあってもよくわからず、実際に届いてみると、こんなに小さ(大き)かった!? ということもよくあり得ます。 例えば下記3連のゴージャスなネックレス… 実際に首にかけると胸元でどれほどのボリューム感、存在感があるのか? 着装画像がなければパッと見でイメージするのはかなり難しいですね。そして、そういう些細な疑問点や不安感が生じた時点で、多くのお客様は「もういいや、やめておこう!」とページを去るのです。 わざわざメールや電話でお問合せしてくださるお客様はかなり珍しく、少数派だと思っておきましょう。 確認したところ、まだスマホショップ対応はされていないようですが、若いモバイル通販での衝動買いが期待できる商品ジャンルですので、ぜひスマホ対応しておきたいですね! 詳しくはおちゃのこネットさんにご相談ください。 撮影や画像加工などショップ制作の基本スキルは十分にお持ちですが、商売、ビジネス的な感覚はまだまだゴザショップ、おままごとショップの域を脱出できていないと思います。 まずは、自らのお店、商品への熱い思いと強みのアピール自己紹介を、考えて作りこんでみてください! 次の段階へステップアップ! を目指されているならば、ぜひ個別相談会にお気軽にお越しください。(^-^) さて… オンラインショップの本質は表のホームページからだけでは見えない接客や、梱包、配送、そして商品そのもの等、「裏」の強みや弱み、そして個別の事情によるのが当たり前です。 実際に、「売れる・儲かる」という部分は、実はこの見えないところにこそ本質的な秘密や課題があるものです。 この「ダメ出し!道場」の企画は、公開という性質上、あくまで表から見たお店の印象や、そこから類推できる範囲の改善点をお客様目線でご指摘するものですので、ご理解ください。 もっと突っ込んで、あなたのお店の事情や商品、人事、資金などの問題点や課題を洗い出したい! 解決したい! 強みを作りたい! という店舗さんは、個別にご相談をお受けいたしますので、 診断が待ちきれない方は!「ダメ出し!道場見ました!」の件名にて |
このコーナーでは、テンプレートのカスタマイズについて、実際のサンプルページを元に紹介していきます。
皆さん、こんにちは。
おちゃのこネットの刑部です。
今年最後のデザイン道場となりました。
今回のデザイン道場は、今年ご紹介したデザイン道場の一覧Lesson114~Lesson136です。
それぞれのバックナンバーにリンクしていますので、年末年始にご覧になってみてはいかがでしょうか。
なお、さらに1年前の一覧はこちらです。
http://www.ocnk.net/mailmagazine/ocnk_ma.php?num=168&target=de
支払い方法の追加について |
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このコーナーでは、おちゃのこネットの機能や提携サービスをご紹介していきます。
今回は、支払い方法の追加についてです。
支払い区分に「後払い」を追加しました。
今後後払いのサービスが増えることを想定いたしまして、「後払い」の支払い区分を追加しました。
従来のコンビニ払いは、先払いを想定したものとなります。
この変更に伴い、ネットプロテクションズの後払いは「コンビニ払い」より「後払い」へと移動いたしました。
FAQ(サポートくらぶ)
2013年検索エンジンの動き |
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スウェルキャッチメルマガ担当(web creation株式会社)
今回は、今年最後のメールマガジンになりますので、
今年にありました検索エンジンの動きについてまとめさせていただきます。
■2013年検索エンジンの動き
2013年も残すところあとわずかとなりましたが、今年ありました大きな動きをいくつか簡単に説明をさせていただきます。
○ペンギン・パンダアップデートの更新
今年は12/18現在までにペンギンは5/22と10/4の2回、パンダは1/22と3/15、7/18の3回更新がありました。
ペンギンやパンダはそれぞれ自動的にペナルティを与えるものとなりますため、更新のタイミングでペナルティの有無が決められます。
そのため、上記の時期近辺で大きな変動を起こしてしまったサイトは自動ペナルティを受けてしまった可能性がありますのでご確認下さい。
○手動対策ビューアの公開
googleのウェブマスターツールより、手動対策の有無を確認できる「手動対策ビューア」が実装されました。
これにより、今までわかりにくかった手動ペナルティの有無が一目で確認できるとともに、何が原因でペナルティを受けているかも確認ができるようになりました。
○アルゴリズム「ハミングバード」の導入
初めてのご紹介となりますが、9月にてgoogleはハミングバードと呼ぶ新しいアルゴリズムの導入を発表しております。
このアルゴリズムの大きな役割としては検索されたキーワード・文章に対して、より的確に関連性の高いサイトやページを表示させることになります。
例えば、今までは「2013年にあった検索エンジンの更新」のように調べると「2013年」・「検索エンジン」・「更新」と分けられたそれぞれの語句を多く含んだサイトやページが表示されておりました。
しかし「ハミングバード」の導入で、検索された語句・文章の意図を読み取り、キーワードをあまり含んでいなくても関連性の高いページを抜き出して検索結果に表示されるようになりました。
このように説明させて頂くと「SEOに大きな影響を与えて順位が大きく変わったのでは?」と思われてしまう方もいると思われますが、実はこのアルゴリズムが大きく影響するのはテールワードと呼ばれる複雑な検索キーワードになります。
テールワード例:「お茶 通販 静岡産 直送」のように単語数が多く特定の情報を求めているため、検索数が少ないキーワード
そのため、「お茶 通販」のような、求めている情報が幅広くなってしまうキーワードにはほとんど影響がありませんでした。
また、テールワードを意識した対策についても今までと大きな変更はありません。
なぜなら、ハミングバードはより検索キーワードについての関連性の高いサイトやページを表示させるためのアルゴリズムであり、今までのSEOでも検索キーワードとサイト・ページの関連性については重要視されていたため、SEO対策で大きく変更が必要となるものではありませんでした。
いくつか検索エンジンの更新をご紹介させていただきましたが、常に求められていることは検索者のためのサイト構築・運営であり、SEOを意識し過ぎないことです。
SEOはあくまで、関連性の高いサイトを適切な検索結果として表示させる行為であり、検索者に必要な情報を与えるための手助けに過ぎません。
なかなか上位表示に繋がらない場合はペナルティの有無のほかに検索者が求めている情報がサイト内にしっかりと記述されているかも確認してみてはいかがでしょうか
★POINT
・キーワードとサイト・ページの関連性は重要視されている。
・SEOは必要な情報が検索者に与えられるように手助けをするものである。
スウェルキャッチでは、お客様のサイトを確認させていただき、それぞれに
合ったキーワードを調査・対策させていただいております。
お気軽にお問い合わせくださいませ。
【提供】web creation株式会社 SEOサービス「スウェルキャッチ」担当
激安SEOサービスのスウェルキャッチ
初期費用0円・月額費用980円からのSEOサービス:
SwellCatch(スウェルキャッチ)
このコーナーでは、実際におちゃのこネットで開業・運営されているショップさまをご紹介します。
シニア応援サイト 香山繊維
カテゴリ:ファッション URL : http://kayama.ocnk.net/
(1)貴ショップを自己紹介ください。 (2)ネットショップを始めたきっかけやこれまでの簡単な歴史をご紹介ください。 (3)ショップ運営には、特にどういう点にポイントを置いておられますか? (4)集客のために、どういう手法を取っておられますか? (5)おちゃのこネットのどういう点がお役に立っていますか? (6)その他、おちゃのこネットについて、ご意見・ご感想があればどうぞ |
編集後記
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■おちゃのこネットのご利用方法については、おちゃのこサポートくらぶも参照ください。(http://www.ocnk.net/faq/) ■おちゃのこネットFacebook ■おちゃのこネット公式twitter ■ネットショップにお役立ち。弊社は下記のサービスも提供しています。
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俗に「ゆりかごから墓場まで」という言葉がありますが、香山繊維様の通販サイトは保育園児とシニアという、年齢差の大きなお客さまをターゲットにした商品を販売しておられます。しかも、一般的などこにでもある商品ではなく、「保育園お昼寝布団」と「腰曲がりズボン」というニッチな、しかし確実なニーズのあるところで勝負をされています。
まず「保育園お昼寝布団」ですが、これは保育園でのお昼寝タイムに使われるもので、「市販のお昼寝布団セットではすぐペシャンコになってしまい、子どもがかわいそう」という多くのお母さんたちの声に応えて開発された手作り商品です。
「軽くてふんわりと柔らかく、心地よく眠れるお布団をお手頃価格で」と、専門工場と共同開発されたお昼寝布団は、サイトに掲載された「お客さまの声」で大絶賛されている通りの高品質。口コミで全国から注文が殺到するだけのことはあります。
単品もセット販売(敷き布団、掛け布団、敷き布団カバー、掛け布団カバー、キャリーバッグ)もあり、いろいろなオプション指定も可能。注文はお手軽ではありませんが、お母さんたちの切実な要望に応えた結果であるということがよくわかります。
もうひとつの柱である「腰曲がりズボン」は、シニア生活応援サイトの目玉商品です。ここでは腰が曲がってしまったシニアのためのズボンやシャツ、ブラウス、介護用肌着や、入院・リハビリに適したパジャマなど、たくさんのシニア向け商品が揃っています。
パソコンが苦手な人のために、FAXでの注文にも対応しており、老人ホームなどへの出張販売も行っているそうです。長野市にある実店舗には車いすも用意されていて、本気のシニア応援であることを示しています。
ネットショップ店長の黒岩千子さんは、帝京大学柔道部で「柔ちゃん」こと田村亮子(現・谷亮子)さんの1年後輩だったとか。「ママでも金!」に刺激され、3人のお子さんを育てながら講道館柔道四段を取得したガッツの持ち主です。こういう人とのふれあいができるのも、ネットショッピングの楽しみのひとつですね。
今回はインタビューにご協力いただき、ありがとうございました。